2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期業績予想に変更はなし(予想との修正は無)。ただし配当予想は「無配」に修正(本日公表)。実績は市場予想情報は不明のため「ほぼ予想通り/上振れ・下振れ」の判定は記載できません(–)。
- 業績の方向性:増収だが赤字拡大(増収・減益 → 売上高は前年同期比+7.7%、営業損失に転落)。
- 注目すべき変化:営業損失の発生(営業利益 110百万円→営業損失 182百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失が拡大(△174百万円→△536百万円)。減価償却費が大幅増(464.6百→946.99百円)が主因の一つ。
- 今後の見通し:通期予想(売上18,500百円、営業利益40百円、親会社株主帰属当期純利益270百円)は変更なし。しかし第3四半期累計の進捗からは達成は容易ではない(下記参照)。配当は「無配」に修正。
- 投資家への示唆:① 売上は増加しているが収益性悪化(原材料・人件費・輸送費上昇、減価償却増)で利益が圧迫。② 水処理関連は堅調だが自動車関連が回復しておらず、セグメント依存の需給動向に注意。③ 高水準の有利子負債と低い自己資本比率(17.7%)を踏まえ、財務リスクと配当政策の変更を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:阿波製紙株式会社
- 主要事業分野:機能紙・不織布の製造・販売(自動車関連資材、水処理関連資材、一般産業用資材)
- 代表者名:代表取締役会長兼社長 三木 康弘
- 問合せ先:取締役上席執行役員 CFO 岡澤 智(TEL 088-631-8101)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月10日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明会:無し(補足資料は作成あり)
- セグメント:
- 単一セグメント:機能紙・不織布の製造・販売(品目別に自動車関連・水処理関連・一般産業用に分類して報告)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):10,172,676株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):9,993,760株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本第3四半期短信(2026/2/10)公表済
- 株主総会/IRイベント等:–(記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想との比較は「修正無し」)
- 売上高:第3四半期累計 13,502百万円(前年同期比 +7.7%)。通期予想18,500百円に対する進捗率 73.0%(13,502/18,500)。通常はQ3累計で70~80%は達成圏だが営業利益は未達要素あり。
- 営業利益:第3四半期累計 △182百万円(前年同期 110百万円)。通期予想 40百万円に対する進捗率は算術的に意味が薄い(実績はマイナス)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:第3四半期累計 △536百万円(前年同期 △174百万円)。通期予想 270百万円に対する進捗はマイナス(現状で達成困難)。
- サプライズの要因:
- 減価償却費の大幅増(前年同期 464.6百→当期 946.99百円)と支払利息の増加(67,916千円→115,381千円)により営業・経常が悪化。
- 原材料価格・人件費上昇、輸送費増加、原材料供給不足や生産停止の影響(自動車関連で代替品開発に時間を要した)。
- 一方で水処理関連は堅調で売上寄与。
- 特別利益として固定資産受贈益48,660千円等が計上されたが、損益改善を相殺するほどではない。
- 通期への影響:
- 会社は通期業績予想を維持(修正なし)だが、第3四半期累計の損失を踏まえると通期での営業利益回復・最終黒字化は今後のQ4の回復に依存。外部環境(自動車市場、原材料供給、コスト動向)次第で予想達成が危うくなるリスクあり。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:27,413百万円(前期末比 +224百万円)
- 負債合計:20,229百万円(前期末比 +624百万円)
- 純資産:7,183百万円(前期末比 △400百万円)
- 自己資本比率:17.7%(安定目安40%に対して低め)
- 親会社株主に帰属する当期純利益(累計):△536百万円
- 収益性(第3四半期累計、金額は百万円単位)
- 売上高:13,502(前年同期 12,542、+7.7%/+959百万円)
- 営業利益:△182(前年同期 110、対前年で悪化)
- 営業利益率:△1.35%(13,502に対する−182)※業種平均は記載なし(–)
- 経常利益:△295(前年同期 33、悪化)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:△537(前年同期 △175)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△53.73円(前年同期 △17.52円)
- 収益性指標
- ROE(参考):約 △11.1%(親会社株主に帰属する四半期純利益△536百円/自己資本(参考)4,847百円)※目安:8%以上良好 → 低水準(マイナス)
- ROA:約 △2.0%(△536/27,413)※目安:5%以上良好 → 低水準(マイナス)
- 営業利益率:△1.35%(業種平均との比較は記載なし)
