企業の一言説明
BTMは、地方エンジニアを活用したデジタルトランスフォーメーション (DX) 推進支援とシステム開発受託を展開する、グロース市場上場の情報通信・ITサービス企業です。
投資判断のための3つのキーポイント
- 地方エンジニア活用による競争優位性: 地方には質の高いエンジニア人材が豊富に存在し、その活用はコスト面でも有利。この独自のビジネスモデルが、全国的なDX需要の高まりを捉え、安定的な成長基盤を築く可能性を秘めています。
- 積極的なM&Aと事業拡大戦略: 2025年10月には株式会社クエスト・システム・デザインを連結子会社化するなど、M&Aを成長戦略の柱の一つとしています。これにより、事業領域の拡大や地方拠点との連携深化を図り、さらなる事業シナジーと売上拡大を目指しています。
- 投資先行による短期的な収益性悪化と株価下落: M&A関連費用など先行投資が増加したことで、直近の四半期決算では営業利益・経常利益が減益で着地しており、株価も年初来安値圏で低迷しています。今後のM&A効果と収益改善が重要な課題となります。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | S | 非常に良好 |
| 収益性 | C | やや不安 |
| 財務健全性 | A | 良好 |
| バリュエーション | S | 非常に割安 |
※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 666.0円 | – |
| PER | 27.59倍 | 業界平均66.2倍 |
| PBR | 2.68倍 | 業界平均3.5倍 |
| 配当利回り | 0.00% | – |
| ROE | 9.41% | – |
1. 企業概要
BTM (Business Total Management) は、日本のITエンジニアリングおよびDXソリューションサービスを提供する企業です。主力事業は、地方に存在する優秀なエンジニア人材を積極的に活用し、企業のデジタルトランスフォーメーション (DX) を推進する支援を行うこと。具体的には、システム開発のコンサルティングから受託開発、さらにはクラウドサービス、ネットワーク機器、サーバー、PCなどのインフラ提供まで幅広いITサービスを展開しています。地方リソースの活用という技術的独自性により、コスト競争力と地方企業のDX需要への対応を両立させるビジネスモデルを構築しています。
2. 業界ポジション
BTMは、競争が激しいITサービス業界において、地方エンジニアの活用という独自のニッチ戦略で差別化を図っています。グロース市場に上場し、情報通信・ITサービス業に分類されます。時価総額18.8億円と比較的小規模な企業であり、市場シェアでは大手ITベンダーには及びませんが、地方の高まるDXニーズをターゲットとすることで、特定の顧客層で存在感を示しています。
財務指標を見ると、BTMのPER (株価収益率: 株価が1株当たり純利益の何倍かを示す指標) は27.59倍と、業界平均の66.2倍と比較して大幅に低い水準にあります。PBR (株価純資産倍率: 株価が1株当たり純資産の何倍かを示す指標) も2.68倍と、業界平均の3.5倍を下回っており、これらの指標だけを見ると業界平均に対しては割安な水準にあると言えます。
3. 経営戦略
BTMは、今後の成長戦略として、積極的なM&Aと人材投資を前倒しで実行することを掲げています。具体的には、データベースと地方人財を軸に、営業体制の増員、地方ラボの拡大、M&Aの推進、そして金融機関との協業を通じて、地方企業のDX需要を積極的に取り込む方針です。特にAI・クラウド領域における協業と開発を加速させることで、新たなサービス提供と競争力強化を目指しています。
直近では、2025年10月31日付で株式会社クエスト・システム・デザインを連結子会社化(取得対価106百万円、のれん暫定84百万円)し、東北地域での事業シナジー創出を企図しています。また、商工中金とのビジネスマッチング契約締結も、地方企業との接点拡大に貢献することが期待されます。決算説明資料では、「追加M&A次第で予想修正の可能性あり」と示されており、今後もM&Aを成長ドライバーとして活用する姿勢が伺えます。これらの投資は、短期的な利益を圧迫する可能性がありますが、中長期的な企業価値向上を目指すものです。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
Piotroski F-Scoreは、企業の財務健全性や収益性、効率性を9つの指標で評価するスコアです。BTMのスコアは以下の通りです。
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 7/9 | S: 財務優良(収益性・健全性・効率性すべて良好) |
| 収益性 | 3/3 | 良好 |
| 財務健全性 | 3/3 | 良好 |
