2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期業績予想を下方修正(営業利益:前回5,000 → 今回4,100百万円、△18.0%)しており、利益面で「下振れ」。
- 業績の方向性:増収減益(売上高 +27.2%、営業利益 △28.0%、親会社株主帰属中間純利益 △48.3%)。
- 注目すべき変化:売上高は神東塗料グループの連結寄与により大幅増(連結化の影響)が主因。一方でJISマーク表示一時停止の影響で一部製品販売が低迷し、収益性は悪化。
- 今後の見通し:JIS影響の解除時期が未定のため、通期は利益面で前回予想を下回る見込み(会社は利益予想を引き下げ)。
- 投資家への示唆:売上は連結範囲拡大で確保しているが、収益力回復にはJIS問題の解決と国内事業の採算改善、人件費等コスト動向の管理が鍵。通期利益は不確実性を抱える(助言・推奨は行わない)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:大日本塗料株式会社
- 主要事業分野:塗料製造販売(国内塗料、海外塗料)、照明機器、蛍光色材、塗装工事・物流等
- 代表者名:代表取締役社長 里 隆幸
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日)
- 半期報告書提出予定日:2025年11月10日
- セグメント:
- 国内塗料事業:一般用・工業用・インク・分散技術等
- 海外塗料事業:東南アジア・中国・メキシコ等での塗料販売
- 照明機器事業:LED照明、UVランプ、蛍光灯等
- 蛍光色材事業:顔料、加工品等
- その他:塗装工事事業、物流事業等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:29,710,678株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):28,500,285株
- 時価総額:–(資料に株価記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:機関投資家・アナリスト向け(実施有無は「有」記載)
- 株主総会・IRイベント等:–(該当情報があれば別途公表)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(中間実績と通期会社予想の進捗参照)
- 売上高(中間)45,965百万円:通期予想92,000百万円に対する進捗率 49.96%(ほぼ50%)
- 営業利益(中間)1,817百万円:通期予想4,100百万円に対する進捗率 44.3%
- 親会社株主帰属当期純利益(中間)1,405百万円:通期予想2,900百万円に対する進捗率 48.5%
- サプライズの要因:
- 売上上振れは主に神東塗料グループの連結化による寄与。
- 利益不振は(1)JISマーク表示一時停止による販売低調(収益性低下)、(2)人材強化等による人件費増、(3)原材料・エネルギー等コスト高、(4)前期に計上された子会社株式売却益の剥落。
- その他に品質関連損失152百万円等の特殊要因あり。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を下方修正(営業利益等を減額)。JIS処分解除時期が不透明なため、利益面で前回予想を下回る見通し。
財務指標(要点)
- 損益(中間:2025/4–9)
- 売上高:45,965百万円(前年同期36,135百万円、+27.2% / +9,830百万円)
- 営業利益:1,817百万円(前年同期2,524百万円、△28.0% / △707百万円)
- 経常利益:2,124百万円(前年同期2,764百万円、△23.2% / △640百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,405百万円(前年同期2,716百万円、△48.3% / △1,311百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS): 49.32円(前年同期95.42円、△48.3%)
- 収益性指標
- 営業利益率:1,817 / 45,965 = 3.96%(約4.0%)。業種平均との比較は業種別に変動するが、製造業としては低下傾向。
- 単純ROA(中間ベース)= 親会社中間純利益1,405 / 総資産134,195 = 1.05%(低水準)
- 単純ROE(中間ベース)= 親会社中間純利益1,405 / 自己資本64,086 = 2.19%(目安8%以上に対し低い)
- 注:上記ROE/ROAは中間期間ベースの単純比率。年率換算等の処理は行っていない。
- 財政状態(2025/9/30)
- 総資産:134,195百万円(前期末133,344百万円、+0.64%)
- 純資産:75,049百万円(前期末76,170百万円、△1.47%)
- 自己資本(参考):64,086百万円
- 自己資本比率:47.8%(安定水準、前期48.8%)
- キャッシュフロー(中間)
- 営業CF:1,393百万円(前年中間 2,430百万円、減少)
- 投資CF:△1,517百万円(前年中間 +155百万円、主に有形固定資産取得による支出2,199百万円)
- 財務CF:170百万円(前年中間 △1,300百万円、長期借入金の増加等)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):1,393 − 1,517 = △124百万円(マイナス)
- 現金及び現金同等物期末:11,218百万円(前年同期9,370百万円、増加)
- 営業CF/純利益比率:営業CF1,393 / 中間純利益1,601(税前調整前値3,?)だが、親会社帰属純利益ベースだと約0.99(目安1.0に近い)。注:純利益ベースの分母選定に注意。
- 進捗率分析(通期会社予想との比較)
- 売上高進捗:約50.0%
- 営業利益進捗:約44.3%
- 純利益進捗:約48.5%
- コメント:売上は通期想定のほぼ半分まで到達する一方、利益進捗がやや遅れており、通期達成は利益面で厳しい。
- 流動性・安全性
- 流動資産 52,974百万円 / 流動負債 39,100百万円 → 流動比率 ≒ 135.5%(1.35倍、短期支払能力は確保)
