2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上に相当する経常収益:8兆3,208億円、前年同期比+6.1%;経常利益:5,977億円、同+7.2%;親会社株主に帰属する四半期純利益:3,703億円、同+4.7%)。
- 注目すべき変化:責任準備金等繰入額が大幅増(1兆4,886億円、前年同期比+52.1%)など保険引当関連の動き、その他有価証券評価差額金の大幅増(1兆6,279億円、同+54.4%)により包括利益が大幅改善(770,487百万円、+185.5%)。
- 今後の見通し:会社は業績予想・配当予想を修正済(公表:2026年2月13日)。第3四半期累計の進捗から見ると通期予想の達成可能性は高い水準(特に純利益の進捗が90.8%)。ただし第4四半期の資産運用環境・為替等で変動し得る。
- 投資家への示唆:資産運用収益の伸び(+18.9%)が業績押上げに寄与する一方、保険引当(責任準備金等)や契約者配当の動きが利益項目に影響。配当は減額修正(通期予想合計52円)されており、株主還元方針の変更点(減額)を重視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:第一生命ホールディングス株式会社
- 主要事業分野:保険持株会社(国内保険事業、海外保険事業、その他事業)。資産運用を中心に保険収益を得る。
- 代表者名:代表取締役社長 菊田 徹也
- URL:https://www.dai-ichi-life-hd.com/
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、電話説明会を2026年2月13日実施予定)
- セグメント:
- 国内保険事業:国内の生命保険事業(保険料収入等)
- 海外保険事業:海外子会社等による保険事業
- その他事業:資産運用・その他関連事業
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):3,701,041,600株(2026年3月期第3Q)
- 期末自己株式数:71,677,085株(J-ESOP含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):3,653,296,775株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表(通期):–(資料記載なし)
- IRイベント:第3Q説明会(機関投資家・アナリスト向け、2026年2月13日に実施予定)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の通期予想に対する達成率:第3Q累計→通期予想)
- 経常収益(=売上高相当):実績8,320,758百万円、通期予想11,067,000百万円に対する進捗率75.2%
- 経常利益(=営業利益相当):実績597,712百万円、通期予想718,000百万円に対する進捗率83.3%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績370,344百万円、通期予想408,000百万円に対する進捗率90.8%
- サプライズの要因:
- プラス要因:資産運用収益の増加(2兆7,472億円、前年同期比+18.9%)、有価証券評価益や為替差益の寄与(為替差益253,201百万円)、その他包括利益の大幅改善。
- マイナス要因:責任準備金等繰入額の増加(1兆4,886億円、同+52.1%)が経常費用を押し上げ。
- 通期への影響:第3Q累計の進捗は通期予想達成に向けて良好(純利益は約91%進捗)。ただし第4Qの資産運用収益・為替変動・引当等の変化が結果に影響するため確定ではない。会社は業績予想・配当予想を修正済(詳細は2026年2月13日公表のリリース参照)。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要数値、百万円)
- 経常収益(第3Q累計):8,320,758(前年同期 7,839,714、+6.1%)
- 経常利益:597,712(前年同期 557,648、+7.2%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:370,344(前年同期 353,711、+4.7%)
- 総資産(期末):72,384,672(前期末 69,592,967、+4.0%)
- 純資産(期末):4,079,522(前期末 3,469,707、+17.6%)
- 収益性(前年同期比)
- 売上高(経常収益):8,320,758百万円(+6.1%、増収額 +481,044百万円)
- 営業利益(経常利益):597,712百万円(+7.2%、増益額 +40,064百万円)
- 経常利益:597,712百万円(+7.2%)
- 純利益:370,344百万円(+4.7%)
- 1株当たり四半期純利益(調整済):101.37円(前年同期95.25円、+6.4%)
- 収益性指標
- ROE(簡易計算、年累計ベース):約9.8%(370,344 / 平均純資産約3,774,615)→ 目安:8%以上は良好 → 9.8%(良好水準)
- ROA(簡易計算):約0.52%(370,344 / 平均総資産約70,988,819)→ 目安:5%以上が良好(業種差あり)→ 0.52%(保険業では資産残高が大きいため低く出る点に留意)
- 経常利益率(経常利益/経常収益):597,712 / 8,320,758 = 7.18%(参考)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計進捗)
- 売上高進捗率:75.2%(通常ペースかやや高め。年度末偏重の業種特性に注意)
- 営業利益進捗率:83.3%(良好)
- 純利益進捗率:90.8%(非常に良好)
- 過去同期間との比較:前年同期比は増収増益で着地
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料に記載なし)。ただし現金及び預貯金残高は1,937,132百万円(期末)へ増加。
- 減価償却費:65,885百万円(前年 66,263百万円)、賃貸用不動産等減価償却費 11,023百万円。
- フリーCF等は算出不可(必要データ未提供)。
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期ごとの詳細なQoQは資料に限定的記載のため–(ただし第3四半期累計の前年同期比は増収増益)。
