2025年10月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の中期目標(2025年10月期目標:売上収益55億円、営業利益11億円)を上回る着地。市場コンセンサスは提示資料に無し(差異は–)。今回の決算は「会社目標上振れ」。
- 業績の方向性:増収増益(売上収益+41.6%、営業利益+262.0%)。メディア事業の拡大とHR事業の採算改善が主要因。
- 注目すべき変化:メディア事業が数量(掲載枠・顧客数)と単価の両面で拡大し、メディア全体のセグメント利益が前年から大幅増加。HR事業は人材派遣事業(株式会社ヒトタス)を売却し非継続事業化した上で、人材紹介に注力し初めて黒字化。保険事業は法人シフトに伴う先行投資で損失が拡大。
- 今後の見通し:2026年10月期予想は売上7,000百万円、営業利益1,500百万円(+約5%程度の上積み)。今回の結果を踏まえると実現可能性は高いが、保険事業の立ち上げコストや広告市場・競合動向がリスク。
- 投資家への示唆:メディア事業の収益性改善と高水準の営業CF(1,339百万円)が主力。保険事業は将来の成長投資段階で一時的損失を計上しており、短期的な業績変動要因として注視が必要。また自己株式取得(上限5億円)や配当方針(親会社所有者帰属当期利益の30%目安)を明確化しており株主還元にも配慮。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社アシロ
- 主要事業分野:リーガル系を中心とした各種メディア運営(リーガルメディア、転職系等)、HR(人材紹介等)、保険(弁護士費用保険)
- 代表者名:代表取締役社長 中山 博登
- 報告概要:
- 提出日:2025年12月11日
- 対象会計期間:2024年11月1日~2025年10月31日(2025年10月期:通期、IFRS)
- 決算説明資料・決算説明会:有
- セグメント(報告セグメント):
- メディア事業:リーガルメディア(ベンナビ等)+派生メディア(転職サイト「キャリズム」等)
- HR事業:有料職業紹介(人材紹介)。(人材派遣事業は子会社ヒトタス売却により非継続事業)
- 保険事業:株式会社アシロ少額短期保険による弁護士費用保険等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:7,380,568株(2025年10月期)
- 期中平均株式数:7,284,973株(2025年10月期)
- 自己株式数(期末):90,619株
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2026年1月27日(予定)
- 配当支払開始予定日:2026年1月13日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年1月27日
- その他IR:決算説明会実施(資料あり)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は一部のみ提示のため、達成率は下記の通期予想(2026年10月期)との比較ではなく、社が掲げた中期目標との比較等で示します)
- 売上収益:6,647百万円(実績)
- 前期比:+41.6%(+1,953百万円)
- 対社内中期目標(2025年目標 5,500百万円)達成率:約121%
- 営業利益:1,419百万円(実績)
- 前期比:+262.0%(+1,027百万円)
- 対社中期目標(11億円=1,100百万円)達成率:約129%
- 親会社帰属当期利益:1,024百万円(実績)
- 前期比:+620.1%(+881百万円)
- サプライズの要因:
- 主因:メディア事業の数量増(掲載枠・顧客数)と単価上昇による売上・利益の大幅拡大。HR事業は派遣の切り離しと業務効率化で採算改善。その他、非継続事業の売却益(ヒトタス売却)が寄与。
- 保険事業は法人シフトへの先行投資で損失拡大(短期的には下振れ要因)。
- 通期への影響(今後の見通し):
- 会社の2026年10月期予想:売上7,000百万円、営業利益1,500百万円、親会社帰属当期利益980百万円。今回の業績を踏まえると、予想は堅め(保守的)に見えるが、保険事業への先行投資や市場変動リスクがあるため適度な慎重性あり。予想修正の発表は無し。
財務指標(要点)
※単位は千円(注記のない%は前年同期比)
- 損益(連結、継続事業ベース)
- 売上収益:6,647,361(+41.6%)
- 売上総利益:2,624,792
- 営業利益:1,419,373(+262.0%)
- 税引前利益:1,415,248(+270.5%)
- 当期利益(連結):990,779(+674.1%)※非継続事業含む
- 親会社に帰属する当期利益:1,023,632(+620.1%)
- 基本EPS:140.51円(前年19.62円)
- 営業利益率:21.4%(業種比は業種によるが、目安として高水準)
- 収益性指標(試算)
- ROE(親会社利益/親会社所有者帰属持分):約32.7%(1,023,632 / 3,134,153)※良好(目安:8%以上が良好)
- ROA(当期利益/総資産):約21.2%(1,023,632 / 4,833,389)※良好(目安:5%以上)
- 進捗(四半期基準ではないため該当無し)–(四半期進捗率は未提示)
- キャッシュ・フロー
- 営業CF:1,339,147(前期729,894、増加)→ 営業CF/純利益比率 ≈ 1.31(1,339,147 / 1,023,632)※目安1.0以上で健全
- 投資CF:△49,742(貸付金、無形資産取得等)
- 財務CF:△419,718(配当支払い175,614、借入金返済等)
- フリーCF(営業-投資):約1,289,405(良好)
- 現金及び現金同等物:2,466,157(期末)
- 貸借対照表(要点)
- 資産合計:4,833,389
- 負債合計:1,693,304
- 資本合計:3,140,085
