2026年5月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想の修正を公表(「有」)。中間実績は会社予想・市場予想に対する明確な開示差(上振れ/下振れの比較数値は開示資料に依る)だが、通期見直しを実施した点が注目。
- 業績の方向性:増収→減収、増益→減益の傾向。中間期は減収減益(売上高 11,134 百万円、△25.0%/営業損失 △659 百万円)。
- 注目すべき変化:受注高は回復(11,425 百万円、+29.7%)している一方、売上高は大幅減少(△25.0%)・在庫調整や顧客の受注抑制が続き、営業利益が黒字から赤字に転落した点が最重要変化。
- 今後の見通し:通期は売上 24,119 百万円(△10.8%)、営業損失 △814 百万円の修正予想。中間の営業損失が通期見通しの大半を占めており、下期での回復(受注→売上化)を前提にしている。配当予想は据え置き(年間 55 円)。
- 投資家への示唆:受注回復は確認されるが売上化が追いついておらず、短期的には利益回復よりも受注→売上変換(履行)、米国関税や中国需要動向の影響、為替変動に注意。財務は強固(自己資本比率高く現預金多)で配当維持は安定性のシグナル。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:コーセル株式会社
- 証券コード:6905(東証)
- 主要事業分野:電源装置の設計・製造・販売(ユニット型AC-DC電源、オンボード電源、DC-DCコンバータ、ノイズフィルタ等)、海外販売子会社・生産拠点を含むグローバル展開
- 代表者名:代表取締役社長 斉藤 盛雄
- IR問合せ:執行役員 経理部長 高島 大介(TEL 076-432-8149)
- URL:https://www.cosel.co.jp/
- 報告概要
- 提出日:2025年12月19日(決算短信公表日)
- 対象会計期間:2026年5月期 第2四半期(中間期)連結(自 2025年5月21日 ~ 至 2025年11月20日)
- 決算説明資料:作成・説明会あり
- 第2四半期決算は公認会計士等のレビュー対象外
- セグメント(報告区分)
- 日本生産販売事業:国内向け生産・販売
- 北米販売事業:米国市場での販売チャネル運営
- ヨーロッパ生産販売事業:欧州向け生産・販売
- アジア販売事業:アジア各国への販売
- 中国生産事業:中国拠点による生産
- 発行済株式等
- 期末発行済株式数(普通株式):41,186,100 株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間):41,134,170 株
- 自己株式数(中間期末):51,938 株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定
- 半期報告書提出予定日:2026年1月5日
- 配当支払開始予定日:2026年2月3日
- 決算説明会:実施(資料 TDnet・同社サイトに掲載予定)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表値との比較:資料に前回予想比は明示されているが、ここでは中間実績を記載)
- 売上高:11,134 百万円(前中間期 14,855 百万円、△25.0%)
- 営業利益:△659 百万円(前中間期 634 百万円)
- 経常利益:117 百万円(前中間期 594 百万円、△80.3%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△6 百万円(前中間期 278 百万円)
- サプライズの要因(上振れ/下振れ)
- 主因は「売上高の大幅減少」による収益力低下。受注高は回復(+29.7%)しているが、顧客側の在庫調整が継続し売上に結び付かなかった。加えて、為替の影響で営業外収益に為替差益 610 百万円を計上している点は特記事項(営業利益悪化を一部相殺)。
- 通期への影響
- 中間での営業損失が通期見通しの損失幅に近く(中間で既に大半を計上)、会社は通期予想を修正。通期達成の可否は下期での受注→売上回復の進捗、顧客在庫解消状況、米国関税・中国需要等の外部要因次第。
財務指標(要点)
(単位:百万円。%は前年同期比)
- 損益計算書(中間)
- 売上高:11,134(△25.0%)
- 売上原価:8,536
- 売上総利益:2,597(△35.8%)
- 販管費:3,257(△4.6%)
- 営業利益:△659(前年 634 → 大幅悪化)
- 経常利益:117(△80.3%)
- 税引前当期純利益:113
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△6(前年 278)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△0.15 円(前年 7.16 円)
- 収益性指標
- 営業利益率:△5.9%(11,134 に対する △659)(前年:約4.3%)
- ROE:△0.01%(親会社に帰属する当期純利益 △6 / 純資産 55,551 → 実質的にマイナス。目安 8%以上で良好)
- ROA:△0.01%(当期純利益 △6 / 総資産 59,993 → マイナス)
- コメント:主要収益性指標はマイナスまたは低位。前年同期比で大幅悪化。
- 進捗率分析(通期予想 2026年5月期:売上 24,119 百万円、営業損失 △814 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 30 百万円)
- 売上進捗率:11,134 / 24,119 = 46.2%(通期のほぼ半分を上期で達成)
- 営業利益:上期で △659 を計上。通期見通し △814 に対し損失の大半を占めており、下期に黒字化しない限り通期黒字化は困難。
- 純利益:上期 △6 と通期予想 30 を比較すると、下期で 36 百万円の黒字化が必要。
- 判断:進捗は売上ではやや順調に見えるが、利益面では上期の損失が重く、下期でのリカバリーが前提。
- 貸借対照表(中間期末)
- 総資産:59,993
- 純資産:55,551
- 自己資本比率:92.6%(安定水準、前期末 93.1%)
- 流動資産:47,426、流動負債:2,932 → 流動比率:約1,618%(流動性は極めて高い)
- キャッシュフロー(中間)
- 営業活動CF:2,724(前年 2,048)
- 投資活動CF:△692(主に有形固定資産取得支出 743)
- 財務活動CF:△1,219(配当支払 1,151、リース債務返済等)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):約 2,032(良好)
