令和8年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の直近公表予想からの修正は無し(予想どおりの公表)だが、通期予想に対する第2四半期(中間期)実績の進捗は売上高53.6%、営業利益125.1%、親会社株主に帰属する中間純利益123.7%と営業利益・純利益が通期予想を上回る水準に到達(上振れ)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+1.8%/営業利益ほぼ横ばい(△1.5%)だが、前期は為替差損等で経常赤字だったため経常利益・純利益は黒字転換)。
- 注目すべき変化:為替差損の縮小(前年の大幅為替差損→当期は小幅)により経常利益が大幅改善し、親会社株主に帰属する中間純利益は前年の▲99,729千円の赤字から127,443千円の黒字へ転換。釣具・応用品セグメントが受注・売上ともに大幅増。
- 今後の見通し:通期業績予想の修正は無し。だが中間実績で営業利益・純利益が通期予想を上回っているため、会社予想は保守的である可能性あり(修正の有無は未定)。
- 投資家への示唆:為替損益の振れや主要顧客依存(Casio向け売上比率が高い点)、財務制限付きシンジケートローンの存在に留意。短期的には受注・販売の回復や釣具事業の増益が寄与している点が評価できるが、自己資本比率が低め(28.3%)で流動負債比率も高いため財務面の継続監視が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:日本精密株式会社
- 主要事業分野:時計関連部品(時計バンド、外装部品等)、メガネフレームの販売、釣具・応用品等の製造販売
- 代表者名:代表取締役社長 井藤 秀雄
- 上場取引所/コード:東証/7771
- URL:https://www.nihon-s.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:令和7年11月14日
- 対象会計期間:令和8年3月期 第2四半期(中間期)連結(令和7年4月1日~令和7年9月30日)
- 決算説明資料の有無:無(補足説明資料作成なし、決算説明会なし)
- セグメント:
- 時計関連:時計バンド・外装等の製造販売(主力セグメント)
- メガネフレーム:㈱村井によるブランド販売等
- 釣具・応用品:釣具用部品等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):22,238,299株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):22,028,507株
- 時価総額:–(記載無し)
- 今後の予定:
- 通期業績予想:公表済(令和7年5月15日公表分、修正無し)
- 株主総会 / IRイベント:–(本短信に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(通期会社予想との比較、単位:百万円)
- 売上高:中間実績 3,751(対通期予想7,000の進捗率 53.6%)→ 通期予想に対して進捗良好(50%超)
- 営業利益:中間実績 225(通期予想180の進捗率 125.1%)→ 中間で通期目標を超過(上振れ)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:中間実績 127(通期予想103の進捗率 123.7%)→ 中間で通期目標を超過(上振れ)
- サプライズの要因:
- 前期に計上された大きな為替差損(261,775千円)が大幅に縮小(当期34,677千円)したことが経常利益・当期純利益改善の主因。
- 釣具・応用品の受注・売上拡大および販売回復(特に国内向け)によりセグメント利益が拡大。
- 時計関連は海外向けが苦戦しセグメント利益減少。
- 通期への影響:
- 中間実績が通期予想を上回っているため、保守的に見れば通期達成は可能性高いが、会社は修正していない。為替変動や原材料・外注費の上振れ、主要顧客の発注変動が下振れリスク。
財務指標(主要数値)
(注:以下は中間期末数値。単位は千円/カッコは百万円表記)
- 損益(当中間期:令和7年4月1日~9月30日)
- 売上高:3,751,429千円(3,751百万円)、前年同期比 +1.8%(+64,659千円)
- 売上総利益:850,321千円(850百万円)、売上総利益率 22.7%(前年同率)
- 営業利益:225,259千円(225百万円)、前年同期比 △1.5%(前期228,586千円)、営業利益率 6.0%(前期6.2%)
- 経常利益:163,503千円(163百万円)、前年同期は経常損失 △72,751千円(黒字転換)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:127,443千円(127百万円)、前年同期は△99,729千円(黒字転換)
- 1株当たり中間純利益(EPS):5.79円(前年同期 △4.53円)
- 収益性指標(中間期末ベース)
- ROE(単純計算:中間純利益/期末自己資本)=127,443 / 1,623,232 = 7.85%(半期ベース)。年率換算すると約15.7%(目安:8%以上良好、10%以上優良 → 年率換算で優良水準)。
- ROA(中間純利益/総資産)=127,443 / 5,742,186 = 2.22%(半期)、年率換算約4.44%(目安:5%以上良好 → やや低め)
- 営業利益率:6.0%(業種により差異あり。前年とほぼ同水準)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:53.6%(通期7,000百万円に対して)
- 営業利益進捗率:125.1%
- 純利益進捗率:123.7%
- 備考:営業利益・純利益は中間で通期目標を超過しており、会社予想は保守的。
- キャッシュフロー(当中間期、千円)
- 営業CF:63,436(63百万円)、前年同期154,368(減少)
- 投資CF:△22,168(△22百万円)、主に有形・無形固定資産の取得(21,517千円)
- 財務CF:△59,928(△59百万円)、主に長期借入金返済(41,429千円)
- フリーCF(営業CF−投資CF):+41,268千円(41百万円、プラス)
- 現金及び現金同等物残高:842,696千円(842百万円)、前期末比△23,161千円
- 営業CF/純利益比率:63,436 / 127,443 = 0.50(目安1.0以上で健全→現状は低め。税金支払や運転資本増加の影響)
