2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:第3四半期累計(2025/4–12)業績は、2025年10月31日発表時の想定を上回る水準となり、会社は通期予想を上方修正(売上高+100,000百万円、営業利益+20,000百万円、親会社帰属当期利益+10,000百万円)。したがって「上振れ」の決算。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+11.3%、営業利益+10.4%、親会社帰属当期利益+12.6%)。
- 注目すべき変化:エナジー応用製品(=二次電池等)が売上構成比で最大(55.2%)かつ前年同期比+14.4%で牽引。センサ・磁気応用製品の伸び率も高い(センサ+17.3%、磁気+13.0%)。
- 今後の見通し:通期予想は上方修正済み。第3四半期累計の進捗率(売上75%、営業利益87%、親会社利益95%)から見て通期達成見込みは高い。ただし為替影響、自動車向け(BEV)需要の弱さはリスク。
- 投資家への示唆:ICT/データセンター・エナジー関連の需要底堅く、利益進捗良好。為替感応度と自動車(BEV)市場の動向が短中期の主要リスク要因。
基本情報
- 企業名:TDK株式会社
- 主要事業分野:受動部品、センサ応用製品、磁気応用製品、エナジー応用製品(エナジーデバイス=二次電池等)、メカトロニクス等
- 代表者名:代表取締役社長執行役員CEO 齋藤 昇
- 問合せ:IR・SR グループゼネラルマネジャー 大曲 昌夫(TEL 03-6778-1068)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月2日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- セグメント(報告区分):
- 受動部品:コンデンサ、インダクティブデバイス、その他受動部品
- センサ応用製品:温度・圧力・磁気・MEMSセンサ
- 磁気応用製品:HDD用ヘッド、サスペンション、マグネット
- エナジー応用製品:二次電池(小型含む)、電源
- その他:メカトロニクス、マイクロアクチュエータ等
- 発行済株式等:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,943,859,885株
- 期末自己株式数:45,719,255株
- 期中平均株式数(累計):1,897,868,106株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:2026/2/2(ライブ配信、同時通訳あり)
- 株主総会・その他IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期。四半期累計は会社の四半期予想非提示のため、会社が述べた対前回想定との比較中心)
- 売上高(第3四半期累計):1,858,566百万円(前年同期比+11.3%)
- 営業利益(累計):230,737百万円(前年同期比+10.4%)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益(累計):181,208百万円(前年同期比+12.6%)
- 備考:会社は第3四半期の業績が10月発表想定を上回ったとして、2026年3月期通期予想を上方修正(売上高:2,370,000→2,470,000百万円、営業利益:245,000→265,000百万円、親会社当期利益:180,000→190,000百万円)。
- サプライズの要因:
- ICT(特にデータセンター向けHDD関連)やエナジー(小型二次電池等)需要が堅調で出荷増。
- 前期の構造改革効果や合理化も利益を押し上げ。
- 為替は期中平均で対ドルは円高方向だったが、それを補って実績は想定を上回った(為替変動の影響で前年同期比では約294億円の減収、営業利益で約93億円の減益相当の悪影響あり)。
- 通期への影響:通期見通しは上方修正済み。現時点で進捗は良好(下記進捗率参照)で達成可能性は高いと判断されるが、為替・自動車市場(BEV)の下振れがリスク。
財務指標(主要数値)
- 損益(第3四半期累計:百万円)
- 売上高:1,858,566(+11.3%/+188,022)
- 営業利益:230,737(+10.4%/+21,644)
- 税引前利益:235,070(+7.8%/+16,988)
- 親会社帰属四半期利益:181,208(+12.6%/+20,339)
- 1株当たり四半期利益(基本):95円48銭(株式分割後換算)
- 財政状態(2025/12/31)
- 総資産:4,336,754百万円(前期末比+22.5%)
- 親会社帰属持分:2,093,967百万円(同+16.3%)
- 親会社帰属持分比率:48.3%(同−2.5ポイント、目安:40%以上=安定)
- 進捗率(通期会社予想に対する累計進捗)
- 売上高進捗率:1,858,566 / 2,470,000 = 75.2%
- 営業利益進捗率:230,737 / 265,000 = 87.1%
- 親会社当期利益進捗率:181,208 / 190,000 = 95.4%
- 解説:営業・純利益の進捗が高く、通期達成の蓋然性は高い。
- 収益性指標(注:簡易算定)
- 営業利益率(累計):230,737 / 1,858,566 = 12.4%(業界により差異、参考:10%前後で良好)
- ROE(簡易):181,208 / 2,093,967 ≒ 8.7%(目安:8%以上=良好)
- ROA(簡易):181,208 / 4,336,754 ≒ 4.2%(目安:5%以上が好ましいが、事業特性差あり)
- キャッシュフロー(第3四半期累計:百万円)
- 営業CF:353,178(前年同期比△15,817、主原因は運転資本の増加)
- 投資CF:△248,281(前年同期△155,460、定期預金の預入増等により投資キャッシュアウト増)
- 財務CF:18,295(前年同期△73,305、長期借入金返済の減少等で改善)
