2026年3月期 第3四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 主力事業(著作権管理、DD)の伸長により増収増益を確保。事業基盤(管理楽曲数・取扱原盤数)も着実に拡大している点を強調。グループ再編(レコチョクとエッグスの統合・一部事業譲渡)で経営資源を最適化する方針を表明(経営・効率化)。
- 業績ハイライト: 2026年3月期第3四半期(3Q)
- 売上高 153.0億円(前年同期比 +7.4%:増収=良い)
- 営業利益 8.8億円(前年同期比 +52.6%:営業利益率改善=良い)
- 経常利益 9.0億円(前年同期比 +50.7%)
- 親会社株主帰属当期純利益 5.6億円(前年同期比 +33.6%)
- 取扱高 287.2億円(前年同期比 +9.2%)
- 管理楽曲数 79.1万曲(前年同期比 +22.8%)/取扱原盤数 164.8万原盤(前年同期比 +15.7%)
- 戦略の方向性: 主力の著作権管理事業とDD事業を成長の主軸とし、ビジネスサポート事業を成長ドライバー化。海外・YouTube関連の強化、法人向け音楽配信やカラオケ事業の管理参入等でストック(徴収)拡大を志向。中期計画で売上・営業利益の大幅増を目標(2028/3期 売上296億、営業利益27億)。
- 注目材料:
- レコチョクとエッグスの吸収合併(2026/4/1予定)およびエッグスの一部事業を第三者へ譲渡する方針(資源最適化/事業効率化)。
- 2027年3月期のプライム市場上場計画(中期計画に掲示)。
- ネットキャッシュ約98.6億円(無借金経営)——成長投資やM&A原資として注目。
- 一言評価: 業績は増収増益・基盤拡大でポジティブだが、3Q時点で通期計画に対する進捗がやや遅れており(配信取扱高の計画未達等)、下期の巻き返しが鍵。
基本情報
- 企業概要: 株式会社NexTone(英:NexTone Inc.)、主要事業:著作権管理事業(楽曲の利用許諾・使用料徴収・分配、音楽出版社代行)、DD(デジタルコンテンツディストリビューション)事業(原盤供給、YouTube等のCMS)、音楽配信事業(個人向け・法人向け)、ビジネスサポート事業(キャスティング等)。代表者:代表取締役CEO 阿南 雅浩。
- 説明者: 代表取締役CEO 阿南雅浩(資料内での主要登壇者)。発言概要:業績ハイライト、KPI・中期計画の説明、グループ再編方針、成長戦略・サステナビリティの方針等を説明。
- セグメント(各名称と概要)
- 著作権管理事業:楽曲(歌詞・メロディ等)の管理、使用料徴収・分配、出版代行。
- DD事業:原盤(音源・映像)を配信事業者に供給、YouTube等での管理。
- 音楽配信事業:個人向け配信サービス(例:dヒッツ)および法人向けサービス(例:レコチョク play)。
- ビジネスサポート事業:キャスティング、ライブ/グッズ等の支援、ソリューション提供(法定上は「その他」区分)。
業績サマリー
- 主要指標(2026/3期 第3四半期)
- 取扱高:287.2億円(前年同期比 +9.2%:良い)
- 売上高:153.0億円(前年同期比 +7.4%:良い)
- 営業利益:8.8億円(前年同期比 +52.6%:良い)→ 営業利益率 5.8%(前年同期 4.1%、+1.7pt)
- 経常利益:9.0億円(前年同期比 +50.7%)
- 親会社株主帰属当期純利益:5.6億円(前年同期比 +33.6%)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に明示なし)→ 表示不可(–)
- 予想との比較
- 通期計画(会社予想):売上高 230億円、営業利益 18億円、親会社株主帰属当期純利益 12億円
- 3Q時点の会社予想に対する達成率(簡易)
- 売上:153.0 / 230 = 約66.5%(進捗率、年度の9か月で約66%は概ね計画線だがスケジュール偏重のため4Qでの上振れ必須)
- 営業利益:8.8 / 18 = 約48.9%(進捗不足、4Qでの回復期待)
- 純利益:5.6 / 12 = 約46.7%
- サプライズの有無:特段のポジティブな一時要因は示されておらず、むしろ「著作権管理事業及びDD事業の取扱高が計画を下回った」ことが判明し、3Q時点では計画未達(サプライズは否定的)。
- 進捗状況
- 通期予想に対する進捗(上記の通り):売上は約66.5%、営業利益は約48.9%、純利益は約46.7%(4Qの寄与大)。
- 中期経営計画(2026/3~2028/3)に対する達成率:中期計画は成長目標(2028/3 売上296億、営業利益27億)。現時点では取扱高・管理曲数は増加しているものの、計画達成には引き続き上期より下期での加速が必要。
- 過去同時期との進捗比較:前年同期比は増収増益で良好。営業利益率は前年同期から+1.7pt改善。
- セグメント別状況(3Q実績、前年同期比)
