2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期見通し)の修正あり。第3四半期累計実績は通期予想に対して売上は進捗良好(71.3%)だが、営業利益・純利益の進捗は低い(営業利益約27%、純利益約7.5%)。市場予想との比較は本資料からは不明のため記載不可(–)。
- 業績の方向性:増収(通期ベースは減収見込みだが、3Q累計は前年同期比で減収:△4.8%)・増益(営業・経常・当期純利益は前年同期の大幅赤字から黒字転換)。第3四半期累計は「売上減・利益改善」の構図。
- 注目すべき変化:縫製事業の収益性が大幅改善(セグメント経常利益 1,833百万円、前年同期はセグメントで損失)、産機事業は売上減だが受託事業で収益改善。政策保有株式売却や製造拠点合理化などで特別損益が発生/見込み。
- 今後の見通し:通期業績予想は修正(売上900億円、営業利益25億円、経常利益5億円、当期純利益10億円)。第4四半期に縫製の米州車載関連で需要回復を見込み、利益率改善で営業利益の大幅回復を想定。Q4に構造改革費用(約270百万円)や子会社売却に伴う特別損失(JUKI金属の譲渡損 約520百万円)を計上予定だが、投資有価証券売却益等(約1,303百万円見込み)で当初想定水準を確保する見込み。
- 投資家への示唆(助言ではない):短期では縫製事業のハイエンドシフトと生産最適化が利益改善の原動力。通期は一時項目(証券売却や子会社売却、構造改革費用)が影響するため、特別損益を除いた本業のトレンド(受注・米州・中国の回復具合)とキャッシュフロー動向を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:JUKI株式会社
- 主要事業分野:縫製機器(縫製事業)、産業機器(産機事業)、その他(ビル管理等)
- 代表者名:代表取締役社長 成川 敦
- URL:https://www.juki.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:開催なし
- セグメント:
- 縫製事業:工業用・家庭用ミシン等の開発・製造・販売・サービス(ハイエンドシフト実施中)
- 産機事業(産業機器):産業用装置・自動化システム等の開発・製造・販売・サービス
- その他:ビル管理等(規模は小さい)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):29,874,179株(2025年12月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):29,787,739株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料が第3四半期開示(次は通期決算)
- 株主総会/IRイベント等:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期。達成率は第3四半期累計実績/通期予想で算出)
- 売上高:64,204百万円(通期見通し90,000百万円に対する進捗率 71.3%)
- 営業利益:674百万円(通期見通し2,500百万円に対する進捗率 27.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:75百万円(通期見通し1,000百万円に対する進捗率 7.5%)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:縫製事業での粗利改善(ハイエンド市場シフト)と機種削減による生産適正化、保有株式売却等の特別利益計上(投資有価証券売却益等)。
- 下振れ要因:売上全体は前年同期比で減少(中国・米国市場の弱さ、米国関税影響)、産機事業の売上減。
- 結果的に営業ベースは改善も、純利益は特別損益や持分法損失、為替差損等の影響で変動。
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを修正(期初→修正:有)。Q4に生産拠点合理化費用(約270百万円)や子会社株式譲渡損(JUKI金属:約520百万円)を計上する予定だが、投資有価証券売却益(約1,303百万円見込み)で相殺し、当初の通期見通し水準を維持見込みとしている。
財務指標
(単位:百万円、%は前年同期比や率)
- 財務諸表の要点(第3四半期累計:2025/1/1~9/30)
- 売上高:64,204(△4.8% YoY、前年 67,435)
- 売上総利益:18,309(売上総利益率 28.5%)
- 営業利益:674(前年は△1,869 → 大幅改善)
- 経常損失:△771(前年は△4,444 → 改善)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:75(前年は△4,550 → 黒字化)
