2026年3月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対する修正はなし。四半期(累計)実績は会社予想との直接比較は示されていないが、通期予想に対する進捗は概ね順調(下段「進捗率」参照)。市場コンセンサスは資料に記載なし(–)。
  • 業績の方向性:売上収益は横ばい(増収幅+0.3%)だが、営業利益・純利益は大幅増(営業利益 +31.1%、親会社帰属四半期利益 +28.9%)で「増益」基調。
  • 注目すべき変化(前年同期比):営業利益率が改善(営業利益率:8,412/81,070 ≒ 10.4%)し、営業利益が前年同期比で約+1,993百万円増。PQAや「その他」などで増収増益、通信計測は減収だが収益性改善。環境計測は減収・赤字転換(前年416百万円の利益 → 当期△12百万円)。
  • 今後の見通し:通期(2026年3月期)業績予想は変更なし(売上123,000百万円、営業利益15,000百万円、親会社帰属当期利益11,000百万円)。第3四半期累計の進捗は概ね中間~やや順調で、通期達成の見込みは現時点で維持。
  • 投資家への示唆:コスト管理と在庫圧縮で利益率を改善している点、PQAの需要堅調と受注残増加(受注高+6.0%、受注残+15.8%)がポジティブ。一方、キャッシュフローは子会社取得(DEWETRON)などで投資CFが拡大しフリーCFはマイナス化。短期的なCF悪化を把握する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:アンリツ株式会社
    • 主要事業分野:通信計測事業(通信・光・無線の測定器・システム)、PQA(自動重量選別機・異物検出等)、環境計測(EV/電池試験装置・電力計測等)、その他(センシング&デバイス等)
    • 代表者名:代表取締役社長 濱田 宏一
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年1月29日
    • 対象会計期間:2025年4月1日~2025年12月31日(2026年3月期 第3四半期累計、IFRS・連結)
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、2026/1/29開催)
  • セグメント:
    • 通信計測:デジタル通信/IPネットワーク測定器、光/移動通信測定器、サービス・アシュアランス等
    • PQA:自動重量選別機、自動電子計量機、異物検出機、品質管理システム等
    • 環境計測:EV/電池試験装置、電力計測器、モニタリングソリューション等
    • その他:センシング&デバイス、物流、厚生サービス、不動産賃貸等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):135,870,594株
    • 期末自己株式数:7,877,895株(前年6,878,522株)
    • 期中平均株式数(四半期累計):128,070,513株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会資料は開催後に同社HP掲載予定
    • 株主総会・IRイベント等:–(資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(当第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31、会社予想は通期のみで四半期予想の開示なし)
    • 売上収益:81,070百万円(前年同期比 +0.3%)。通期見込み123,000百万円に対する進捗率 約65.9%(81,070/123,000)。
    • 営業利益:8,412百万円(同 +31.1%)。通期見込み15,000百万円に対する進捗率 約56.1%(8,412/15,000)。
    • 親会社の所有者に帰属する四半期利益:6,322百万円(同 +28.9%)。通期見込み11,000百万円に対する進捗率 約57.5%(6,322/11,000)。
  • サプライズの要因:
    • 営業利益上振れの要因は、通信計測での棚卸資産圧縮とコストコントロール、PQA・その他事業の好調。環境計測は顧客投資の延伸で減収減益。
    • 投資CF拡大(子会社取得:DEWETRONの取得による支出9,850百万円)がフリーCFを悪化させた。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。売上進捗は約66%と順調、利益進捗は約56%でやや保守的な進捗だが、現時点では通期据え置きのため達成可能性は「現状維持」。ただし、投資によるキャッシュ減少や環境計測の回復の可否が注意点。

財務指標(主要数値)

  • 損益(当第3四半期累計)
    • 売上収益:81,070百万円(前年同期比 +0.3% / +229百万円)
    • 営業利益:8,412百万円(前年同期比 +31.1% / +1,993百万円)
    • 税引前四半期利益:9,414百万円(前年同期比 +29.9%)
    • 四半期利益(親会社帰属):6,322百万円(前年同期比 +28.9%)
    • 1株当たり四半期利益(基本):49.37円(前年同期 37.21円)
  • 収益性指標(注:当第3四半期累計ベース)
    • 営業利益率:8,412 / 81,070 ≒ 10.4%(通期目標は12.2%)
    • 想定ROE(通期予想ベース簡易値):11,000 / 127,949 ≒ 8.6%(目安:8%以上で良好)
    • 想定ROA(通期予想ベース簡易値):11,000 / 168,527 ≒ 6.5%(目安:5%以上で良好)
  • 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
    • 売上高進捗率:81,070 / 123,000 = 65.9%(通常は約75%程度で均等進捗だが、季節性あり。現状は中間〜順調)
    • 営業利益進捗率:8,412 / 15,000 = 56.1%
    • 純利益進捗率:6,322 / 11,000 = 57.5%
    • 備考:利益進捗が売上進捗を若干下回るが、前年を大きく上回る収益改善が確認できる
  • 貸借対照表の要点(2025/12/31)
    • 資産合計:168,527百万円(前期末比 +8,701)
    • 負債合計:40,578百万円(前期末比 +5,019)
    • 親会社所有者に帰属する持分:127,949百万円(前期末比 +3,681)
    • 親会社所有者帰属持分比率:75.9%(前期末77.8%)(安定水準)
    • 有利子負債:6,974百万円(前期末6,072百万円)
    • デット・エクイティ・レシオ:0.05(前期末0.05)
    • 流動資産 104,198 / 流動負債 32,883 → 流動比率(簡易) ≒ 317%(健全)
  • キャッシュフロー(累計)
    • 営業CF:9,318百万円(前年同期 16,595百万円、△7,276)
    • 投資CF:△12,490百万円(前年同期 △2,426) 主因:子会社取得・有形固定資産取得(子会社取得9,850百万円)
    • 財務CF:△5,756百万円(前年同期 △6,720) 主因:配当支払(5,139百万円)、自己株式取得(1,342百万円)
    • フリーCF:△3,171百万円(前年同期 +14,168百万円) → 投資(子会社取得)でマイナス化
    • 現金及び現金同等物残高:43,020百万円(前期末 50,094、△7,074)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 2025Q1-Q3の四半期別業績では第2四半期が最も利益率高く、第3四半期も堅調。季節性はあり(第4四半期は例年売上/利益が大きめ)。
  • 効率性・安全性
    • 自己資本比率:75.9%(安定水準)
    • 流動比率(概算) ≒ 317%(十分)
    • 在庫(棚卸資産):27,251百万円(前期末 22,425、増加4,825)

