2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上高は会社予想・市場想定に対して上振れ傾向(前年同期比 +7.0%)だが、営業利益は大幅悪化(前年同期比 △83.4%)で「上振れ/下振れ」の混在。なお、同日付で業績予想の修正を公表しているため、通期比較は最新公表資料を参照のこと。
- 業績の方向性:増収減益(売上高 増加、営業利益・経常利益・純利益 はいずれも減少)。
- 注目すべき変化:染色加工事業の加工数量減少や原材料高・減価償却増により当セグメントが大幅赤字化(セグメント損失拡大)。一方で、製品販売(アパレルの子会社化寄与)が売上・営業利益を押し上げ。
- 今後の見通し:会社は同日(2026/2/12)に業績予想の修正を公表。第3四半期累計で通期予想に対する営業利益進捗が非常に低いため(以下進捗参照)、通期達成の可否は修正後予想の中身確認が必須。
- 投資家への示唆:営業力低下(染色加工の採算悪化)と特別利益(補助金・有価証券売却益)による一時的押上げの比率が高い点に注意。自己株式取得・消却(上限400,000株、上限金額4.8億円)を決議しており、資本効率改善や株主還元姿勢は示されている。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社ソトー
- 主要事業分野:繊維(染色加工事業)、製品販売事業(テキスタイル/アパレル)、不動産賃貸等
- 代表者名:取締役社長 上田 康彦
- URL:https://www.sotoh.co.jp/
- 報告概要
- 提出日:2026年2月12日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)
- セグメント(報告セグメント)
- 染色加工事業:織物・ニット等の染色加工(加工料金による収益)
- 製品販売事業:テキスタイル販売およびアパレル製品販売(2025年に子会社化した2社が寄与)
- 不動産事業:不動産賃貸収入等
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):13,933,757株
- 期末自己株式数:1,347,229株
- 期中平均株式数(第3四半期累計):2026年3Q 12,586,557株
- 時価総額:–(未記載)
- 今後の予定
- 決算発表:本第3四半期短信(2026/2/12)公表済
- IRイベント:決算説明会の有無は未記載(補足資料の有無も未記載)
- その他:同日「業績予想の修正に関するお知らせ」公表(詳細は同資料参照)
決算サプライズ分析(会社公表数値ベース、単位:百万円)
- 第3四半期累計(2025/4/1–2025/12/31)実績
- 売上高:8,425(+7.0%/前年差 +551)
- 営業利益:15(△83.4%/前年差 △76)
- 経常利益:131(△41.8%/前年差 △94)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:313(△28.6%/前年差 △126)
- 予想 vs 実績(会社が公表している通期予想に対する進捗)
- 会社公表の通期予想(注記:同日修正あり。ここでは短信記載値を掲示):
- 売上高 10,400、営業利益 250、経常利益 400、親会社株主に帰属する当期純利益 100、EPS 32.82円
- 進捗率(第3四半期累計/通期予想)
- 売上高進捗率:8,425 / 10,400 = 81.0%(通常は約75%のタイミング→進捗良好)
- 営業利益進捗率:15 / 250 = 6.1%(著しく低い)
- 経常利益進捗率:131 / 400 = 32.8%
- 当期純利益進捗率:313 / 100 = 313.0%(通期予想との不整合を示す。注:同日発表の予想修正を要確認)
- サプライズの要因
- 営業面でのマイナス要因:染色加工の受注減(暖冬・トレンド変化・在庫削減・見込み生産縮小)、加工数量減、原材料高、減価償却費増加により加工事業で赤字拡大。
- 一時要因:補助金収入(135.18百万円)、投資有価証券売却益(188.99百万円)などの特別利益が純利益を押上げた点が目立つ(営業利益はほぼ寄与せず)。
- 通期への影響
- 第3四半期までの営業利益進捗が非常に低いため、通期達成にはQ4での大幅挽回、または予想修正が必要。公司は同日業績予想を修正済みのため、最新値を確認すること。
財務指標(要点)
(注:以下は会社資料の該当数値を元に算出。単位は百万円、%は概算)
- 主要財務数値(第3四半期末)
- 総資産:20,645(前期末 19,915、増加 +730=+3.7%)
- 純資産:15,592(前期末 14,826、増加 +766=+5.2%)
