2026年3月期 第3四半期決算短信(日本基準)(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想との直接比較は四半期ベースの会社予想提示がないため限定的だが、通期予想(修正後)に対する第3四半期累計実績の進捗はおおむね上振れ傾向(売上・営業利益ともに通期比進捗率は想定レンジ内〜やや良好)。特別損益では投資有価証券売却益など一時要因で税引前利益を押し上げている。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+3.5%、営業利益+8.2%、親会社株主に帰属する四半期純利益+17.4%/前年同期比)。
- 注目すべき変化:営業利益率が改善(営業利益率約8.6%)し、親会社株主に帰属する利益の伸び(+17.4%)が顕著。セグメントではトランスポーテーションが増収だが設備投資コストでセグメント利益減少、一方でエレクトロニクスの利益改善が大きい(セグメント利益+63.9%)。
- 今後の見通し:会社は通期業績予想および期末配当予想を修正済み。第3四半期累計の通期進捗(売上74%、営業利益76%程度、親会社株主利益83%)から見て現時点では通期予想達成可能性は高いが、特別利益の継続性は不確実。
- 投資家への示唆:中期計画の初年度として売上・利益は堅調。短期的には原材料価格の動向、海外マーケット(中国・米国等)の不透明性、トランスポーテーションの設備投資によるコスト影響、特別損益の一過性に注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:リケンテクノス株式会社
- 主要事業分野:塩化ビニル・コンパウンド、フィルム等の製造販売(主な市場:自動車、医療・生活資材、エレクトロニクス、建築資材等)
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 常盤 和明
- URL:https://www.rikentechnos.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算補足説明資料:無/決算説明会:無
- セグメント:
- トランスポーテーション(TR):自動車、鉄道、船舶市場等(エラストマーコンパウンド等)
- デイリーライフ&ヘルスケア(DH):医療、生活資材、食品包材市場等(塩ビコンパウンド等)
- エレクトロニクス(EL):エネルギー、情報通信、IT機器市場等(コンパウンド、フィルム等)
- ビルディング&コンストラクション(BC):住宅、ビル、建築資材、土木市場等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):51,274,821株(第3Q末)
- 期末自己株式数:3,698,207株(第3Q末)
- 期中平均株式数(四半期累計):49,738,596株
- 時価総額:–(株価情報の記載なし)
- 今後の予定:
- 通期業績予想・期末配当の修正公表:2026年1月30日(実施済)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期のみ提示、以下は通期予想に対する第3Q累計の達成率)
- 売上高:実績 99,243 百万円、通期予想 134,000 百万円 → 達成率 74.0%
- 営業利益:実績 8,485 百万円、通期予想 11,100 百万円 → 達成率 76.4%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 6,006 百万円、通期予想 7,200 百万円 → 達成率 83.4%
- サプライズの要因:
- プラス要因:国内外での販売拡大(ASEAN含む)、原材料高等の価格転嫁の進展、エレクトロニクス・一部セグメントの価格適正化によりマージン改善。特別利益(投資有価証券売却益等:約782.9百万円、固定資産売却益約463.2百万円)が純利益を押し上げた。
- マイナス要因:トランスポーテーションで設備投資によるコスト増がセグメント利益を圧迫(セグメント利益▲5.3%)。
- 通期への影響:
- 第3Q累計ベースの進捗率は概ね通期予想を達成し得る水準。ただし投資有価証券売却益等の一時的要因は継続性が低く、これらを除いた実質利益状況(営業利益ベース)を重視する必要あり。会社は通期予想を修正済み(詳細は別途公表資料参照)。
財務指標
- 財務諸表の要点(第3Q末:2025/12/31)
- 資産合計:113,224 百万円(前連結会計年度末 116,469 百万円、△3,244 百万円)
- 負債合計:39,849 百万円(前期末 40,689 百万円、△840 百万円)
- 純資産合計:73,376 百万円(前期末 75,780 百万円、△2,404 百万円)
- 自己資本(参考):63,585 百万円
- 自己資本比率:56.2%(安定水準。前期末55.7%)
- 収益性(第3Q累計・対前年同期比)
- 売上高:99,243 百万円、前年同期 95,877 百万円、増減率 +3.5%(増収)
- 営業利益:8,485 百万円、前年同期 7,843 百万円、増減率 +8.2%(営業利益率 8.55%:改善)
- 経常利益:8,823 百万円、前年同期 8,337 百万円、増減率 +5.8%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:6,006 百万円、前年同期 5,117 百万円、増減率 +17.4%
- 1株当たり四半期純利益(EPS):120.76 円、前年同期 94.83 円(+27.3%)
- 収益性指標(参考)
- ROE(簡易算定:当該期間の親会社株主利益 / 自己資本)= 6,006 / 63,585 = 約9.45%(累計ベース。目安の8%以上を上回る)
- ROA(簡易算定)= 6,006 / 113,224 = 約5.31%(目安5%以上を満たす)
- 営業利益率= 8,485 / 99,243 = 8.55%(業種により評価異なるが改善傾向)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計)
- 売上高進捗率:74.0%
- 営業利益進捗率:76.4%
- 純利益進捗率:83.4%
- 過去同期間との比較:前年同期比で増収増益であり、進捗率は概ね通常ペース〜やや順調。
- キャッシュフロー関連(注記)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(第3四半期累計のCFは未提示)。
- 減価償却費:3,099 百万円(前年同期 2,983 百万円)
- 現金及び預金:22,216 百万円(前期末 24,473 百万円、減少)
- 有利子負債(短期借入金 + 長期借入金)= 7,199 + 3,158 = 約10,357 百万円(第3Q末)。現金差引で概算のネットキャッシュは約 +11,859 百万円(現金22,216 – 有利子負債10,357)。
