2026年3月期第3四半期業績概要(決算説明会資料)

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 2026年3月期第3四半期(4-12月)は受注回復と製品ミックス改善で増益を確保。通期業績予想は4月25日公表値から変更なしで維持(経営は現行予想に自信を示す)。
  • 業績ハイライト: 受注高 868億円(前年同期比 +6%)、売上高 811億円(同 0%)、営業利益 84億円(同 +31%)と増益。営業利益率改善(前年同期比で営業利益増加が顕著)。当期利益 63億円(同 +29%)。
  • 戦略の方向性: 通信計測(データセンター向け光トランシーバー関連など)とPQA(品質保証プロセス自動化)を成長主軸に、環境計測はDEWETRON買収などで事業拡大。CES出展で自動車等非通信分野へのプレゼンス強化。
  • 注目材料: DEWETRON(オーストリア、電力計測機器)を2025年10月に取得し2025年11月から連結、2026年1月に国内販売開始。CES 2026初出展で約250名来訪。米国関税政策が環境計測(EV/電池向け)に負の影響を与えている点も重要。
  • 一言評価: 受注回復とM&Aによる事業拡充で増益を達成、通期維持の下で第4四半期のデータセンター/自動車関連需要が鍵。

基本情報

  • 企業概要: アンリツ株式会社(ANRITSU CORPORATION)、主事業は通信計測(通信機器・ネットワーク・電子部品向け測定機器)、PQA(食品・医薬品検査機器)、環境計測(EV/電池等の試験装置)およびその他センシング関連。代表者:濱田 宏一(代表取締役 社長)。発表資料作成者:杉田 俊一(取締役 常務執行役員 CFO)。
  • 説明者: 杉田 俊一(取締役 常務執行役員 CFO)による決算説明(業績サマリー・セグメント状況・キャッシュフロー等)。経営方針・事業取り組みは社長 濱田 宏一のスライドあり。
  • セグメント:
    • 通信計測:モバイル(5G/6G含む)、ネットワーク・インフラ(データセンター、光/無線NW)、エレクトロニクス(電子部品、研究開発)等。
    • PQA:食品検査、医薬品検査等(品質保証プロセス向けソリューション)。
    • 環境計測:EV/電池向け試験装置、社会インフラIT市場向け。
    • その他:センシング&デバイス等。

業績サマリー

  • 主要指標(単位:億円、前年同期比%)
    • 受注高:868(▲ 前年同期比 +6%) — 良い(受注増)
    • 売上高:811(+3億、前年同期比 0%) — 横ばい
    • 営業利益:84(+20、前年同期比 +31%) — 良い(増益)
    • 税引前利益:94(+22、前年同期比 +30%)
    • 当期利益:63(+14、前年同期比 +29%)
    • 当期包括利益:101(+37、前年同期比 +57%)
    • EPS:–(資料未記載)
  • 予想との比較
    • 会社予想に対する達成率(通期予想に対する進捗、下記参照)を踏まえ、通期予想の据え置き(4月25日公表値から変更なし)。サプライズ(上方修正)はなし。
  • 進捗状況(通期予想:売上高 1,230億、営業利益 150億、当期利益 110億)
    • 売上進捗率:811/1,230 ≒ 66%(約66%) — 良好(年初想定の大半を達成)
    • 営業利益進捗率:84/150 = 56% — 中程度
    • 当期利益進捗率:63/110 = 57% — 中程度
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率:–(中期KPIの数値は資料に明示なし)
    • 過去同時期との進捗比較:前年同期(FY2024 4-12月)と比べて営業利益は増加(+31%)で改善。
  • セグメント別状況(4-12月累計、単位:億円、前年同期比%)
    • 通信計測:売上高 482(△27、△5%)、営業利益 65(+21、+47%)。進捗:年度予想770に対し 482/770 = 62.6%(良)
    • PQA:売上高 222(+24、+12%)、営業利益 21(+5、+32%)。進捗:222/300 = 74.0%(良)
    • 環境計測:売上高 56(△1、△2%)、営業利益 △0(前年は4→当期は△0で減益)。進捗:56/100 = 56%(やや弱め)
    • その他:売上高 51(+7、+15%)、営業利益 14(+3、+27%)。進捗:51/60 = 85%(良)
    • 合計:売上高 811(+3、0%)、営業利益 84(+20、+31%)

