2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期業績予想を上方修正(2025/11/10公表→2026/2/9修正)。売上高を1,554,000百万円→1,697,000百万円(+9.2%)、税引前利益を121,000百万円→209,000百万円(+72.7%)、親会社帰属当期利益を74,000百万円→140,000百万円(+89.2%)に修正。配当予想も修正(通期183円:中間65円、期末118円)。
  • 業績の方向性:増収増益。第3四半期累計(2025/4–12)は売上高1,250,721百万円(+4.9%)、税引前利益148,258百万円(+208.0%)、親会社帰属四半期利益108,188百万円(+265.3%)。
  • 注目すべき変化:前年同期に比べ税引前利益が大幅増(+100,119百万円)。製錬セグメントの損益が黒字転換、材料セグメントの利益大幅増など構成要因が明確。
  • 今後の見通し:第3四半期累計ベースでの通期進捗は売上高約73.7%、税引前利益約70.9%、親会社帰属当期利益約77.3%で、修正後予想達成は現状の鉱物価格・生産計画が続けば可能性が高いと示唆。ただし金属価格や材料需要の不確実性は残る。
  • 投資家への示唆:主要非鉄金属(特に銅・金)の価格上昇と鉱山・製錬の増益が今回の業績改善・上方修正の主因。電池材料の需要動向(EV関連)や銅・ニッケル等の価格動向、在庫・CF動向に注目。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:住友金属鉱山株式会社(証券コード 5713)
    • 主要事業分野:資源(鉱山探査・開発・生産・販売)、製錬(銅・ニッケル等の製錬・販売)、材料(電池材料・機能性材料等の製造・販売)
    • 代表者名:代表取締役社長 松本 伸弘
    • IR問合せ:広報IR部 IRグループ長 井上 敦行(TEL 03-3436-7705)
  • 報告概要
    • 提出日:2026年2月9日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結、IFRS)
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント(報告セグメント)
    • 資源:非鉄金属資源の探査・開発・生産・販売(例:菱刈、モレンシー、ケブラダ・ブランカ等)
    • 製錬:銅・ニッケル・フェロニッケル等の製錬・販売、貴金属精錬
    • 材料:電池材料(Ni系等)、粉体・結晶・テープ材料、触媒等
  • 発行済株式
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):290,814,015株(2026年3月期3Q)
    • 期末自己株式数:20,262,742株(増加。自己株式取得あり)
    • 四半期累計平均株式数:271,683,974株(2026年3月期3Q)
    • 時価総額:–(本資料に記載なし)
  • 今後の予定
    • 決算発表:本資料(2/9)および補足資料掲載予定
    • 株主総会・IRイベント等:–(本資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(通期予想は2026年3月期・修正値)
    • 売上高:第3四半期累計 1,250,721百万円。通期予想 1,697,000百万円に対する進捗率 73.7%。
    • 営業利益:–(本資料は「営業利益」明示なし。代替指標として税引前利益を掲示)
    • 税引前利益(代替):第3四半期累計 148,258百万円。通期予想 209,000百万円に対する進捗率 70.9%。
    • 純利益(当期利益):第3四半期累計 114,819百万円。通期予想 152,000百万円に対する進捗率 75.5%。
    • 親会社の所有者に帰属する当期利益(親会社帰属純利益):第3四半期累計 108,188百万円。通期予想 140,000百万円に対する進捗率 77.3%。
  • サプライズの要因(上振れ要因)
    • 主要非鉄金属価格の上昇(銅・金が特に寄与:銅平均 $/t ↑、金 $/TOZ 大幅上昇)により資源・製錬セグメント利益が拡大。
    • 海外鉱山(例:ケブラダ・ブランカ等)の損益改善や既存鉱山の増益。
    • 製錬子会社(Coral Bay等)の損失減少、材料事業の一部製品の増益。
    • 減損損失の大幅減少(前期は大きな減損計上があったが、本期は減少)も利益押上げ要因。
  • 通期への影響
    • 通期見通しは上方修正済み(売上・利益ともに大幅増)。第3四半期までの進捗は概ね順調で、前提(鉱物価格、生産計画、為替等)が維持されれば達成可能性は高い。ただし非鉄金属価格や材料需要の変動リスクあり。

