2025年度(2026年3月期)中間期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 品質事案に関する改善を進めつつ(2025/11/14にJIS表示停止処分の解除通知を受領)、外部リソース獲得(神東塗料連結化、AGCコーテック子会社化)や設備投資で中期(2026中計〜Vision2029)成長を追求。株主還元はDOE3.0%を基準に継続。
  • 業績ハイライト: 中間決算は売上高45,965百万円(前年同期比 +27.2%)、営業利益1,817百万円(前年同期比 △28.0%)、親会社株主に帰属する中間期純利益1,405百万円(前年同期比 △48.3%)。売上は増加するも、国内塗料の数量低迷と各種コスト増で減益。
  • 戦略の方向性: M&A(神東連結・AGCコーテック子会社化)で売上拡大を図りつつ、製品ミックス改善・設備刷新・調達効率化・DXで収益性改善を目指す。成長領域はライフサイエンス(Exorapid-qIC等)、ナノコート領域、LED等。
  • 注目材料: ① JISマーク表示の一時停止処分が2025/11/14に解除(発表前の業績予想には織り込んでいないため影響を精査中)、② AGCコーテックの子会社化(株式譲渡実行:2025年12月下旬予定、連結P/Lは2026年1月~想定)、③ FY25通期の利益見通しを下方修正(営業利益:5,000→4,100百万円、△18.0%)。
  • 一言評価: 売上はM&A等で伸張する一方、国内塗料の回復遅れとコスト増で短期的な収益性に課題。

基本情報

  • 企業概要: 大日本塗料株式会社(東証プライム:4611)
    主要事業分野:塗料(国内塗料・海外塗料)、照明機器(LED等)、インク・分散・蛍光色材、ライフサイエンス関連製品(イムノクロマト試薬キット等)
  • 説明会情報: 開催日時 2025年11月17日、説明資料(決算説明資料)による発表。説明会形式:–、参加対象:投資家・アナリスト等
  • 説明者: 発表者(役職)–、発言概要:中間実績の説明、通期業績予想(修正)とその背景、品質事案の進捗(JIS処分解除)と再発防止、AGCコーテック子会社化や中期計画の進捗説明
  • 報告期間: 2025年度 中間期(FY25 中間)
  • セグメント:
    • 国内塗料:一般用、工業用、インク/分散/他、子会社寄与(神東塗料含む)
    • 海外塗料:東南アジア、メキシコ、中国等の現地販売
    • 照明機器:LED、UV、蛍光ランプ/施工等
    • 蛍光色材・その他:蛍光色材、リフォーム等

業績サマリー

  • 主要指標(中間:FY25中間)
    • 売上高:45,965 百万円(前年同期比 +27.2%) — 増収は主に神東塗料連結寄与等
    • 営業利益:1,817 百万円(前年同期比 △28.0%)、営業利益率 ≒ 3.95%(計算上の概数) — 減益、コスト増と販売数量低迷が主因
    • 経常利益:–(開示値はセクション別に提示ありが総計は記載済みで 1,276百万円(四半期表)等の四半期値あり)→ 本資料では総額の表示1,276百万円はQ2の経常利益推移の値の一部のため総額は資料上の「連結経常利益 1,276 百万円(Q2)」に準拠可。正確な中間総額は資料の該当表参照
    • 親会社株主に帰属する中間期純利益:1,405 百万円(前年同期比 △48.3%)
    • 1株当たり利益(EPS):–(中間EPSの明示値は資料になし)
      ※前年同期比は資料値に基づく(純利益の増減率での評価が可能)
  • 予想との比較
    • 中間実績は中間予想比:売上高 +1.5%、営業利益 △15.4%、中間純利益 +0.4%
    • サプライズ:営業利益が中間予想を下回る(△15.4%) — 主因は国内塗料のコスト吸収不十分と販売数量伸び悩み
  • 進捗状況(通期予想92,000百万円に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:50.0%(45,965/92,000)
    • 営業利益進捗率:36.4%(1,817/4,100)
    • 中間純利益進捗率:41.3%(1,405/2,900)
    • 中期経営計画(2026中計/Vision2029)に対する到達度:売上は神東連結等でVision2029(100,000百万円)に射程も、営業利益率(目標10.0%)までの改善は課題
    • 過去同時期比較:売上は大幅増、利益は大幅減(前年同期比で営業利益 △28.0%、純利益 △48.3%)
  • セグメント別状況(中間)
    • 国内塗料:売上 35,466 百万円(前年同期比 +38.5%)、営業利益 542 百万円(前年同期比 △51.9%)
    • 概要:神東塗料連結寄与で売上増だが、一般用分野はJIS影響で販売低調、工業用の一部需要低迷。販売低迷+人件費・減価償却増で収益性悪化。
    • 海外塗料:売上 4,155 百万円(前年同期比 +0.8%)、営業利益 239 百万円(前年同期比 +55.8%)
    • 概要:東南アジアは一部需要低下だがメキシコの収益改善で寄与。
    • 照明機器:売上 4,877 百万円(前年同期比 △1.1%)、営業利益 844 百万円(前年同期比 △18.1%)
    • 概要:LEDは堅調(+8.8%)だがUV/蛍光ランプは減少。人件費・減価償却増で利益率低下。
    • 蛍光色材・その他:合算で残余分。割合は小さいが一部製品・事業の縮小や成長分野への注力あり。

