2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上高は会社予想・市場水準と整合(前年同期比で増収、拡大)。一方で営業利益・経常利益・当期純利益は大幅な悪化(上振れではなく下振れ)。通期予想は修正済み(有)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高+15.1%、営業利益19百万円で前年同期比△80.7%)
- 注目すべき変化:2025年4月にQool Enviro Pte.Ltd.を子会社化(連結化)したことが売上増に寄与する一方、買収関連費用・のれん計上・借入金の増加に伴う支払利息の増加で純損失計上(当第3四半期:親会社株主に帰属する四半期純損失95百万円)。
- 今後の見通し:通期(2026年3月期)予想は修正有。第3四半期累計の進捗は売上で約73.5%、営業利益で約78.0%と通期達成に向けた売上進捗は高いが、利益面は利息負担や一時費用次第で不確実性あり。
- 投資家への示唆:買収による成長(海外・隣接事業への拡大)と短期的な収益性悪化(買収関連費用・のれん・金利負担増)が明確。中長期での統合・シナジー実現と、財務負担(自己資本比率低下、現金減少、借入構成)の動向を注視すべき。
基本情報
- 企業名:株式会社ASNOVA(コード 9223)
- 主要事業分野:足場等の仮設機材のレンタル・販売(国内足場レンタル事業、海外足場レンタル事業、海外その他レンタル事業)
- 代表者名:代表取締役社長 上田 桂司
- 問合せ:取締役管理本部長 加藤 大介 TEL 052-589-1848
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月13日
- 対象会計期間:2025年4月1日~2025年12月31日(2026年3月期 第3四半期累計)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会開催:有
- セグメント(今回から3区分へ変更)
- 国内足場レンタル事業:国内の仮設機材レンタル・販売
- 海外足場レンタル事業:海外(主にベトナム等)の仮設機材レンタル・販売
- 海外その他レンタル事業:海外での仮設トイレ等、仮設機材以外のレンタル(今回連結化したQool社を含む)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):12,438,400株
- 期中平均株式数(四半期累計):12,437,852株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 通期業績予想の修正公表(本短信と同日「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」あり)
- 株主向けイベント等:決算説明会開催(詳細はIR参照)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想との比較、通期は修正有)
- 売上高(第3Q累計):3,625百万円(前年同期比 +15.1%)→通期予想4,932百万円に対する進捗率 73.5%
- 営業利益(第3Q累計):19百万円(前年同期比 △80.7%)→通期予想25百万円に対する進捗率 78.0%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益(第3Q累計):△95百万円(前年同期は+35百万円)→通期予想△146百万円に対する進捗(損失ベース) 約65.1%
- サプライズの要因(下振れの主な理由)
- Qool社の連結化に伴うのれん(約979,887千円)および顧客関連資産計上、取得に伴う仲介手数料等(131,714千円)などの一時的費用。
- 支払利息の増加(29,567千円 → 75,155千円) → 借入金調達・借換に起因。
- 販管費の増加(販売費及び一般管理費:631,567千円 → 949,431千円、+50.3%)が利益を圧迫。
- 海外足場(ベトナム)で案件停滞、売上減(62.9%減)。
- 通期への影響:売上の進捗は良好(約73%)。しかし利益面は利息・買収関連費用の影響で通期での黒字化は厳しい見通し(会社は通期での当期純損失予想を提示)。通期予想は既に修正済みのため、追加修正の可能性は業績推移次第。
財務指標(要点)
(単位は原資料に準拠:百万円/千円表記は注記する)
- 損益(第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31、金額は会社短信の百万円表示)
- 売上高:3,625百万円(前年同期 3,150百万円、+15.1%、+476百万円)
- 売上総利益:969百万円(前年 733百万円)
- 販売費及び一般管理費:949百万円(前年 632百万円、+50.3%)
- 営業利益:19百万円(前年 101百万円、△80.7%) 営業利益率:約0.54%(前年:約3.21%)
- 経常利益:△36百万円(前年 108百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:△95百万円(前年 +35百万円)
- 償却前営業利益(EBITDA的指標):1,532百万円(前年 1,450百万円、+5.7%)
- 1株当たり四半期純利益:△7.66円(前年 2.84円)
- 財政状態(2025/12/31)
- 総資産:11,993百万円(前期末 12,959百万円、△965百万円)
- 自己資本(=会社記載):2,917百万円(前期末 2,979百万円、△62百万円)
- 自己資本比率:24.3%(目安:40%以上が安定、同社は低下傾向)→ 24.3%(安定水準未達)
- 現金及び預金:1,055百万円(前期末 3,183百万円、△2,127百万円)※主に買収対価支払による減少
- 短期借入金:800百万円(前期 2,200百万円、減少)
- 長期借入金(固定負債+1年内返済予定を含む):合計約7,587百万円(計上項目から合算)※負債総額は9,077百万円