- 自己資本比率:75.5%(安定水準。目安 40%以上で安定)
- 損益(第3四半期累計、前年同期比)
- 売上高:8,425 百万円(+7.0%/前年差 +551)
- 営業利益:15 百万円(△83.4%/前年差 △76)/営業利益率 0.18%(非常に低い。業種平均と比べ要注意)
- 経常利益:131 百万円(△41.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:313 百万円(△28.6%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):24.94円(前年同期 34.89円)
- 収益性指標(第3Q末実績ベース、概算)
- ROE(単純計算=当期純利益 / 純資産):313 / 15,592 = 2.01%(低い。目安 8%以上が望ましい)
- ROA(当期純利益 / 総資産):313 / 20,645 = 1.52%(低い。目安 5%以上が望ましい)
- 営業利益率:0.18%(低い)
- 進捗率分析(前掲の通期予想に対する進捗)
- 売上高:81.0%(通期に対して順調)
- 営業利益:6.1%(通期見通し達成にはQ4での回復または予想修正が必要)
- 経常利益:32.8%
- 当期純利益:313.0%(通期予想との整合性に疑問。会社の予想修正の確認必須)
- キャッシュフロー
- 四半期キャッシュフロー計算書は「作成していない」と明記(詳細CFは未提示)
- 現金及び預金:1,128.8 百万円(前期末 1,901.4 → 減少 △772.6 百万円)
- 投資有価証券:7,771.7 百万円(前期末 6,572.8 → 増加 +1,199.0 百万円)
- 減価償却費(第3四半期累計):582.3 百万円(前年同期 475.5 → 増加 +106.8)
- フリーCF:–(未提示)
- 営業CF / 純利益比率:–(CF不掲載のため算出不可)
- 四半期推移(QoQ)
- QoQの明確な四半期単体比較値は短信に詳細記載なし(累計比較のみ)。季節性は染色加工の受注変動等があるが、資料上の説明は受注減が中心。
- 財務安全性
- 流動資産(当期) 4,967.8 / 流動負債 1,776.3 → 流動比率 ≒ 279.7%(流動性は良好)
- 負債合計 5,052.6 / 純資産 15,592.6 → 負債比率 ≒ 32.4%(低い、保守的な資本構成)
- 自己資本比率 75.5%(安定)
- 効率性
- 総資産回転率や売上高営業利益率は低下傾向(営業利益率 0.18%)。
- セグメント別(第3四半期累計)
- 染色加工事業:売上 4,498 百万円(△2.3%)、セグメント損失 △382.6 百万円(前年 △234.2 百万円→赤字拡大)
- 製品販売事業:売上 3,566 百万円(+21.3%)、セグメント利益 189.4 百万円(+84.5%)
- 不動産事業:売上 361 百万円(+8.3%)、セグメント利益 208.4 百万円(△6.7%)
- 財務の解説
- 総資産増加は投資有価証券の評価増/取得や建物・構築物の増加が主因。一方で現金は減少。自己資本は有価証券評価差額金の増加(その他有価証券評価差額金 +976.0 百万円)により増加。
特別損益・一時的要因
- 特別利益(第3四半期累計)
- 投資有価証券売却益:188.99 百万円
- 補助金収入:135.18 百万円
- 固定資産売却益:0.51 百万円 等
- 特別利益合計:326.60 百万円
- 特別損失
- 固定資産処分損等:5.90 百万円
- 一時的要因の影響
- 補助金および有価証券売却益の合計は約324 百万円と、営業利益の乏しさを補って純利益を押し上げているため、これらを除いた実質的な営業力は弱含みと評価される。
- 継続性の判断
- 投資有価証券売却益は単発性の可能性が高く、補助金も年度ごとの発生に依存。営業力改善がなければ純利益の継続性は限定的。
配当
- 配当実績と予想(1株当たり)
- 2025年3月期:中間 14.00円、期末 26.00円、年間 40.00円
- 2026年3月期:中間 15.00円(実績)、期末予想 25.00円、年間予想 40.00円(修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報未提示のため算出不可)
- 配当性向:–(通期純利益見通しとの整合性に不確定要素があり、明確算出は控える。注:短信上のEPS・当期純利益と配当の数値配置に若干の不整合が見られるため、会社の業績予想修正説明資料を参照のこと)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:自己株式の取得と取得株式の消却を実施(上限400,000株、上限4.8億円)し、資本効率の向上・株主還元の充実を図る旨。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:–(短信に明示的な当期設備投資総額は未記載)
