2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正はなし(予想通り)。第3四半期累計の営業利益・経常利益は会社予想に対して大幅に上振れ(後述の進捗率参照)が確認されるが、会社は通期予想を据え置き。
- 業績の方向性:売上高は減収(617,703百万円、△4.4%)だが、営業利益・経常利益は増益(営業利益79,157百万円、+22.7%/経常利益67,982百万円、+19.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は減少(48,822百万円、△10.7%)。→ 増収減益ではなく「減収(↑利益率)」だが純利益は特別損益の影響で減少。
- 注目すべき変化(前年同期比):特別利益に計上されていた核燃料売却益が大幅減少(前期19,549百万円→当期1,206百万円、△18,343百万円)したため、経常利益は増加した一方で純利益が減少。燃料価格低下による燃料費等調整額の減少が売上高減少の主因。
- 今後の見通し:通期予想は未修正。ただし第3四半期累計の利益水準は通期予想を既に大幅に上回っており(営業利益進捗134.1%等)、第4四半期に利益を下押しする要因(燃料費調整、特別損益の発生、金利負担など)が見込まれている可能性が高い。会社は現時点で予想を据え置き。
- 投資家への示唆:短期的には「第4四半期の特別損益、燃料費等調整制度の期ずれ・補助金の動向、支払利息の増加(有利子負債の増加)」に注目。中長期的には固定資産(建設仮勘定)の拡大による投資負担と財務体質(自己資本比率)を観察する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:北海道電力株式会社
- 主要事業分野:電力の発電・送配電・販売(電気事業)および関連サービス(北海道電力ネットワーク等)
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 齋藤 晋
- 上場:東証プライム・札証(コード:9509)
- IR問合せ:経理部決算グループリーダー 庄司 邦明(TEL 011-251-1111)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月6日(四半期決算短信は2026年1月30日公表分のレビュー完了通知)
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 公認会計士等による期中レビュー:完了(レビューで重要な点の不備は認められず)
- セグメント:
- 北海道電力:発電・販売等(電気事業営業収益主体)
- 北海道電力ネットワーク:送配電等
- その他:その他の連結子会社等(補助事業等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):215,291,912株
- 期中平均株式数(四半期累計):205,345,478株
- 自己株式数(期末):9,939,157株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:補足資料作成は「有」だが決算説明会は「無」
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較:通期想定に対する第3四半期累計の達成率)
- 売上高:617,703百万円/通期予想867,000百万円→進捗率71.3%(通期見通しに対して概ね順調)
- 営業利益:79,157百万円/通期予想59,000百万円→進捗率134.1%(通期を既に大幅超過)
- 経常利益:67,982百万円/通期予想43,000百万円→進捗率158.1%(通期を大幅超過)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:48,822百万円/通期予想28,000百万円→進捗率174.4%(通期を大幅超過)
- サプライズの要因:
- プラス要因:燃料価格低下に伴う燃料費の減少、水力発電量増加、燃料費等調整制度の「期ずれ差益」の拡大等により営業利益・経常利益が改善。
- マイナス要因:特別利益(核燃料売却益)が前年に比べ大幅減少したため、純利益は下振れ。また支払利息が増加(10,651百万円→前年8,069百万円)し金融費用が重荷。
- 通期への影響:
- 通期予想は修正なし。第3四半期累計で利益が通期見通しを大きく上回っている点は注目。会社が見通しを据え置く理由としては第4四半期に燃料費調整の逆回転や特別損益の発生、季節性や投資関連費用が見込まれるためと推察される(会社は詳細を公表している別資料を参照するよう案内)。
財務指標
- 財務諸表(主要数値:百万円)
- 売上高(営業収益):617,703(第3四半期累計、2025/4–12)←前年646,403(△4.4%)
- 営業利益:79,157(+22.7%)
- 経常利益:67,982(+19.7%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:48,822(△10.7%)
- 総資産:2,378,234(前期末2,244,003、+134,231百万円)
- 純資産合計:459,741(前期末407,336、+52,405百万円)
- 自己資本(参考):444,097百万円
- 収益性:
- 売上高:617,703百万円(前年同期比△4.4%、前期差額約△28,700百万円)
- 営業利益:79,157百万円(前年同期比+22.7%)、営業利益率:12.82%(良い目安:高い/公益事業は一般に一桁台のことが多い)
- 経常利益:67,982百万円(前年同期比+19.7%)
- 純利益:48,822百万円(前年同期比△10.7%)
- 1株当たり四半期純利益(累計):232.58円(前年261.07円)
- 収益性指標(目安との比較):
- ROE(≒ 親会社株主帰属利益 ÷ 自己資本):48,822 ÷ 444,097 ≒ 11.0%(目安:10%以上で優良)→ 良好
- ROA(総資産利益率):48,822 ÷ 2,378,234 ≒ 2.05%(目安:5%以上で良好)→ 低め
- 営業利益率:12.82%(上記)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
- 売上高進捗率:71.3%(通常ペースかやや前倒し)
- 営業利益進捗率:134.1%(通期見通しを既に大幅超過)
- 経常利益進捗率:158.1%(大幅超過)
- 純利益進捗率:174.4%(大幅超過)
- 解説:利益面は第3四半期までで通期見通しを大きく上回るが、会社は通期予想を据え置き。第4四半期に影響する要因(燃料費調整の逆作用、特別損益、季節要因)を織り込んでいる可能性。