業績の背景分析

  • 業績概要: 売上拡大はM&A(神東塗料)寄与やインク/分散の販売拡大が牽引。一方で国内塗料の数量回復遅延と人件費・減価償却等の費用増により営業利益・純利益は減少。
  • 増減要因:
    • 増収の主要因:神東塗料の連結寄与、インク/分散の新規顧客獲得、照明(LED)の需要
    • 減益の主要因:国内塗料の販売数量減、原材料(エポキシ樹脂等)コスト、販管費(人件費)、減価償却費増、品質関連コスト・対応
  • 競争環境: 塗料・コーティング業界は自動車関連や建築市場の動向に左右される。品質信頼性が重要で、品質事案は顧客信頼・競争力に影響しうる。神東・AGC系の連携で製品ラインの拡充・シナジー創出を狙うが、収益率改善が鍵。
  • リスク要因:
    • 品質事案再発リスク・ブランドリスク(JIS表示停止の影響)
    • 為替(ペソ/円等)影響(メキシコ売上に影響)
    • 原材料価格変動(ナフサ、亜鉛建値等)
    • サプライチェーンや需給変動(自動車メーカーの生産動向)
    • 借入増加による財務負担(FY25中間で借入金+1,850百万円)

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • M&A / 子会社化による外部リソース獲得(神東塗料連結化、AGCコーテックの子会社化(2025/12予定))
    • 付加価値製品へのシフト(高付加価値塗料、ライフサイエンス製品、ナノコート)
    • 調達・生産・物流の統合・効率化、DX投資、人材育成
    • 株主還元(DOE採用、2025は58円/株、DOE3.0%基準)
  • 進行中の施策:
    • 設備投資:物流効率化拠点(滋賀)・工場改築・蒸留塔更新・照明工場増改築等(FY25主計画:約70億円見込み、AGC買収含む)
    • 品質ガバナンス強化と再発防止策(特別調査委報告の提言実行)
    • ライフサイエンス製品(Exorapid-qIC®)の海外展開(米国に続き欧州21か国・中国・台湾で販売)
    • タレントマネジメント導入、360度評価等の人材施策
    • エネルギー効率改善(タイでの太陽光導入等)
  • セグメント別施策:
    • 国内塗料:調達機能の一本化、物流集約、製造ライン最適化、製品ミックス改善
    • 海外塗料:メキシコの収益改善、東南アジアの需要回復支援、事業譲渡や生産委託も検討(中国事業の見直し)
    • 照明:工場能増・生産効率化、ショールーム強化、屋外用途など戦略市場開拓
    • ライフサイエンス・ナノコート:製品ライン拡充と海外販路構築
  • 新たな取り組み: AGCコーテックの子会社化によりフッ素樹脂塗料領域を強化。物流基幹拠点の滋賀移転(稼働予定:2026/1)で保管・輸送効率化。

将来予測と見通し

  • 業績予想(FY25 通期 修正予想)
    • 売上高:92,000 百万円(期初予想比 ±0%、前期比 +26.9%)
    • 営業利益:4,100 百万円(期初予想比 △18.0%、前期比 △13.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:2,900 百万円(期初予想比 △14.7%、前期比 △69.3%)
  • 予想の前提条件:
    • FY25/11/7修正時点では「11月中のJIS処分解除」を織り込んでいない(その後11/14で処分解除)。解除の業績影響は精査中であり、必要が生じた場合速やかに開示予定。
    • 為替・原材料市況等の市場前提は資料中の計画前提値に準拠(国産ナフサ等の市況を注視)。
  • 予想修正:
    • 通期予想の修正有無:あり(営業利益・当期純利益を下方修正)
    • 主要理由:国内塗料の数量回復遅延、コスト増(人件費・減価償却等)、品質処分解除時期の不確実性
    • 修正前後(営業利益):期初 5,000 → 修正 4,100 百万円(△900 百万円)
    • セグメント別の主要ドライバー:国内塗料(販売数量△、販管費増)で大幅影響
  • 中長期計画とKPI進捗:
    • 2026中計目標(例):FY26 売上 80,000 百円、営業利益 8,000 百円(営業利益率 10%目標)、Vision2029 売上 100,000 百円、営業利益 10,000 百円(10%)
    • DOE目標:2024-2026中計期間はDOE=3.0%を基準、2029年度に5.0%到達目標
    • 進捗評価:売上目標は神東・AGC等で射程だが、収益率改善の実行が鍵
  • 予想の信頼性: 直近は品質事案等の外的要因で不確実性があり、会社は慎重に修正を行っている(過去の予想達成性は年度による変動あり)
  • マクロ経済の影響: 為替変動(ペソ/円など)、原材料価格(ナフサ、亜鉛建値)、自動車・建築需要動向が業績に影響

