企業の一言説明

TDCソフトは、独立系SIerとして金融・流通関連のソフト開発に強みを持ち、AI、アジャイル、クラウドといった先端技術分野に注力する情報サービス企業です。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 安定した業績成長と強固な財務基盤: 過去5年間で売上高・利益ともに着実に成長を続けており、強固な自己資本比率と高いF-Scoreが示すように財務健全性が非常に優れています。ROEや営業利益率も高く、効率的な経営を実現しています。
  • 先端技術への積極投資と事業ポートフォリオの多様化: AI、アジャイル、クラウドといった成長分野への注力を明確にしており、ITコンサルティング&サービスの高い成長率(前年同期比18.6%増)からも、既存事業の安定性だけでなく、今後の事業拡大への期待が持てます。
  • 短期的な株価下落トレンドと信用倍率の高水準: 足元の株価は年初来高値から大きく下落しており、主要移動平均線を下回る弱いトレンドにあります。また、信用倍率が23.24倍と高水準で、将来的な売り圧力となる可能性があり、短期的な株価の重しとなる可能性があります。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 A 良好な成長
収益性 S 優良な高収益
財務健全性 S 優良な安定性
バリュエーション A 良好な水準

※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 1,065.0円
PER 14.33倍 業界平均23.2倍より低い
PBR 2.20倍 業界平均2.3倍と同水準
配当利回り 2.81%
ROE 17.44%

1. 企業概要

TDCソフト(4687)は、1962年創業の独立系Sler(エスアイアー:情報システムの企画、構築、運用などを請け負う事業者)です。金融機関や流通業界向けの情報システム開発に強みを持ち、ITサービスとソリューションを提供しています。近年は、アジャイル開発、UXデザイン、セキュリティ、AIコンサルティング、クラウドサービスなど、最新技術分野への注力により事業領域の拡大を図っています。自社開発の人事タレントマネジメントシステム「HuTaCT」やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)「WinActor」などの多様なプロダクト・サービスも手掛け、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。特定の技術やツールに依存しない独立性を持ち、高付加価値なコンサルティングからシステムインテグレーションまで一貫したサービスを提供することで、高い技術的独自性と顧客からの信頼を得ています。

2. 業界ポジション

TDCソフトは情報・通信業セクターに属する独立系のシステムインテグレーターとして、特定の顧客基盤と技術的専門性を強みとしています。特に金融・流通分野における豊富な実績とノウハウは、既存顧客からの継続的な案件獲得に貢献し、新規参入企業にとっての参入障壁となっています。近年ではAI、アジャイル開発、クラウドといった先端技術分野への積極的な投資とサービス展開により、市場の変化に対応し、競争優位性を維持しようとしています。競合他社と比較して企業規模は中堅ですが、独立系ならではの柔軟な提案力と迅速な意思決定が強みです。
財務指標を見ると、PER(株価収益率:株価が1株当たり利益の何倍か)は14.33倍と、業界平均の23.2倍と比較して割安感があります。PBR(株価純資産倍率:株価が1株当たり純資産の何倍か)は2.20倍と、業界平均の2.3倍とほぼ同水準であり、純資産価値から見て適正な評価を受けていると言えます。

3. 経営戦略

TDCソフトは、デジタル化の波と企業におけるDX推進を背景に、AI、アジャイル、クラウドといった成長分野への積極的な投資と事業展開を経営戦略の要としています。2026年3月期第3四半期決算では、ITコンサルティング&サービス部門が売上高で前年同期比18.6%増と、全セグメント中で最も高い成長率を示しており、新たな技術を取り込んだ事業が順調に拡大していることが伺えます。これは、高付加価値化への取り組みが奏功している証拠と言えるでしょう。
直近では、株式会社NTTデータグループ株式売却による特別利益を計上しており、ポートフォリオの見直しや財務体質の強化を図る姿勢が見られます。受注高・受注残高も増加傾向にあり、Book-to-Bill(受注高と売上高の比率)が概ね1.0を超えていることから、今後の売上成長も期待できる状況です。
今後のイベントとしては、2026年3月30日に配当権利落ち日(Ex-Dividend Date)が予定されています。これは、この日までに株式を保有している株主が配当を受け取る権利を得る日であり、投資家にとっては一つの注目点となります。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 8/9 S: 財務優良(収益性・健全性・効率性すべて良好)
収益性 2/3 良好(純利益、ROAの基準を満たす)
財務健全性 3/3 優良(流動比率、D/Eレシオ、株式希薄化の基準を満たす)
効率性 3/3 優良(営業利益率、ROE、四半期売上成長率の基準を満たす)

