2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想の修正は無し。第2四半期実績は通期予想に対する進捗として
- 売上高進捗率 51.7%(62,546 / 121,000)でほぼ想定どおり
- 営業利益進捗率 48.5%(2,620 / 5,400)でほぼ想定どおり
- 親会社帰属当期純利益は既に通期予想(3,500)を上回る102.3%(3,580)→ 一時要因(受取補償金等)による上振れ
- 業績の方向性:増収増益(売上高 +12.1%、営業利益 +32.2%、親会社株主に帰属する中間純利益 +151.5%)
- 注目すべき変化:名古屋店閉店に伴う受取補償金 4,531 百万円(特別利益)計上と、店舗閉鎖損失等2,198 百万円(特別損失)計上で、特別損益の純増分が業績を押し上げた点
- 今後の見通し:通期予想に変更なし。通期純利益予想は中間で既に到達(むしろ上振れ)しているが、これは一時的要因が大きく、会社は修正せず引き続き注視すると表明
- 投資家への示唆:中間決算は部門の回復(特に百貨店事業・あべのハルカス)と一時的な特別利益の両方で好調に見えるが、通期業績の評価は特別要因を除いた実力(営業収益力)を重視すべき
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社近鉄百貨店(証券コード 8244)
- 主要事業分野:百貨店事業を中核に、卸・小売、内装、不動産、その他事業
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 梶間 隆弘
- URL: https://www.d-kintetsu.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月10日
- 対象会計期間:2026年2月期 第2四半期(中間期:2025年3月1日~2025年8月31日、連結)
- 決算説明資料:有、決算説明会:無
- セグメント(報告セグメント):
- 百貨店業:店舗運営(あべのハルカス等)中心
- 卸・小売業:自動車販売(株式会社シュテルン近鉄等)等
- 内装業:内装工事(株式会社近創等)
- 不動産業:商業施設・医療モール等の運営
- その他事業:子会社関連のサービス等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):40,437,940 株
- 期中平均株式数(中間期):39,294,843 株
- 自己株式数(期末):742,247 株(期中に株式需給緩衝信託により処理)
- 時価総額:–(本文に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年10月10日
- 株主総会・IRイベント:–(該当情報なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想との比較、単位:百万円)
- 売上高:第2四半期累計 62,546(通期予想 121,000)→ 達成率 51.7%
- 営業利益:2,620(通期予想 5,400)→ 達成率 48.5%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,580(通期予想 3,500)→ 達成率 102.3%(通期予想を上回る)
- サプライズの要因:
- 純利益上振れの主因は名古屋店閉店に伴う受取補償金 4,531 百万円(特別利益)。同時に店舗閉鎖損失 1,990 百万円等(特別損失)を計上したが、補償金が上回り純額で利益押上げ。
- 百貨店事業本体は売上増(+12.5%)および営業増益(+41.1%)で実力面でも改善。卸・小売は売上増だが益率低下で減益。
- 通期への影響:
- 中間で通期純利益予想を上回ったが残存半期は一時要因の影響が薄くなるため、会社は通期予想を維持。通期予想の信頼性を判断する際は「特別利益を除いた営業ベースの進捗」を確認する必要あり。
財務指標(要点)
- 主要数値(当中間期:百万円、対前年中間期増減率)
- 売上高:62,546(+12.1% / +6,761)
- 営業利益:2,620(+32.2% / +637)
- 経常利益:2,630(+44.5% / +809)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:3,580(+151.5% / +2,156)
- 1株当たり中間純利益(EPS):91.11 円(前年 35.43 円)
- 収益性指標(簡便計算、当中間期ベース)
- 営業利益率:4.19%(2,620 / 62,546)= 4.2%(会社表示)
- ROE(簡便)= 中間純利益 / 自己資本 = 3,580 / 43,327 = 8.27%(目安:8%以上で良好)
- ROA(簡便)= 中間純利益 / 総資産 = 3,580 / 123,726 = 2.89%(目安:5%以上が良好 → 低め)
- 備考:上記は中間ベースの単純算出。通期換算や年率化すると数値は異なる可能性。
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:51.7%(62,546 / 121,000)
- 営業利益進捗率:48.5%(2,620 / 5,400)
- 純利益進捗率:102.3%(3,580 / 3,500)→ 一時要因で到達超過
- 過去同期間との比較:売上・営業利益とも前年中間期比で増収増益(好調ペース)
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF:+9,273(前年同期+5,880)→ 増加(主に税前利益・減価償却・仕入債務増加等)
- 投資CF:△5,482(前年同期△2,308)→ 支出増(有形無形資産取得や短期貸付3,000等)
- 財務CF:△1,471(前年同期△1,245)→ 借入金返済・配当支払等(自己株式処分による収入あり)
- フリーCF(簡易)= 営業CF−投資CF = 3,791(百万円)(プラス)
- 営業CF / 中間純利益比率 = 9,273 / 3,580 = 2.59(目安:1.0以上で健全 → 良好)
- 現金同等物残高:4,908(期首 2,588、増加 2,320)
- 貸借対照表(要点、百万円)
- 総資産:123,726(前期末 114,388、+9,337)
- 負債合計:80,398(前期末 75,812、+4,586)
- 純資産:43,327(前期末 38,576、+4,750)
- 自己資本比率:35.0%(前期 33.7%)(目安:40%以上で安定。35%はやや低めだが改善)
