2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の中間期予想は提示されていないため市場予想との直接比較は不可。ただし、事業利益は前年同期比で大幅悪化した一方、金融収益増・金融費用減で税引前利益・当期利益は上振れ(事業利益は下振れ、最終利益は上振れの構造)
  • 業績の方向性:売上収益は増収(996,254 百万円、+12.7%)だが、事業利益は減益(35,713 百万円、△25.2%)。税引前利益および親会社帰属中間利益は増加(税引前+49.0%、親会社帰属中間利益+61.6%)
  • 注目すべき変化:事業利益率が低下(事業利益率 3.59% ← 前年中間期 5.40%)し、セグメントでは航空宇宙・パワー等で利益が圧迫された一方、車両・エネルギー等の売上および利益改善がみられる
  • 今後の見通し:通期予想は修正有(資料に「有」と記載)。通期予想に対する進捗率は売上高で約42.6%(996,254/2,340,000)、事業利益で約24.6%(35,713/145,000)と利益の進捗が遅く、通期目標達成の鍵は下期の収益改善に依存
  • 投資家への示唆:売上は増加しているが事業ベースの採算が低下しており、金融損益の改善により最終利益が支えられている点に注意。継続中の不正事案調査の帰結が業績やコーポレートガバナンスに影響を与える可能性あり

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:川崎重工業株式会社
    • 主要事業分野:航空宇宙システム、車両、エネルギーソリューション&マリン、精密機械・ロボット、パワー/スポーツ&エンジン等の重工業・機械製造・システム提供
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 橋本 康彦
    • URL:https://www.khi.co.jp/ir/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月11日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト・マスコミ向け、資料は同日公表)
  • セグメント(報告セグメント):
    • 航空宇宙システム:航空機・宇宙関連製品
    • 車両:鉄道車両等
    • エネルギーソリューション&マリン:発電、海洋・舶用関連
    • 精密機械・ロボット:精密機器、ロボット
    • パワー/スポーツ&エンジン:発動機・エンジン等
    • その他:上記に含まれない事業
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):167,921,800株(2026年3月期中間期)
    • 期中平均株式数(中間期):167,141,763株
    • 時価総額:–(提示なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月11日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月5日
    • 決算説明会資料掲載:2025年11月11日(TDnet・会社サイト)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の中間期予想は未提示のため「会社予想との比較」は不可。以下は通期予想に対する進捗)
    • 売上高:996,254 百万円。通期予想 2,340,000 百万円に対する達成率 42.6%(通期の半分を若干下回る)
    • 事業利益:35,713 百万円。通期予想 145,000 百万円に対する達成率 24.6%(低進捗)
    • 親会社帰属中間利益:22,089 百万円。通期予想 82,000 百万円に対する達成率 26.9%
  • サプライズの要因:
    • 事業利益が大幅減(△25.2%)の一方で、金融収益が大幅増(8,746 百万円 vs 1,331 百万円)および金融費用の減少(9,085 百万円 vs 25,361 百万円)により税引前利益と当期利益が改善。金融損益の改善要因には子会社株式の売却収入(連結範囲の変更を伴わない子会社株式の売却収入 80,000 百万円が財務CFに計上)等が含まれる可能性
  • 通期への影響:
    • 売上は堅調だが事業利益進捗が低いため、通期事業利益目標の達成は下期の採算改善次第。会社は既に通期予想の修正を行っている(注記に「有」)が、今後の調査結果(不正事案)による追加影響があれば更なる修正の可能性あり

財務指標

  • 財務諸表(主要項目、百万円)
    • 売上収益(中間):996,254(+12.7%)
    • 事業利益(中間):35,713(△25.2%)
    • 税引前中間利益:35,374(+49.0%)
    • 親会社帰属中間利益:22,089(+61.6%)
    • 総資産(当中間期):3,070,859(前期末 3,016,951)
    • 親会社所有者帰属持分:761,792(当中間期)
    • 現金及び現金同等物:64,265(当中間期、前期末 132,776、△68,511)
  • 収益性(中間期→前年同期比較)
    • 売上高:996,254 百万円(+12.7%/前年同期 884,183 百万円)
    • 事業利益:35,713 百万円(△25.2%/前年同期 47,765 百万円)
    • 事業利益率(営業利益率相当):3.59%(35,713/996,254)。前年中間期は約5.40%(47,765/884,183) → 採算悪化
    • 税引前利益:35,374 百万円(+49.0%)
    • 親会社帰属中間利益:22,089 百万円(+61.6%)
    • EPS(基本):132.16 円(前年中間 81.59 円)
  • 収益性指標(注:基準・年率化)
    • ROE(単純・当中間期帰属利益 ÷ 平均親会社所有者持分)
    • 当中間期帰属持分平均 ≒ (702,915 + 761,792)/2 = 732,354 百万円
    • 中間利益ベース ROE(非年率) ≒ 22,089 / 732,354 = 3.02%
    • 年率換算 ROE(単純2倍) ≒ 6.03%(目安:8%以上良好 → 現状未達)
    • ROA(年率換算、売上高ベースではなく利益ベース)
    • 年率換算当期利益 ≒ 44,178 / 総資産 3,070,859 = 1.44%(目安:5%以上で良好 → 未達)
    • 営業利益率:事業利益率 3.59%(業種の平均によるが、以前期より悪化)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:42.6%(通常の半期比率は事業により差異。やや下期寄り)
    • 事業利益進捗率:24.6%(低く、下期での回復が必要)
    • 純利益進捗率(親会社帰属):26.9%
    • 過去同期間との比較:売上は増加・事業利益は減少の構図
  • キャッシュフロー(中間期、百万円)
    • 営業CF:△26,066(前年中間 △36,952 → 赤字だが改善)
    • 投資CF:△69,623(前年中間 △49,777 → 投資・持分取得増)
    • 財務CF:27,141(前年中間 123,889 → 子会社株式売却など特別項目が前年より減)
    • フリーCF(営業CF+投資CF):△95,689(大幅マイナス)
    • 営業CF/純利益比率:営業CF -26,066 / 親会社帰属中間利益 22,089 = -1.18(目安 1.0以上で健全 → 未達)
    • 現金同等物残高:64,265(期首 132,776、△68,511)
  • 四半期推移(QoQ):–(四半期別詳細は補足資料参照。中間累計での記載のみ)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率:親会社所有者帰属持分比率 24.8%(前期末 23.3%)(目安:40%以上で安定 → 現状は低めだが改善)
    • 流動・負債比率等:負債合計 2,247,033、資本合計 823,826。流動負債 1,778,118(流動性に注意)
  • 効率性:総資産回転率等の詳細は開示限定のため –。売上増に対して在庫は増加(棚卸資産 851,322 百万円、前期末 775,434)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益/損失:決算短信上に「特別損益」の大きな計上は明示されていないが、金融収益増(8,746 百万円)や子会社株式売却収入 80,000 百万円の影響が税引前に寄与している様子(売却は財務CF計上)
  • 一時的要因の影響:金融収支の改善は一過性の要素(資産売却等)を含む可能性が高く、事業利益の回復が伴わない場合、通期業績の持続性は限定的
  • 継続性の判断:子会社株式売却や金融益は必ずしも継続しないため、事業利益ベースでの改善が重要