- 注:詳細な営業CF/投資CF/財務CFの内訳は提示なし。
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期単独の詳細数値は別表参照だが、累計では前年同期比増収増益で季節性の影響は限定的。
- 財務安全性
- 自己資本比率 56.2%(安定水準。目安40%以上で安定)
- 流動負債合計 32,414 百万円、流動資産合計 71,872 百万円 → 流動比率は良好(=71,872/32,414 ≒ 221%)
- 効率性
- 総資産回転率(簡易)= 売上高 / 総資産 = 99,243 / 113,224 ≒ 0.88回(資産効率は業種依存)
- セグメント別(第3Q累計)
- TR(トランスポーテーション):売上 32,054 百万円(+4.9%)、セグメント利益 3,405 百万円(△5.3%)
- DH(デイリーライフ&ヘルスケア):売上 27,892 百万円(+0.3%)、セグメント利益 3,012 百万円(+10.7%)
- EL(エレクトロニクス):売上 19,325 百万円(+4.7%)、セグメント利益 1,222 百万円(+63.9%)
- BC(ビルディング&コンストラクション):売上 19,959 百万円(+5.1%)、セグメント利益 756 百万円(+1.1%)
- 財務の解説:
- 売上は国内外で堅調に拡大。利益面では原材料高の価格転嫁や価格適正化が寄与。トランスポーテーションは販売増だが設備投資費用が利幅を圧迫。自己株式取得や消却による株主資本の動き(利益剰余金・自己株式の増減)も純資産変動の要因。
特別損益・一時的要因
- 特別利益(第3Q累計):合計 約1,246 百万円
- 固定資産売却益 約463 百万円
- 投資有価証券売却益 約783 百万円
- 特別損失(第3Q累計):合計 約467 百万円
- 固定資産除却損 約17 百万円
- 事業再編損失引当金繰入額 450 百万円
- 一時的要因の影響:
- 特別利益が純利益を押し上げているため、純利益の伸びの一部は一時要因に起因。営業ベースの業績(営業利益)は堅調だが、特別項目の継続性は低く、今後の業績評価では除外して見る必要あり。
- 継続性の判断:投資有価証券売却益等は一過性の可能性が高い。事業再編に伴う引当は将来影響を織り込んだ費用計上であるため今後の事業構造変化に注目。
配当
- 配当実績と予想(円/株)
- 中間配当(第2四半期末):20.00 円(2026年3月期)
- 期末(予想):32.00 円
- 年間配当予想(修正後):52.00 円(通期)
- 配当性向(予想ベース):配当性向 ≒ 52 ÷ 146.22 ≒ 35.6%(通期EPS予想146.22円に基づく)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自己株取得の実施履歴あり(第3Q累計期間に自己株式取得・消却等で自己株式残高増加)。今後の自社株買い等は都度開示。
設備投資・研究開発
- 設備投資:個別金額の総額は第3Q資料に直接の記載なし(固定資産の増減や建設仮勘定等から設備投資を継続)。トランスポーテーションで国内外の設備投資によるコスト増加が言及されている。
- 減価償却費:3,099 百万円(第3Q累計)
- 研究開発:R&D費用の明確数値は開示資料の要約部分には記載なし(詳細は補足資料参照)。
受注・在庫状況(該当情報)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品及び製品ほか):9,663 百万円(第3Q末、前期末 10,936 百万円、減少)
セグメント別情報(要点)
- TR:売上増(32,053 百万円、+4.9%)だが設備投資費用でセグメント利益は減少(3,405 百万円、△5.3%)
- DH:売上ほぼ横ばい(27,891 百万円、+0.3%)、利益改善(3,012 百万円、+10.7%)
- EL:販売価格適正化等で利益大幅改善(売上 19,325 百万円、+4.7%、利益 1,222 百万円、+63.9%)
- BC:増収・微増益(売上 19,959 百万円、+5.1%、利益 756 百万円、+1.1%)
- 地域別売上:概要としてASEANを含む海外拡販が複数セグメントで寄与。為替影響等の金額は明細なし。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「One Vision, New Stage 2027」の初年度であり、成長・グローバル化・新規事業への挑戦を掲げ実行中。第3Q累計の増収増益は初年度計画の進捗として概ね整合。
- KPI達成状況:具体KPIの進捗開示は要補足。
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社コメント):米国は緩やかな拡大、中国は不動産市場停滞等で低迷、中東の地政学リスク等不透明要因あり。原材料価格高騰の販売価格への転嫁が進む一方で採算性への影響を注視。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(修正後)予想(2025/4/1~2026/3/31):売上高 134,000 百万円(+4.6%)、営業利益 11,100 百万円(+5.8%)、経常利益 11,400 百万円(+7.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 7,200 百万円(△2.3%)
- 会社は直近(2026/1/30)に通期業績予想および期末配当を修正(詳細は別資料参照)
- 予想の信頼性:第3Q累計の進捗率は概ね堅調。ただし純利益の一部は特別利益に依存しているため、営業利益ベースの継続性を重視する必要あり。
- リスク要因:為替変動、原材料価格の変動、主要マーケット(中国・米国等)の景況、設備投資に伴う費用増加、地政学リスク等。
重要な注記
- 会計方針の変更:該当なし(開示)。
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:あり(税効果会計に関する見積り等、注記参照)。
- その他重要事項:
- 第3Q累計での自己株式取得・消却の影響により利益剰余金・自己株式の金額に大きな変動あり(自己株式取得累計に関する注記を参照)。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない。
(不明な項目は — としています。上記は提出資料に基づく要約であり、投資助言ではありません。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4220 |
| 企業名 | リケンテクノス |
| URL | http://www.rikentechnos.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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