2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期業績予想を修正(開示有)している。第3四半期累計実績は会社予想に対して売上は約50.7%の進捗だが、営業損失・当期純損失は通期予想を既に上回る(下振れ)状況。
  • 業績の方向性:減収・赤字拡大(売上高÷61.3%減、営業損失拡大、四半期純損失大幅拡大)。
  • 注目すべき変化:固定資産の回収可能価額見直しに伴う減損損失1,065,716千円計上により四半期純損失が大幅に増加(前年同期 △725,243千円 → 当期 △2,011,836千円)。
  • 今後の見通し:SFD Indiaの輸入ライセンス取得(2026/2/9)や第17回新株予約権行使による資金調達で資金繰りは改善見込み。だが種結晶の輸出許可に時間を要する点、SFD Antwerpの業績低迷等により短期の業績回復は不確実。会社は緊急経営改革を実施中。
  • 投資家への示唆(事実ベース):主因は「種結晶の受注減・輸出許可遅延」「宝石販売(SFD Antwerp)の伸び悩み」「減損計上」。今期は構造改革と受注回復の両方を確認することが重要。配当は0円の方針継続。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社イーディーピー(コード 7794)
    • 主要事業分野:ダイヤモンド単結晶(ラボグローンダイヤモンド)の製造・販売・開発(基板・ウエハ、種結晶、宝石等)
    • 代表者名:代表取締役社長 藤森 直治
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月12日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
    • 決算説明資料作成の有無:無
    • 決算説明会実施の有無:無
  • セグメント:
    • 単一セグメント:ダイヤモンド単結晶の製造・販売・開発(セグメント別開示は省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(第3Q報告時):14,544,600株(ただし、その後第17回新株予約権の行使等で普通株式発行があり、2026/2/12時点で15,474,600株)
    • 期中平均株式数(第3Q累計):14,480,069株
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本短信(第3四半期)提出済
    • IRイベント:決算説明会は開催無し、その他IRは随時(「棚卸資産評価損、特別損失の計上及び通期見通し修正等」開示あり)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期。第3Q累計実績との進捗で評価)
    • 売上高:253,264千円(前年同期比 -61.3%)/通期予想 500,000千円に対する進捗率 50.7%
    • 営業利益:営業損失 △954,408千円(前年は営業損失 △741,736千円)/通期予想 営業損失 △925,000千円に対して既に通期想定を上回る損失計上(実績の損失が予想損失より大きい)
    • 純利益:親会社株主に帰属する四半期純損失 △2,011,836千円/通期予想 △1,980,000千円に対して既に上回る(悪化)
  • サプライズの要因:
    • 固定資産の回収可能価額見直しによる減損損失1,065,716千円の計上(特別損失)
    • 種結晶の受注減(市場価格下落、インド輸出許可の遅延)
    • SFD Antwerpの事業立ち上がりの遅れ(欧州での販売が当初期待に届かず)
    • 研究開発・設備開発のタイミング遅延(2インチウエハ開発の遅れ)に伴う売上計画未達
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正(開示有)。第3Q累計で既に通期予想の損失水準を超過しており、通期見通しの達成は厳しい状況。ただし、インド大口受注の存在、SFD Indiaの輸入ライセンス取得(2026/2/9)、新株予約権行使による資本増強によって通期での回復余地はあると会社は説明。

財務指標

  • 主な財務諸表の要点(第3Q末 2025/12/31、単位:千円)
    • 売上高:253,264(前年 654,129、前年同期比 -61.3%)
    • 売上原価:595,109(売上総損失 △341,844)
    • 販管費:612,564
    • 営業損失:△954,408(前年 △741,736)
    • 経常損失:△942,670(前年 △722,320)
    • 特別損失:減損損失 1,065,716(計上)、固定資産除却損 631
    • 四半期純損失:△2,011,836(前年 △725,243)
    • 総資産:2,370,957(前期末 4,377,766、△2,006,809 千円)
    • 純資産:1,520,882(前期末 3,418,869、△1,897,986 千円)
    • 自己資本比率:64.0%(前期 78.0%)(自己資本比率40%以上は安定水準)
    • 現金及び預金:387,228(前期末 1,441,911、△1,054,683 千円)
    • 商品及び製品(在庫):487,158(前期 383,532、+103,626 千円)
  • 収益性(第3Q累計)
    • 売上高:253,264千円(前年同期比 -61.3%)
    • 営業利益:△954,408千円(前年同期は△741,736千円)
    • 営業利益率:△377%(売上高に対する営業損失比率;負のため業種比較は不可)
    • 経常利益:△942,670千円(前年同期比 悪化)
    • 純利益(親会社株主):△2,011,836千円(前年同期比 悪化)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△138.94円(前年同期 △54.64円)
  • 収益性指標(目安)
    • ROE(概算):約 △81.5%(純損失により大幅マイナス、参考:8%以上が良好)
    • ROA(概算):約 △59.6%(純損失により大幅マイナス、参考:5%以上が良好)
    • 営業利益率:マイナス(業種平均と比較不可、改善必要)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計進捗)
    • 売上高進捗率:253,264 / 500,000 = 50.7%(通期の半分程度で推移)
    • 営業利益進捗率:営業損失ベースでは実績損失が通期予想損失を既に超過(損失が深刻)
    • 純利益進捗率:通期純損失予想 △1,980,000 に対し累計 △2,011,836(既に予想を上回る損失)
    • 過去同期間との比較:売上・利益とも前年同期を大幅に下回る
  • キャッシュフロー:
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておらず詳細CFは未提示
    • 現金及び預金は大幅減(△1,054,683千円)
    • 減価償却費:194,076千円(前年同期間 344,146千円)
    • 当座借越契約:極度額 400,000千円、差引借入未実行残高 400,000千円
  • 四半期推移(QoQ):詳細な四半期毎の開示は省略/資料に記載無し
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率:64.0%(安定水準:40%以上)
    • 負債合計:850,074千円、純資産 1,520,882千円 -> 負債/純資産 ≈ 55.9%
    • 流動比率(概算):流動資産 1,773,609 / 流動負債 341,996 ≈ 518%(高いが現金は急減)
  • 効率性:総資産回転率等は売上急減により低下傾向(詳細算出は控える)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:受取賠償金 11,151千円 等(営業外に計上)
  • 特別損失:
    • 減損損失:1,065,716千円(固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで引下げ)
    • 固定資産除却損:631千円
  • 一時的要因の影響:
    • 減損の影響が大きく、当期純損失の主因の一つ(実質業績は減損を除くと改善余地あり)
  • 継続性の判断:
    • 減損は非反復性の可能性が高い(資産評価の戻しは通常限定的)。ただし事業環境(種結晶価格下落や輸出手続きの変更)は継続リスク。

