2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想は2026/3期で修正あり(2026年1月30日公表)。第3四半期累計の業績は、通期会社予想に対して売上は進捗良好(約72.6%)だが、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は第3Q累計で既に通期予想を上回っている(営業利益上振れ・経常利益上振れ・純利益上振れ)。
- 業績の方向性:売上高は前年同期比減少(減収)、営業利益は前年同期比減少だが経常利益はほぼ横ばい(概ね減収減益)。第3Q累計ベースでは営業利益率改善も売上減で利益額は減少。
- 注目すべき変化:親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比△61.8%(397百→152百円)と大幅減。主因は特別損失(中国子会社の事業体制再構築に伴う構造改革費用:約141百円)および法人税等の増加。東アジア事業で高付加価値の売上減少により粗利率悪化、営業損失拡大も注目点。
- 今後の見通し:通期(2026/3)会社予想は売上19,200百円(△7.5%)、営業利益540百円(△45.1%)、当期純利益60百円(△89.6%)。第3Q累計が通期予想に対して営業進捗105.6%、経常進捗110.7%、純利益進捗252.7%と既に上回っており、通期達成は第4四半期の業績次第(四半期での損益振れが大きい見込み)。
- 投資家への示唆:直近で通期予想を修正している点、東アジア(中国)の需要低迷・構造改革費用が業績に与える一時負担、通期予想と第3Q累計の乖離(特に利益面)が最大の注目点。自己資本比率は高水準で財務余力は維持されているが、地域別の回復シナリオや第4Qの損益見通しを確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社カワタ
- 主要事業分野:プラスチック成形関連(射出成形ほか)をコアに、電池、食品、化粧品、化学等向け部材・部品およびフィルム・シート等の製造販売
- 代表者名:代表取締役社長 白石 亙
- URL: https://www.kawata.cc/
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料作成:無、決算説明会:無
- セグメント:
- 日本:フィルム・シート、射出成形等(国内生産・販売)
- 東アジア:中国等(EV向けリチウムイオン電池、スマホ・VRレンズ等)
- 東南アジア:OA機器関連等の生産・販売
- 北中米:販売(生産拠点なし)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:7,210,000株
- 期末自己株式数:224,366株
- 期中平均株式数(第3Q累計):6,983,926株
- 時価総額:–(株価情報未提供のため省略)
- 今後の予定:
- 決算発表:本短信(2026/01/30発表)により最新の業績予想修正あり(2026/01/30付「業績予想の修正に関するお知らせ」を参照)
- 株主総会/IRイベント:–(記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較/達成率)
- 売上高:第3Q累計 13,937百円。通期予想19,200百円に対する進捗率 13,937/19,200 = 72.6%(進捗良好)
- 営業利益:第3Q累計 570.7百円。通期予想540百円に対する進捗率 570.7/540 = 105.6%(第3Q累計で既に通期予想を上回る)
- 経常利益:第3Q累計 664.2百円。通期予想600百円に対する進捗率 664.2/600 = 110.7%(上振れ)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第3Q累計 151.6百円。通期予想60百円に対する進捗率 151.6/60 = 252.7%(大幅上振れ)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:第3Qでの案件構成改善と原価上昇抑制により売上総利益率が改善(29.9%→30.8%)、受注増(第3Q累計受注高は前年同期比+5.0%)等により利益率が計画比で良化。
- 下押し要因(前年同期比での純利益悪化):中国子会社の事業体制再構築に伴う構造改革費用(141.077百円)、固定資産除売却損、法人税等の増加により純利益は大幅減。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正済み(1/30)。第3Q累計が通期見通しに対して利益面で既に上振れているため、通期達成の可否は第4Qの見通し(需要動向、構造改革費用の計上有無、税負担等)に依存。第4Qでの損益振れ込みの可能性が大きい。
財務指標(要点)
- 要約(第3Q累計:2025/4/1–2025/12/31)
- 売上高:13,937百円(前年同期比△6.0%、△888.9百円)
- 売上総利益:4,293.3百円(売上総利益率 30.8% ← 前年29.9%)
- 営業利益:570.7百円(前年同期比△8.3%、△51.7百円)/営業利益率 4.09%(570.7/13,937)
- 経常利益:664.2百円(前年同期比△0.5%、△3.4百円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:151.6百円(前年同期比△61.8%、△245.7百円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):21.71円(前年同期 56.91円)
- 主要財務状況(貸借対照表)
- 総資産:24,160百円(前期末 25,304百円、△11,144百円)
- 純資産:13,226百円(前期末 13,480百円、△253百円)
- 自己資本:12,962百円(開示)→ 自己資本比率 53.6%(目安:40%以上で安定)
- 現金及び預金:6,898.8百円(前期末 6,866.4百円、微増)
- 短期借入金:3,078.3百円、長期借入金:2,834.2百円(合計約5,912.5百円)
- ネットキャッシュ(概算):現金6,898.8 − 金利負債5,912.5 ≒ 986.3百円(概算で純有利子負債はマイナス=余剰)
- 収益性指標
- ROE(第3Q累計ベース、概算):151.62 / 12,962 = 約1.17%(目安:8%以上が良好 → 低い)
- ROA(概算):151.62 / 24,160 = 約0.63%(目安:5%以上が良好 → 低い)
- 営業利益率:約4.1%(業種平均との比較は–、数値のみ)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:72.6%(第3Qまででの累積としては高め。通期の売上落ち込み予想を織り込み済み)