- 有利子負債(短期借入金10,186 + 長期借入金3,240 = 13,426百万円)に対し現金12,535百万円 → 単純ネット有利子負債 ≒ 891百万円(少ない)
- 自己資本比率47.8%(安定水準)
- セグメント別(中間・対前年のポイント)
- 国内塗料:売上 35,466百万円(+38.5%)、営業利益 542百万円(△51.9%)
- 神東塗料グループの連結寄与で売上増。だがJIS影響で一部製品販売低迷、費用増で利益悪化。
- 海外塗料:売上 4,155百万円(+0.8%)、営業利益 239百万円(+55.8%)
- メキシコで収益性改善、東南アジアは需要減少。
- 照明機器:売上 4,877百万円(△1.1%)、営業利益 844百万円(△18.1%)
- LEDは堅調、UVランプや蛍光灯は需要減。前年の本社移転に伴う減価償却等が寄与費用増。
- 蛍光色材:売上 539百万円(△3.7%)、営業利益 18百万円(△44.1%)
- その他:売上 926百万円(+1.0%)、営業利益 28百万円(+71.0%)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 投資有価証券売却益:602百万円(前年中間 975百万円)
- 固定資産売却益:155百万円(前年2百万円)
- 子会社株式売却益:前年274百万円(当期は無し)
- 特別損失:
- 品質関連損失:152百万円(当期計上、前年は無し)
- その他小額の固定資産処分等
- 一時的要因の影響:
- 前年中間に比べ、子会社株式売却益等の特別利益が剥落しており、中間純利益の大幅減少の一因。
- 品質関連損失やJIS影響は今期の収益性を下押し。
- 継続性判断:
- JIS影響の解除時期が不確定なため、関連した販売低迷の影響は今後もしばらく継続する可能性あり。品質関連損失は案件ベースの一時的要因と推定されるが、繰返し発生する場合は注意。
配当
- 配当実績・予想:
- 2025年3月期:中間 0.00円、期末 49.00円、年間合計 49.00円
- 2026年3月期(予想):中間 0.00円、期末 58.00円、年間合計 58.00円(期初予想から修正有無:今回発表での修正は無しと明記)
- 配当性向(予想ベース):1株当たり当期純利益(予想)101.75円に対し配当58円 → 配当性向 ≒ 57.0%(高め)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式処分等の事例あり(譲渡制限付株式報酬等)。今中間期は自己株式の減少(処分)あり。
設備投資・研究開発
- 設備投資(中間)
- 有形固定資産の取得による支出:2,199百万円(前年中間 1,419百万円、増加)
- 減価償却費:1,468百万円(前年中間 1,195百万円、増加)
- 研究開発:
- R&D費用:資料に明確な金額記載なし(–)
- 主な研究テーマ:記載なし(–)
受注・在庫状況(該当情報)
- 在庫(中間期末)
- 商品及び製品 8,720百万円(前期末8,423百万円、+297百万円)
- 仕掛品 947百万円(前期末1,010百万円、△63百万円)
- 原材料及び貯蔵品 5,279百万円(前期末5,238百万円、+41百万円)
- 受注状況:明確な受注残高・受注高の記載無し(–)
セグメント別情報(要点まとめ)
- 国内塗料:売上寄与大、収益性悪化(人件費増・JIS影響)。神東塗料グループの連結が売上増に大きく寄与。
- 海外塗料:売上ほぼ横ばい、地域差あり(メキシコ改善、東南アジア・中国は弱含み)。
- 照明機器:LEDは堅調だが一部製品の需要低下で全体は微減。減価償却・人件費増が利益圧迫。
- 蛍光色材・その他:小幅増減、利益率は低下傾向。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の進捗やKPIに関する記載:資料上の明示情報無し(–)
- コメント:連結拡大(神東塗料)による売上底上げは中期的にはプラスだが、国内基盤の品質・JIS問題、採算管理が中期目標達成の鍵。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内では一部需要低迷、円安・エネルギー・物流コスト高止まりが企業収益および個人消費を下押し。
- 競合比較:同業他社との相対評価データは資料に無し(–)。収益性低下は業界共通のコスト上昇が反映されている可能性あり。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(会社予想、2026/3)売上 92,000百万円(+26.9%)、営業利益 4,100百万円(+13.1%)、親会社株主帰属当期純利益 2,900百万円(+69.3%)
- 直近発表からの修正:前回営業利益5,000→今回4,100百万円(△900百万円)の下方修正。
- 会社はJIS影響等の不確実性を理由に利益予想を下方修正。
- 予想の信頼性:JIS表示停止の解除時期が未定であり、通期達成は不確定。利益面の下振れリスクに注意。
- リスク要因:
- JISマーク表示の継続的な影響(販売への下押し)
- 原材料・エネルギーコストの高止まり
- 為替変動(海外比率は限定的だが影響あり)
- 主要顧客(自動車等)の生産動向
重要な注記
- 当第2四半期決算短信は監査法人によるレビュー対象外。
- 連結範囲変更:神東塗料グループを2025年3月18日付で新たに連結(当期よりセグメントに追加)。
- 会計方針の大幅な変更等の記載なし。
- その他:中間報告書等の詳細は添付資料参照。
(注)
- 数値は会社開示の連結ベース。単位は百万円、%は前年同期比(記載のある箇所は必ず%併記)。
- 不明項目や市場予想等は「–」で示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4611 |
| 企業名 | 大日本塗料 |
| URL | http://www.dnt.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.17)」によって自動生成されました。
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