配当

  • 中間配当:0.00円
  • 期末配当(予想):0.00円
  • 年間配当予想:0.00円(直近公表の配当予想から修正無し)
  • 配当性向:–(赤字のため参考値なし)
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載は無し

設備投資・研究開発

  • 設備投資:詳細金額の四半期累計は明記無し(固定資産の減少が大きい)
  • 減価償却費:194,076千円(第3Q累計)
  • 研究開発:
    • ダイヤモンドウエハの開発ロードマップを公表(1インチ実用化済、2インチモザイクの開発中、2029年までに4インチ目標)
    • 開発項目:2インチモザイクウエハ(25×25mm単結晶を4個接続)、50×50mm単結晶→4インチへ向けた成長装置大面積化、CMP検討等

受注・在庫状況(該当)

  • 受注状況:
    • 基板・ウエハの受注は大口案件の遅れで一時的減少しているが、今後順次受注見込み(大口インドユーザーからの長期受注あり)
    • 種結晶は受注大幅減(前年同期比 種結晶売上 50,190千円、△87.7%)
  • 在庫状況:
    • 商品及び製品在庫:487,158千円(前年同期比 +103,626千円、増加)
    • 仕掛品:658,158千円(前年同期比 +57,466千円、増加)
    • 在庫増は出荷停滞・受注遅延の影響と推定

セグメント別情報

  • セグメント:単一セグメント(ダイヤモンド単結晶関連)
  • 製品別売上(第3Q累計、前年同期比)
    • 種結晶:50,190千円(△87.7%)
    • 基板及びウエハ:176,551千円(△16.4%)
    • 光学部品・ヒートシンク:11,824千円(+12.2%)
    • 工具素材:7,406千円(△67.9%)
    • 宝石:7,291千円(前年同期は無し)
  • 地域別売上:記載無し(国内/海外比率は非開示)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:ロードマップに沿ってウエハ大型化(2インチ→4インチへ)を推進中だが2インチで若干の遅延あり
  • KPI達成状況:ウエハ開発の進捗は遅れ(モザイク結晶で応力による亀裂発生等)。受注・販売面では種結晶に偏重した構成から宝石販売・基板販売の比率拡大へ転換中

競合状況や市場動向

  • ラボグローン(人工)ダイヤ市場は拡大継続だが、小型宝石中心の供給増で価格下落が継続 → 種結晶販売に逆風
  • 競合比較:同業他社との定量比較は未提示だが、ダイヤモンドデバイス向けウエハ需要は増加傾向で技術優位性が重要

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2026年3月期通期(修正後):売上高 500百万円、営業損失 △925百万円、経常損失 △910百万円、親会社株主に帰属する当期純損失 △1,980百万円、1株当たり当期純利益 △136.00円
    • 直近公表予想から修正有(第3Q実績を受けて修正)
    • 会社前提:インド向け輸出許可の回復、SFD Indiaの業務開始、SFD/Antwerpでの販売拡大、ウエハ受注回復等
  • 予想の信頼性:第3Qで既に通期損失予想を上回っており、通期達成には下期での受注・販売回復とコスト削減が必要
  • リスク要因:為替影響(ドル円変動)、原材料・電力費、各国の輸出許可・規制、宝石販売の市場需要、研究開発の遅延、SFD Antwerpの構造改革結果

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:SFD Antwerp BVを第1Qから連結に追加(第3Q連結期間に重要性増大)
  • 継続企業の前提:一時点での重要な不確実性はあったが、インドの大口受注確保・輸入ライセンス取得・新株予約権による資金調達により「今後の継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められない」と会社は判断
  • 後発事象:第17回新株予約権の行使(9,300個 → 普通株 930,000株発行、資本金・資本準備金それぞれ +304,668千円)、結果発行済株式数 15,474,600株(2026/2/12現在)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7794
企業名 イーディーピー
URL https://www.d-edp.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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