2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 通期予想(会社予想)に対する四半期累計の進捗は概ね良好。通期予想自体は直近に修正済(減損計上に伴う修正)で、今回の短信は修正後の見通しを反映している(別途「特別損失の計上と連結業績予想の修正ならびに配当予想の修正(増配)」を開示)。市場予想との比較は資料に記載なし。
  • 業績の方向性: 増収減益(売上高は前年同期比で減少、営業利益は増加。ただし親会社株主に帰属する四半期純利益は減少)。
  • 注目すべき変化: 化粧品材料セグメントで大規模な減損(2,413百万円)を計上し、同セグメントの売上が前年同期比37.8%減・営業損失化。これが純利益減少(前年同期比△22.2%)の主因。電子材料・有機化学品は増収増益で成長寄与。
  • 今後の見通し: 通期業績予想(修正後)は売上86,000百万円、営業利益6,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,000百万円。第3四半期累計の進捗率は売上約71%、営業利益約83%、純利益約97%で、営業利益・純利益は通期目標到達の可能性は相対的に高いが、化粧品材料等の構成変化や第4四半期の需要動向に左右される。
  • 投資家への示唆: 減損による一時的な利益圧迫が主因であり、セグメント別の成長トレンド(電子材料・有機化学品の堅調さ)と、効率化に伴う利益改善(触媒等)を注視。自己資本比率は65.6%で財務は相対的に健全。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 堺化学工業株式会社
    • 主要事業分野: 電子材料、化粧品材料、有機化学品、衛生材料、受託加工、酸化チタン・亜鉛製品、樹脂添加剤、触媒、無機材料、医療事業等の製造販売および関連事業
    • 代表者名: 代表取締役社長 矢倉 敏行
    • 連絡先: 取締役経理部長 服部 浩之 TEL 072-223-4111
  • 報告概要:
    • 提出日: 2026年2月12日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)連結(日本基準)
  • セグメント:
    • 報告セグメント(11区分): 電子材料、化粧品材料、有機化学品、衛生材料、受託加工、酸化チタン・亜鉛製品、樹脂添加剤、触媒、無機材料、医療事業、その他
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 16,000,000株(自己株式消却後、消却日2026年1月30日)
    • 期末自己株式数: 688,751株(消却後)
    • 期中平均株式数(四半期累計): 15,690,173株
  • 今後の予定:
    • 決算発表: 本短信(2026/2/12)済
    • IRイベント・決算説明会: 決算補足説明資料の有無、決算説明会の有無の記載あり(詳細は別途)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期のみ開示。ここでは通期予想に対する第3四半期累計の達成率を記載)
    • 売上高: 第3Q累計 61,370百万円。通期予想86,000百万円に対する進捗率 71.3%(61,370/86,000)。会社予想に対して進捗は良好。
    • 営業利益: 第3Q累計 5,367百万円。通期予想6,500百万円に対する進捗率 82.6%(5,367/6,500)。
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 第3Q累計 2,900百万円。通期予想3,000百万円に対する進捗率 96.7%(2,900/3,000)。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因: 電子材料・有機化学品・受託加工などの販売増・価格改定・効率化で営業利益は増加。触媒や無機材料で効率化の効果が顕在化。
    • 下振れ要因: 化粧品材料で販売数量の減少と大幅な減損(2,413百万円)計上により純利益は大幅減少。特別損失合計2,563百万円、一方で固定資産売却益1,423百万円が計上されている。
  • 通期への影響:
    • 会社は既に業績予想を修正(減損関連の修正および配当修正(増配))。第3Qの進捗から営業利益・当期純利益の通期達成可能性は比較的高いが、構成要因(化粧品材料の回復見込み、電子材料の需要継続等)に依存するため不確実性は残る。