財務指標(要点)

  • 損益(第3四半期累計:2025/4–12)
    • 売上高:1,250,721百万円(前年同期比 +4.9% / +57,920百万円)
    • 税引前四半期利益:148,258百万円(前年同期比 +208.0% / +100,119百万円)
    • 四半期利益(当期利益):114,819百万円(前年同期比 +383.0%)
    • 親会社帰属四半期利益:108,188百万円(前年同期比 +265.3% / +78,573百万円)
    • 基本的1株当たり四半期利益(EPS):398.21円(前年同期 107.77円)
  • 収益性指標(参考・会社提示基準)
    • 税引前利益率(第3Q累計):148,258 / 1,250,721 = 約11.9%
    • 通期予想の税引前利益率(修正後):209,000 / 1,697,000 = 約12.3%
    • ROE(参考:通期予想ベース):親会社帰属当期利益(140,000百万円)/期末親会社持分(1,900,961百万円) ≒ 7.4%(目安:8%以上が良好 → やや未達)
    • ROA(参考:通期当期利益ベース):当期利益(152,000百万円)/資産合計(3,255,688百万円) ≒ 4.7%(目安:5%以上が良好 → やや未達)
    • 営業利益率(業種平均比較の注記):営業利益の明示無しのため代替指標で判断(税引前利益率参照)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
    • 売上高進捗率:73.7%(通常はQ1–Q3で約75%前後となるケースが多く、概ね通常ペース)
    • 税引前利益進捗率:70.9%
    • 当期利益進捗率:75.5%
    • 過去同期間との比較:前年同期に比べ利益の伸びが大きく進捗良好
  • バランスシート要点(2025/12/31)
    • 資産合計:3,255,688百万円(前期末 3,068,622百万円、+187,066百万円)
    • 負債合計:1,150,398百万円(前期末 1,019,236百万円、+131,162百万円)
    • 資本合計:2,105,290百万円(前期末 2,049,386百万円、+55,904百万円)
    • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率に相当):58.4%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 流動資産合計:1,055,646百万円 / 流動負債合計:625,730百万円 → 流動比率 ≒ 169%(流動比率>100%で概ね健全)
    • 負債/資本(負債比率):負債合計1,150,398 / 資本合計2,105,290 ≒ 0.55(借入依存は過度ではない)
  • キャッシュ・フロー(第3四半期累計)
    • 営業CF:85,851百万円(前年同期 67,127百万円、増加)
    • 投資CF:△122,973百万円(前年同期 △88,558百万円、支出増加。権益取得等)
    • 財務CF:17,791百万円(前年同期 49,926百万円、減少)
    • フリーCF(営業CF − 投資CF):△37,122百万円(マイナス)
    • 営業CF/純利益比率:85,851 / 114,819 ≒ 0.75(目安1.0以上が望ましいため、在庫増等でキャッシュ化遅延)
    • 現金及び現金同等物残高:142,646百万円(前期末 159,712百万円 → 減少)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 四半期別の詳細は添付資料参照。主要要因は鉱物価格の変動と在庫増減。季節性は事業によりあるが本期は価格上昇が支援。

特別損益・一時的要因

  • 特別損益:本期は大規模な減損損失計上が前年より大幅に減少(前年の減損53,473百万円→本期3,825百万円)しており、前年比で利益押上げ要因。
  • 連結範囲の変更:新規1社(SMM PERTH PTY LTD)を連結(買収・権益取得関連の支出あり。投資活動CFに反映)。
  • 一時的要因の影響:減損の減少や持分法損益の改善等は一時的要素を含む場合があるため、これらを除いた「ベース業績(価格・生産性)」の持続性を確認する必要あり。

配当

  • 配当実績・予想
    • 2025年3月期(実績):中間49円、期末55円、合計104円
    • 2026年3月期(今回発表)中間:65円(既に確定)、期末(予想):118円、合計予想:183円(配当予想を修正)
  • 配当性向:通期親会社帰属当期利益予想1,400億円に対する年間配当(183円×発行済株式数ベース)での配当性向は本資料に直接計算値なし(–)。(配当性向指標は会社公表を参照のこと)
  • 自社株買い・株主還元:自己株式取得実施(期中自己株式取得による支出 15,013百万円)。株主還元強化の姿勢が見える(配当増・自社株取得)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資・投資活動
    • 投資CFは△122,973百万円(当第3四半期累計)。主な内訳は有形固定資産取得や権益取得支出、長期貸付等。権益取得(ウィヌ銅・金プロジェクト等)による支出が増加。
    • 有形固定資産取得支出:64,261百万円(前年同期 100,024百万円→減少)
  • 研究開発(R&D):本資料に金額の明示は無し(–)。