- 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
- 売上高進捗率:73.0%(通常ペース)
- 営業利益進捗率:実績マイナスのため進捗指標は非直線(達成困難のサイン)
- 純利益進捗率:累計で大幅マイナス(通期270百万円予想に対し累計△536百円)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておらず、営業CF等の数値は非開示(–)。
- 現金及び預金残高:1,789百万円(前連結会計年度末 988.7百万円、増加 +800百万円)
- フリーCF等:–(記載なし)
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期単独のQoQは本文に細分なし。第3四半期累計の減価償却費増(946.99百万円→前年464.60百万円)が大きな影響。
- 財務安全性
- 自己資本比率:17.7%(目安40%以上で安定 → 低位)
- 有利子負債の増加(長期借入金増加など)により負債比率上昇の可能性(詳細比率は–)
- 効率性
- セグメント別(品目別売上)
- 自動車関連資材:6,080百円(前年同期比 91.8%:減少)
- 水処理関連資材:6,310百円(前年同期比 127.2%:増加)
- 一般産業用資材:1,111百円(前年同期比 115.7%:増加)
- 解説:自動車関連はインド拡販するも代替品製品化に時間要し減少。一方で水処理分野が堅調。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産受贈益 48,660千円、固定資産売却益 2,432千円 等(合計 51,515千円)
- 特別損失:固定資産除却損等 2,879千円
- 一時的要因の影響:特別利益が計上されているが、営業損失の穴を埋める程ではない。受贈益等は一時的要因の可能性が高い(継続性は低い)。
- 実質業績評価:一時的利益を除いても営業構造(高コスト・増備投資による減価償却負担)が重く、収益改善が必要。
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年3月期(予想):中間 0.00円、期末 0.00円(年間 0.00円、無配)
- 直近に配当予想の修正あり:「配当予想の修正(無配)」を公表(配当を0に修正)
- 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
- 配当性向:–(当期は赤字のため参考外)
- 株主還元方針:自社株買い等の記載は無し
設備投資・研究開発
- 設備投資:明示的な当期設備投資総額は記載なし。ただし建設仮勘定が増加(145,584千円→226,423千円)などより投資継続を示唆。長期借入金の増加(約1,246百万円増)も投資・資金調達を示す。
- 減価償却費:当第3四半期累計で946,986千円(前年同期 464,604千円)に増加(大幅増)
- 研究開発費:明記なし(–)
受注・在庫状況
- 受注状況:受注高・受注残の数値記載なし(–)
- 在庫状況:
- 原材料及び貯蔵品:1,494,532千円(前期末 1,927,772千円、減少 433百万円)
- 棚卸資産の内訳として仕掛品等は増加(仕掛品 952,800千円)等あり。詳細在庫回転日は記載なし。
セグメント別情報
- 売上・貢献度(累計)
- 自動車関連資材:6,080百円(91.8%)——減速
- 水処理関連資材:6,310百円(127.2%)——成長
- 一般産業用資材:1,111百円(115.7%)
- 備考:単一セグメントのため詳細注記は簡略化。地域別売上は記載なし(ただしインドでの拡販言及あり)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:記載なし(–)
- KPI達成状況:記載されたKPIなし(–)
競合状況や市場動向
- 市場動向の記載:
- 自動車市場:需要は概ね横ばい。EV比率上昇も米国施策の廃止等で成長鈍化、サプライチェーンで投資見直しあり。
- 水処理分野:海水淡水化や工業プロセス等で堅調。
- 競合比較:同業他社との比較数値は記載なし(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想(修正なし):売上高 18,500百円(+8.0%)、営業利益 40百円(△90.7%)、経常利益 △170百円、親会社株主に帰属する当期純利益 270百円、1株当たり当期純利益 27.03円
- 会社の前提条件等:添付資料に記載(為替等の前提は詳細参照)
- 予想の信頼性:
- 過去の予想達成傾向の記載なし。第3四半期累計の営業赤字と高い減価償却負担から、通期黒字化にはQ4の大幅な改善が必要。
- リスク要因:
- 原材料供給・価格変動、労務費・輸送費の上昇、EV市場の政策リスクと需要変動、有利子負債増加による金利負担増(支払利息増)、自己資本比率低下による財務リスク。
重要な注記
- 会計方針の変更:無
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:第3四半期累計期間の作成無し(営業CF等は非開示)
- その他:配当予想の修正(無配)は本日公表済み。添付資料に業績予想の前提等あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3896 |
| 企業名 | 阿波製紙 |
| URL | http://www.awapaper.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – パルプ・紙 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。
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