2025年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想は10月1日に修正済み。第3四半期累計の親会社株主に帰属する四半期純利益は620百万円で、通期予想(200百万円)を既に上回っている(上振れ)。ただし、特別利益(固定資産売却益・関係会社株式売却益等 計489.8百万円)が寄与している点に留意。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比△7.4%の20,116百万円、営業利益は△26.6%の552百万円)。売上は減少、営業利益率は低下。
- 注目すべき変化:環境・水処理関連事業が受注抑制の影響で売上高が前年同期比△42.9%と大幅減。電子部材・フォトマスクは売上高は3.3%増だが営業利益は38.1%減。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上27,300百万円、営業利益600百万円、当期純利益200百万円)に対する進捗は売上で約73.7%、営業利益で約92.0%と高い進捗。ただし一時的な特別益が純利益を押し上げており、継続性を考慮すると通期純利益の見通しは慎重に判断する必要あり。会社は既に業績予想を修正済み。
- 投資家への示唆:営業ベースの収益力(営業利益率:約2.7%)は低下しており、通期純利益の超過は一時項目の影響が大きい。セグメント別の需要・為替・コスト動向(欧州・豪ドル影響、人件費・製造費上昇)を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:日本フイルコン株式会社
- 主要事業分野:産業用機能フィルター・コンベア事業、電子部材・フォトマスク事業、環境・水処理関連事業、不動産賃貸事業(各種工業用金網、エッチング加工製品、フォトマスク、ろ過装置等の設計・販売)
- 代表者名:代表取締役社長 名倉 宏之
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月1日
- 対象会計期間:2025年11月期 第3四半期連結累計(2024年12月1日~2025年8月31日)
- セグメント:
- 産業用機能フィルター・コンベア事業:製紙用ワイヤー等の製造販売、工業用金網(ふるい・ろ過・搬送)
- 電子部材・フォトマスク事業:エッチング加工製品、フォトマスク(半導体・ディスプレイ等向け)
- 環境・水処理関連事業:プール・ろ過装置設計・販売、天然ガス向け絶縁継手等
- 不動産賃貸事業:店舗・マンション・駐車場等の賃貸
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株含む):22,167,211株
- 期末自己株式数:2,791,395株
- 期中平均株式数(四半期累計):19,373,091株
- 時価総額:–(本資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表等:–(本短信内の予定記載なし)
- 株主総会、IRイベント:–(本短信内の予定記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する第3四半期累計進捗)
- 売上高:実績20,116百万円/通期予想27,300百万円 → 達成率 約73.7%
- 営業利益:実績552百万円/通期予想600百万円 → 達成率 約92.0%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績620百万円/通期予想200百万円 → 実績が通期予想を大幅に上回る(達成率 310%)
- サプライズの要因:
- 純利益が通期予想を上回った主因は特別利益(固定資産売却益281.7百万円、関係会社株式売却益208.1百万円等、計489.8百万円)等の一時的要因。
- 営業利益が前年同期を下回った要因は売上減(主に産業用事業の国内外の需要低下)および人件費・製造費の上昇。
- 通期への影響:
- 営業ベースでは通期予想に対する進捗は良好(特に営業利益)。一方、純利益の超過は一時項目が主因のため、これを除いた「継続的な収益力」で見ると通期予想の確度は慎重に判断すべき。会社は通期予想を修正済み(詳細は別リリース参照)。
財務指標
- 財務諸表(主要点、百万円単位)
- 売上高(第3四半期累計):20,116(△7.4%)
- 営業利益:552(△26.6%)
- 経常利益:698(△25.2%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:620(△15.2%)
- 総資産:42,650(前期末43,219 → △569)
- 純資産:23,249(前期末23,259 → △9)
- 自己資本(注記):22,906
- 現金及び預金:4,770
- 有利子負債(短期借入金+長期借入金):約9,586(短期5,641/長期3,945)
- 収益性
- 売上高:20,116百万円(前年同期比△7.4%)
- 営業利益:552百万円(前年同期比△26.6%)
- 営業利益率:552 / 20,116 = 約2.7%(前年同期 約3.5%)← 低下(業種平均は事業により差異あり)
- 経常利益:697百万円(前年同期比△25.2%)
- 純利益:620百万円(前年同期比△15.2%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):32.01円(前年同期37.18円)
- 収益性指標
- ROE(単純計算、第3四半期累計の親会社利益 / 期末自己資本22,906百万円):620 / 22,906 = 約2.7%(目安8%以上が良好)
- ROA(第3四半期累計の親会社利益 / 総資産42,650百万円):620 / 42,650 = 約1.45%(目安5%以上が良好)
- 営業利益率:約2.7%(業種平均と比較すると低め)
- 進捗率分析(通期予想に対する)
- 売上高進捗率:73.7%
- 営業利益進捗率:92.0%
- 純利益進捗率:310%(ただし一時項目影響)
- 過去同期間との比較:売上・営業利益とも前年同期比で減少。営業費用の上昇が利益圧迫。
- キャッシュフロー(注:四半期連結キャッシュフロー計算書は作成していないがB/S項目から)
- 営業CF:–(四半期CF未作成のため非開示)
- 投資CF:–(詳細非開示、固定資産売却益等あり)