| 効率性 | 1/3 | やや改善余地あり |
解説:
BTMのF-Score総合スコアは7点と「S:優良」判定であり、財務品質は全体的に高いと評価できます。収益性および財務健全性の項目で満点を獲得しており、純利益、営業キャッシュフローの黒字化、ROAの正転、流動比率やD/Eレシオ、株式希薄化の面で健全性が確認されます。しかし、効率性スコアが1/3と低いのは、営業利益率 (2.12%) とROE (9.82%) がベンチマークの10%を下回っているためです。これは高まるDX需要に対して売上は伸びているものの、人件費やM&A関連費用など先行投資負担が利益率を圧迫している現状を示唆しています。今後の事業拡大に伴うコスト効率改善が課題と言えるでしょう。
【収益性】営業利益率、ROE、ROA
- 営業利益率 (Operating Margin): 2.12% (過去12か月)
- 売上に対する営業利益の割合で、本業の収益力を示します。2%台はITサービス業としては低く、コスト負担の重さや競争環境の厳しさを示唆しています。
- ROE (Return on Equity): 9.41% (実績) / 9.82% (過去12か月)
- 株主資本利益率。株主のお金(自己資本)でどれだけ効率的に利益を上げたかを示します。一般的な目安とされる10%には僅かに届いていませんが、比較的良好な水準です。
- ROA (Return on Assets): 3.88% (過去12か月)
- 総資産利益率。会社全体の資産をどれだけ効率的に使って利益を上げたかを示します。一般的な目安とされる5%を下回っており、資産効率の改善余地があります。
【財務健全性】自己資本比率、流動比率
- 自己資本比率: 41.7% (実績) → 34.8% (直近四半期)
- 総資産に占める自己資本の割合で、企業の安定性を示します。直近四半期で34.8%に低下していますが、依然として比較的安定した水準を維持しており、経営の独立性や財務的な体力は一定程度保たれています。
- 流動比率: 2.05 (直近四半期)
- 流動資産を流動負債で割った比率で、短期的な支払い能力を示します。2.05 (205%) は、流動負債の2倍以上の流動資産があることを意味し、短期的な資金繰りは非常に良好な状態です。
【キャッシュフロー】営業CF、FCFの状況
- 営業キャッシュフロー (Operating Cash Flow): 1,800万円 (過去12か月)
- 企業が本業で稼ぎ出した現金を示します。黒字を維持しているものの、規模の割には相対的に少ない印象です。
- フリーキャッシュフロー (Levered Free Cash Flow): 4,200万円 (過去12か月)
- 営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを差し引いたもので、自由に使える現金を表します。黒字を維持しており、事業活動から得られる資金で投資や借入返済、株主還元を行える余裕があることを示唆しています。なお、前期2025年3月期は-21百万円と赤字でしたが、直近12ヶ月で黒字転換している点は評価できます。
【利益の質】営業CF/純利益比率
- 営業CF/純利益比率: 0.29
- 純利益に対して、本業でどれだけ現金が稼げているかを示す指標です。1.0以上が健全とされ、1.0未満の場合は会計上の利益が現金として伴っていない可能性を示唆するため「要注意」と評価されます。BTMの0.29という数値は、利益の質に懸念があることを示しており、今後の改善が求められます。特に、直近四半期の純利益進捗率が60%であるにもかかわらず、営業CFが相対的に低い点から、一時的な費用計上や売掛金増などが影響している可能性があります。
【四半期進捗】通期予想に対する進捗率、直近3四半期の売上高・営業利益の推移
2026年3月期第3四半期(12月末)時点での通期予想に対する進捗率は以下の通りです。
- 売上高:実績4,386百万円(通期予想6,244百万円)→ 進捗率70.3%
- 営業利益:実績84.171百万円(通期予想103百万円)→ 進捗率81.7%
- 純利益(親会社株主):実績40.780百万円(通期予想68百万円)→ 進捗率60.0%
売上高と営業利益は順調に進捗しているように見えますが、純利益の進捗率はやや遅れ気味です。これは、決算短信で言及されたM&A関連費用(アドバイザリー費用26百万円、のれん償却費用3.465百万円)などの特別損益が影響している可能性が高いです。
過去の損益計算書を見ると、売上高は一貫して増加傾向にありますが、営業利益は2024年3月期の152百万円から2025年3月期予想の91百万円、そして2026年3月期予想の103百万円と、変動が見られます。特に、2025年3月期は大幅な減益予想であり、直近のニュースでも4-12月期累計経常利益が前年同期比24%減、10-12月期も27%減と報じられており、収益性の改善が急務となっています。
