2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想に対する修正は無し。第3四半期累計(4/1–12/31)の進捗は売上高進捗率72.1%、営業利益進捗率71.6%、親会社株主に帰属する当期純利益進捗率78.3%で、目立った上振れ/下振れは無く「ほぼ予想通り」。市場予想との比較は開示資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高151,403百万円:前年同期比+2.8%、営業利益13,601百万円:同+7.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益10,183百万円:同+15.8%)。
- 注目すべき変化:海外セグメントが北米の堅調推移や東南アジア回復、7月のD’Perception(設計・施工)グループ化寄与で売上・利益を大きく押し上げ(海外売上+25.1%)。国内インテリアは建設市場の低迷や仕入先工場火災の影響で売上横ばい~減少だが、価格改定や高付加価値商品の拡販で粗利は改善。
- 今後の見通し:通期見通し(通期売上210,000百万円、営業利益19,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益13,000百万円)は据え置き。第3四半期累計の進捗は概ね想定内であり、現時点で修正は行っていない。
- 投資家への示唆:海外事業(特に北米・東南アジア)の寄与が拡大しており、国内建設市場の不確実性(着工戸数の低迷)を海外で補完している点が今回決算の構造的ポイント。M&A(SDS、D’Perception等)による連結範囲拡大が業績に影響しているため、買収関連ののれんや統合作業状況を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社サンゲツ
- 上場取引所/コード:東 名(東京・名古屋) 8130
- 主要事業分野:インテリア(壁紙、床材、ファブリック等)、エクステリア、海外事業、空間総合(設計・施工等)
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 近藤 康正
- URL: https://www.sangetsu.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日〜2025年12月31日)
- 決算補足説明資料の有無:有
- 決算説明会の有無:無
- セグメント(報告セグメント):
- 国内インテリア:壁装、床材、ファブリック、デザインフィー・施工等
- 国内エクステリア:外構・造園関連(卸売・設計施工等)
- 海外:北米、東南アジア、中国・香港等の現地事業(卸売、製造、設計施工等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):59,200,000株
- 期末自己株式数:408,298株
- 期中平均株式数(四半期累計):58,783,832株
- 時価総額:–(開示無し)
- 今後の予定:
- 決算発表:今回(2026/2/13)実施(次回イベントは開示無し)
- IRイベント:決算補足資料はTDnetで開示。決算説明会は開催無し。
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表している通期予想との進捗比較)
- 売上高:実績151,403百万円 / 通期予想210,000百万円 → 達成率72.1%
- 営業利益:実績13,601百万円 / 通期予想19,000百万円 → 達成率71.6%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績10,183百万円 / 通期予想13,000百万円 → 達成率78.3%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:海外の増収(北米好調、東南アジア回復)、価格改定や高付加価値商品の販売増、グループ会社の収益拡大。
- 下振れ要因:国内インテリアの建設市場低迷、新設住宅着工の減少、仕入先工場の火災による一時的な販売数量減(ただし供給は概ね回復)。
- 通期への影響:会社は業績予想を据え置き。第3四半期累計の進捗は通期予想達成に向けた基準レンジ(70%台)にあり、現時点で予想修正は行っていない。
財務指標
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:181,894百万円(前連結期末183,923百万円、△2,029百万円、△1.1%)
- 純資産合計:116,139百万円(前期末113,810百万円、+2,329百万円、+2.0%)
- 自己資本(参考):115,406百万円 → 自己資本比率63.4%(前期末61.4%)(安定水準、目安40%以上で安定)
- 現金及び預金:26,504百万円(前期末33,727百万円、△7,222百万円)
- 流動負債:43,800百万円(前期末58,276百万円、△14,476百万円)※短期借入金が大幅減
- 固定負債:21,954百万円(前期末11,836百万円、+10,117百万円)※長期借入金 +10,000百万円
- 損益計算書(主要数値、四半期累計)
- 売上高:151,403百万円(前年同期比+2.8% / +4,104百万円)
- 売上総利益:47,416百万円(前年同期比+4.2%)
- 販管費:33,814百万円(前年同期比+2.9%)
- 営業利益:13,601百万円(前年同期比+7.7%)
- 経常利益:14,061百万円(前年同期比+8.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:10,183百万円(前年同期比+15.8%)
- 1株当たり四半期純利益(累計):173.23円(前年同期149.67円)
- 収益性指標(計算)
- 営業利益率(第3Q累計):13,601 / 151,403 = 約9.0%(業種の平均は分野で差があるため個別比較要)
- ROE(通期予想ベース):13,000(通期予想当期純利益) / 115,406(自己資本) ≒ 11.3%(目安:10%以上で優良水準)
- ROA(通期予想ベース):13,000 / 181,894 ≒ 7.1%(目安:5%以上で良好)
- 進捗率分析(第3四半期累計に対する通期予想比)
- 売上高進捗率:72.1%(通常ペース:第3Q累計で70%前後は通期達成可能圏)
- 営業利益進捗率:71.6%
- 純利益進捗率:78.3%(利益進捗が売上進捗を上回る点は収益性改善を示唆)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュフロー計算書は添付されていない(作成していない旨の注記あり)→ 営業CF/投資CF/財務CFの詳細は不明(–)。