- 総資産:132,807(前連結年度末142,219より減少)
- 純資産:31,333(自己資本 30,361)
- 自己資本比率:22.9%(前期 21.9%)(目安:40%以上で安定)
- 収益性
- 売上高:64,204(前年同期 67,435、△4.8% / △3,230百万円)
- 営業利益:674(前年同期 △1,869 → +2,544百万円改善) 営業利益率:1.05%(674/64,204)(業種平均との比較は業種により異なるが低水準)
- 経常利益:△771(前年同期 △4,444 → +3,673百万円改善)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:75(前年同期 △4,550 → +4,625百万円改善)
- 1株当たり四半期純利益(EPS、累計):2.53円(前年同期 △153.42円)
- 収益性指標
- ROE(簡易算出):親会社株主純利益75 / 自己資本30,361 = 約0.25%(目安:8%以上で良好)→ 低水準
- ROA(簡易算出):純利益75 / 総資産132,807 = 約0.06%(目安:5%以上で良好)→ 低水準
- 営業利益率:1.05%(業種平均との比較を要確認。縫製での粗利改善はあるが全社では低い)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計)
- 売上高進捗率:71.3%(通常はQ4に大きく販売が集中する場合があるが、71%はやや高め)
- 営業利益進捗率:27.0%(利益は下期寄与を想定しており、未達成リスクはあるが会社はQ4の回復を見込む)
- 純利益進捗率:7.5%(中間・期末の特別利益・損失の影響が大きい)
- 過去同期間との比較:前年は累計で大幅赤字(営業・経常共に赤字)であったため改善が顕著
- キャッシュフロー(第3四半期累計)
- 営業CF:+6,282百万円(前年同期比改善。運転資本削減が主因)
- 投資CF:+2,932百万円(保有株式売却等で収入)
- 財務CF:△83百万円(借入返済等)
- フリーCF(営業CF-投資CF):+3,350百万円
- 営業CF/純利益比率:6,282 / 75 ≒ 83.8(1.0以上が健全だが、分母が非常に小さいため過大評価になり得る。主に運転資本の改善による)
- 現金同等物残高:219,191百万円(前期末より増加)
- 四半期推移(QoQ)
- 売上高(単四半期):3Q 19,832 / 2Q 21,415 → QoQ △7.4%
- 営業利益(単四半期):3Q 582 / 2Q 425 → QoQ +36.9%
- 季節性:同社は年末にかけて顧客の期末投資によりQ4回復する傾向を示唆
- 財務安全性
- 自己資本比率:22.9%(安定の目安40%以上には届かず)
- 流動比率(概算):流動資産98,970 / 流動負債78,726 = 1.26(126%)(目安:100%以上で短期支払余力あり)
- 有利子負債(概算):短期借入 64,342 + 長期借入 15,272 = 79,614百万円
- ネット有利子負債:79,614 – 現金21,933 = 57,681百万円(純負債あり)
- 効率性
- 総資産回転率等:–(詳細指標は補助数字不足のため算出困難)
- セグメント別(第3四半期累計)
- 縫製事業:売上 48,301百万円(対前年同期△2.3%)、セグメント利益 1,833百万円(前年はセグメントで損失)→ 収益性大幅改善
- 産機事業:売上 15,678百万円(対前年同期△11.8%)、セグメント損失 △1,128百万円(前年は△1,487百万円)→ 損失幅縮小
- 財務の解説:総資産・負債ともに運転資本削減と有利子負債の減少で圧縮。現金は保有株式売却等により増加。営業CFは運転資本削減が主因で回復傾向。
特別損益・一時的要因
- 特別利益(主な項目)
- 投資有価証券売却益:1,321百万円(第3四半期累計計上)
- 固定資産売却益等:285百万円
- 事業譲渡益:70百万円
- 追加見込み(Q4計上見込み):投資有価証券売却益 約1,303百万円(11/1~12/31売却予定銘柄5件、見込み額)
- 特別損失(主な項目)
- 事業構造改革費用:577百万円(第3Q累計)
- 固定資産除売却損等:24百万円
- 見込み(Q4計上予定):製造拠点合理化による構造改革費用 約270百万円(第4Qに計上予定)、子会社(JUKI金属)株式譲渡損 約520百万円(第4Qに計上予定)
- 一時的要因の影響:特別益(主に有価証券売却)および特別損失(構造改革・子会社売却)で通期純利益に大きな影響。第3Q累計では特別損益を含めても黒字化しているが、特別項目を除いた営業ベースのトレンドも改善している(特に縫製事業)。
- 継続性の判断:有価証券売却はONE-OFF(政策保有株式見直しによる)。構造改革による費用は一時的だが、費用対効果(固定費削減)は中長期で継続的効果を想定(2026年以降約3.9億円/年の固定費削減見込み)。