業績の背景分析

  • 業績概要: 受注は増加しており(特に通信計測で回復)、売上は横ばいだが原価・販売管理費等のコントロールと事業ミックス改善により営業利益が大きく増加。
  • 増減要因:
    • 増収要因:PQAの国内インバウンド関連需要好調、その他(センシング等)伸長、通信計測は一部地域で投資回復(米州データセンター等)。
    • 減収要因:通信計測の一部(特にアジア/中国の5Gスマホ開発)は投資停滞、環境計測は米国関税政策の影響でEV/電池向け需要が減少。
    • 増益要因:製品ミックス改善(高採算分野の寄与)、営業効率化、固定費配分等の影響で営業利益率改善(営業利益 +31%)。
    • 一時的要因:DEWETRONの連結化による影響(連結寄与は2025年11月以降)。
  • 競争環境: データセンターや5G/6G、光トランシーバー関連の競争は激しいが、同社は計測ソリューションでのポジションを維持。競合との比較について明確な数値は無し(–)。
  • リスク要因: 米国関税政策の継続的影響、為替変動(想定為替:1USD=145円、1EUR=160円を前提)、世界的な設備投資の不確実性、価格下落圧力、サプライチェーン・半導体等供給面の変動。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 通信計測の高付加価値分野(データセンター向け光トランシーバー製造測定、800GE/1.6TE等)とPQAの品質保証自動化を成長軸に、環境計測はM&A(DEWETRON)で技術・販売を拡大。非通信(自動車等)市場へのプレゼンス強化(CES出展)。
  • 進行中の施策:
    • DEWETRON買収の統合(2025年11月連結、2026年1月国内販売スタート)。
    • CES 2026出展による自動車・農機・建機分野の新規顧客獲得(約250名来訪)。
    • データセンター向けの製造用計測器需要に対する製品対応(800GE/1.6TE対応)。
    • PQAの国内販売網を活用したソリューション展開。
  • セグメント別施策:
    • 通信計測:グリーンデータセンター、生成AI向けの高速化ニーズ対応、光海底ケーブル向け計測。
    • PQA:品質保証プロセス自動化、省人化設備投資の取り込み。
    • 環境計測:DEWETRON製品の国内販売開始、高砂製作所製品の北米展開。
  • 新たな取り組み: CES初出展、DEWETRONの連結化・国内販売開始。光トランシーバーの量産立ち上げ支援(製造向け測定器需要取り込み)。

将来予測と見通し

  • 通期業績予想(連結、2026/3期、単位:億円、前年同期比%)
    • 売上高:1,230(+100、+9%)
    • 営業利益:150(+29、+24%)
    • 税引前利益:150(+23、+18%)
    • 当期利益:110(+17、+19%)
    • セグメント予想(主なもの):通信計測 売上 770(+10%)、営業利益 120(+43%);PQA 売上 300(+6%)、営業利益 30(+6%);環境計測 売上 100(+17%)、営業利益 9(0%)
  • 予想の前提条件: 為替想定 FY25:1USD=145円、1EUR=160円(参考 FY24実績 1USD=153円、1EUR=164円)。需要見通しはデータセンター・一部モバイル利活用での回復を前提。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度: 通期見通しは変更なしで維持(資料明示)。第3四半期までの受注・利益動向、およびM&Aや新規販売チャネルを根拠の一部としていると推察。
  • 予想修正: 今回の資料では通期予想の修正はなし(4月25日公表値から変更なし)。
  • 中長期計画とKPI進捗: 中期経営計画の具体的KPI数値は資料に明示なし(–)。過去の予想達成傾向の詳細も資料に記載なし(–)。
  • 予想の信頼性: 第3四半期で利益増加を確保しているものの、環境計測への関税影響や地域別需要のばらつきがあり不確実性は存在。
  • マクロ経済の影響: 為替、米国関税政策、世界的な設備投資動向(特にデータセンター、モバイル開発の増減)が業績に与える影響が大きいと明記。