- 貸借対照表(令和7年9月30日)
- 総資産:5,742,186千円(5,742百万円)
- 純資産(自己資本):1,623,232千円(1,623百万円)
- 自己資本比率:28.3%(目安:40%以上で安定 → 低め)
- 短期借入金:2,017,608千円、長期借入金(期末)778,942千円
- 負債合計:4,118,953千円
- 流動比率(流動資産 / 流動負債):3,389,802 / 3,234,125 = 1.05(105%)(目安:100%以上が望ましい → ぎりぎり)
- 負債比率(総負債/自己資本):4,118,953 / 1,623,232 = 2.54倍(254%)
- 四半期推移(QoQ):四半期ごとの詳細数値は短信内に明記だが、本要約では中間累計ベースを主に使用。季節性の影響はセグメントによりあり得る(時計は受注季節性等)。
- 効率性:
- 総資産回転率(売上高÷総資産)=3,751,429 / 5,742,186 = 0.65回(年率換算考慮要)
- セグメント別(売上高・セグメント利益、百万円)
- 時計関連:売上 2,732百万円(前年同期比 △0.7%)、セグメント利益 117百万円(前年162百万円 → 減少)
- メガネフレーム:売上 438百万円(△0.3%)、セグメント利益 11百万円(前年8.6百万円 → 増加)
- 釣具・応用品:売上 582百万円(+17.1%)、セグメント利益 100百万円(前年68.4百万円 → 大幅増)
- セグメント合計利益:228百万円(ほぼ営業利益と整合)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産売却益 792千円
- 特別損失:固定資産売却損 115千円
- 一時的要因の主な影響:前期の大幅為替差損が当期は大幅縮小(前年261,775千円→当期34,677千円)、これが当期の黒字転換の主因。為替は再び業績を左右するリスク要因。
- 継続性の判断:為替差損縮小は恒常的ではなく、為替変動次第で再発し得る(継続性は低い)。
配当
- 中間配当:0.00円(無配)
- 期末配当(予想):0.00円(会社は年間配当予想0.00円のまま、修正無し)
- 年間配当予想:0.00円
- 配当利回り:0%(無配のため)
- 配当性向:–(配当0のため実質0%)
- 株主還元方針:特別配当/自社株買いの記載無し
設備投資・研究開発
- 設備投資(当中間期):有形・無形固定資産の取得支出 21,517千円(21.5百万円、前年中間期は63.6百万円)
- 減価償却費:99,480千円(99.5百万円)
- 研究開発費:–(短信に明示なし)
受注・在庫状況(該当)
- 受注高(当中間期合計):3,782,160千円(3,782百万円)、前年同期比 +7.2%
- 受注残高:1,020,632千円(1,021百万円)、前年同期比 +9.5%
- 時計関連 受注高 2,829,274千円(+5.9%)、受注残高 591,249千円(+17.0%)
- 釣具・応用品 受注高 542,038千円(+20.8%)、受注残高 230,565千円(+26.6%)
- 在庫(商品及び製品):888,681千円(前年期末769,215千円 → 増加)
- 在庫回転等:記載なし(在庫増加は売上債権増加と合わせて運転資本の増加要因)
セグメント別情報(補足)
- 時計関連:売上はほぼ横ばいだが、海外向け受注が減少しセグメント利益は減少。NISSEY VIETNAMでの製造コスト上昇が利益圧迫。
- メガネフレーム:主要ブランドは堅調で、セグメント利益は増加。
- 釣具・応用品:受注・売上とも増加し、セグメント利益が大幅改善。
- 主要顧客比率:カシオ計算機(Casio)向け売上 1,555,427千円(41.5%)、CASIO COMPUTER(HK) LTD. 1,051,994千円(28.0%)。Casio関連で合計約69.5%と高い顧客集中(顧客依存リスク)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の具体数値は短信に記載なし(進捗はセグメント別での受注増・生産効率化・ASEAN拠点強化の実施を継続中と記載)。
- KPI達成状況:受注高・受注残高の増加はポジティブ。ただし自己資本比率や流動性の面で改善余地あり。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との直接比較データは短信に無し。時計関連・メガネ・釣具それぞれで市場環境に影響される(為替・通商政策・物価上昇等がリスク)。
- 市場動向:全球的に回復は緩やかで不確実性あり(為替・米国通商政策等)。会社はASEAN生産拠点の効率化や営業強化を継続。
今後の見通し
- 業績予想:通期(令和8年3月期)予想は未変更
- 売上高 7,000百万円(対前期 △2.2%)
- 営業利益 180百万円(△34.7%)
- 経常利益 140百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益 103百万円(1株当たり当期純利益 4.68円)
- 予想の信頼性:中間期実績が通期予想を超過しているため会社予想はやや保守的に見える。過去の為替損益のブレが大きく、今後の為替動向や主要顧客の需要動向が実績に大きく影響。
- リスク要因:為替変動、外注加工費上昇、主要顧客(Casio)依存度、米国の通商政策、原材料価格・物価上昇、ASEAN拠点の生産コスト動向。
重要な注記
- 会計処理等の変更:当中間期における会計方針の変更無し。中間決算は公認会計士のレビュー対象外(監査レビュー未実施)。
- 財務制限条項:シンジケートローン(借入残高 1,980,000千円)に財務制限条項あり(純資産基準の維持、2期連続の営業損失回避)。当中間期末時点では条項に抵触していない。
- 注記:要旨は会社短信(令和8年3月期第2四半期決算短信)に基づく。数値は原資料の千円表記を百万円単位に換算して記載。情報の出所は同短信。
(不明な項目は — 表示しました。投資助言は行っておりません。ご不明点や特に深掘りしたい項目があればお知らせください。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7771 |
| 企業名 | 日本精密 |
| URL | http://www.nihon-s.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.16)」によって自動生成されました。
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