2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が通期予想の修正を行っておらず、今回の中間実績は会社公表の通期予想と整合(直近公表からの修正無し)。ただし四半期純利益は親会社株主帰属で119百万円となり通期予想(97百万円)を上回った(上振れ)。上振れの主因は子会社清算益(特別利益)76,838千円の計上。実質的な営業段階の利益(経常利益)は45百万円にとどまる。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高3,029百万円、前年同期比+4.4%)。営業はほぼトントン(営業損失△0百万円、前年同期は△95百万円)、経常利益は黒字転換(45百万円)。
  • 注目すべき変化:前年同期の新型コロナ関連の大きな特別損失(78,969千円)と比較して、当期は子会社清算益が発生し四半期純利益が大幅改善(損失→利益)。国内(日本)セグメントは販売価格改定等で収益性改善、海外(アジア)セグメントは中国子会社の受注回復遅れで足踏み。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上5,880百万円、営業損失△81百万円、経常利益23百万円、親会社帰属当期純利益97百万円)は変更なし。中間進捗は売上進捗率約51.5%で概ね期中想定どおりだが、通期達成の可否は中国の回復状況、製造コスト動向、販売価格転嫁の可否に依存。
  • 投資家への示唆(助言ではない):中間は特別利益の寄与が大きく、基礎的な収益力(経常利益45百万円、営業ほぼトントン)が今後も持続するかが注目点。中国(アジア)事業の受注回復動向と原材料・製造コストの影響、販売価格の定着状況をウォッチする必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社フジックス
    • 主要事業分野:縫い糸を中心とする繊維製品の製造・販売(日本・アジアにて事業展開、衣料用・車両内装用・手芸関連等)
    • 代表者名:代表取締役社長 藤井 一郎
    • 上場:東証(コード 3600)
    • URL: https://www.fjx.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2023年11月13日
    • 対象会計期間:2024年3月期 第2四半期連結累計期間(2023年4月1日〜2023年9月30日)
    • 四半期決算補足説明資料:無、決算説明会:無
  • セグメント:
    • 日本:国内製造・販売。衣料用縫い糸、手芸関連、車両内装用など。
    • アジア:主に中国等の販売子会社・海外販売。日本・近隣アジア向け販売を含む。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):1,468,093株
    • 期末自己株式数:91,445株
    • 期中平均株式数(四半期累計):1,376,650株
    • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料が第2四半期決算短信(2023/11/13提出)
    • 株主総会/IRイベント:–(本資料に記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社の通期予想との比較/達成率)
    • 売上高:実績3,029百万円。通期予想5,880百万円に対する進捗率 51.5%(3,029/5,880)。通常の上期進捗としては概ね想定内。
    • 営業利益:実績△0百万円(ほぼゼロ)。通期予想△81百万円(損失)に対し、現時点で損失幅は縮小している(通期見通しより良好な進捗)。
    • 経常利益:実績45百万円。通期予想23百万円に対して進捗率約196.9%(45/23)で既に通期目標を上回っているが、下記の通期超過は一時要因の影響を含む。
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績119百万円。通期予想97百万円に対して進捗率約122.7%。ただし特別利益の寄与が大きい。
  • サプライズの要因:
    • 正味の要因上振れ:子会社清算益76,838千円を特別利益として計上したことにより四半期純利益が押し上げられた。経常利益自体も黒字転換しているが、これは販売価格改定等の寄与と前年の特別損失不在の影響も含む。
    • 下振れ/制約要因:製造コストの高止まり、国内工場の操業度伸び悩み、中国販売子会社の受注回復遅れは収益拡大の制約。
  • 通期への影響:
    • 業績面のポジティブ指標(経常黒字化、営業の改善)はあるが、四半期純利益の超過は一時的要因に依るため通期予想の達成判断は引き続きコスト動向と中国事業の回復次第。現時点で会社は通期予想の修正を行っていない。

財務指標(要点)