配当
- 配当実績と予想(円/株)
- 第1四半期末:―
- 中間配当(第2四半期末):0.00円(実績)
- 第3四半期末:―
- 期末(予想):10.00円
- 年間配当予想:10.00円(前回予想から修正なし)
- 配当利回り:–(株価記載なしのため算出不可)
- 配当性向:会社予想ベース:配当10円 / EPS(通期予想 33.57円)= 約29.8%
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:政策保有株式の見直し等を通じた資産効率化を実施。自社株買い等の記載はなし。
設備投資・研究開発
- 減価償却費:第3四半期累計で2,566百万円(前年同期 2,416百万円)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:52,140百万円(前連結期末 58,297百万円 → 減少、運転資本削減の一環)
セグメント別情報
- 縫製事業
- 売上高:48,301百万円(対前年同期△2.3%)
- セグメント経常利益:1,833百万円(前年同期はセグメント損失)
- コメント:ハイエンド市場への重点シフト、機種削減による生産能力適正化で粗利改善。米州の車載関連でQ3後半から回復。
- 産機事業
- 売上高:15,678百万円(対前年同期△11.8%)
- セグメント損失:△1,128百万円(前年同期 △1,487百万円 → 損失幅縮小)
- コメント:中国は回復傾向だが米国の需要抑制で伸び悩み。来期は主力市場集中で収益改善を目指す。
- 地域別(第3Q累計)
- 日本:11,234百万円、アジア:14,322百万円、中国:13,374百万円、インド:7,301百万円、米州:2,139百万円、アメリカ:7,936百万円、欧州:6,708百万円、その他:1,186百万円
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:本短信では「新中期計画に基づく事業方針」や「ハイエンド市場へのシフト」「製造拠点の合理化」など中期方針に沿った施策が進行中と記載。進捗は縫製事業の収益性改善等で確認可能。
競合状況や市場動向
- 市場動向:ロシア・ウクライナ・中東等の地政学リスク、資源高・インフレ、中国の投資抑制、米国の関税政策が需要に影響。縫製機器の自動化需要(特に非アパレル分野)は継続的なトレンド。
今後の見通し
- 業績予想(通期、2025年1月1日~12月31日)
- 売上高:90,000百万円(△5.4%)
- 営業利益:2,500百万円
- 経常利益:500百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,000百万円(EPS 33.57円)
- 予想修正の有無:有(期初見通しを修正)
- 予想の信頼性:会社はQ4に特別損益(合理化費用・子会社譲渡損)と投資有価証券売却益の双方を見込んでおり、特別項目の実現度合い(株価動向・譲渡条件等)により変動する可能性あり。
- リスク要因:
- 為替変動、原材料価格上昇、金利上昇(コスト増の要因)
- 米国の関税政策や中国経済の回復遅延による顧客設備投資の抑制
- 特別利益(証券売却)や特別損失(子会社譲渡等)の実現差異
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等に関する基準)を適用(第1四半期より)。当該変更による当期への影響は無し。
- 連結範囲の変更:第2四半期以降、(株)鈴民精密工業所を譲渡により連結除外。2025年10月にJTSおよびJASの持分取得により完全子会社化(影響は軽微)。JUKI金属を2025年10月31日に売却(第4Qより連結除外、譲渡損 520百万円を見込む)。
- 製造拠点体制の合理化:国内外で約310名の人員削減、構造改革費用 約270百万円を第4Qに計上予定。効果は2025年度 約100百万円、2026年度以降 約390百万円/年を見込み。
- 投資有価証券売却:政策保有株式見直しに伴い上場株式5銘柄を売却予定、売却益見込み 約1,303百万円(11/1~12/31の売却予定で株価次第で変動)。
- その他:第3四半期連結財務諸表は公認会計士・監査法人によるレビューなし。
(注記)
- 数字は決算短信記載(単位:百万円)をそのまま使用。項目に不明点がある場合は「–」と記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6440 |
| 企業名 | JUKI |
| URL | http://www.juki.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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