2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期業績予想を修正(有)。第3四半期累計の実績は会社予想との比較は明示されていないが、通期予想に対する進捗は売上高約72%、営業利益約85%、親会社株主に帰属する当期純利益約96%と高進捗で、通期見通し達成の可能性は高い(ただし予想自体は下方修正済)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高 +1.5%、営業利益 △49.9%、親会社株主に帰属する四半期純利益 △41.1%)。
- 注目すべき変化:製品ミックスの変化で電子材料・化成品事業が堅調(売上高 +14.1%)である一方、機能性材料事業(化粧品向け微粒子など)が低調(売上高 △9.3%)となり、全体の営業利益率が悪化。包括利益は有価証券評価差額の改善により増加(+2,270百万円)。
- 今後の見通し:通期業績予想(2026年3月期)は修正済みで、売上高は増収見込みだが営業利益・純利益は大幅減益予想。第3四半期累計の進捗からは通期目標到達の余地はあるが、製品ミックスと原材料・コスト動向がリスク要因。
- 投資家への示唆:電子材料(導電性高分子等)分野の伸長が業績を支えている一方、従来の機能性材料の低迷と粗利低下により収益性が圧迫されている点が最重要。収益回復は製品ミックス改善とコスト管理の進展に依存。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:テイカ株式会社
- 主要事業分野:機能性材料事業(化粧品原料等微粒子等)、電子材料・化成品事業(導電性高分子薬剤、電子部品向け材料等)、その他(倉庫業、エンジニアリング等)
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 出井 俊治
- 問合せ先:取締役 上席執行役員 中村 弘(TEL 06-6943-6401)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結、 日本基準)
- 決算補足説明資料の有無:無
- 決算説明会の有無:無
- セグメント:
- 機能性材料事業:化粧品原料や汎用機能性材料(微粒子等)
- 電子材料・化成品事業:導電性高分子薬剤等、電子材料・化成品
- その他:倉庫業、エンジニアリング等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):23,914,414株(2026年3月期3Q)
- 期末自己株式数:1,083,517株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):22,825,269株(当第3四半期)
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料提出日(2026/2/6)に通期予想修正に関するお知らせを公表
- IRイベント:決算説明会は無(添付資料参照)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社発表の通期予想に対する進捗)
- 売上高:41,872百万円(累計)/通期予想58,000百万円 → 進捗率 72.2%
- 営業利益:1,455百万円(累計)/通期予想1,700百万円 → 進捗率 85.6%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,244百万円(累計)/通期予想1,300百万円 → 進捗率 95.7%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:電子材料・化成品事業での導電性高分子薬剤等の販売増(AIサーバー向け等)が売上を押し上げた。
- 下振れ要因:機能性材料事業(化粧品向け微粒子等)が低調で、売上総利益(粗利)が前年同期比で減少し、営業利益が大幅に落ち込んだ(売上総利益 6,442百万円、前年7,789百万円)。
- その他:有価証券評価差額金の増加により包括利益は改善。
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを修正済(公表あり)。第3四半期累計の進捗は通期目標達成に近く見えるが、下期の製品ミックスや原材料・為替等の動向が通期達成の鍵。
財務指標
- 財務諸表の要点(百万円)
- 売上高(第3四半期累計):41,872(+1.5% YoY)
- 営業利益:1,455(△49.9% YoY)
- 経常利益:1,924(△42.5% YoY)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,244(△41.1% YoY)
- 総資産:91,292(前期末88,345 → +2,947)
- 純資産:61,699(前期末59,400 → +2,299)
- 自己資本比率:66.9%(安定水準)
- 収益性(第3四半期累計)
- 売上高:41,872百万円(前年同期比 +1.5% / +634百万円)
- 営業利益:1,455百万円(前年同期比 △1,448百万円 / △49.9%)
- 営業利益率:3.47%(1,455 ÷ 41,872、業種平均との比較は業種により差異あり)
- 経常利益:1,924百万円(前年同期比 △1,423百万円 / △42.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,244百万円(前年同期比 △869百万円 / △41.1%)
- 1株当たり四半期純利益(累計):54.50円(前年同期 91.88円)
- 収益性指標(目安)
- ROE(目安8%以上良好):約2.0%(計算例:1,244 ÷ 61,111 ≒ 2.04%)→ 低水準
- ROA(目安5%以上良好):約1.36%(1,244 ÷ 91,292 ≒ 1.36%)→ 低水準
- 営業利益率:3.47%(業種平均との比較は留意)
- 進捗率分析(通期予想比)
- 売上高進捗率:72.2%
- 営業利益進捗率:85.6%
- 純利益進捗率:95.7%
- 過去同期間との比較:売上はほぼ前年並みだが利益は大幅悪化(前年は第3四半期累計で営業利益2,903百万円)
- キャッシュフロー(注記)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(当第3四半期)。そのため営業CF等は未提示。
- 参考項目:現金及び預金は14,092百万円 → 9,396百万円(△4,696百万円)。手元現金は減少。
- 減価償却費:2,508百万円(前年2,023百万円)