- 減価償却費:582.3 百万円(前年同期 475.5 百万円、増加)
- 建設仮勘定・建物等の増加が確認される(建物及び構築物 増加約 632.0 百万円、建設仮勘定は期中変動あり)
- 研究開発費:–(未記載)
受注・在庫状況(該当性ある項目)
- 受注状況:–(短信に受注高・受注残高の数値記載なし。ただし染色加工事業で受注減少・生産調整の記述あり)
- 在庫状況:
- 完成品:990.9 百万円(前期末 1,161.2 → 減少 △170.3 百万円)
- 仕掛品・原材料等は若干の増減あり(仕掛品 395.8、原材料 370.9 百万円等)
セグメント別情報(要約)
- 染色加工事業
- 売上高 4,498 百万円(前年 4,602、△2.3%)
- セグメント損失 △382.6 百万円(前年 △234.2 → 赤字拡大)
- 主因:暖冬・トレンド変化によるウール素材受注減、完成品在庫増による生産調整、低価格中国製品の流入、原材料高・減価償却増
- 製品販売事業
- 売上高 3,566 百万円(前年 2,939、+21.3%)
- セグメント利益 189.4 百万円(前年 102.7、+84.5%)
- 主因:アパレル子会社の寄与(2025年1月に子会社化等)
- 不動産事業
- 売上高 361 百万円(前年 334、+8.3%)
- セグメント利益 208.4 百万円(前年 223.4、△6.7%)
- 内容:賃貸収入等(リース会計基準に基づく収入含む)
- 地域別売上:–(未記載)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:–(短信内に中期計画の数値的進捗記載なし)
- KPI達成状況:–(KPIの明示的記載なし)
- コメント:製品販売事業の拡大(M&Aによる寄与)は短期的に効果を示しているが、主力の染色加工事業の採算回復が中期目標達成の鍵となる。
競合状況や市場動向
- 市場環境:消費者物価上昇による節約志向、製品在庫削減・見込生産縮小、安価な輸入製品流入などで繊維業界は依然厳しい。
- 競合比較:–(同業他社との定量比較は短信に記載なし)
今後の見通し
- 業績予想
- 通期予想(短信記載、但し同日修正公表あり):売上高 10,400 百万円、営業利益 250 百万円、経常利益 400 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 100 百万円、EPS 32.82円(短信の数値配置に若干不整合あり。必ず「業績予想の修正に関するお知らせ」を参照)
- 次期予想:–(未記載)
- 会社予想の前提条件:同短信中の詳細記載は別紙参照(為替・原材料等の前提は別途公開)
- 予想の信頼性:第3四半期までの営業利益進捗が極めて低いため、従来予想の達成はQ4の大幅回復や特別要因への依存が必要。会社は同日予想を修正しているため、最新値の確認が重要。
- リスク要因:為替変動、原材料価格上昇、国内需要の弱含み、在庫調整・見込生産縮小、輸入品の競争、政策的補助金の有無等。
重要な注記
- 会計方針等の変更:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更あり(詳細注記参照)。その他の会計方針変更・修正再表示は該当なし。
- 自己株式取得・消却:取締役会決議により上限400,000株(発行済株式総数(自己株式除く)に対する割合 3.2%)、上限金額 4.8億円で取得予定(取得後全株式を消却)。
- 四半期連結キャッシュ・フローの作成:当第3四半期連結累計期間に係るCF計算書は作成していないと明記。
- 注:資料内に記載の「連結業績予想の修正」に関する詳細は、同日公表の別資料を参照のこと。
(備考)
- 本要約は開示資料(2026年3月期 第3四半期決算短信)に基づく整理。数値は会社公表値を使用。記載のない項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3571 |
| 企業名 | ソトー |
| URL | http://www.sotoh.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 繊維製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。
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