受注・在庫状況(該当業種関連)

  • 棚卸資産:650,592百万円(前連結会計年度末 567,800百万円、増加。非鉄金属価格上昇に伴う在庫評価増及び数量増)
  • 在庫の増加が営業CFに与える影響は大きく、営業CF/純利益比率を低下させる要因となっている。

セグメント別情報

  • 概況(第3四半期累計)
    • 資源セグメント:売上高 202,037百万円(+27.4%)、セグメント利益 97,705百万円(+22.7%)。銅・金価格上昇、鉱山の損益改善が要因。
    • 製錬セグメント:売上高 976,329百万円(+6.0%)、セグメント利益 37,845百万円(前期は△21,395百万円の赤字→黒字転換)。銅買鉱条件の悪化があったが、金価格上昇と子会社の損失圧縮で改善。
    • 材料セグメント:売上高 204,412百万円(△8.4%)、セグメント利益 11,144百万円(+366.3%)。電池材料が増益、電子部品向け一部で在庫調整あるものの増益寄与。
  • 主要製品生産量(当第3四半期累計 vs 前第3四半期累計)
    • 銅(t):311,742(△19,251 t)
    • 金(kg):10,364(△3,673 kg)
    • 電気ニッケル(t):49,599(+4,528 t)
    • フェロニッケル(t):3,891(+1,647 t)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画との整合性:本資料に中期計画進捗の詳細は限定的だが、資源・製錬での収益基盤強化と材料の事業成長が中期方針と整合。権益取得や設備投資は中長期の供給確保を意図。

競合状況や市場動向

  • 市場動向
    • 銅:データセンター等の需要拡大、鉱山事故による供給逼迫で価格上昇が継続。会社は供給逼迫を前提とした見通し。
    • ニッケル:インドネシア等の増産で供給過剰が継続。価格は前年同期を下回る動き(当第3Q累計平均 $/lb 6.81、前年同期 7.66)。
    • 金:地政学的リスクや通貨不安で価格が大幅上昇(当期平均 $/TOZ 3,626.4、前年同期 2,492.1)。
  • 競合比較:同業他社との相対評価は本資料に直接比較データなし(–)。ただし銅価格の上昇局面では資源・製錬での収益性回復が期待される。

今後の見通し

  • 業績予想(修正後、通期)
    • 売上高:1,697,000百万円(前回 1,554,000)
    • 税引前利益:209,000百万円(前回 121,000)
    • 当期利益:152,000百万円(前回 82,000)
    • 親会社帰属当期利益:140,000百万円(前回 74,000)
    • 前提:銅 $/t 12,000(第4Q予想)、金 $/TOZ 4,200(第4Q予想)、為替 円/$ 155.00(第4Q予想)等を前提に見直し。
  • 予想の信頼性:今回までの業績改善は実績(鉱物価格と生産)に基づくが、金属価格は変動性が高く、政策/世界景気・需給の変化で実績が左右されやすい。
  • リスク要因:主要金属価格下落、材料(電池材料)需要の鈍化、為替変動、鉱山の操業トラブル、権益・資本支出関連リスク等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:IFRSによる会計方針の変更はなし。会計上の見積りの変更なし。
  • 連結範囲の変更:新規連結1社(SMM PERTH PTY LTD)。
  • 監査:四半期連結財務諸表に対する任意の期中レビューを受けており、レビューにおいて重要な指摘はなかった旨(有限責任 あずさ監査法人の報告)。

※ 本資料は住友金属鉱山が公表した決算短信(2026年2月9日)に基づく要約です。投資助言は行いません。数値は百万円単位で四捨五入されているため合計等で端数が生じる場合があります。不明な項目は「–」と表記しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5713
企業名 住友金属鉱山
URL http://www.smm.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.15)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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