- 現金及び現金同等物残高:28,029(中間末、前期末 26,552 → +1,476)
- 営業CF/純利益比率:純利益がマイナスのため比率は参考にならないが、営業CFがプラスであり現金創出力は維持されている点は評価材料。
- 財務安全性
- 自己資本比率 92.6%(安定水準)
- 有利子負債は少額(リース債務等のみで総負債 4,442)
- 効率性
- 総資産回転率・売上高営業利益率は低下(売上減+営業損失のため悪化)
- 四半期推移(QoQ):四半期単位の詳細は開示資料を参照。季節性は業界・製品での受注→出荷のラグや顧客在庫調整の影響が確認される。
特別損益・一時要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 11 百万円等(小額)
- 特別損失:関係会社整理損 9 百万円、固定資産除却損 7 百万円等 合計 17 百万円
- 一時的要因の影響:営業外で為替差益 610 百万円を計上(営業利益は赤字だが経常利益は為替の一時差益で下げ幅縮小)。その他有価証券評価差額金は包括利益でプラス 237 百万円。
- 継続性の判断:為替差益等は一時的要因に近く、業績の実質評価は為替影響や特別損益を除いた営業損益を見る必要あり。
配当
- 中間配当:27.00 円(支払予定日 2026年2月3日)
- 期末配当(予想):28.00 円
- 年間配当予想:55.00 円(前期 55.00 円、変更なし)
- 配当利回り:–(株価に依存するため資料無し)
- 配当性向:–(通期純利益予想 30 百万円のため算出困難。配当は安定方針で維持)
- 株主還元方針:配当維持。自社株買いの開示なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動支出):有形固定資産取得支出 約 743 百万円(中間期)
- 減価償却費:695 百万円(中間期)
- 研究開発(R&D):資料に明確な金額記載なし(記載がなければ「–」)
- 主な投資内容:生産体制の増強(新製品 PDA シリーズ等の生産体制強化)、建設仮勘定増加(建設中資産あり)
受注・在庫状況
- 受注高:11,425 百万円(+29.7%)
- 製品別受注(当中間期間):ユニット電源 5,867(+35.3%)、オンボード電源 2,763(+50.9%)、ノイズフィルタ 574(+52.5%)、PRBX 製品 2,219(△2.1%)
- 受注残高:10,008 百万円(△18.4%)
- 在庫(棚卸資産):6,490 百万円(前期末 7,494 → 減少 10,65 百万円)
- 解説:受注は回復基調だが受注残は減少。顧客側の在庫過多で受注→売上化のタイミングが遅れており、短期的には売上転換が鍵。
セグメント別情報(中間実績)
- 日本生産販売事業
- 外部売上高:6,329 百万円(△35.3%)
- セグメント損失:△395 百万円(前年は利益 647 百万円)
- 説明:国内で一部需要回復はあるが、顧客在庫過多で売上低調。
- 北米販売事業
- 外部売上高:690 百万円(△12.8%)
- セグメント損失:△31 百万円(前年は利益 47 百万円)
- 説明:米国で関税リスク顕在化・需要調整が継続。
- ヨーロッパ生産販売事業
- 外部売上高:3,003 百万円(+2.5%)
- セグメント損失:△341 百万円(前年は△343 百万円)
- 説明:売上は横ばいだが利益面は引き続きマイナス。
- アジア販売事業
- 外部売上高:1,111 百万円(△17.7%)
- セグメント利益:28 百万円(△36.1%)
- 中国生産事業
- 内部売上(対セグメント):795 百万円(セグメント間取引)
- セグメント損失:△45 百万円
- 説明:中国市場の鈍化で生産調整を継続。生産性・品質改善・コスト削減を推進。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画に対する進捗:資料に明確な中期KPI比較の数値は記載なし(–)。受注回復はポジティブだが、売上化の遅れで短期的には計画達成のリスクがある。
- KPI:受注の回復は確認されたが、受注残→売上化スピードが鍵。
競合状況・市場動向
- 市場:AI関連でサーバー・データセンター向け半導体需要は増加する一方、米中関税リスクや中国景気の減速、自動車向け(EV)需要の停滞で産業機器・自動車関連の設備投資は低調。
- 競合との比較:同業他社との相対比較データは資料に不在(–)。ただしコーセルは製品ラインナップ拡充(PDA、MU、DCS1400B 等)で対応。
今後の見通し(会社発表ベース)
- 通期(2026年5月期)連結業績予想(修正)
- 売上高:24,119 百万円(△10.8%)
- 営業利益:△814 百万円(前期比:—)
- 経常利益:47 百万円(△93.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:30 百万円
- 1株当たり当期純利益:0.73 円
- 予想の信頼性:上期で営業損失が通期予想の大半を占めているため、通期達成は下期の受注→売上化(および費用管理)次第。過去の達成傾向は資料に詳細なし(–)。
- リスク要因(主なもの)
- 米国関税の影響拡大、米中関係の悪化
- 中国の景気動向・需要減速
- 顧客側の在庫調整による売上化の遅れ
- 為替変動(為替差益/損の発生)
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し
- 本中間決算は監査(レビュー)対象外
- 決算補足説明資料は TDnet と同社サイトで公表(説明会あり)
- 財務面は極めて健全(自己資本比率 92.6%、現金同等物 28,029 百万円、プラスの営業CF)が大きな強み。一方、収益性の短期悪化(営業赤字化)と受注→売上化のタイミングが不確実である点が短期的な注目点です。配当は維持されており株主還元は継続姿勢。今後は下期での売上回復・利益改善の実現性(特に日本・北米での出荷回復)と、米国関税や中国需要の動向を継続監視する必要があります。
(不明項目は “–” と記載しています)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6905 |
| 企業名 | コーセル |
| URL | http://www.cosel.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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