  • 損益(第2四半期累計、百万円)
    • 売上高:3,029(+4.4% YoY)
    • 売上総利益:796(前年:671)
    • 販管費:797
    • 営業利益(営業損失):△0(前年 △95 百万円)
    • 経常利益:45(前年 △72)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:119(前年 △116)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):86.47円(前年 △84.63円)
  • 主要率(計算値・概算)
    • 売上総利益率:約26.3%(796/3,029)
    • 営業利益率:約-0.03%(ほぼ0%)
    • 経常利益率:約1.5%(45/3,029)
    • 四半期純利益率:約3.9%(119/3,029)
  • 財政状態(当第2四半期末、百万円)
    • 総資産:11,365(前期末 10,918、+447)
    • 純資産:9,818(前期末 9,464、+353)
    • 自己資本比率:79.8%(安定水準。前期 80.0%)
    • 自己資本(参考):9,068百万円
  • 主要資産の増減(前期末→当期末、百万円)
    • 現金及び預金:2,660 → 2,555(△105)
    • 受取手形・売掛金:1,125 → 1,178(+53)
    • 棚卸資産:2,679 → 2,806(+127)
    • 投資有価証券:1,095 → 1,431(+336)
  • キャッシュフロー:–(本短信にキャッシュフロー計算書の抜粋無しのため特記事項を「–」で表示)
    • 現金同等物残高:現金及び預金 2,555百万円(前期末比減少)
  • 四半期推移(QoQ):–(四半期別分解が本文に無いため省略)
  • 財務の安全性:
    • 自己資本比率79.8%(安定水準:目安40%以上)
    • 負債合計:1,548百万円(小幅増加)
    • 流動性:流動負債672百万円に対し流動資産6,878百万円で流動比率は高い(健全)
  • 効率性:
    • ROE(簡便計算、当期親会社株主当期純利益/自己資本):119百万円 / 9,068百万円 ≒ 1.3%(目安8%以上が良好 → 低い)
    • ROA(当期純利益/総資産):119 / 11,365 ≒ 1.0%(目安5%以上 → 低い)
  • セグメント別(第2四半期累計、百万円)
    • 日本:売上 2,454(+5.4%)、セグメント利益 33(前年は87の損失→改善)
    • アジア:売上 574(+0.5%)、セグメント損失 19(前年同様損失)
  • 財務の解説:
    • 総資産は投資有価証券の増加や在庫の積み増しで増加。現金は若干減少。純資産は評価差額金等の増加で増加。高い自己資本比率を維持しており財務余力はある。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:子会社清算益 76,838千円(当期)および固定資産売却益 4,477千円 → 特別利益合計 81,316千円
  • 特別損失:固定資産除却損 828千円(当期) → 特別損失合計 828千円(前年はCOVID関連損失78,969千円計上)
  • 一時的要因の影響:四半期純利益の上振れは子会社清算益が主要因。経常利益自体は45百万円であり、特別利益を除いた基礎収益力は限定的だが黒字。
  • 継続性の判断:子会社清算益は非継続的な一時収益であり、今後の業績のベースとすることはできない。

配当

  • 中間配当:第2四半期末 0.00円(無配)
  • 期末配当(予想):50.00円(通期合計 50.00円、直近予想から修正なし)
  • 年間配当予想:50.00円
  • 配当性向(目安):通期予想EPS 71.10円に対して年間配当50円 → 配当性向約70.3%(高め)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料に無いため算出不可)
  • 株主還元方針/自社株買い等:特記事項無し

設備投資・研究開発

  • 設備投資額:–(本短信に記載無し)
  • 減価償却費:–(本短信に記載無し)
  • R&D費用:–(本短信に記載無し)
  • 主な投資・研究テーマ:–(記載無し)

受注・在庫状況

  • 受注状況:受注高・受注残高の明細は開示無し。ただしテキストで「中国販売子会社の受注回復が見られない」と記載あり。
  • 在庫状況:棚卸資産は2,805百万円(前期末比 +127百万円、増加)。在庫回転日数の記載無し。増加は需要回復のばらつきや生産調整の影響と推測される。

セグメント別情報(要約)

  • 日本セグメント:
    • 売上高 2,454百万円(前年同期比 +5.4%)
    • セグメント利益 32.8百万円(前年は87.3百万円の損失→大幅改善)
    • 原因:販売価格改定や販売品目構成の改善が寄与。一方で手芸関連は消費低調。
  • アジアセグメント:
    • 売上高 574百万円(前年同期比 +0.5%)
    • セグメント損失 19.5百万円(前年同水準)
    • 原因:中国地域の回復遅れ、製造コスト上昇の販売価格転嫁困難が主因。
  • 地域比率:国内売上比率が高く、日本市場の回復度合いが全体業績に与える影響大。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画/KPI:–(本短信に中期計画の進捗指標は記載無し)
  • 進捗:当期はセグメントで国内の採算改善が進んでいる一方、アジアでの回復遅れが課題。中期目標との整合性は引き続き注視が必要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内はインバウンド回復等で人流は回復するも、円安による物価上昇で消費マインドは慎重。アパレル・手芸市場は回復鈍化。中国ではロックダウン後の後遺症で生産拠点移管の動きが影響。
  • 競合比較:同業他社との定量比較は本資料に無し。注目点は原材料価格・為替・生産拠点シフト対応力。

今後の見通し

  • 業績予想(会社公表、通期/2023年4月1日〜2024年3月31日):
    • 売上高:5,880百万円(前年比 +2.4%)
    • 営業利益:△81百万円(損失見込み)
    • 経常利益:23百万円
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:97百万円
    • 1株当たり当期純利益(予想):71.10円
    • 直近の業績予想修正:直近公表の業績予想からの修正無し(ただし11/10公表の「特別利益の計上及び連結業績予想の修正に関するお知らせ」を参照のこと)。
  • 予想の信頼性:第2四半期は一時要因(子会社清算益)が純利益を押し上げているため、通期見通しの判断には基礎的収益力(経常利益・営業利益)と非継続利益の切り分けが必要。
  • リスク要因:
    • 為替(円安の影響)と原材料・製造コストの上昇
    • 中国を中心としたアジア地域の受注回復遅れ、供給チェーンの移行
    • 国内消費の弱含み・手芸/アパレル需要の低迷

重要な注記

  • 会計方針の変更、見積りの変更、修正再表示:該当無し
  • 連結の範囲の変更:上海富士克貿易有限公司を清算により連結範囲から除外(当第2四半期連結会計期間にて)
  • 四半期決算短信は四半期レビューの対象外(公認会計士等のレビュー対象外)
  • その他:業績予想は前提条件に基づくものであり、将来実績を保証するものではない旨の注記あり

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3600
企業名 フジックス
URL http://www.fjx.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 素材・化学 – 繊維製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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