- 収益性指標(概算)
- 営業利益率:0.54%(業種平均は個別だが一般に建設レンタルは数%台が期待されるため低水準)
- ROE(期中の自己資本を分母に概算):約 -3.3%(目安:8%以上で良好)
- ROA:約 -0.8%(目安:5%以上で良好)
- キャッシュフロー:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。ただし減価償却費は1,512,545千円(前年 1,349,478千円)。
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗:第3Q累計)
- 売上高進捗率:73.5%(通常期で高い進捗)
- 営業利益進捗率:78.0%(金額は小さく変動しやすい)
- 純利益(損失)進捗:損失ベースで約65.1%
- 債務・安全性
- 自己資本比率 24.3%(安定目安40%に対して低い)
- 流動資産合計 2,454百万円に対し流動負債 3,771百万円 → 流動比率 <100%(短期的流動性に注意)
- セグメント別(第3Q累計)
- 国内足場レンタル:売上 3,083百万円(前年同期比 △0.6%)、セグメント利益 581百万円(△7.8%)
- 海外足場レンタル:売上 18百万円(△62.9%)、セグメント損失 123百万円(前年損失89百万円)
- 海外その他レンタル(Qool含む):売上 524百万円、セグメント利益 42百万円
- セグメント構成の変化:Qool取得に伴う区分変更(単一→3区分)
- 財務の解説(要点)
- Qool社取得(買収対価 現金 2,013,390千円)により現金が減少、のれん計上(約979,887千円)と取得関連費用を計上。借入金の組換えや短期借入金の返済が行われ、利息負担が増加。結果として利益面が圧迫されたが、EBITDAベースは堅調。
特別損益・一時的要因
- 主な一時的要因:
- 取得関連費用(仲介手数料等):131,714千円(特別損失扱い等の影響)
- のれん発生:979,887千円(償却方法:10年均等償却、のれんは暫定算定)
- 無形資産(顧客関連資産)336,702千円(償却期間 10年)
- 一時的要因の影響:買収関連費用とのれん計上が当期の損益を悪化させている。のれんは償却(10年)され、将来の減損リスクは注視必要。
- 継続性:のれん償却は10年間で継続的に費用化されるが、仲介手数料等の一時費用は非継続性。
配当
- 配当実績と予想(1株当たり)
- 中間配当:1.00円(支払済)
- 期末配当(予想):1.00円
- 年間配当予想:2.00円(直近公表予想からの修正:無)
- 配当性向:通期予想が当期純損失のため通期配当性向算出は困難(–)
- 自社株買い:記載なし
設備投資・研究開発
- 設備投資:明細の記載なし(–)
- 減価償却費:当第3四半期累計 1,512,545千円(前年 1,349,478千円、増加)
- 研究開発:記載なし(–)
受注・在庫状況
- 受注・在庫に関する記載:受注高・受注残の詳細記載なし
- 棚卸資産(商品):220,077千円(前期 143,558千円、増加)
- 在庫回転日数等:記載なし(–)
セグメント別情報(要約)
- 国内足場レンタル:レンタル需要は堅調だが賃貸資産の出庫遅延で売上は想定下回り微減、利益率低下
- 海外足場レンタル:ベトナムの行政再編等で案件停滞、売上大幅減・損失拡大
- 海外その他レンタル(Qool):仮設トイレレンタル等で売上524百万円、セグメント利益約42百万円。今回の連結化で新設されたセグメント(資産1,453,290千円を計上)
- 為替影響:為替換算差額がプラス(為替換算調整勘定 48,032千円)に変化
中長期計画との整合性
- 中期方針:足場レンタルを基盤としつつ周辺事業・海外展開で「非連続な成長」を目指す(2030年の目標含む)
- 今回のQool買収はASEAN拠点確保・衛生領域の収益性確保が目的で、中長期戦略に整合
- KPI達成状況:短期では買収費用や財務負担で利益KPIにマイナス影響。中長期のシナジー実現が鍵。
競合状況や市場動向
- 市場環境:国内では公共投資は堅調だが資材高・人手不足で工事採算は圧迫。ASEANは成長期待も現地リスク(行政・案件進捗)あり。
- 競合比較:同業他社との直接比較データは資料に無し(–)。ただし営業利益率・自己資本比率は業界平均と比べて低位の懸念。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想:売上高 4,932百万円(+15.6%)、償却前営業利益 2,082百万円(+31.5%)、営業利益 25百万円(△48.2%)、経常利益 △72百万円、当期純利益 △146百万円、1株当たり当期純利益 △11.75円
- 直近の業績動向を踏まえ予想は修正済(2025/5/14公表分の修正)
- 予想の信頼性:第3Q時点で売上進捗は良いが利益は買収・金利等で圧迫。過去の予想達成傾向の情報は無し(–)。
- リスク要因:
- 買収後の統合遅延・のれんの減損リスク
- 金利上昇・借入金の返済負担
- 海外(ベトナム等)での案件停滞・政変・規制リスク
- 国内の資材価格・人件費高騰による採算悪化
重要な注記
- 会計方針変更:無し
- 連結範囲の変更:有(Qool Enviro Pte.Ltd.を連結子会社化、取得日 2025/4/1)
- のれんの暫定計上:のれん等の取得原価配分は未完了のため暫定処理(のれん約979,887千円、暫定)。
- キャッシュ・フロー計算書:第3四半期累計の連結CF計算書は作成していない(注記あり)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9223 |
| 企業名 | ASNOVA |
| URL | https://www.asnova.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.19)」によって自動生成されました。
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