F-Score解説:

TDCソフトの総合F-Scoreは8/9点であり、システムの評価では「S: 財務優良」と判定されています。これは、企業の収益性、財務健全性、効率性が全体的に極めて良好であることを示します。
収益性の点では、純利益がプラスであり、ROA(総資産利益率)もプラスであり良好です。営業キャッシュフローのデータは提供されていませんが、それ以外の項目は基準を満たしています。
財務健全性においては、流動比率が1.5以上、負債比率が1.0未満、株式の希薄化もなしと、いずれも優良な水準を達成しています。
効率性に関しては、営業利益率が10%以上、ROE(自己資本利益率)が10%以上、直近四半期の売上高成長率もプラスと、全ての指標で高い効率性を維持していることが評価されています。

【収益性】

TDCソフトの収益性は非常に高く、優良な経営状況を示しています。

  • 営業利益率: 11.99%(過去12か月)
  • ROE(実績): 17.44%
  • ROA(過去12か月): 11.13%

一般的な目安として、ROEは10%以上、ROAは5%以上が良好とされます。TDCソフトのROEは17.44%と非常に高く、株主資本を効率的に活用して利益を生み出している優良企業と言えます。ROAも11.13%と高く、総資産を効率的に活用して収益を上げていることを示しています。営業利益率も10%を超えており、本業での収益力が高いことが評価されます。

【財務健全性】

TDCソフトは極めて強固な財務健全性を有しており、安定した経営基盤を確立しています。

  • 自己資本比率(実績): (連)73.8%
  • 流動比率(直近四半期): 3.73倍

自己資本比率は73.8%と非常に高く、財務の安定性を示す指標として優良な水準です。借入への依存度が低く、外部環境の変化や不測の事態にも耐えうる体力を備えています。流動比率は3.73倍であり、短期的な支払い能力もきわめて高いことを示しており、資金繰りに懸念はありません。

【キャッシュフロー】

  • 営業キャッシュフロー: データなし
  • フリーキャッシュフロー(FCF): データなし

解説: 提供データには具体的なキャッシュフロー計算書がございませんが、F-Scoreの分析において営業キャッシュフローの項目が「N/A」と評価されていることから、別途キャッシュフローに関する詳細なデータが必要となります。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率: データなし

解説: 営業活動によるキャッシュフローが純利益を上回る(比率が1.0以上)場合、利益の質が高い(会計上の利益が実質的な現金の裏付けがある)と判断されますが、当指標のデータは提供されていません。

【四半期進捗】

2026年3月期第3四半期(4月-12月)の連結決算は、前年同期比で以下の通り好調に推移しています。

  • 売上高: 35,197百万円(前年同期 32,287百万円、前年同期比 +9.0%)
  • 営業利益: 4,068百万円(前年同期 3,836百万円、前年同期比 +6.0%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 3,000百万円(前年同期 2,653百万円、前年同期比 +13.1%)

通期予想に対する進捗率の記載はありませんが、売上高・利益ともに着実に伸長しており、通期目標達成に向けて順調な進捗が期待されます。セグメント別ではITコンサルティング&サービスが最も高い成長率を示し、ポートフォリオ戦略が奏功していることが分かります。
直近3四半期(2025年4-6月期、7-9月期、10-12月期)の売上高・営業利益の具体的な数値推移は提供されていませんが、過去12ヶ月の連結損益計算書及び年度別業績推移からは、売上高、営業利益ともに安定した右肩上がりの成長が確認できます。