- 財務CF:短期借入金・長期借入金の増減により変動(短期借入金は減少、長期借入金は増加)
- フリーCF:–(算出不可)
- 現金同等物残高:4,770百万円(前期末4,896百万円 → 減少)
- 四半期推移(QoQ)
- 直近四半期の売上・営業利益の詳細QoQは非掲載(累計のみ)。季節性の影響は事業別で差異あり(製紙関連等の需要変動)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:53.7%(安定水準、前年52.8%)
- 流動比率:流動資産20,604 / 流動負債13,110 = 約157%(概ね健全)
- 負債合計:19,400百万円(前期19,960 → 減少)
- 効率性
- 減価償却費(第3四半期累計):1,363.7百万円(前年1,218.0百万円→増加)
- 総資産回転率等:–(詳細非開示)
- セグメント別(外部顧客売上高・営業利益、前年同期比)
- 産業用機能フィルター・コンベア:売上14,601百万円(△4.2%)、営業利益728百万円(△21.9%)→ 売上構成比 約72.6%
- 電子部材・フォトマスク:売上3,320百万円(+3.3%)、営業利益245百万円(△38.1%)→ 構成比 約16.5%
- 環境・水処理:売上1,421百万円(△42.9%)、営業損失36百万円(前年は損失116百万円)→ 構成比 約7.1%
- 不動産賃貸:売上773百万円(△0.2%)、営業利益584百万円(△1.5%)→ 構成比 約3.8%
特別損益・一時的要因
- 特別利益:合計489,807千円(固定資産売却益281,669千円、関係会社株式売却益208,137千円 等)
- 特別損失:合計149,738千円(減損損失149,738千円等)
- 一時的要因の影響:特別利益が純利益を大きく押し上げている。これを除くと実質的な純利益は大幅に縮小する可能性が高い。
- 継続性の判断:固定資産売却や関係会社株式売却は通常一時的なため、継続的な収益源とは言い難い。
配当
- 配当実績・予想:
- 2024年11月期:年間28.00円(第2四半期 13.00円、期末 15.00円)
- 2025年11月期(予想):年間28.00円(第2四半期 14.00円、期末予想 14.00円)
- 直近公表の配当予想に変更なし
- 配当利回り:–(株価情報非掲載のため計算不可)
- 配当性向:通期予想(当期純利益200百万円)に対する配当性向は高く見えるが、会社は配当方針維持(詳細は別資料参照)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載はなし
設備投資・研究開発
- 設備投資:当四半期末で機械装置及び運搬具の純額が643百万円増加(前期末比)。設備投資の総額詳細は非開示。
- 減価償却費:1,363.7百万円(前年同期1,218.0百万円)
- 研究開発:R&D費用は明示なし(–)
受注・在庫状況
- 受注状況:受注高・受注残高の記載なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:3,885.9百万円(前期3,975.1百万円)
- 仕掛品:1,359.8百万円(前期1,274.4百万円)
- 原材料及び貯蔵品:1,837.7百万円(前期1,830.4百万円)
- 在庫の質:内訳は上記のとおり。棚卸資産全体はほぼ横ばい。
セグメント別情報(要点まとめ)
- 産業用機能フィルター・コンベア事業:主力。紙需要の減少や欧州景気低迷で売上減、コスト上昇で利益率低下。
- 電子部材・フォトマスク事業:フォトマスクは好調だがエッチング加工は量産化に時間を要し利益圧迫。売上は増加も営業利益は大幅減。
- 環境・水処理:前期の不採算案件の影響で慎重な受注姿勢。売上大幅減、営業損失は縮小(損失幅改善)。
- 不動産賃貸:安定稼働で堅調。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:本短信に中計の詳細記載なし(–)
- KPI達成状況:明示的なKPIの記載なし(–)
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内は製紙需要減、海外では欧州の景気後退が影響。電子部品分野はAI関連など先端分野で需要は旺盛だが車載・産業向けは軟調。
- 為替の影響:円高・豪ドル安の進行が海外売上にマイナス影響を与えていると記載あり。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年12月1日~2025年11月30日)予想:売上27,300百万円(△4.7%)、営業利益600百万円(△35.1%)、経常利益850百万円(△24.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益200百万円(△67.9%)、1株当たり当期純利益10.32円
- 直近公表の業績予想から修正あり(10月1日公表)
- 会社の前提条件(為替、原材料等)は詳細別紙参照(本短信では未記載)
- 予想の信頼性:過去の達成傾向・予想の保守性についての詳細は記載なし。今回の通期純利益予想は第3四半期累計の一時益で既に上回っているが、一時益の非継続性を踏まえる必要あり。
- リスク要因:
- 海外需要(特に欧州)の減速、為替変動(円高)、原材料・人件費の上昇、特定大型案件の採算性、半導体・電子部品市場の需要変動等。
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(税効果会計等)を第1四半期から適用。四半期財務諸表への影響はないと記載。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は当第3四半期連結累計期間に関して作成していない。
- 減損:電子部材・フォトマスク事業等で減損損失を計上(当第3四半期累計で149,663千円等)。
(注記)
- 不明な項目は — と表示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5942 |
| 企業名 | 日本フイルコン |
| URL | http://www.filcon.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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