- 著作権管理事業:売上高 11.4億円(+5.7%)、営業利益 4.7億円(±0)。管理楽曲数 79.1万曲(前年同期比 +22.8%)——徴収区分ミックス変化と投資増で利益は横ばい。
- DD事業:売上高 75.9億円(+7.1%)、営業利益 7.4億円(+10.7%)。取扱原盤数 164.8万原盤(前年同期比 +15.7%、レコチョク合算を反映)。
- 音楽配信事業:売上高 57.9億円(+3.6%)、営業利益 11.9億円(+22.6%)。法人向けやdヒッツ料金改定、レコチョク play導入が寄与。
- ビジネスサポート事業:売上高 14.2億円(+24.4%)、営業利益 ▲2.9億円(損失幅縮小)。ライブ関連の実績などで売上増。
業績の背景分析
- 業績概要: ストリーミング市場や動画配信の成長、YouTubeでの直接徴収の拡大、管理楽曲数・取扱原盤数の拡大により取扱高・売上は堅調。営業増収効果が人件費・システム投資等のコスト増を吸収し増益。
- 増減要因
- 増収の主因:配信市場の拡大、YouTubeの直接徴収拡大、著作権管理楽曲数と取扱原盤増加、法人向けサービス拡大(レコチョク play等)。
- 増益の主因:増収効果に加えコストコントロールによる吸収。営業利益増減要因では「増収効果 +4.0億」「人件費増加▲0.6億」「システム等▲0.2億」で営業利益が改善。
- 減少要因/リスク:一部配信事業者の収益・取扱高が計画を下回ったこと(3Qの計画未達要因)。著作権管理は徴収区分ミックスの変化や投資負担で利益が伸び悩むケースあり。
- 競争環境: JASRACが圧倒的規模を保持する中、NexToneはデジタル中心の柔軟な権利管理・透明性ある分配ツールで差別化。実質的にJASRACとNexToneの「2社体制」に近い状態(新規参入障壁高い)。
- リスク要因: 利用料徴収のタイムラグ(利用→徴収→計上に1~2四半期のラグ)、配信事業者側の取扱高変動、規制・法改正、サプライチェーン的リスクは限定的だがプラットフォーム依存(YouTube等)や著作権関連の制度変化は影響大。為替影響は資料で特に言及なし。
戦略と施策
- 現在の戦略: 中期計画(2026/3~2028/3)で売上を3年で1.5倍、営業利益を2.7倍にする目標を掲げる。2027年プライム市場上場を計画。主力の著作権管理・DDの拡大、ビジネスサポート事業の成長化、グループ再編による効率化。
- 進行中の施策:
- レコチョクとの連携強化(資本業務提携)・レコチョクとエッグスの経営統合(吸収合併予定)。
- エッグスのプラットフォーム事業・エージェント事業を第三者へ譲渡する方針(事業の成長可能性最大化)。
- dヒッツ料金改定やレコチョク playの店舗導入(法人向け)等のサービス拡大。
- システム投資・人材投資による管理体制強化。
- セグメント別施策:
- 著作権管理:YouTubeの直接徴収拡大、海外の著作権管理事業者との直接契約拡大、カラオケ演奏の管理参入(全区分管理を目指す)。
- DD事業:取扱原盤数の拡大、レコチョク・エッグスとの合算効果で配信供給強化。
- 音楽配信:法人向け(カラオケ等)拡大、murket等直販やFLAGGLE等サービスの拡大。
- ビジネスサポート:主催興行やインディーズ支援、ライブ支援等を成長ドライバー化。
- 新たな取り組み: レコチョクとの統合によるグループ内シナジー創出、エッグス事業譲渡による外部連携強化・選択と集中。
将来予測と見通し
- 業績予想(会社計画:通期)
- 次期(2026/3期 通期計画) 売上高 230億円、営業利益 18億円、親会社株主帰属当期純利益 12億円。
- 予想の前提条件:ストリーミング等音楽市場拡大、管理楽曲数・取扱原盤数の計画的増加。中期ではJASRAC徴収額が年間6%拡大と仮定した試算あり(中期セクション参照)。
- 経営陣の自信度:中期計画やプライム上場計画を公表しており一定の自信を示すが、3Qでの計画未達を踏まえ下期の実行が重要。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無:説明資料では通期予想(230/18/12)は維持(修正なし)。ただし3Q時点で計画未達の説明あり。
- 修正が無い理由:明記なし(今後の回復見込みに依存)。影響:4Qでの回復が前提。
- 中長期計画とKPI進捗:
- 中期(2026/3~2028/3)目標:売上高 2026:230→2027:270→2028:296億、営業利益 18→24→27億、営業利益率 7.8%→8.9%→9.1%。
- KPI(例):著作権徴収シェア目標 中期10%(2024/3実績 7.8%)、管理楽曲数 増加目標 毎期10万曲以上(2025/3は+17万曲)、取扱原盤数 毎期23万原盤以上増加(2025/3:+20.7万)。
- 現状進捗:管理楽曲数・取扱原盤は増加基調で中期KPIに向け前進中だが、徴収シェア向上には時間を要する想定。
- 予想の信頼性: 過去実績では増収継続しているが、3Qの計画未達を受け通期達成は下期次第。資料に「将来に関する記述は前提に基づく」との注意書きあり。