【バリュエーション】

  • PER(会社予想): (連)14.33倍
    • 業界平均PER: 23.2倍
    • 判定: 業界平均と比較して約38%低い水準であり、割安感があると言えます。(株価が利益の何年分かを示すPERは、業界平均より低ければ割安の可能性を示唆します。)
  • PBR(実績): (連)2.20倍
    • 業界平均PBR: 2.3倍
    • 判定: 業界平均とほぼ同水準であり、適正なバリュエーションと言えます。(株価が純資産の何倍かを示すPBRは、1倍未満は解散価値を下回る状態とみなされます。)

業種平均PER基準で算出した目標株価は1,689円であり、現在の株価1,065.0円と比較すると、依然として上昇余地があることを示唆しています。PBR基準の目標株価は1,116円であり、現在の株価に比較的近い水準です。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: -67.6 / シグナル値: -55.37 短期トレンド方向を示す
RSI 売られすぎ 19.6% 30%以下は売られすぎを示唆
5日線乖離率 -0.65% 直近のモメンタム
25日線乖離率 -12.03% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 -18.21% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 -19.57% 長期トレンドからの乖離

RSIが19.6%と30%を下回っており、一時的な売られすぎの水準にあることを示唆しています。MACDは「中立」とされていますが、MACD値がシグナル値を下回っており、短期的には下落トレンドが継続している状況です。

【テクニカル】

現在の株価1,065.0円は、52週高値1,483.00円から大きく下落し、52週レンジの下限(安値1,008.00円)に近い12.0%の位置にあります。すべての移動平均線(5日、25日、75日、200日)を下回っており、短期から長期にわたる下降トレンドが明確になっています。特に、200日移動平均線からの乖離率が-19.57%と大きく、強い下落圧力が継続している状況です。直近1ヶ月のサポートラインは1,052.00円、レジスタンスラインは1,332.00円として機能する可能性があります。

【市場比較】

TDCソフトの株価は、日経平均株価およびTOPIXといった市場全体と比較して、過去1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年のいずれの期間においても大幅にアンダーパフォームしています。

  • 過去1年間のリターンは-22.15%であるのに対し、日経平均は+45.80%、TOPIXは+2.81%と大きく上回っています。これは、市場全体が堅調に推移する中で、TDCソフトの株価が個別の要因によって大きく下落していることを示しています。市場のトレンドに逆行する動きとなっており、投資家のセンチメントが冷え込んでいる可能性があります。

【注意事項】

⚠️ 信用倍率が23.24倍と高水準で、将来の売り圧力に注意が必要です。信用買残が多い状況は、株価上昇時に利益確定売り、株価下落時に追証回避のための投げ売りが発生しやすくなるため、株価の重しとなる可能性があります。

【定量リスク】

提供されたリスク指標に基づく定量的なリスクは以下の通りです。

  • ベータ値 (5Y Monthly): 0.64
    • 解説: ベータ値が1より小さいため、市場全体(S&P 500)の動きと比較して、TDCソフトの株価の変動は比較的穏やかである(市場全体のリスクに対して感応度が低い)ことを示しています。
  • 年間ボラティリティ: 36.63%
    • 解説: 株価の年間変動幅が36.63%と示されており、比較的変動が大きい銘柄と言えます。仮に100万円投資した場合、年間で±36万円程度の変動が想定される可能性があることを意味します。
  • シャープレシオ: 0.23
    • 解説: シャープレシオは、リスクに見合うリターンが得られているかを測る指標で、1.0以上が良好とされます。TDCソフトの0.23という値は、過去のリターンがリスクに見合っていない可能性を示唆し、現在の投資妙味が低いと解釈できます。
  • 最大ドローダウン: -36.29%
    • 解説: 過去の最も大きな下落が約36.29%であったことを示します。この程度の下落は今後も起こりうるリスクとして認識しておく必要があります。
  • 年間平均リターン: 8.97%
    • 解説: 過去の年間平均リターンは8.97%ですが、ボラティリティが高い中でこのリターンであるため、リスクに対してリターンが見合っているか慎重な判断が必要です。