財務指標

  • 財務諸表(要点、単位:百万円)
    • 売上高(第3Q累計): 61,370(前年同期 63,567、前年同期比 -3.5%)
    • 営業利益: 5,367(前年同期 4,679、前年同期比 +14.7%)
    • 経常利益: 5,479(前年同期 4,970、前年同期比 +10.2%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 2,900(前年同期 3,726、前年同期比 -22.2%)
    • 包括利益(第3Q累計): 3,382(前年同期 4,067、前年同期比 -16.9%)
    • 1株当たり四半期純利益(累計): 184.88円(前年同期 229.82円、△19.5%)
  • 収益性
    • 売上高: 61,370百万円(前年同期比 -3.5% / △2,197百万円)
    • 営業利益: 5,367百万円(前年同期比 +14.7% / +688百万円)
    • 営業利益率: 8.75%(5,367/61,370) — 業種平均との比較は業種で差異ありだが提示目安:8.75%(参考: 5%〜10%は中程度〜良好)
    • 経常利益: 5,479百万円(前年同期比 +10.2%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 2,900百万円(前年同期比 △22.2%)
    • EPS(通期予想): 191.20円(会社の通期予想)
  • 収益性指標(概算)
    • ROE(自己資本に対する当期純利益比率):
    • 第3Q累計ベース: 2,900 / 自己資本76,965 = 約3.77%(目安: 8%以上が良好 → 現状は低め)
    • 通期予想ベース: 3,000 / 76,965 = 約3.90%(同)
    • ROA(総資産利益率):
    • 第3Q累計ベース: 2,900 / 117,395 = 約2.47%(目安: 5%以上で良好 → 現状は低め)
    • 営業利益率: 8.75%(上記)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計)
    • 売上高進捗率: 71.3%
    • 営業利益進捗率: 82.6%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率: 96.7%
    • 以前同期間の進捗(前年同期)と比較すると、売上は前年同期より低いが利益面は改善(営業利益増)。純利益は減少(減損の影響)。
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は本短信に添付されていない(注記あり)。従って営業CF・投資CF・財務CFの詳細は非開示。
    • 現金及び預金残高: 11,488百万円(前連結会計年度末 16,183百万円、減少4,695百万円)
    • 減価償却費(累計): 2,815百万円(前年同期 2,757百万円)
    • フリーCF等は算出不可(CF明細の不在)
    • 営業CF/純利益比率: –(営業CFが未開示のため計算不可)
  • 四半期推移(QoQ等)
    • 四半期ごとの詳細QoQ推移は資料に載るが、本短信は累計情報中心。季節性は事業ごとに差異(医療機器や受託加工の下期回復等)あり。
  • 財務安全性
    • 総資産: 117,395百万円(前期末 123,319百万円、△4.8%)
    • 純資産: 78,108百万円(前期末 79,386百万円、△1,277百万円)
    • 自己資本比率: 65.6%(前期末 63.5%)→ 65.6%(安定水準)
    • 負債合計: 39,287百万円(前期末 43,933百万円、△4,646百万円)
    • 流動比率(簡易): 流動資産65,417 / 流動負債25,394 = 約257.8%(流動性は高い)
    • 長短借入金合計(貸借表から): 短期借入金10,575 + 長期借入金5,005 = 15,580百万円 → 負債依存は限定的
  • 効率性
    • 総資産回転率(累計): 売上61,370 / 総資産117,395 = 約0.52回(目安: 業種差あり)
  • セグメント別(概要、第3Q累計)
    • 電子材料: 売上 8,668百万円(前年同期比 +14.8%)、営業利益 1,438百万円(+25.1%) — 成長セグメントで好調
    • 化粧品材料: 売上 1,121百万円(前年同期比 △37.8%)、営業損失 216百万円(前年は営業利益111百万円) — 大幅な収益悪化、減損計上(2,413百万円)が主因
    • 有機化学品: 売上 5,427百万円(+17.4%)、営業利益 708百万円(+45.2%)
    • 衛生材料: 売上 3,988百万円(△6.4%)、営業利益 308百万円(△1.9%)
    • 受託加工: 売上 4,994百万円(+4.1%)、営業利益 600百万円(+20.7%)
    • 酸化チタン・亜鉛製品: 売上 7,635百万円(△23.7%)、営業利益 825百万円(△11.0%)
    • 樹脂添加剤: 売上 8,707百万円(△12.8%)、営業利益 802百万円(△25.2%)
    • 触媒: 売上 2,443百万円(+0.5%)、営業利益 542百万円(+231.6%) — 効率化効果で収益改善
    • 無機材料: 売上 3,951百万円(△1.4%)、営業利益 887百万円(+12.3%)
    • 医療事業: 売上 6,581百万円(±0%)、営業利益 161百万円(△19.9%)
  • 財務の解説:
    • 総資産・負債は減少、自己資本比率は上昇(63.5%→65.6%)と財務基盤は安定。現金・預金が減少している点は留意(△4,695百万円)。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:
    • 固定資産売却益 1,423百万円(主に固定資産売却)
    • 投資有価証券売却益 0百万円(ほぼなし)
    • 特別利益合計 1,423百万円
  • 特別損失:
    • 減損損失 2,433百万円(内訳: 化粧品材料で2,413百万円、その他一部セグメントで小額計上)
    • 固定資産除却損 130百万円
    • 特別損失合計 2,563百万円
  • 一時的要因の影響:
    • 減損計上が税引前利益を押し下げ、結果として親会社株主に帰属する四半期純利益を大幅に減少させた(前年同期比△22.2%)。特別利益の固定資産売却益1,423百万円があるものの、減損の方が大きく影響。
  • 継続性の判断:
    • 減損は一時的処理であるが、当該資産価値の見直し結果であり、今後同様の追加減損リスクは事業環境により残る(特に化粧品材料の市場回復遅延等)。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期 実績: 第1四半期末 62.50円、第2四半期末 72.50円、年間合計 135.00円
    • 2026年3月期(予想・修正後): 中間 65.00円、期末 80.00円、年間合計 145.00円(増配)
    • 直近の配当予想修正は「増配」として開示(詳細は別途発表資料参照)
  • 配当利回り: –(株価未提示のため算出不可)
  • 配当性向: –(通期想定の純利益と配当から算出可能だが、会社は配当性向を明示していないため –)
  • 株主還元方針: 自己株式の取得実績あり(2025年5月~11月で914,000株、総額2,499百万円)、その後1,000,000株を消却(2026年1月30日)。配当増配とあわせて株主還元を実施。