【バリュエーション】PER/PBR
- PER (株価収益率): 27.59倍 (会社予想)
- 株価が1株当たり純利益の何倍かを示し、企業の成長性や市場期待度を反映します。業界平均の66.2倍と比較すると、BTMのPERは半値以下であり、「割安」と判断できます。ただし、直近の減益傾向や成長株であるグロース市場の特性も考慮が必要です。
- PBR (株価純資産倍率): 2.68倍 (実績)
- 株価が1株当たり純資産の何倍かを示し、企業の持つ純資産価値に対して株価がどの程度の評価を受けているかを表します。業界平均の3.5倍と比較しても低く、「割安」な水準にあります。PBR1倍未満は解散価値を下回る状態とされますが、BTMは2.68倍と、純資産を上回る評価を受けています。
上記バリュエーション指標は業界平均と比較して割安水準にありますが、これは減益傾向や投資先行による収益性悪化が株価に織り込まれている可能性も考えられます。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD値: -22.3 / シグナル値: -18.84 | 短期トレンド方向を示す |
| RSI | 中立 | 35.9% | 70以上=過熱、30以下=売られすぎ |
| 5日線乖離率 | – | +0.63% | 直近のモメンタム |
| 25日線乖離率 | – | -6.63% | 短期トレンドからの乖離 |
| 75日線乖離率 | – | -12.30% | 中期トレンドからの乖離 |
| 200日線乖離率 | – | -16.78% | 長期トレンドからの乖離 |
解説:
MACDが「中立」で、RSIも「中立」(売られすぎ・買われすぎの範疇ではない)と判断されます。しかし、RSIが35.9%と30%に近づいていることから、株価が売られやすい状況が示唆されます。短期の5日移動平均線は株価に対してプラス乖離していますが、25日、75日、200日といった中期・長期の移動平均線に対しては株価が大きく下回っており、強い下落トレンドにあることが分かります。特に200日移動平均線からの乖離率-16.78%は、長期的な下降トレンドが続いていることを示しています。
【テクニカル】52週高値・安値との位置、移動平均線との関係
現在の株価666.0円は、52週高値2,148円に対して大きく下落し、52週安値644円に非常に近い位置にあります(52週レンジ内位置: 2.2%)。これは、年間で見るとほぼ最安値圏で取引されていることを示しています。
移動平均線を見ると、現在株価は5日移動平均線(661.80円)をわずかに上回っているものの、25日(713.28円)、75日(759.43円)、200日(800.30円)の全ての中長期移動平均線を下回っています。これは、短期的には下げ止まりの兆候が見られるものの、中期から長期にかけて依然として強い下降トレンドが継続している状況を示しています。
【市場比較】日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス
BTMの株価パフォーマンスは、日本の主要株価指数である日経平均とTOPIXに対し、大幅に劣後しています。
- 1ヶ月リターン: 株式-9.39% vs 日経+7.68% → 17.06%ポイント下回る
- 3ヶ月リターン: 株式-18.28% vs 日経+12.92% → 31.20%ポイント下回る
- 6ヶ月リターン: 株式-23.27% vs 日経+33.24% → 56.51%ポイント下回る
- 1年リターン: 株式-49.16% vs 日経+46.51% → 95.67%ポイント下回る
TOPIX比でも同様に、全期間で大きく下回っています。これは、市場全体が好調な局面においても、BTMの株価が独自の要因(直近の業績悪化懸念など)によって大きく売られている状況を明確に示しています。
【定量リスク】ベータ値、ボラティリティ、最大ドローダウン
- ベータ値 (5Y Monthly): -0.13
- ベータ値は市場全体の動きに対する個別株の感応度を示します。一般的に1.0が市場と同じ動き、1.0より大きいと市場以上に変動、小さいと市場より変動が少ないとされます。BTMのベータ値がマイナスであることは非常に珍しく、市場全体が上昇する局面で株価が下落し、市場全体が下落する局面で株価が上昇する傾向があることを示します。ただし、これは極端な事例であり、市場との連動性が非常に低い、または小型株であることや出来高の少なさによるノイズの可能性も考慮する必要があります。
- 年間ボラティリティ: 105.61%
- 株価の変動の激しさ(リスクの大きさ)を示します。100%を超える非常に高いボラティリティは、株価が激しく上下動する可能性が高いことを意味します。
- 最大ドローダウン: -73.61%