【事業リスク】

  • IT業界における技術革新と競争激化: AI、クラウド、IoTなどの技術革新は日進月歩であり、新たな技術への継続的な投資と人材育成が不可欠です。競争激化の中で、差別化されたサービス提供が求められ、投資を怠ると競争優位性を失う可能性があります。
  • 人材確保と流動性のリスク: プロジェクト遂行には高度なスキルを持つIT人材が不可欠ですが、IT業界全体で人材不足が深刻化しています。優秀な人材の獲得・維持ができない場合、事業成長の制約となる可能性があります。平均年齢が36.0歳と若く、新規採用と育成は進んでいるものの人材の流動性が高まるリスクも存在します。
  • 特定の業界への依存度と景気変動: 金融・流通業界に強みを持つ一方で、これらの業界の設備投資やシステム投資の動向は経済状況に左右されます。金融システムの再編や景気後退が起こった場合、企業の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、決算短信補足資料で言及されたNTTグループ再編が間接的に事業に影響を与える可能性も否定できません。

7. 市場センチメント

TDCソフトの市場センチメントは、足元の株価下落と高い信用買残によってやや慎重な見方が支配的であると推測されます。

  • 信用取引状況: 信用倍率は23.24倍と非常に高水準です。信用買残が信用売残を大幅に上回っており、この大きな買い残は将来の株価上昇を阻害する可能性があります。株価が下落した際には、買い方が損失確定や追加保証金(追証)を求められ、売りに出すことでさらに株価を下げる圧力となる可能性があります。
  • 主要株主構成:
    • (有)野﨑事務所: 12.53%
    • 日本マスタートラスト信託銀行(信託口): 8.41%
    • 自社社員持株会: 7.96%

特定の個人(野﨑氏関連)や信託銀行、そして自社社員持株会が大株主として名を連ねており、安定した株主構成と言えます。安定株主が多いことは長期的な視点での経営安定に寄与しますが、浮動株が少ない傾向にあると、信用取引の動向が株価に与える影響が大きくなることもあります。

8. 株主還元

TDCソフトは、安定した配当を継続し、株主への利益還元に積極的に取り組んでいます。

  • 配当利回り(会社予想): 2.81%
    • 現在の株価1,065.0円に対し、会社予想の1株配当30.00円に基づくと、配当利回りは2.81%となります。これは、日本のプライム市場上場企業として平均的な水準か、やや上回る水準であり、比較的安定したインカムゲインを期待できます。
  • 配当性向: 37.06%
    • 配当性向(利益の何%を配当に回しているか)は37.06%と、一般的に健全とされる30%~50%の範囲に収まっています。これは、企業の成長投資と株主還元とのバランスが取れていることを示唆しています。過去の配当性向も30%台で安定しており、財務基盤の安定性と利益成長に伴う増配傾向が見られます。
  • 自社株買いの状況: データなし
    • 提供データには自社株買いに関する情報はありません。

配当金履歴を見ると、2016年3月期以降、EPS(一株当たり利益)の成長に伴い、年間配当額も着実に増加傾向にあります。これは、企業の成長が直接的に株主還元に繋がっていることを示しており、持続的な企業価値向上への意識が高いと評価できます。

SWOT分析

強み

  • 金融・流通分野における長年の実績と専門知識に基づく安定した顧客基盤と高い技術力。
  • 最新技術(AI、アジャイル、クラウド)への積極的な投資と、ITコンサルティング&サービス部門の高い成長性。
  • 自己資本比率73.8%と非常に高い財務健全性、およびF-Score 8/9点が示す優れた財務品質。
  • ROE17.44%と効率的な経営による高い収益性。

弱み

  • 相対的に市場(日経平均、TOPIX)に対して大きくアンダーパフォームしている株価トレンド。
  • 信用倍率23.24倍という高水準な信用買い残が示す、将来的な売り圧力と短期的な株価の重し。

機会

  • 企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要の高まりと、それによってもたらされるシステム投資の拡大。
  • AI、クラウドサービス市場の成長により、新たな高付加価値ソリューション提供の機会。
  • NTTグループ再編など、業界構造の変化がもたらす新たな事業連携や市場機会。

