令和8年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想に対して「上振れ」。
    • 通期会社予想(売上7,000百万円、営業利益180百万円、親会社株主に帰属する当期純利益103百万円)に対し、第3四半期累計で売上5,701百万円(通期進捗約81%)、営業利益304.7百万円(通期進捗約169%)および当期純利益300.7百万円(通期進捗約292%)となり、営業利益・純利益は既に通期見通しを大幅に上回っています。市場予想は記載なし。
  • 業績の方向性:増収増益(前年同期比:売上高 +6.3%、営業利益 +38.5%、経常利益 +85.1%、親会社株主に帰属する四半期純利益 +66.8%)。
  • 注目すべき変化(前年同期比):時計関連・釣具・応用品セグメントの拡大が寄与。特に時計関連売上は+8.7%、釣具・応用品は+17.1%。一方、メガネフレームは売上▲17.7%でセグメントは赤字転落(セグメント損失11.2百万円)。
  • 今後の見通し:会社は通期予想を据え置き。為替変動や米中通商政策など不確実要因が大きく、通期予想の保守的継続と考えられるが、現時点の利益水準は通期見通しを既に超過。
  • 投資家への示唆:営業利益は為替差益(為替差益147.1百万円計上)や主要セグメントの受注増が効いている点が重要。一方でメガネ事業の回復と顧客集中(カシオ系が売上の約42%)・負債水準・自己資本比率は留意点。直近の第三者割当で資金調達(200百万円)→借入金返済予定は財務改善策と見える。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:日本精密株式会社
    • 主要事業分野:時計関連部品(時計バンド・外装部品等)、メガネフレーム、釣具・応用品の製造販売
    • 代表者名:代表取締役社長 井藤 秀雄
    • 上場取引所/コード:東証/7771
    • 主要取引先:カシオ計算機(売上割合 約42.4%)、CASIO COMPUTER(HK) LTD.(約28.9%)等(高濃度の顧客依存あり)
  • 報告概要:
    • 提出日:令和8年2月13日
    • 対象会計期間:令和8年3月期 第3四半期累計(連結、令和7年4月1日~令和7年12月31日)
    • 決算補足説明資料:無、決算説明会:無
  • セグメント:
    • 時計関連:時計バンド、時計外装部品等(最大セグメント、売上比率上位)
    • メガネフレーム:ブランド品等(主要ブランド不振で減収)
    • 釣具・応用品:釣具用部品・応用品(堅調増収)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):22,238,299株(第3四半期末)
    • 期中平均株式数(四半期累計):22,028,507株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 第三者割当による新株発行(取締役会決議済):払込期日 令和8年3月6日、普通株式 1,941,748株、発行価額103円/株、総額200,000,044円(資金使途:借入金返済)。
    • 決算説明会:無し、株主総会等の予定:–(本資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の通期予想との比較、通期進捗率は第3四半期累計実績÷通期予想)
    • 売上高:実績 5,701百万円/通期予想 7,000百万円 → 達成率 約81.4%
    • 営業利益:実績 304.7百万円/通期予想 180百万円 → 達成率 約169.3%(既に通期見通しを大幅超過)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 300.7百万円/通期予想 103百万円 → 達成率 約292.9%(大幅超過)
    • (注)市場コンセンサスは資料に記載なし。
  • サプライズの要因(上振れ要因)
    • 時計関連と釣具・応用品の売上増による売上総利益増加(売上総利益率 22.1% → 前年21.4%)。
    • 為替差益(147.07百万円)計上により経常利益が押し上げられた。
    • 販管費の増加はあるものの、売上原価改善・販売増で営業利益率改善(5.3%)。
  • 通期への影響
    • 会社は通期予想を据え置き。第3四半期時点で利益が通期見通しを上回っているため、上方修正の余地はあるが、為替や外部環境の変動が大きく予断を許さないため保守的に据え置いたと判断される。
    • 追加的な調整要因:過年度法人税の見積計上(35,000千円)があり税負担が増加している点に留意。

財務指標(主要数値:単位は百万円、前年同期比は資料通り)