- 過去の特定の期間において、資産の価値が一時的に最も大きく下落した割合を示します。BTMの-73.61%という数値は、仮にピーク時に100万円投資していた場合、最大で73.61万円(約7割強)の損失を経験した可能性があることを意味し、極めて高い価格変動リスクがあることを示唆しています。
- 年間平均リターン: 114.42% (※注意:これは過去の特定のデータ期間における非常に高いリターンであり、将来を保証するものではありません。特に最大ドローダウンとボラティリティの高さと合わせて評価すべきです。)
上記の定量リスク指標から、BTMは非常にハイリスク・ハイリターンの特性を持つ銘柄と判断できます。仮に100万円投資した場合、年間で±100万円以上の変動が想定される可能性があるほど、株価は大きく変動しやすいと言えます。投資の際は、自身の許容できるリスクレベルを十分に考慮する必要があります。
【事業リスク】主要なリスク要因
- 技術革新への対応: IT業界は技術革新のスピードが速く、BTMが提供するDXソリューションも常に最新技術への対応が求められます。新たな技術やトレンドに追随できない場合、競争優位性を失うリスクがあります。特にAI・クラウド領域の強化を掲げているため、技術開発への継続的な投資と人材育成が不可欠です。
- エンジニア確保: 地方エンジニアの活用を強みとするBTMですが、IT人材の需要は全国的に高く、優秀なエンジニアの確保競争は激化しています。人材獲得コストの増加や、必要な人材を確保できない場合、事業拡大が滞る可能性があります。従業員数は231人であり、人材不足は直接的な事業リスクとなります。
- 情報管理(個人情報漏洩等): DX推進支援やシステム開発において、顧客企業の機密情報や個人データを取り扱う機会が多くなります。情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクが発生した場合、企業としての信用失墜や損害賠償問題に発展する可能性があり、事業継続に重大な影響を及ぼしかねません。
7. 市場センチメント
BTMの直近の市場センチメントは、ニュース動向分析から「ネガティブ」と評価されています。4-12月期(3Q累計)および10-12月期がともに経常減益で着地したとの報道がされており、業績の悪化傾向が投資家に警戒感を与えています。
信用取引状況:
- 信用買残: 199,400株
- 信用売残: 0株
- 信用倍率: 0.00倍
信用売残が0株であるため、信用倍率は0.00倍と表示されます。これは、制度信用取引において売り建てが全くない状態を意味します。信用買残が約20万株ある一方で売り残が存在しないため、将来的な買い戻しによる株価上昇圧力はない反面、これらの信用買いが将来的に反対売買(売り)に回った場合には、一時的な売り圧力となる可能性があります。機関投資家の保有割合は8.41%と比較的小さく、インサイダー(内部関係者)による保有割合が62.82%と高いことから、浮動株が少ない(Float 107万株)ことも特徴です。主要株主にはyoshida investment(株) (38.91%)、MTインベストメント (7.96%)、代表者の田口雅教氏 (7.08%)などが名を連ねています。
8. 株主還元
BTMは、現在のところ配当を実施していません。配当利回り、1株配当(会社予想)、配当性向(過去3年・会社予想)全て0.00%となっています。決算短信および決算説明資料においても、当期の配当無配を継続する方針であり、自社株買いに関する記載もありません。成長途上のグロース市場上場企業として、利益を内部留保し、M&Aや人材投資といった事業拡大のための再投資に充てる成長戦略を優先しているものと考えられます。
SWOT分析
強み
- 地方エンジニアを活用した独自のビジネスモデルによるコスト競争力と全国的なDXニーズへの対応能力。
- 積極的なM&A戦略と金融機関との協業による事業成長機会の創出。
弱み
- 投資先行と競争激化による直近の収益性(営業利益率、ROEなど)の低迷と減益傾向。
- 配当が無いため、短期的な株主還元に期待できない点。
機会
- 企業のデジタルトランスフォーメーション (DX) 投資の継続的な拡大と地方企業への浸透。
- M&Aによる事業領域・規模の拡大、特にAI・クラウド領域での連携強化。
脅威
- IT人材(特にエンジニア)の獲得競争激化や人件費の高騰。
- 急速な技術革新への不適合や情報セキュリティリスク。
この銘柄が向いている投資家
- 成長性を重視する長期投資家: 地方DX市場の成長潜在力と、BTMが推進するM&Aや人材投資による中長期的な成長に期待できる投資家。
- 高リスク許容度を持つ投資家: 株価のボラティリティが非常に高く、短期的な業績変動や株価の下落リスクを許容できる投資家。
- 事業戦略への理解がある投資家: 投資先行による短期的な減益を受け入れ、将来の収益化と事業規模拡大を信じられる投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- 収益性の改善とM&A効果の具現化: 最新の決算で減益が続いている点を踏まえ、M&Aによるシナジー効果や投資回収が計画通りに進み、収益性が回復・向上していくかを確認する必要があります。