- マクロ経済の影響: 世界/国内のストリーミング成長が追い風。為替・金利の影響は明示なし。ライブ市場の回復(アリーナ稼働、海外アーティスト公演増)はビジネスサポート等に追い風。
配当と株主還元
- 特別配当: 記載なし(–)。
- その他株主還元: 資金余力(ネットキャッシュ約98.6億)を踏まえ、M&Aや株主還元(内容は検討中)を示唆。自社株買い等の具体策は記載なし。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- 著作権管理サービス(権利者向け管理/利用者向け許諾)
- DDサービス(原盤供給、YouTube CMS)
- 個人向け配信サービス(dヒッツ等)、法人向けサービス(レコチョク play、FLAGGLE 等)
- ビジネスサポート(キャスティング、ライブビューイング支援、商品企画・販売など)
- 新製品/新サービス: 「レコチョク play」(法人向けカラオケ向け原盤利用スキーム)を2025年6月開始→導入店舗拡大(3Q時点で全国705店舗等)。
- 協業・提携: レコチョクと資本業務提携(グループ化)、ホロライブ等との実例でDD/著作権管理・収益向上施策を実施。
- 成長ドライバー: 管理楽曲数・取扱原盤数の拡大、YouTube関連徴収、法人向け配信(カラオケ等)、ビジネスサポート事業の拡大。
Q&Aハイライト
- 経営陣の姿勢: 成長・中期計画達成に向け前向きに説明。10周年や上場計画を明示し、積極的な成長投資姿勢を示す。
- 未回答事項: 3Qの計画未達に関する詳細な原因分析(具体の取引先別など)は資料で限定的。配当や具体的な資本政策の詳細も未提示。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 中立〜やや強気。中期目標・プライム上場計画を公表し積極姿勢を示す一方、3Qの計画未達については説明しており現実的な側面も見られる。
- 表現の変化: 前回比で特段の弱気表現は見られない。むしろグループ統合やサービス展開の加速を強調。
- 重視している話題: 著作権管理の拡大、DD事業の原盤増加、ビジネスサポート事業の育成、グループ再編と上場。
- 回避している話題: 配当方針の具体的数値や、3Q未達の詳細な受注・取扱先別の深掘りは限定的。
投資判断のポイント(情報整理: 投資助言ではない)
- ポジティブ要因
- ストリーミング市場・ライブ市場の拡大による構造的追い風。
- 音楽著作権管理におけるユニークな民間プレイヤーとしての立場(JASRACと事実上の2社体制)。
- 管理楽曲数・取扱原盤数の着実増加(ストック拡大)。
- 無借金・ネットキャッシュ約98.6億円(財務余力が大きい=成長投資やM&A余地)。
- 中期で売上・利益を大きく伸ばす目標、公表済みの上場計画(2027年)。
- ネガティブ要因
- 3Qで通期計画に対する営業利益進捗が遅れ(特に配信取扱高の計画未達)、下期での回復が必要。
- 著作権管理は手数料率の低いストック型ビジネス(収益率の課題)。
- 収益はプラットフォーム(YouTube等)や配信事業者の動向に依存。
- 規制や制度変更(著作権関連法、徴収体系等)が業績に影響する可能性。
- 不確実性: 下期の取扱高回復、グループ再編の効果(統合メリットの顕在化)、海外展開/YouTube徴収の伸長度合い。
- 注目すべきカタリスト:
- 2026/4/1 レコチョクとエッグスの吸収合併(およびエッグス一部事業譲渡)の実施と、その効果の開示。
- 2027年プライム市場上場計画の進捗・実行。
- 4Q(期末)での取扱高および収益の増減(通期計画達成の可否)。
- 主要KPI(管理楽曲数、取扱原盤数、徴収シェア)の四半期ごとの推移。
重要な注記
- 会計方針・処理: 2025年3月期2Qに企業結合に係る暫定的会計処理の確定を行っており、過去数値の一部はその確定内容を反映している旨の注記あり。将来予測は前提に基づく記載であり、達成を約束するものではないとの注意書きあり。
- リスク要因(資料中の主な記載): 将来計画は外部環境変化等により大きく変動する可能性がある旨。
- その他: テキスト中に「AIによって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります」との注意書きがある(資料フッター)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7094 |
| 企業名 | NexTone |
| URL | https://www.nex-tone.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.16)」によって自動生成されました。
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