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2026年3月期 中間配当(実績):75.00 円(第2四半期末)
    • 通期予想:年間 150.00 円(中間 75.00、期末 75.00)→ 直近公表の配当予想から修正なし
  • 配当性向(目安):
    • 通期予想親会社帰属当期利益 82,000 百万円に対して概算年間配当総額 ≒ 167,921,800株 × 150 円 = 25,188 百万円 → 配当性向 ≒ 25,188 / 82,000 = 30.7%(目安:安定的な還元水準)
  • 自社株買い等:なし(記載なし)

設備投資・研究開発

  • 設備投資(中間期、投資CF内訳)
    • 有形固定資産取得による支出:43,575 百万円(前年中間 43,337)
    • 無形資産取得:9,173 百万円(前年中間 6,072)
    • 持分法投資及びその他の金融資産取得:10,050 百万円(前年中間 873)
    • 減価償却費:50,220 百万円(前年中間 42,847)
  • 研究開発:
    • R&D費用の明示的記載:–(決算短信に明記なし。補足資料参照が必要)
    • 主要テーマ:–(記載なし)

受注・在庫状況(該当する場合)

  • 受注状況:受注高/受注残高の明示的数値は決算短信主要部分に記載なし(補足資料参照)
  • 在庫状況:
    • 棚卸資産:851,322 百万円(当中間期、前期末 775,434 → +75,888 百万円、約+9.8%)(在庫増加は製造進捗や需給を反映)
    • 在庫回転等:–(記載なし)

セグメント別情報

  • 外部顧客売上(中間、百万円、対前年中間比概算)
    • 航空宇宙システム:242,569(+3.6%)
    • 車両:119,387(+37.1%)
    • エネルギーソリューション&マリン:187,313(+17.1%)
    • 精密機械・ロボット:117,012(+6.8%)
    • パワー・スポーツ&エンジン:292,791(+15.6%)
    • その他:37,180(△7.4%)
  • セグメント事業利益(中間、百万円、対前年中間比概算)
    • 航空宇宙システム:10,137(前年 25,377 → 大幅減)
    • 車両:4,994(前年 1,664 → 増益)
    • エネルギー:19,948(前年 12,062 → 増益)
    • 精密機械・ロボット:4,267(前年 1,923 → 増益)
    • パワー等:4,832(前年 14,926 → 大幅減)
    • その他:1,716(前年 1,613 → 微増)
  • セグメント戦略・示唆:
    • 車両・エネルギー・精密機械で売上・利益改善が顕著。航空宇宙およびパワー関連で利益率悪化が全社の事業利益低下に寄与
    • セグメント間調整(非配属管理費等)での負担も増加(事業利益調整額 △10,183 百万円)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:決算短信内での中期計画の詳細記載は省略(補足資料参照)
  • KPI達成状況:事業利益と利益率が前年割れしており、中期目標達成には採算改善が必要

競合状況や市場動向

  • 市場動向:航空宇宙・海洋・エネルギー分野で受注環境や原材料・為替等の影響が業績に直結する点に留意

今後の見通し

  • 業績予想(通期、会社発表)
    • 売上収益:2,340,000 百万円(+9.9%)
    • 事業利益:145,000 百万円(+1.3%)
    • 税引前利益:115,000 百万円(+7.0%)
    • 親会社帰属当期利益:82,000 百万円(△6.8%)
    • 直近の業績予想修正の有無:有(決算短信注記)
  • 予想の信頼性:中間期の事業利益進捗が低く、金融損益の一過性要因により利益が支えられている点を考慮すると、通期達成は下期の事業採算改善に依存
  • リスク要因:
    • 継続中の不正事案(潜水艦修繕、舶用エンジン)に関する調査結果と対応の影響
    • 為替・原材料費・受注進捗の不確実性
    • 投資・売却等の一時項目の有無(利益の変動要因)

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし
  • 連結範囲の変更:当中間期における重要な変更はなし(注記)
  • 監査:第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外
  • その他:潜水艦修繕事業及び舶用エンジン事業に関する不正事案の調査継続中。影響が判明した場合は速やかに業績見通しへ反映予定

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7012
企業名 川崎重工業
URL http://www.khi.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 自動車・輸送機 – 輸送用機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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