配当と株主還元

  • 配当方針: DOE(株主資本配当率)を指標化し、長期安定的な配当を志向。2024-2026中計期間はDOE3.0%を基準とする。
  • 配当実績(FY25計画):
    • 1株当たり配当(FY25予想):58 円(FY24比 +9円、3期連続増配予定)
    • 配当総額(資料):FY25e 約1,649 百万円(計画)
    • 前年との比較:増配(FY24 49円 → FY25 58円)
    • 配当性向:資料上はDOE基準を採用(配当性向そのものの割合は明示なし)
  • 特別配当: なし(資料記載なし)
  • その他株主還元: 自社株取得は検討対象(市場環境・資本効率を勘案して必要に応じ実施)

製品やサービス

  • 主要製品:
    • フッ素樹脂塗料(AGCコーテック由来製品、建築用・工業用・防食用)
    • 塗料(一般用・工業用・インク・分散剤)
    • 照明機器(LED照明、UV照明等)
    • ライフサイエンス製品:Exorapid-qIC®(細胞外小胞(EVs)検出キット)— 米国販売開始、欧州21か国等での販売体制構築
    • ナノコート材(帯電防止、熱線吸収等)
  • サービス・提供エリア: 国内外の製造・販売ネットワーク、海外子会社を通じた現地販売(東南アジア・メキシコ・中国等)
  • 協業・提携: TOPPANとの共同開発(試験結果の自動定量システム)、AGCとの連携(AGCコーテック子会社化)
  • 成長ドライバー: ライフサイエンス領域の製品拡販、ナノコートの海外展開、フッ素樹脂塗料などの高付加価値品拡大

Q&Aハイライト

  • 注目の質問と回答(説明会資料より抜粋可能な点)
    • JIS表示停止処分解除の影響:処分は2025/11/14付で解除通知を受領。通期業績(11/7修正時点)の前提には解除を織り込んでいないため、影響は精査中。必要が生じれば速やかに開示すると回答予定。
    • AGCコーテックの連結影響:連結効果の範囲(B/Sは2025/12末、P/Lは2026/1~)やシナジー創出の方向性については説明。具体的な数値インパクトは別途開示予定。
  • 経営陣の姿勢: 品質対応を重視しつつ中期投資・M&Aで成長を追求する姿勢。短期利益には慎重で、指標(DOE等)で株主還元を明示。
  • 未回答事項: JIS解除が通期予想へ与える定量影響(現時点で未確定のため精査中)

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中長期(M&Aや成長分野)に対しては強気・積極投資的。短期業績・見通しについては慎重(品質事案や国内塗料回復の遅れを明確に認識)。
  • 表現の変化: (前回説明会と比較)品質事案対応の進捗(JIS解除)を強調、外部リソース活用による成長策を前面に。
  • 重視している話題: 品質ガバナンスの確立、AGCコーテック含む外部リソース活用、設備投資・物流効率化、株主還元(DOE)
  • 回避している話題: 今後の短期的な業績上振れの確約(JIS解除の定量化は未提示)

投資判断のポイント(情報整理。投資助言は行いません)

  • ポジティブ要因:
    • 売上面ではM&Aによる拡大(神東、AGCコーテック)で規模拡大が見込まれる
    • ライフサイエンスやナノコート等の成長分野での製品展開
    • DOE導入・増配により株主還元を明確化
    • 物流・生産性改善(滋賀物流拠点、太陽光導入等)で中長期コスト競争力向上狙い
  • ネガティブ要因:
    • 国内塗料の数量回復遅延とコスト増が短期利益を圧迫
    • 品質事案に伴う信用リスク・追加コスト(再発防止対応)
    • 借入増と自己資本比率低下(自己資本比率 47.8%へ低下)
    • 原材料・為替リスク(ナフサ、亜鉛建値、ペソ/円等)
  • 不確実性:
    • JIS処分解除の実務的影響額(まだ精査中)
    • 中国事業の取扱(譲渡や生産委託等の結論)とそのタイミング
  • 注目すべきカタリスト:
    • AGCコーテックの連結開始(B/S 2025/12、P/L 2026/1~想定)とシナジーの公表
    • JIS処分解除のさらなる影響開示(必要時)
    • 四半期毎の国内塗料数量回復トレンド、原材料市況の動向
    • FY25下期の業績と通期見通しの追加修正有無

重要な注記

  • 会計方針: 特段の変更記載なし(過去注:FY20以降は収益認識基準適用の注記あり)
  • リスク要因: 品質不適切事案の経緯(2023/10以降の一時停止、2024/3解除→2024/11再停止→2025/11/14解除)および再発防止策の継続実行を記載。会社は解除の影響を精査し、必要あれば開示すると明記。
  • その他: 報告資料内の通期修正(11/7公表)では11月中の処分解除を織り込んでいない旨の注記あり。投資判断に当たっては会社の今後の開示(JIS解除影響、AGC連結のP/L影響等)を確認することが重要。

(不明な項目は “–” と表記しています。出典:2025年度中間期 決算説明資料(大日本塗料、2025年11月17日))


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4611
企業名 大日本塗料
URL http://www.dnt.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.17)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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