- 四半期推移(QoQ情報は限定的)
- 第3四半期累計は売上横ばいだが粗利低下により利益悪化。個々四半期のQoQ推移は明記なし。
- 財務安全性
- 自己資本比率:66.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動比率(簡易算出):流動資産48,789 ÷ 流動負債17,270 ≒ 2.83(283%)→ 良好
- 有利子負債(簡易):短期借入金4,691 + 長期借入金7,039 = 11,730百万円。負債は過度ではない。
- 効率性・セグメント別
- セグメント売上(百万円、当第3四半期累計)
- 機能性材料事業:19,762(前年同期比 △9.3%)
- 電子材料・化成品事業:21,234(前年同期比 +14.1%)
- その他:1,918(前年同期比 +4.0%)
- セグメント利益(百万円)
- 機能性材料事業:△603(赤字)
- 電子材料・化成品事業:1,866(黒字)
- その他:189
- 合計営業利益:1,455(調整後)
- 財務の解説
- 売上はほぼ横ばいだが、製品ミックスの変化(電子材料寄与増、機能性材料減)が粗利に影響し、売上総利益が減少。現金は期中に減少している一方で受取手形・売掛金や原材料在庫、投資有価証券が増加しているため運転資本や投資活動の影響が見られる。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 2百万円
- 特別損失:固定資産除却損 151百万円
- 一時的要因の影響:特別損益は小額で、業績悪化は主に本業(粗利率低下・製品ミックス)によるものと判断される。
- 継続性の判断:固定資産除却損等は一時的。主要要因は製品ミックスと市場需要の変化で中期的に継続し得る。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):20.00円(2026年3月期・実績)
- 期末配当(予想):40.00円(2026年3月期・予想)
- 年間配当予想:60.00円(修正あり)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向(当期予想ベース):配当/1株当たり当期純利益 = 60.00 ÷ 56.09 ≒ 107%(参考:非常に高水準。会計上の一時的要因や評価益等を踏まえた判断に注意)
- 株主還元方針:特別配当の記載なし。自社株買い等の記載なし。
設備投資・研究開発
- 減価償却費:2,508百万円(当第3四半期累計、前年2,023百万円)
- 研究開発:R&D費用の明示なし(–)。中期計画で化粧品原料・電子材料等の強化を掲げているため関連投資は想定されるが金額不明。
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:受注高・受注残高の記載なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:9,481百万円(前期10,334 → 減少)
- 仕掛品:2,402百万円(前期2,321 → 微増)
- 原材料及び貯蔵品:7,308百万円(前期5,958 → +1,350百万円)
- 在庫の内訳は上記の通り。原材料在庫の増加が見られる。
セグメント別情報
- セグメント別状況(当第3四半期累計、百万円)
- 機能性材料事業:売上 19,762(前年比 △9.3%)、セグメント損益 △603(赤字)
- 電子材料・化成品事業:売上 21,234(前年比 +14.1%)、セグメント利益 1,866
- その他:売上 1,918(前年比 +4.0%)、セグメント利益 189
- 前年同期比較:電子材料が成長ドライバー、機能性材料が低調で利益を圧迫。
- セグメント戦略:中期経営計画「MOVING-10 STAGE2」の下、化粧品原料・電子材料の拡大と新規事業創出、汎用製品は事業構造改革を実施。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:MOVING-10 STAGE2(記載あり)
- 進捗状況:電子材料分野は拡大中で中期計画の成長戦略に合致。だが機能性材料の低迷が計画達成の障害になり得るため、構造改革の進捗が注目される。
- KPI達成状況:明確なKPI数値は添付資料に限定的記載のため、進捗評価は断片的。
競合状況や市場動向
- 市場動向:AIサーバー等の情報インフラ関連需要で導電性高分子が拡大。一方、化粧品市場の需要変動が機能性材料に影響。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に記載なし(–)。電子材料分野での競争力が向上している点がポジティブ。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期・修正後)
- 売上高:58,000百万円(+4.1%)
- 営業利益:1,700百万円(△51.8%)
- 経常利益:2,100百万円(△44.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,300百万円(△46.3%)
- 1株当たり当期純利益(予想):56.09円
- 会社は通期予想を修正(有)。修正理由は別途「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を参照。
- 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗は高いが、下期の製品ミックス、原材料価格、為替等の外部要因で変動し得ると会社も注記している。
- リスク要因:
- 為替変動、原燃料価格の高止まり
- 機能性材料(化粧品向け等)の需要動向
- 市場競争の激化や技術変化
重要な注記
- 会計方針:当第3四半期における会計方針の変更等はなし(注記あり)。
- 監査:四半期連結財務諸表に対する監査法人のレビューは実施していない(無)。
- その他:業績予想は合理的な前提に基づくが、外部環境により実績が大きく異なる可能性があると注記あり。
(注)不明項目は「–」で表記しています。本資料は提供された決算短信に基づく要約であり、投資助言を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4027 |
| 企業名 | テイカ |
| URL | http://www.tayca.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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