配当と株主還元

  • 配当方針: 資料上の明示的な配当方針の記載はなし(–)。
  • 配当実績:
    • 資料内キャッシュフローの内訳で「配当金 △51億円」の記載あり(FY2025 4-12月の支払額合計として計上)。ただし中間/期末/1株当たり金額、配当性向、利回り等の詳細は資料に記載なし(–)。
  • 特別配当: なし(資料に記載なし)。
  • その他株主還元: 自己株式取得 △13億円(4-12月の財務CF内訳)と記載あり(買戻し実績)。株式分割等の記載はなし。

製品やサービス

  • 主要製品:
    • 通信計測向け測定器(基地局/端末/光トランシーバー製造用測定機器、汎用測定器等)
    • PQA向け自動重量選別機や検査装置(食品・医薬品向け)
    • 環境計測向け試験装置(EV/電池向け)
    • DEWETRON製の電力計測器・データ収集システム(買収により追加)
  • サービス: グローバル販売網を活用した機器販売・保守、品質保証プロセス向けソリューション提供。
  • 協業・提携: 高砂製作所製品の北米展開やDEWETRON製品の国内販売開始(アンリツ販売網活用)。
  • 成長ドライバー: データセンターの高速化(800GE/1.6TE等)、生成AI対応インフラ、5G/6Gの開発・利活用、自動車(5G搭載車、ADAS等)、EV/電池試験需要。

Q&Aハイライト

  • Q&Aセッションの具体的なやり取りは資料に記載なし(–)。
  • 注記として、経営側はガイダンス維持・M&Aや展示会での営業拡大を強調している点から、成長分野への投資とリスク管理(関税・為替等)を重視する姿勢と読み取れる。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中立〜やや強気。通期予想を据え置き、増益を確保している点から自信はある一方、関税や地域別需要の不確実性は認識している様子。
  • 表現の変化: 前回説明会との直接比較データは無し(–)。
  • 重視している話題: データセンター(光トランシーバー)、PQAの自動化需要、DEWETRON買収による環境計測強化、CESでの非通信市場開拓。
  • 回避している話題: 詳細な中期KPIや配当方針の具体数値、地域別の詳細見通しなどは簡潔に留められている。
  • ポジティブ要因:
    • 受注高は前年同期比で増加(+6%)、営業利益率の改善(営業利益 +31%)。
    • DEWETRON買収による製品ポートフォリオ拡充と新市場(自動車、再生可能エネルギー等)参入。
    • キャッシュ・現金同等物 430億円、有利子負債 70億円と財務余力は比較的良好。
    • PQAやデータセンター関連の短期的需要が堅調。
  • ネガティブ要因:
    • フリーキャッシュフローは期中で △32億円(投資CF △125億円が主因、子会社取得99億円等)、短期的な資金流出が発生。
    • 環境計測は米国関税政策で受注・売上にマイナス影響。
    • 為替・関税・世界的設備投資動向の不確実性。
  • 不確実性: データセンター向けトランシーバーの量産需要のタイミング、6G・モバイル利活用の投資サイクル、関税政策の推移。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 第4四半期(通期最終四半期)の受注・売上動向(特に通信計測と環境計測)
    • DEWETRON製品の国内・北米販売開始の進捗と貢献度
    • 800GE/1.6TE等トランシーバー量産ライン立ち上げ状況
    • 為替・関税動向(米国政策)

重要な注記

  • 会計方針: 国際会計基準(IFRS)での開示。資料中に特段の会計方針変更の記載はなし(–)。
  • リスク要因: 資料冒頭にも示されている通り、経済情勢、需要動向、競争環境、価格下落圧力、為替レート、関税等が将来業績に影響し得ると明記。
  • その他: 通期予想は4月25日公表値から変更なし。想定為替レート(FY25想定):1USD=145円、1EUR=160円(FY24実績は1USD=153円、1EUR=164円)。

(注)

  • 数値は資料に基づく。資料に記載のない項目は“–”としています。
  • 表示の%はすべて前年同期比(資料の表記に準拠)。良し悪しの目安は「良い/やや弱め/横ばい」等で補記しました。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6754
企業名 アンリツ
URL http://www.anritsu.com/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.17)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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