- フリーCF(営業−投資):+104,897(353,178 − 248,281)
- 営業CF/当期利益比率:353,178 / 181,208 ≒ 1.95(目安1.0以上=健全)
- 現金及び現金同等物残高:878,161(前期末 697,307、増加 +180,854)
- 流動性・安全性
- 自己資本比率:48.3%(安定水準)
- 有利子負債(社債・借入金の合計):約623,680百万円(短期+長期の合計)→現金との差から概算で「ネットキャッシュ」状態(約+250,000百万円程度の余裕)※単純計算
- 流動負債の増加が大きく(営業債務の増加等)、運転資本の増加が営業CFを圧迫
- 四半期推移(当第3四半期:2025/10–12)
- 当四半期売上高:675,203百万円(前年同四半期比+16.2%)
- 当四半期営業利益:83,110百万円(前年同四半期比+9.7%)
- 季節性:エナジー・HDD関連の出荷が高く、四半期ベースでも顕著な増収
特別損益・一時的要因
- 構造改革費用等:通期で約130億円(前回予想から約30億円=約3,000百万円を追加計上見込み)を計上予定(事業ポートフォリオマネジメント、課題事業対応の一時費用)。
- その他の特別損益:当第3四半期累計で大きな特別損益の記載なし(構造改革費用は通期見込みに含む)。
- 実質業績評価:構造改革費用を除く実質的な営業力は堅調。為替影響は業績にマイナス寄与しているが、出荷増で補填。
配当
- 中間配当(株式分割後換算):16.00円(実施済)
- 期末配当(見通し):18.00円
- 年間配当見通し(株式分割後換算):34.00円(前回発表32円→変更)
- 配当方針:中期経営計画で配当性向35%を目安。配当は1株当たり利益成長を踏まえ安定的増加を目指す旨。
- 特別配当:該当なし
- 配当利回り・配当性向:株価未提示のため利回りは–、配当性向(見通し)=190,000百円当期利益ベースで計算可(配当性向目安35%方針)。
設備投資・研究開発
- 固定資産の取得(第3四半期累計):197,892百万円(前年同期162,377、+21.9%)
- 通期予想(改定後):300,000百万円(2026年2月発表)
- 減価償却費(累計):148,775百万円
- 研究開発費(累計):208,907百万円(前年同期比+11.5%)
- 通期R&D予想:280,000百万円(前回260,000→改定上方)
- 主な投資テーマ:小型二次電池(成長分野)を中心に継続的投資
受注・在庫状況
- 棚卸資産:548,942百万円(前期末比+138,904百万円、増加)
- 棚卸資産増加は需要対応や生産増の結果か、短期的な運転資本負担に影響(営業CFへ影響)
セグメント別情報(第3四半期累計)
- 受動部品:売上 438,190百万円(+3.2%)、セグメント利益は増収ながら利益は前年同期比減(セグメント利益△25.6%)と記載(補正費用等の影響)
- センサ応用製品:売上 167,742百万円(+17.3%)、セグメント利益大幅増(+259.8%)
- 磁気応用製品:売上 186,819百万円(+13.0%)、HDD用品目が好調
- エナジー応用製品:売上 1,025,241百万円(+14.4%)、事業構成比最大(55.2%)
- その他:売上 40,574百万円(△2.6%)
- 地域別売上:海外比率92.8%(前年同期92.2)。中国・アジア他での売上拡大が顕著(中国 1,036,592百円、アジア他 449,968百円)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2025年3月期を初年度とする計画)に基づき、配当性向35%を目安、成長分野(小型二次電池等)へ投資継続。R&D・設備投資は中長期計画の重点領域に整合。
- KPI進捗:R&D比率、設備投資の増加、エナジー/センサ分野の売上成長は中期方針と整合。
競合状況や市場動向
- 市場動向:ICT関連(データセンター向けHDD等)と再生可能エネルギー向け産業機器は底堅く推移。スマートフォン新モデル立ち上がりで一部需要拡大。自動車(BEV)需要は低迷継続で自動車向け部品需要は期初想定を下回る。
- 競合比較:同業他社データは本資料に無し → 比較は資料外
今後の見通し(会社予想)
- 通期(2025/4–2026/3)業績見通し(2026年2月修正)
- 売上高:2,470,000百万円(前回2,370,000)
- 営業利益:265,000百万円(前回245,000)
- 税引前利益:270,000百万円(前回250,000)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:190,000百万円(前回180,000)
- 想定為替(通期平均):USD=150円、EUR=173円(第4四半期想定:USD=153、EUR=178)
- 予想の信頼性:第3四半期累計の高い進捗率から達成可能性は相対的に高い。ただし為替変動、自動車向け需要の回復遅延が下振れリスク。
- リスク要因:為替、原材料価格、BEV市場の弱さ、競争環境の変化、地政学リスク等(資料記載の一般的リスク)。
重要な注記
- 会計方針の変更:該当なし
- 株式分割:2024/10/1付で普通株式1株を5株に分割。数値は分割後ベースまたは注記あり。
- 発表資料:決算説明資料の作成有・説明会実施有(機関投資家・アナリスト向け、ライブ配信あり)。
- 監査レビュー:添付の四半期連結財務諸表に対する公認会計士・監査法人によるレビュー:無
(注)資料に基づき整理しました。数値は百万円単位で四捨五入されており、記載のない項目は「–」としています。本要約は投資助言を目的とするものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6762 |
| 企業名 | TDK |
| URL | https://www.tdk.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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