2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期)からの下方修正は無し。中間実績は売上高が会社通期見通しに対して進捗良好(42.2%)だが、営業・最終は大幅な赤字(通期見通しとの乖離は大きい)。市場予想は提示なしのため、会社予想との乖離で評価。
  • 業績の方向性:増収(前年同期比 +12.8%)だが増収減益(営業損失拡大、経常損失・当期純損失拡大)。
  • 注目すべき変化:2025年4月にQool Enviro Pte.Ltd.を子会社化(連結範囲の変更)したことにより「海外その他レンタル事業」を新設。買収に伴う売上増(海外その他 売上258.7百万円計上)とのれん(958.3百万円計上)、買収関連費用等が発生。
  • 今後の見通し:通期予想に変更なし(公表済)。ただし買収による一時費用・のれん償却・支払利息増等で上期の赤字を通期で挽回できるかが焦点。
  • 投資家への示唆:注目ポイントは(1)Qool社の統合効果(収益寄与の持続性)、(2)高水準の有利子負債とキャッシュ推移、(3)のれん償却・支払利息増による利益圧迫。通期達成の鍵は下期での営業利益回復と財務構造の安定化。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ASNOVA
    • 主要事業分野:仮設機材(足場等)のレンタル及び販売。今回、仮設トイレ等の衛生関連ソリューションを行うシンガポール子会社(Qool)を連結。
    • 代表者名:代表取締役社長 上田 桂司
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会開催:有
  • セグメント:
    • 国内足場レンタル事業:国内での仮設機材レンタル・販売
    • 海外足場レンタル事業:国外での仮設機材レンタル・販売
    • 海外その他レンタル事業:国外での仮設機材以外のレンタル(Qool取得により追加)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:12,438,400株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数(中間期):12,437,852株
  • 今後の予定:
    • 中間報告書提出:2025年11月14日(実施済)
    • 配当支払開始予定日:2025年12月1日
    • その他IRイベント:決算説明会(開催済/資料有)。次回イベントは未記載(–)。

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期値との比較、達成率は中間実績÷通期予想)
    • 売上高:2,221.8百万円。通期予想5,265百万円に対する進捗率 42.2%(達成率)。(前年中間比 +12.8%)
    • 償却前営業利益(EBITDA的指標):907.0百万円。通期予想2,453百万円に対する進捗率 37.0%。
    • 営業利益:△93.2百万円。通期予想 営業利益405百万円に対する達成率(算術的)約 -23.0%(中間で赤字)。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:△159.6百万円。通期予想101百万円に対する達成率 約 -158.0%(大幅乖離)。
  • サプライズの要因:
    • Qool社の連結化に伴う買収対価(現金支出:約2,013.4百万円)、仲介手数料等(131.7百万円)、のれん計上(958.3百万円)及び暫定のれん償却(23.8百万円)を計上。
    • 減価償却費・賃貸資産償却が継続的に高く、支払利息増(48.9百万円/前年17.0百万円)や借入構成の変化による財務費用増加。
    • 国内事業は売上減(国内足場 売上1,954.6百万円、前年同期比 -7.2%)、公共投資は堅調ながら民間住宅需要停滞の影響。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正していないが、上期の赤字を下期でカバーできるかは下期の収益回復、買収統合効果、及び利息負担と借入返済計画に依存。現時点で通期達成は「可能だが要注視」。

財務指標(主要数値は連結、単位:百万円/%)

  • 損益(中間、2025/4–9)
    • 売上高:2,221.8 百万円(前年同期 1,970.0 百万円、+12.8%)
    • 売上総利益:501.9 百万円(前年 373.3)
    • 販売費及び一般管理費:595.1 百万円(前年 390.9)
    • 営業損失:△93.2 百万円(前年 △17.5)
    • 経常損失:△161.1 百万円(前年 △5.4)
    • 親会社株主に帰属する中間純損失:△159.6 百万円(前年 △25.3)
    • 1株当たり中間純利益:△12.83 円(前年 △2.03 円)
  • 収益性指標
    • 営業利益率:△4.2%(営業損失 ÷ 売上高 = △93.2/2,221.8 = △4.2%)
    • 償却前営業利益率(EBITDAマージン):約40.8%(907/2,221.8) — 減価償却費が大きいため償却前は高水準
    • ROE(中間ベース):約 △5.7%(親会社中間損失△159.6/期末自己資本2,817.1:目安8%以上良好 → 本件は低下)
    • ROA:約 △1.3%(△159.6/総資産12,733.6:目安5%以上良好 → 低い)
  • 財政状態(中間期末 2025/9/30)
    • 総資産:12,733.6 百万円(前期末 12,958.9 百万円、減少225.3 百万円)
    • 純資産:2,817.1 百万円(前期末 2,979.1 百万円、減少162.0 百万円)
    • 自己資本比率:22.1%(前期末 23.0%) ← 目安:40%以上で安定 → 22.1%(低い)
    • のれん:948.2 百万円(当期計上、償却期間10年均等)
    • 有利子負債(概算):短期借入800.0 + 1年内返済予定の長期借入2,414.4 + 長期借入5,776.1 = 約8,990.5 百万円(高水準)
    • 負債純資産比率(負債/純資産):約 3.5倍(9,916.5 / 2,817.1)→ 財務レバレッジ高め
  • 進捗率分析(中間→通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:42.2%(通常の中間進捗は業種・期次で差異。42%は概ね順調)
    • 償却前営業利益進捗率:37.0%
    • 営業利益進捗率:中間は赤字(通期見通しへの貢献は未達)
    • 純利益進捗率:赤字で大幅未達
  • キャッシュフロー(中間)
    • 営業CF:+725.8 百万円(前年 393.2 百万円、改善)→ 営業CFはプラス(良好)
    • 投資CF:△1,740.4 百万円(前年 △1,883.9)、主因は子会社株式取得の支出1,457.5百万円、固定資産取得等
    • 財務CF:△718.3 百万円(前年 +1,830.5)→ 借入金の純減等
    • フリーCF:営業CF – 投資CF = 725.8 – 1,740.4 = △1,014.6 百万円(中間でマイナス)
    • 現金及び現金同等物中間期末残高:1,444.3 百万円(前年中間 1,306.1)
    • 営業CF/純利益比率:営業CF 725.8 / 親中間純損失 △159.6 = 約 △4.5(純損失に対して営業CFはプラスで相対的に健全)
  • 四半期推移(QoQ):細部の四半期推移は別表参照。季節性は工事・レンタル業の繁閑に依存(資料に明示的季節性の記載あり)。