設備投資・研究開発

  • 設備投資: 明細は非開示(設備投資額の記載なし)。ただし減価償却費は累計で2,815百万円。
  • 研究開発: R&D費用等の明示はなし(–)

受注・在庫状況(該当情報のみ)

  • 在庫(棚卸資産):
    • 商品及び製品: 16,933百万円(前期末 15,379百万円、増加 +1,554百万円)
    • 仕掛品: 3,168百万円(前期末 4,860百万円、減少 △1,692百万円)
    • 原材料及び貯蔵品: 5,203百万円(前期末 6,753百万円、減少 △1,549百万円)
  • 受注状況: 受注高・受注残高に関する記載なし(–)

セグメント別情報(要点再掲)

  • 好調: 電子材料(売上+14.8%、営業利益+25.1%)・有機化学品(売上+17.4%、営業利益+45.2%)・受託加工(営業利益+20.7%)・触媒(営業利益大幅改善)
  • 不振・構造調整: 化粧品材料(売上△37.8%・減損計上で損失計上)、酸化チタン・亜鉛製品(売上△23.7%)、樹脂添加剤(売上△12.8%)
  • 地域別・為替影響: 明示的金額はなし。中国経済鈍化の影響が化粧品材料・中国向け製品で明記。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 明示的進捗数値は非開示(–)。ただし電子材料等の成長分野での売上伸長は中期の成長方針と整合的。
  • KPI達成状況: –(会社が公開しているKPIがあれば別途参照)

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 中国経済の鈍化が一部セグメント(化粧品材料、樹脂添加剤等)に影響。AI関連・車載向け需要が電子材料を牽引。原材料市況(例: 亜鉛市況下落)が酸化チタン・亜鉛製品の収益に影響。
  • 競合比較: 同業他社との相対評価は資料に記載なし(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期): 売上高 86,000百万円(+1.9%)、営業利益 6,500百万円(+6.7%)、経常利益 6,500百万円(+3.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 3,000百万円(+40.2%)※通期予想は既に修正済(詳細は別途開示資料参照)
    • 次期予想: –(未開示)
    • 会社予想の前提: 別紙(P.3)に前提条件記載あり(為替等の具体数値は本短信抜粋に非表示)
  • 予想の信頼性: 既に修正を実施(減損計上を反映)。第3Q累計の進捗は良好だが、化粧品材料等の回復不確実性、外部環境(中国)に左右される点を注視すべき。
  • リスク要因:
    • 中国を含む海外需要の鈍化
    • 原材料・亜鉛等市況の変動
    • 追加の資産減損リスク
    • 為替変動、規制・薬価改定(医療事業)

重要な注記

  • 会計方針: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更の記載あり(詳細は添付資料参照)。四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用について注記あり(添付P.11参照)。
  • 自己株式関連: 2025/5/14決議に基づく自己株取得(914,000株、2,499百万円)を実行。さらに2025/12/23取締役会決議により自己株1,000,000株を消却(消却日2026/1/30)、発行済株式数は16,000,000株に。
  • 添付・別途開示: 当日別途「特別損失(減損損失)の計上と連結業績予想の修正ならびに配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」を開示(詳細参照)。

(注)本まとめは提供された決算短信(2026年3月期 第3四半期連結)に基づく情報整理です。数値は百万円単位で記載のものを使用。市場予想や株価など資料に無い項目は“–”で省略しています。投資助言は行いません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4078
企業名 堺化学工業
URL http://www.sakai-chem.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.19)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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