- 有利子負債(短期借入金など):2,558(前期末 4,623、△2,065)→ 借入金大幅削減、手元現金を上回るネットキャッシュ
- 流動資産 / 流動負債(=流動比率):37,994 / 76,337 = 49.8%(流動資産が流動負債を下回る構成。内訳に契約負債や商品券、預り金等が多い点に注意)
- 四半期推移(QoQ):四半期別詳細は開示の掲載が主資料にあるが、当中間期(上期)は前年同期比で増収増益。季節性はある業種(下期の年末商戦重要)ため上期進捗は通期評価で参考に。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:受取補償金 4,531 百万円(名古屋店閉店に伴う受取補償金)
- 特別損失:店舗閉鎖損失 1,990 百万円(名古屋店閉店関連)、固定資産除却損等 207 百万円、合計 2,198 百万円
- 影響:特別利益−特別損失 = 純増 2,333 百万円が税引前利益を押し上げ、結果として中間純利益が大きく拡大
- 継続性の判断:受取補償金は一時的な処理(閉店事案に紐づく)であり、継続的収益ではないため、営業力評価では除外して実力を確認することが重要
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):0.00 円(2026年2月期中間)
- 期末配当(予想):20.00 円
- 年間配当予想:20.00 円(前回予想から修正なし)
- 配当性向(通期予想ベース):予想当期純利益 88.56 円/株に対し配当 20.00 円 → 配当性向 ≒ 22.6%(計算:20 / 88.56)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自己株式については株式需給緩衝信託での処理を実施(流通株式比率向上目的)。自社株買い等(通常の買い)は特記無し(信託経由の自己株式取得・処分あり)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(当中間期):2,127 百万円(前年同期比 +256 百万円、+13.7%)
- 主要内訳(セグメント別):百貨店業 742、卸・小売業 864、不動産業 509 等
- 通期予想:6,700 百万円(対前期増加 2,612 百万円)
- 減価償却費(当中間期):2,573 百万円(ほぼ前年比同水準)
- 研究開発費:–(開示なし)
受注・在庫状況
- 受注状況:–(該当開示なし)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品及び製品):6,711 百万円(前期 6,656、+55 百万円)
- 在庫回転日数等の詳細:–(記載なし)
セグメント別情報(当中間期)
- 百貨店業:売上高 51,348 百万円(+12.5%)、セグメント利益 2,177 百万円(+41.1%)
- あべのハルカス近鉄本店やEXPO会場内店舗が好調。食料品・雑貨が伸長(食料品 +19.2%、雑貨 +62.6%(個別))
- あべのハルカスでは一部売場改装(デパ地下強化)やHoopの大型リニューアルにより集客施策を実行
- 卸・小売業:売上高 7,902 百万円(+13.1%)、セグメント利益 116 百万円(△14.5%)
- 自動車販売(新車・中古車)は販売好調だが、益率低下・デモカー関連コスト増が利益を圧迫
- 内装業:売上高 1,915 百万円(+35.1%)、セグメント利益 316 百万円(+24.8%)
- ホテル工事等の受注好調
- 不動産業:売上高 160 百万円(+9.0%)、セグメント利益 113 百万円(+4.3%)
- 医療モール「あべのウェルビーイングテラス」開業等が寄与
- その他事業:売上高 1,220 百万円(△23.5%)、セグメント利益 38 百万円(+5.9%)
- 連結子会社の範囲変更(Kサポートの連結範囲外)で売上減少
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2025–2028年度):掲げる長期ビジョン「くらしを豊かにするプラットフォーマー」、百“価”店事業への進化、基幹店のリモデル等を推進中
- 進捗:あべのハルカスのリモデル、Hoop大型リニューアル、EXPO店舗の想定超え等は計画の一部として成功しているが、免税売上など外部要因の変動は継続リスク
競合状況や市場動向
- 市場環境:訪日需要の変動、為替(円高・円安)の影響で免税売上が変動。今回は円高方向で免税(特選洋品)低調の影響が言及されているが、全体としては国内消費の持ち直しもあり回復基調
- 競合比較:同業他社との相対評価は本文に直接比較資料なし → 実力面(百貨店本体の営業利益改善)は競合環境でも重要な注目点
今後の見通し
- 業績予想:
- 連結通期(2025/3/1–2026/2/28)予想:売上高 121,000(+5.1%)、営業利益 5,400(+0.9%)、経常利益 5,200(+1.0%)、親会社帰属当期純利益 3,500(+0.4%)、1株当たり当期純利益 88.56 円
- 直近公表予想から修正無し(会社表明)
- 予想の信頼性:中間で純利益が通期予想を上回ったが一時的特別利益の影響が大きいため、営業ベースでの下期見通し(年末商戦等)に依存
- リスク要因:
- 消費者マインドの弱含み(物価上昇等)
- 為替変動による免税売上の影響(インバウンド需要)
- 店舗改装・閉店に伴う一時的費用と補償の有無
- 自動車販売等、製品構成による利益率変動
重要な注記
- 会計方針の変更:『法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準』を当期より適用(影響は特になし)
- 会計上の見積りの変更:資産除去債務の見積り変更で97 百万円を加算(税前利益を97 百万円減少)
- 株式需給緩衝信託の設定:流通株式比率向上目的で信託を設定し、会計上は自己株式として処理(自己株式の変動が純資産に反映)
(注)本要約は、提供資料に基づく事実整理です。投資勧誘・助言は行いません。不明項目は「–」で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8244 |
| 企業名 | 近鉄百貨店 |
| URL | http://www.d-kintetsu.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.16)」によって自動生成されました。
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