特別損益・一時的要因

  • 特別損益等:
    • 子会社取得に係る仲介手数料等の取得関連費用:131.7 百万円(当期に計上)
    • のれんの計上:958.3 百万円(暫定配分)、償却は10年均等(当中間ののれん償却額23.8百万円計上)
  • 一時的要因の影響:買収関連費用は一時的だが、のれん償却や借入金利負担は継続的。投資の効果が出るか否かで継続性が異なる。
  • 継続性の判断:仲介手数料等は一時費用。のれん・支払利息・借入金は継続的負担。

配当

  • 中間配当:1.00円(支払予定日 2025/12/1)
  • 期末配当(予想):1.00円
  • 年間配当(予想):2.00円(前回予想から変更なし)
  • 配当利回り:–(株価に依存のため記載なし)
  • 配当性向:通期予想ベースでは計算可能だが、中間は赤字のため中間期の配当性向は非適用。会社は配当予想を維持。
  • 自社株買い等:無し(記載無し)

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資CF内明細):
    • 有形固定資産取得による支出:294.6 百万円(当中間、前年 1,891.7 百万円)
    • 主な投資内容:機材センター新設(福島県本宮市、2025年9月)等
    • 減価償却費:976.7 百万円(中間、前年 870.2 百万円)
  • 研究開発:記載なし(–)

受注・在庫状況

  • 受注・在庫に関する明細は決算短信に記載無し(受注高・受注残高・在庫回転日の記載:–)。
  • 棚卸資産:199.6 百万円(期末、前年同期 143.6 百万円)

セグメント別情報(中間、千円)

  • 国内足場レンタル事業:
    • 売上高:1,954,566 千円(前年同期比 -7.2%)
    • セグメント利益:299,323 千円(前年同期比 -3.2%)
  • 海外足場レンタル事業:
    • 売上高:8,547 千円(前年同期比 -73.6%)
    • セグメント損失:△83,924 千円(前年 △48,709)
  • 海外その他レンタル事業(Qool含む、新規):
    • 売上高:258,675 千円(新規計上)
    • セグメント利益:19,674 千円
  • セグメント戦略:Qool取得によりASEAN展開(衛生関連ソリューション)を強化。足場事業を基盤に周辺事業・海外M&Aで成長を目指す。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に明示の数値目標は限定的だが「2030年に向け足場レンタルを確固たる収益基盤とし新規事業で成長を牽引する」旨。
  • 今回のQool買収は海外展開・新市場投入の一環であり、戦略整合性は高い。ただしのれん計上・財務負担が短期の指標を悪化させているため、KPI(ROE・自己資本比率・有利子負債削減等)での動向確認が必要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内建設業は公共投資堅調だが民間住宅需要停滞、人手不足・資材価格高止まりが継続。
  • 競合比較:同業他社との相対評価は本資料に無し(–)。参考として、自己資本比率22.1%は業界平均に比べ低めの可能性あり。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(2026/4–2026/3): 売上高 5,265 百万円(+23.4%)、償却前営業利益 2,453 百万円(+31.5%)、営業利益 405 百万円(+731.3%)、経常利益 266 百万円(+485.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益 101 百万円。
    • 予想修正:無し(2025年5月14日公表の予想から変更なし)
    • 会社が前提とする条件等の詳細は添付資料参照(為替・需要前提等は別表)。
  • 予想の信頼性:上期の赤字を踏まえ下期での回復が必須。過去の達成傾向は記載無し(–)。
  • リスク要因:為替変動、原材料・燃料価格、人手不足、借入金利上昇、買収統合リスク、海外事業の運営リスク(ASEAN市場)等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の重要な変更:有(Qool Enviro Pte.Ltd.を2025/4/1付で取得・子会社化)
  • のれん等:のれん 958,349 千円を計上(償却期間 10年、暫定配分中)
  • 第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外

(注)

  • 「良い/悪いの目安」を併記:
    • 自己資本比率 22.1%(目安:40%以上で安定 → 22.1%は低い)
    • ROE 約 △5.7%(目安:8%以上で良好 → 現状は未達)
    • 営業CFはプラスで良好だが、有利子負債が大きく財務安全性に注意が必要
  • 不明な項目は“–”と記載しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9223
企業名 ASNOVA
URL https://www.asnova.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.19)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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