特別損益・一時的要因

  • 子会社取得(DEWETRON GmbH、連結化は2025年11月より):のれん・無形資産が増加(のれん等の増加 8,792百万円が注記)。取得に伴う投資CFが増大(約9,850百万円)。
  • 四半期の損益に関して、その他特別損益の明示的記載はなし。環境計測の業績悪化は顧客投資の延伸が要因で一時性の可能性あり。

配当

  • 中間配当:20.00円(支払済)
  • 期末配当(予想):20.00円(据え置き)
  • 年間配当予想:合計40.00円(前期合計40円、修正なし)
  • 配当性向(通期予想ベース):40 / 85.89 ≒ 46.6%(参考:EPS 85.89円は通期見通し)
  • 特別配当:無
  • 自社株買い・株主還元:当期は自己株式取得(期中:自己株式取得による支出1,342百万円)が実施されている。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資キャッシュフロー内)
    • 当第3四半期累計:有形固定資産取得による支出 2,282百万円、無形資産取得 819百万円(加えて子会社取得 9,850百万円)
    • 通期計画(目標):5,500百万円
  • 研究開発費
    • 当第3四半期累計で損益計算書上の研究開発費:6,880百万円(前年同期 7,066百万円)
    • 通期見通し:11,000百万円(売上比 約8.9%:資料記載)

受注・在庫状況

  • 受注高:86,823百万円(前年同期比 +6.0%)
  • 受注残高:42,363百万円(前年同期比 +15.8%) → 受注面は堅調
  • 棚卸資産:27,251百万円(前期末比 +4,825) → 在庫増加は留意点(増加要因は製品構成・連結化等)

セグメント別情報(当第3四半期累計)

  • 通信計測:売上収益 48,164百万円(前年同期比 △5.4%)、営業利益 6,502百万円(前年同期比 +46.6%)
    • 減収だが在庫圧縮・コスト管理により収益性改善
  • PQA:売上収益 22,234百万円(同 +12.1%)、営業利益 2,071百万円(同 +31.5%)
    • 食品向け自動化・計量制度改正などで需要好調
  • 環境計測:売上収益 5,620百万円(同 △1.7%)、営業損失 12百万円(前年は営業利益416百万円)
    • EV/電池分野へ期待するも、米国関税政策の影響で投資延伸あり
  • その他:売上収益 5,050百万円(同 +14.9%)、営業利益 1,387百万円(同 +26.8%)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(GLP2026)に沿った事業展開:環境計測(EV/電池)拡大の一環でDEWETRON子会社化。セグメント別通期見通しは、通信計測・PQA・環境計測とも増収見込みで中期方針と整合。
  • KPI達成状況:受注残・PQAの成長などで中期目標に資する動き。ただし環境計測の短期停滞が課題。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:スマートフォン出荷の緩やかな回復、5G利活用(Automotive含む)、Wi‑Fi 7需要、データセンターの拡大(800GE等)などは通信計測の中長期需要を支える環境。
  • リスク要因:米国関税政策等による顧客投資の遅延、為替変動(参考想定為替レート:1 USD = 145円)、部材価格・競争激化等。

今後の見通し(会社見解)

  • 通期業績予想(修正なし)
    • 売上収益:123,000百万円
    • 営業利益:15,000百万円
    • 税引前利益:15,000百万円
    • 当期利益:11,000百万円(親会社帰属当期利益 11,000百万円)
    • 想定為替レート(参考):1米ドル = 145円
  • 予想の信頼性:会社は変更なしを表明。過去の達成傾向は年により変動があるため、外部リスク(為替、関税、顧客投資動向等)に注意。
  • リスク要因:為替、原材料・部品調達、米国関税政策、主要顧客の設備投資動向、競争による価格圧力、M&A統合リスク。

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし
  • 連結の範囲変更:当期中にDEWETRON GmbHを連結子会社化(2025/10/21)
  • 添付資料にて決算説明会資料・前提条件の詳細を開示予定

— 注意事項 —

  • 不明な項目や市場コンセンサス等は「–」としています。必要であれば追加データ(株価、アナリスト予想等)をいただければ反映します。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6754
企業名 アンリツ
URL http://www.anritsu.com/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.17)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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