- 現金及び預金残高は26,504百万円へ減少(前期末33,727百万円、△7,222百万円)。
- 備考:短期借入金が9,098→230百万円へ大幅減、長期借入金が2,000→12,000百万円へ増加(借入構成の長期化を実施)。
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期ごとの詳細数値は四半期CF未作成のため限定的だが、売上・利益は累計で増収増益。季節性の影響は建設業・住宅着工の動向に依存。
- 財務安全性
- 自己資本比率63.4%(安定、目安40%以上)
- 負債合計は65,754百万円(前期末70,113百万円、△4,358百万円)で負債は減少傾向だが、長短内訳で構成変化あり。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:助成金収入 404百万円を計上(当第3四半期累計)。
- 特別損失:第1四半期に仕入先工場火災の影響で廃番とした旧見本帳商品の評価損等を計上(具体額は注記参照)。当第3四半期累計の特別損失は15百万円。
- 一時的要因の影響:仕入先工場火災による供給停止→一部商品の売上減(主に床材)・旧見本帳の評価損発生は一時要因。ただし供給は概ね回復している旨を開示。
- 継続性の判断:助成金は通常一時的、工場火災影響は段階的に回復。したがって特別損益を除いた実質業績評価は堅調(海外回復・価格改定の効果等が継続的)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(2026年3月期):77.50円(前年は75.00円)
- 期末配当(予想):77.50円
- 年間配当(予想):155.00円(前年150.00円)
- 配当性向(目安、EPSベース):年間配当155.00円 / 予想EPS 221.20円 ≒ 70.1%(高め。会社は配当見通しの修正無し)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自社株買いの記載無し。配当は増配(+5円/年)で維持。
設備投資・研究開発
- 設備投資:具体的な今期設備投資額は明記無し(–)。
- ただしグループ会社クレアネイト(壁紙メーカー)が2025年10月に広島に新工場を開設(供給強化・SCM強靭化のため)。
- 減価償却費:第3四半期累計で3,078百万円(前年同期2,340百万円)。
- 研究開発:R&D費用の明細は開示無し(–)。製品開発として環境配慮型商品や省施工商品を投入している旨の記載あり。
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:具体的な受注高/受注残高の数値は開示無し(–)。
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品及び製品):20,640百万円(前期末19,300百万円、+1,340百万円、+6.9%)
- 在庫回転日数等の指標は開示無し(–)。
セグメント別情報
- セグメント別売上・営業利益(当第3四半期累計)
- 国内インテリア:売上120,049百万円(前年同期比△1.3%)、営業利益13,457百万円(同+0.2%)
- 壁装ユニット:59,745百万円(同+1.9%)
- 床材ユニット:40,187百万円(同△5.9%) — 火災影響や建設減速
- ファブリック:7,422百万円(同+5.0%)
- その他(デザインフィー・施工等):12,694百万円(同△3.6%)
- 国内エクステリア:売上5,306百万円(同+8.4%)、営業利益76百万円(前年は営業損失21百万円)
- 海外:売上26,049百万円(同+25.1%)、営業利益65百万円(前年は営業損失782百万円)
- セグメント戦略:国内は高付加価値商品とSCM強化で粗利確保、海外は北米基盤強化と東南アジア再建が奏功。空間総合事業では設計・施工機能を組み合わせた提案拡充。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:DESIGN 2030(長期ビジョン)・BX 2025(中期計画)に基づき「スペースクリエーション企業」への転換を進めると明示。
- KPI進捗:海外拡大や空間総合事業の拡充、人的資本・デジタル投資、SCM強化が進展している旨を開示。M&Aでの連結範囲拡大(SDS、D’Perception等)は計画実行の一環。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内は新設住宅着工の減少や非住宅着工面積の低下で低調。北米は不透明感あるが緩やかな拡大期待、東南アジア・中国は地域差あり。
- 競合比較:同業他社との定量比較資料は開示無し(–)。ただし、海外売上比率拡大や空間提案力の強化を競争上の着眼点としている。
今後の見通し
- 業績予想:通期予想の修正無し(売上210,000百万円、営業利益19,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益13,000百万円)。
- 会社予想の前提条件:特に為替・原材料等の前提は決算短信に詳細記載無し(–)。
- 予想の信頼性:第3四半期までの進捗は通期予想と整合。過去の予想達成傾向の記載は無し(–)。
- リスク要因:国内建設市場の低迷継続、仕入先事故や供給障害の再発、海外事業の景況変動、為替・物流コスト、M&A統合リスク等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:有(新規連結 1社:株式会社SDS、並びにD’Perception Pte.Ltd.の70%取得により連結子会社化)。これに伴うのれん増加:国内インテリア(SDS)908百万円、海外(D’Perception)695百万円(注記による)。
- 四半期連結財務諸表は独立監査人による期中レビュー済(有限責任監査法人トーマツ)。
(注記)
- 本資料は開示された決算短信に基づく要約・整理であり、投資助言を行うものではありません。
- 不明な項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8130 |
| 企業名 | サンゲツ |
| URL | http://www.sangetsu.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.16)」によって自動生成されました。
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