- キャッシュフロー:
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)→ 営業CF/投資CF/財務CFの詳細は記載なし(–)
- 減価償却費:53,787百万円(前年55,049百万円)
- 現金及び預金:154,407百万円(前期156,322百万円)
- 四半期推移(QoQ等):四半期毎の詳細は短信に四半期単位の推移表は限定的。季節性は送配電・需要面で存在する(冬季需給)が第3四半期累計での業績は上述のとおり。
- 財務安全性:
- 自己資本比率:18.7%(前期17.5%)(目安:40%以上で安定 → 現状は低め)
- 負債合計:1,918,492百万円(前期1,836,667百万円)→ 有利子負債増加による支払利息増(支払利息10,651百万円)
- 流動比率・負債比率の詳細数値は記載なし(–)
- 効率性:総資産回転率等の詳細は開示数値が限定的のため算出は省略(–)
- セグメント別(当第3四半期累計)
- 北海道電力(電気事業等):売上高(顧客からの収益)約477,666百万円(セグメント利益57,431百万円)
- 北海道電力ネットワーク(送配電):顧客収益98,608百万円(セグメント利益2,806百万円)
- その他:売上等26,866百万円、セグメント利益10,796百万円
- セグメント利益合計:71,033百万円(調整後△3,050→連結経常利益67,982百万円)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:核燃料売却益 1,206百万円(前年19,549百万円)→ 大幅減少が純利益押下げ要因
- 特別損失:当第3四半期累計での大きな特別損失の計上は記載なし
- 一時的要因の影響:核燃料売却益の前期の大型計上が前年純利益を押上げており、これが今期純利益減少の主要因。経常利益は燃料費低下等の構造的要因で底上げされているため、特別項目を除いた実質業績は改善傾向と言える。
- 継続性の判断:燃料価格・補助金・核燃料売却の有無は時点依存であり継続性は低い(変動要因)。
配当
- 配当実績と予想(普通株式)
- 2025年3月期:中間10円、期末10円、年間20円
- 2026年3月期(当):中間配当15円(確定)、期末予想15円、年間予想30円(前回予想から修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報の記載なしのため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースでの配当性向は記載なし(–)
- 種類株式(B種優先株式):第2四半期末に1,500,000.00円/株の配当計上(非常に高額、該当株式は非上場の特殊株式)
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(–)
設備投資・研究開発
- 設備投資(状況からの抜粋):
- 建設仮勘定(2025/3/31→2025/12/31):284,053百万円 → 371,173百万円(増加 +87,120百万円)→ カーボンニュートラル関連投資や電力需要増対応のための設備投資が進行
- 減価償却費:53,787百万円(前年55,049百万円)
- 研究開発:R&D費の明細は短信に記載なし(–)
受注・在庫状況
- 受注:該当情報なし(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:80,887百万円(前期66,620百万円、増加)
- 在庫回転日数等の記載なし(–)
セグメント別情報(要点)
- 北海道電力部門が売上・利益の主力。送配電(ネットワーク)は収益基盤安定だが利益貢献度は小さめ。その他(子会社等)は小口事業と補助金収入等を含む。
- 「その他の収益」には国の電気・ガス料金値引きに係る補助金が含まれている(第3四半期累計で計上が縮小し、これが売上差の一因)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の進捗:短信では中期計画の詳細言及は限定的。固定資産・建設仮勘定の増加は中長期投資の継続を示唆。
- KPI達成状況:開示なし(–)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社との比較数値は短信に記載なし(–)。ただし、燃料費動向、水力発電量の変動、規制(電気料金政策)や補助金の取り扱いが業績変動要因となる点は共通。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期業績予想(2025/4/1–2026/3/31):売上高867,000百万円(△3.9%)、営業利益59,000百万円(△22.2%)、経常利益43,000百万円(△32.9%)、当期純利益28,000百万円(△56.4%)。予想修正なし。
- 会社予想の前提条件:詳細は1月30日公表の「連結業績予想の修正概要」を参照することが案内されている(燃料費等の前提を含む)。短信では具体的前提値の記載は限定的(–)。
- 予想の信頼性:第3四半期累計の利益水準が通期見通しを大きく上回っているため、会社の予想は保守的と捉えられる可能性がある。過去の予想達成傾向については短信単体での記載は限定的(–)。
- リスク要因:
- 燃料価格の変動、渇水等の水力発電量変動
- 金利上昇による支払利息負担(有利子負債の増加)
- 特別損益(核燃料売却等)の時期・規模
- 規制・補助金制度の変更(電気料金負担軽減支援等)
重要な注記
- 会計方針の変更や見積りの変更、修正再表示:該当なし
- 連結範囲の変更:有(新規子会社1社「ゆうにじ」)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当期の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- 監査/レビュー:EY新日本による期中レビュー完了。レビュー上の重要な不備は認められず。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9509 |
| 企業名 | 北海道電力 |
| URL | http://www.hepco.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電力・ガス – 電気・ガス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。
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