脅威

  • IT業界全体での人材不足と、優秀なITエンジニア獲得競争の激化。
  • 景気変動、特に金融・流通業界におけるIT投資抑制による業績への影響。
  • SIer間の競争激化、特に大手クラウドベンダーや外資系コンサルティングファームとの競合。

この銘柄が向いている投資家

  • 安定成長と財務健全性を重視する長期投資家: 堅実な業績成長と極めて強固な財務基盤は、長期的な資産形成を目指す上で魅力的な要素です。
  • DX市場の成長を捉えたい投資家: AIやクラウドといった先端技術分野への積極的な投資と事業展開は、今後のDX市場の拡大恩恵を受けたい投資家にとって魅力的です。
  • 配当によるインカムゲインを期待する投資家: 安定した配当政策と魅力的な配当利回りは、インカムゲインを重視する投資家にとって検討に値します。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 短期的な株価下落トレンドと信用倍率: 現在の株価は下落トレンドにあり、信用買残が多いことから、短期的な視点では株価の変動リスクが高い時期である可能性があります。突発的な売り圧力に注意が必要です。
  • 市場全体の動向との乖離: 日経平均やTOPIXと比較して大きくアンダーパフォームしている状況は、個別のポジティブなニュースが出ても、市場全体の流れに乗り切れない可能性があることを示唆しています。

今後ウォッチすべき指標

  • ITコンサルティング&サービス部門の成長率: TDCソフトの成長戦略の核心であり、今後もこの部門が持続的に高成長を維持できるか。目標値:前年同期比15%以上の成長。
  • Book-to-Bill比率: 受注高/売上高の比率が継続して1.0以上を維持できるか。これが下回る場合、将来の売上高の伸びが鈍化する可能性があります。
  • 人材投資の進捗と人材確保状況: 優秀なIT人材の確保・育成は事業成長の生命線です。従業員数の増加率や、採用計画に対する実績を注視する必要があります。

成長性: A (良好な成長)

根拠: 過去5年間の売上高は年平均約12.8%で成長しており、2025年3月期実績も前年比で売上高(44,417百万円→48,000百万円)約7.9%増、営業利益(4,772百万円→5,100百万円)約6.9%増と増収増益を予想しています。直近3Qの売上高成長率も9.0%と堅調であり、引き続き安定した成長が見込まれるため、高い評価となります。

収益性: S (優良な高収益)

根拠: ROE(自己資本利益率)は17.44%と非常に高く、基準の15%を大きく上回っています。また、営業利益率も11.99%と10%を超えており、本業で高い収益力を継続していることが評価されます。株主資本と売上高の双方から見て、極めて効率的かつ高収益な経営が実現されています。

財務健全性: S (優良な安定性)

根拠: 自己資本比率は73.8%と極めて高く、財務基盤が非常に強固です。流動比率も3.73倍と短期的な支払い能力に全く問題はありません。さらに、Piotroski F-Scoreも8/9点と最高水準であり、財務の安定性、安全性が「優良」と判断されます。

バリュエーション: A (良好な水準)

根拠: PER(株価収益率)は14.33倍で、業界平均23.2倍と比較して割安感があります(業界平均の約62%)。一方でPBR(株価純資産倍率)は2.20倍で、業界平均2.3倍とほぼ同水準であり、適正な評価を受けていると言えます。PER基準での強い割安感を考慮し、全体として良好な水準と評価できます。


企業情報

銘柄コード 4687
企業名 TDCソフト
URL http://www.tdc.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 1,065円
EPS(1株利益) 74.51円
年間配当 2.81円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 13.1% 16.5倍 2,272円 16.6%
標準 10.1% 14.3倍 1,725円 10.4%
悲観 6.0% 12.2倍 1,217円 3.0%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 1,065円

目標年率 理論株価 判定
15% 867円 △ 23%割高
10% 1,083円 ○ 2%割安
5% 1,367円 ○ 22%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.22)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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