- 無配政策の継続: 配当による株主還元は現時点では期待できません。キャピタルゲイン(値上がり益)を狙う投資であり、安定したインカムゲインを求める投資家には不向きです。
- 高い株価変動リスク: 年間ボラティリティが100%を超え、最大ドローダウンも-73.61%と非常に大きいです。投資資金の大幅な変動を覚悟し、資金管理を徹底することが重要です。
今後ウォッチすべき指標
- 四半期ごとの売上高成長率と営業利益率: M&A効果と事業効率化による収益性の改善トレンドを確認します。特に営業利益率5%超、ROE10%以上の達成が目標となります。
- M&Aの進捗とシナジー効果の開示: 今後のM&A戦略の具体化と、既存事業との連携による新たな収益源やコスト削減効果がどのように創出されるか注目します。
- キャッシュフローの推移: 特に営業キャッシュフローが本業の利益をしっかりと伴って増加しているか、またフリーキャッシュフローが安定してプラスを維持できるかを監視します。
成長性:S (非常に良好)
- 根拠: 直近12ヶ月の四半期売上高成長率 (前年比) が20.30%と非常に高い水準にあります。売上高は年度ごとに一貫して増加しており、DX需要の拡大を背景に着実に事業を伸ばしていることが評価されます。
収益性:C (やや不安)
- 根拠: ROE (過去12か月) 9.82%は一般的な目安10%にわずかに届かず、営業利益率 (過去12か月) は2.12%と低水準です。これは、M&A関連費用や人材投資など先行投資負担が利益率を圧迫しているためと考えられます。F-Scoreの効率性スコアでも営業利益率とROEが10%未満であることが指摘されており、今後の改善が強く求められます。
財務健全性:A (良好)
- 根拠: Piotroski F-Scoreが7/9点(S評価)と高く、特に収益性、財務健全性の項目で満点でした。自己資本比率は直近で34.8%とA評価の基準(40%)をわずかに下回りますが、流動比率は2.05 (205%) と非常に高く、短期的な支払い能力は万全です。総合的に見て、財務基盤は比較的安定していると判断できます。
バリュエーション:S (非常に割安)
- 根拠: PER 27.59倍、PBR 2.68倍ともに、業界平均 (PER 66.2倍、PBR 3.5倍) を大幅に下回っています。この数値だけを見ると、株価は市場や同業他社と比較して非常に割安に評価されていると言えます。ただし、この「割安」は直近の業績悪化や成長への不透明感が株価に織り込まれている可能性も考慮すべきです。
企業情報
| 銘柄コード | 5247 |
| 企業名 | BTM |
| URL | https://www.b-tm.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 666円 |
| EPS(1株利益) | 24.14円 |
| 年間配当 | 0.00円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 0.0% | 38.4倍 | 927円 | 6.8% |
| 標準 | 0.0% | 33.4倍 | 806円 | 3.9% |
| 悲観 | 1.0% | 28.4倍 | 720円 | 1.6% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 666円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 401円 | △ 66%割高 |
| 10% | 500円 | △ 33%割高 |
| 5% | 631円 | △ 5%割高 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
競合他社
| 企業名 | コード | 現在値(円) | 時価総額(億円) | PER(倍) | PBR(倍) | ROE(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| INTLOOP | 9556 | 3,085 | 288 | 13.75 | 4.42 | 34.0 | 0.00 |
| TWOSTONE&Sons | 7352 | 605 | 263 | 39.80 | 7.12 | 19.6 | 0.08 |
| コアコンセプト・テクノロジー | 4371 | 1,120 | 197 | 11.80 | 3.59 | 37.1 | 1.69 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.26)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。