- 季節性:保険会社は年度末に契約返戻等の影響が出やすい点に注意。
- 財務安全性
- 自己資本比率:5.6%(期末、前期末 5.0%)→ 目安:一般企業で40%程度が安定だが、保険持株会社・保険会社は構成が異なるため単純比較不可。5.6%(保険会計上の構成で低く表れる点に留意)
- 流動比率・負債比率等:詳細は保険特有の負債構成(保険契約準備金等が大部分)により通常の企業指標と比較困難。負債合計 68,305,150百万円、保険契約準備金 60,013,324百万円。
- 効率性
- 総資産回転率等:資産規模が極めて大きいため低めに出る点に注意。総資産回転率は低位(計算上は経常収益/総資産 = 8,320,758 / 72,384,672 ≒ 11.5%)。
- セグメント別(第3Q累計)
- 国内保険事業:経常収益 5,872,002百万円(前年 5,649,439)、セグメント利益 503,035百万円(前年 444,679)
- 海外保険事業:経常収益 2,603,290百万円(前年 2,646,543、わずか減少)、セグメント利益 125,834百万円(前年 131,699、やや減少)
- その他事業:経常収益 50,476百万円(前年 29,729、増加)、セグメント利益 304,071百万円(前年 223,513、増加)
- セグメント寄与:国内事業が利益の中核、その他事業の伸びが寄与。
- 財務の解説:資産運用収益の拡大が経常収益増の主因。負債側は保険契約準備金が総負債の大部分を占め、準備金の増減が費用に影響するため、引当の増減が利益変動の重要因。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:21,513百万円(固定資産等処分益 12,585百万円、持分変動利益 8,748百万円等)
- 特別損失:30,973百万円(固定資産処分損 7,740百万円、減損損失 9,415百万円、価格変動準備金繰入等)
- 契約者配当準備金繰入額:71,389百万円(前年 61,968百万円)→ 保険契約者向けの積立増加が純利益に影響
- 一時的要因の影響:特別損益は純損益に一定の影響を与えているものの、経常利益ベースの増益が主トレンド。その他有価証券評価差額金の大幅増が包括利益を押し上げている(非現金評価益)。
- 継続性の判断:評価差額金や為替差益は市場環境に依存するため継続性は限定的。責任準備金等の増加は事業継続的な要素。
配当
- 配当実績と予想
- 2025年3月期:中間配当 61.00円、期末 76.00円、合計137.00円(株式分割前の表示)
- 2026年3月期(第3Q時点):中間配当 24.00円(既に支払済)
- 2026年3月期(会社予想・修正後):期末 28.00円、年間合計 52.00円(修正あり)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースで 52円 / 112.42円(予想EPS) ≒ 46.3%(目安:配当性向の管理は会社方針による)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自己株式取得(第3Q累計で自己株式が増加、取得額65,505百万円あり)を実施。配当は期中に減額修正が行われているため、配当政策の保守化が示唆される。
設備投資・研究開発
- 減価償却費:減価償却費(のれんを除く)65,885百万円(前年 66,263百万円)、賃貸用不動産等減価償却費 11,023百万円
- 研究開発費:–(該当記載なし)
セグメント別情報
- セグメント別の状況(第3Q累計)
- 国内保険:成長(経常収益・利益とも増加)、セグメント利益 503,035百万円(前年+約13.1%)
- 海外保険:経常収益はやや減少、利益もやや減少
- その他事業:経常収益・利益ともに増加(資産運用関連等が寄与)
- 地域別売上:詳細な地域別内訳(国別)は限定的記載 → 国内/海外比は上記セグメント数値参照(外部顧客経常収益:国内 約5,872,002、海外 約2,603,290)
競合状況や市場動向
- 市場動向:世界的に株高、ドル高円安の動きが資産運用収益や為替差益にプラス影響。日本国内はインバウンドや設備投資で下支え、一方で実質賃金の伸び悩みで個人保険の環境に影響する可能性。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(会社予想、修正済):経常収益 11,067,000百万円(+12.1%)、経常利益 718,000百万円(△0.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 408,000百万円(△5.0%)、1株当たり当期純利益 112.42円
- 予想修正の有無:有(2026年2月13日公表の「業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」参照)
- 予想の信頼性:第3Q累計の進捗は概ね良好だが、資産運用収益・為替・市場評価益の変動により第4Qでの上下があり得る点に注意。
- リスク要因:為替変動、資本市場のボラティリティ、金利動向、信用リスク、保険引当(責任準備金)動向、規制・会計基準の変更等。
重要な注記
- 会計方針の変更・見積り変更:該当なし
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(税金費用の計算等に関する注記あり)
- 添付:独立監査人(有限責任 あずさ監査法人)による期中レビュー報告書あり。レビューにおいて重要な点は認められず。
注記:
- 本資料は開示資料(2026年2月13日付 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))に基づき整理した要約です。数値は百万円未満切捨ての元資料表記に従っています。
- 不明な項目は「–」としました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8750 |
| 企業名 | 第一生命ホールディングス |
| URL | http://www.dai-ichi-life-hd.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 金融(除く銀行) – 保険業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.16)」によって自動生成されました。
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