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):64.8%(安定水準、目安:40%以上で安定)
- 流動資産/流動負債:3,334,771 / 1,474,782 → 流動比率(簡易) ≈ 226%(良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率:21.4%(改善)
- 総資産回転率(売上/資産):6,647,361 / 4,833,389 ≈ 1.38回/年(参考)
- セグメント別(継続事業)
- メディア事業:売上6,242,624(+41.0%)、セグメント利益2,034,591(+86.2%)
- HR事業:売上335,297(+75.5%)、セグメント利益71,480(前年は△116,004)
- 保険事業:売上69,440(△8.6%)、セグメント損失△159,559(前年△130,470、損失拡大)
- 財務の解説(背景)
- 流動資産増(現金・売上債権増)により手元資金は増加。負債は社債・借入金・リース負債の返済で減少。配当と自己株式処分で資本剰余金変動あり。
特別損益・一時的要因
- 非継続事業(ヒトタス=人材派遣)の株式売却:売却益等を含み非継続事業からの当期利益が39,944千円(前年は損失)。非継続事業の損益・キャッシュフローは注記あり。
- 減損関連:当該連結会計年度(2025年10月期)における新たなのれん減損は該当無し(前期に大幅な減損を計上したが、当期は無し)。
- 一時的要因の影響評価:ヒトタス売却益は非継続事業扱いのため継続事業の収益実力評価に与える影響は限定的。保険事業の先行投資は継続的コスト増の可能性あり(継続的要因として評価が必要)。
配当
- 配当実績(2025年10月期):年間42.20円(中間0、期末42.20円)
- 配当金総額:308百万円
- 配当性向(連結):30.0%(会社は親会社所有者に帰属する当期利益の30%を目標)
- 2026年10月期(予想):年間40.33円(会社予想、配当性向目安30%)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:配当性向30%目標。加えて自己株式取得(下記)を実施予定。
設備投資・研究開発
- 設備投資(資本的支出):当期連結計上 10,078千円(前年22,882千円)— 主にシステム等の無形・有形投資
- 減価償却費:当期139,883千円
- R&D:特記事項無し(保険事業の新商品開発等は販促・システム投資として言及)
受注・在庫状況
- 該当情報:該当無し(メディア/サービス事業のため在庫関連は限定的)。受注残等の注記は無し。
セグメント別情報
- メディア事業(主力)
- 売上:6,242,624千円(+41.0%)、セグメント利益:2,034,591千円(+86.2%)
- ドライバー:掲載枠数3,332枠(2025年10月、+5.9%)、掲載顧客数1,191件(+3.3%)、平均単価上昇
- 派生メディア(転職・浮気調査等)も問合せ数増(105,447件、+16.4%)
- HR事業
- 売上:335,297千円(+75.5%)、セグメント利益:71,480千円(前年は△116,004千円)
- 事業整理(派遣売却)で収益性改善。人材紹介を弁護士以外の士業・管理部門へ拡大。
- 保険事業
- 売上:69,440千円(△8.6%)、セグメント損失:△159,559千円(損失拡大)
- 2025年7月に法人向け弁護士費用保険「bonobo」を販売開始。法人シフトと販売・開発投資で先行損失を計上。
中長期計画との整合性
- 中期目標(会社言及):2025年10月期に売上収益55億円・営業利益11億円を主目標とし、2030年10月期の売上200億円を目標に掲げる。
- 進捗:2025年実績は売上約66.5億円、営業利益約14.2億円(継続事業ベース)で中期目標を上回る達成。2030目標に向けてはメディア領域を柱にHR拡大、保険の法人化が鍵。
競合状況や市場動向
- 市場環境:インターネット広告市場は成長(2024年の広告費は3兆6,517億円、前年比+9.6%)。弁護士数増加に伴うオンライン集客ニーズも継続的に存在。
- 競合優位性:リーガル領域に特化したプラットフォームと顧客基盤が強み。だが広告市場競争・技術革新の影響を受けやすい点は注意。
今後の見通し
- 業績予想(会社、2026年10月期):売上7,000百万円(+5.3%)、営業利益1,500百万円(+5.7%)、税引前利益1,450百万円、親会社帰属当期利益980百万円
- 前提:インターネット広告市場の継続成長、保険事業の法人向け販売開始の進捗等
- 予想の信頼性:2025年は既に高い達成度。ただし保険事業の収益化時期や広告市場の変動、競合対応が不確実要因。
- リスク要因:広告市場の景況、競合の価格競争、保険事業の販売チャネル構築・投資回収の遅延、為替等(該当情報は限定的)
重要な注記
- 会計方針:IFRS適用。会計方針・見積りの変更は無し。
- 期中連結範囲の変更:株式会社ヒトタス(人材派遣)を2025年4月30日に譲渡 → 非継続事業として区分。
- 自己株式取得(重要な後発事象)
- 取締役会決議(2025年12月11日)で自己株式取得議案を付議へ。取得上限等:
- 取得対象株式:当社普通株式
- 取得株式総数:450,000株(上限、発行済株式総数の6.17%)
- 取得価額総額:5億円(上限)
- 取得期間:2025年12月23日~2026年6月30日
- 取得方法:市場買付
- 会計監査:決算短信は公認会計士・監査法人の監査対象外である旨注記。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7378 |
| 企業名 | アシロ |
| URL | https://asiro.co.jp |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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