  • 損益(第3四半期累計:令和7年4月1日~令和7年12月31日)
    • 売上高:5,701 百万円(前年同期比 +6.3%/増加額 +336 百万円)
    • 売上総利益:1,258 百万円(前年同 1,147 百万円)
    • 販売費及び一般管理費:953.5 百万円(前年 927.4)
    • 営業利益:304.7 百万円(前年同期比 +38.5%)
    • 経常利益:408.5 百万円(前年同期比 +85.1%)
    • 四半期純利益(親会社株主帰属):300.7 百万円(前年同期比 +66.8%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):13.65 円(前年 8.18 円)
    • 営業利益率:5.3%(前年 4.1%)
  • 財政状態(連結)
    • 総資産:6,051 百万円(前連結会計年度末 5,640 百万円、増加 +412 百万円)
    • 純資産:1,790 百万円(前連結会計年度末 1,470 百万円、増加 +320 百万円)
    • 自己資本比率:29.6%(前期 26.1%)(目安:40%以上で安定)
  • 収益性指標(簡易算出)
    • ROE(概算)= 親会社株主に帰属する四半期純利益300.7 / 純資産1,790 = 約16.8%(注:単純計算、目安:8%以上良好、10%以上優良)
    • ROA(概算)= 300.7 / 総資産6,051 = 約5.0%(目安:5%以上で良好)
  • 進捗率分析(第3四半期累計の通期に対する進捗)
    • 売上高進捗率:約81.4%(通常よりやや高い進捗)
    • 営業利益進捗率:約169.3%(通期予想を既に超過)
    • 純利益進捗率:約292.9%(大幅超過)
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は本資料で作成していない(注記あり)。
    • 現金及び預金:929.7 百万円(前期末 875.9 百万円、増加 +53.8 百万円)
    • 減価償却費:149.1 百万円(前年同期 153.9)
    • 投資・財務CFの明細は未提示。ただし短期借入金・長期借入金残高有り(短期借入金 2,014.1 百万円、1年内返済予定長期借入金 84.9 百万円、長期借入金 760.5 百万円)。
    • 第三者割当で200百万円調達→借入金返済予定(財務CFに影響)。
  • 四半期推移(QoQ)
    • 本資料は第3四半期累計の比較中心で、QoQの詳細数値は未提示。季節性の影響は資料中に明記なし。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率 29.6%(安定目安40%未達→要注視)
    • 負債合計 4,261 百万円(短期借入金が大きい構成)
    • シンジケートローン残高(期末 1,970 百万円)に財務制限条項ありが記載され、現時点では抵触していない。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:固定資産売却益 0.8 百万円(小額)
  • 特別損失:固定資産除却損 0.1 百万円(小額)
  • 一時的要因:過年度法人税等として35.0 百万円を計上(税務調査に伴う見積計上)。これにより当期税負担が増加している。
  • 為替差益:営業外収益のうち147.07 百万円を計上(前年同期 60.95 百万円)。経常利益押上げに寄与。
  • 継続性の判断:為替差益は為替相場の変動要因で一過性の要素を含む。過年度税は非継続的。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 第2四半期(中間)配当:0.00 円(実績)
    • 期末および年間予想:期末0.00円、年間0.00円(会社予想に修正なし)
    • 配当性向:–(配当が0のため計算不可)
    • 配当利回り:–(株価情報なし)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:当期は配当見送り。第三者割当で資金調達し借入返済予定。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:明細の記載なし(固定資産合計は僅増、建物等純額は1,587.6百万円)。
  • 減価償却費:第3四半期累計で149.06百万円(前年同期 153.91百万円)。

受注・在庫状況

  • 受注実績(第3四半期累計)
    • 受注高 合計:5,882,435 千円(=5,882 百万円、前年同期比 +10.9%)
    • 受注残高:1,170,890 千円(前年同期比 +13.6%)
    • セグメント別:時計関連 受注高 4,407,739 千円(+13.3%)、受注残 656,190 千円(+15.6%)
  • 在庫(商品及び製品):1,059,396 千円(前期末 769,215 千円、増加)
    • 在庫増は流動資産増の主因の一つ(商品・製品増加)
  • Book-to-Bill(受注/売上の直接比率):当四半期累計の受注高 5,882 百万円 に対し売上 5,701 百万円 → 受注がやや上回る状況

セグメント別情報

  • 売上高/セグメント利益(第3四半期累計)
    • 時計関連:売上 4,245 百万円(+8.7%)、セグメント利益 181.1 百万円(+46.4%)
    • メガネフレーム:売上 593.8 百万円(▲17.7%)、セグメント損失 11.2 百万円(前年は利益24.2百万円)
    • 釣具・応用品:売上 862.3 百万円(+17.1%)、セグメント利益 138.8 百万円(+74.6%)
  • 地域別/主要顧客
    • 主要顧客依存度高し:カシオ計算機(売上比 約42.4%)、CASIO(HK)(約28.9%)
  • セグメント戦略および見通し:時計・釣具はASEAN生産拠点の効率化や提案営業で拡大を目指す。メガネはブランド底上げ、新規ブランド・海外展開で挽回を図る。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画の進捗:個別項目の数値目標は資料に記載なし。だが
    • 既存事業の維持拡大・ASEAN生産拠点強化・財務基盤拡充の取り組みを継続中と明記。
    • 第3四半期時点の業績改善(特に時計・釣具)は目標に沿った成果と読み取れるが、メガネ事業の低迷が課題。

競合状況や市場動向

  • 市場リスク:為替相場の変動、米中通商政策、物価上昇、外注加工費上昇が業績に与えるリスクとして明記。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(据え置き):売上 7,000 百万円(前期比▲2.2%)、営業利益 180 百万円(▲34.7%)、経常利益 140 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 103 百万円、EPS 4.68 円
    • 会社は現時点で業績予想を修正していない(不確実性が高いため据え置き)
  • 予想の信頼性:為替や外部環境次第で変動しやすい。直近の為替差益で利益が押し上げられている点は注意。
  • リスク要因:
    • 為替の急変(為替差益/差損の反転)
    • 主要顧客依存(カシオグループ比率高)
    • メガネ部門の売上回復遅延
    • 原材料・外注加工費の上昇
    • 財務制限条項(シンジケートローンの条件)への将来的な抵触リスク(現時点では抵触していない)

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし
  • 監査/レビュー:独立監査人による四半期レビュー済(結論において重要な事項は認められず)
  • 財務制限条項:シンジケートローン(借入残高1,970百万円)に財務制限条項あり。第3Q時点では抵触していない。
  • 主要事後事象:第三者割当による新株発行(1,941,748株、調達額200,000,044円、払込期日 令和8年3月6日、割当先は取締役權 經訓氏)→借入金返済に充当予定。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7771
企業名 日本精密
URL http://www.nihon-s.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 精密機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.16)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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