- 営業利益進捗率:105.6%(第3Q累計で通期会社予想を上回る)
- 純利益進捗率:252.7%(第3Q累計で通期会社予想を大幅上回る)
- 過去同期間の進捗との比較:前年同期は売上14,825百円、営業利益622百円。対比で売上・営業利益ともに減少。
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成せず(注記あり)
- 減価償却費(第3Q累計):353,913千円(前年347,402千円)
- 現金同等物残高(現金及び預金):6,898.8百円(前期末6,866.4百円→微増)
- 営業CF/純利益比率:該当数値算出不可(CF計算書未作成のため詳細は–)
- 四半期推移(QoQ)・季節性:第3Q累計までの数値のみ開示。第4Qの動向による変動が大きい点に留意。
- 財務安全性
- 自己資本比率:53.6%(安定水準、目安40%以上)
- 有利子負債は存在するが現金が上回り概ね健全なキャッシュ・ポジション(ネットで約+986百円の余剰)
- 効率性:総資産回転率等の開示数値なし(計算可能だが詳細売上構成・季節性を勘案する必要あり)
- セグメント別(詳細は下記セグメント情報参照)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 固定資産売却益:3.687百円
- 特別損失:
- 固定資産除売却損:10.013百円
- 会員権評価損:0.460百円
- 構造改革費用(中国子会社の事業体制再構築):141.077百円
- 特別損失合計:151.550百円
- 一時的要因の影響:構造改革費用が大きく当期純利益を圧迫(第3Q累計で純利益が前年同期比大幅減)。これらを除くと営業・経常ベースの利益は比較的堅調で、利益率改善の効果が見られる。構造改革費用は「一時的」とされるが、中国事業の再構築に関連するもので、中長期影響の把握が必要。
- 継続性の判断:固定資産除売却損や構造改革は一度限りの費用と認識される傾向。ただし中国市場の需要低迷等構造的要因は継続リスク。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:年間41.00円(第2四半期末20.50円/期末20.50円)
- 2026年3月期(予想):中間19.00円(実績)+期末19.00円(予想)=年間38.00円(直近公表予想からの修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報未提供のため省略)
- 配当性向(予想):通期予想EPS 8.59円に対して年間配当38.00円 → 配当性向(単純計算)=約442.7%(非常に高い。企業は利益に対して高配当を維持する方針か、内部留保等で支える形)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自社株買い等の開示なし(方針の詳細は別資料参照)
設備投資・研究開発
- 設備投資:四半期開示内に具体的な設備投資額の記載なし(–)
- 減価償却費:353.913千円(第3Q累計、前年347.402千円)
- 研究開発費:開示なし(–)
- 主な投資内容・R&Dテーマ:開示資料では主に既存市場の競争力強化、新規分野(非プラスチック関連、次世代電池関連)への注力を示唆
受注・在庫状況
- 受注状況:
- 受注高(第3Q累計):14,141,824千円(前年同期比 +5.0%)
- 受注残高(第3Q末):8,194,118千円(前年同期比 △1.3%)
- Book-to-Bill(受注高/売上高)=14,141.8 / 13,937.0 ≒ 1.014(ほぼ同等、やや受注が上回る)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:649,024千円(減少)
- 仕掛品:999,461千円(増減あり)
- 原材料及び貯蔵品:1,920,838千円(微減)
- 在庫全体は前期末比で減少傾向(流動資産総額の減少要因)
セグメント別情報
(第3Q累計:2025/4/1–2025/12/31、金額は千円→百万円単位の要約)
- 日本
- 売上高:8,938,435千円(前年同期比 △6.8%)
- セグメント利益:938,527千円(前年同期から増加)
- コメント:フィルム・シートや医療向け等の非プラスチック関連が増加。粗利率改善・販管費抑制により営業利益は増加(前年同期比 +18.9%、営業利益83.7百→83.7百円表記を本文参照)。
- 東アジア
- 売上高:3,073,050千円(前年同期比 △9.0%)
- セグメント損失:△263,013千円(損失拡大)
- コメント:中国でのEV向けリチウムイオン電池関連、スマホ・VRレンズ関連が低調。高付加価値品の売上減で売上総利益率低下(29.2%→22.6%)し、営業損失拡大。
- 東南アジア
- 売上高:1,523,277千円(前年同期比 △4.8%)
- セグメント利益:105千円(ほぼ横ばい、前年は43,924千の利益→数値差は資料参照)
- コメント:OA機器関連は堅調だが自動車関連低迷で売上は減少。粗利率は改善したが販管費増で営業利益はほぼ横ばい。
- 北中米
- 売上高:402,264千円(前年同期比 +59.5%)
- セグメント損失:△17,070千円(損失縮小)
- コメント:前年の受注増が寄与して売上増。粗利率はやや悪化、販管費増で営業損失は継続するが改善。
- 地域別比率(第3Q累計売上):日本 約64.1%、東アジア 約22.0%、東南アジア 約10.9%、北中米 約2.9%
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:文面では自動車の電動化・自動運転・軽量化、一体成形化、デジタル化関連機器、非プラスチック・次世代電池等の新分野開拓を掲げる。進捗状況は受注面で一部拡大(受注高+5.0%)が見られるが、東アジアの需要低迷が短中期の課題。
- KPI達成状況:具体KPI数値は開示なし。粗利率改善は一定の進捗を示すが、純利益は特別損失等で圧迫。
競合状況や市場動向
- 市場動向:世界経済は米国関税政策の不確実性、中国の景気減速等で不安定。国内外ともに設備投資に慎重な動きが報告されている(機械受注統計の月次変動を引用)。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは開示なし(–)。ただし、EV関連需要の落ち込みが東アジアでの競争に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025/4/1–2026/3/31)会社予想(修正後、2026/1/30公表):売上高 19,200百円(△7.5%)、営業利益 540百円(△45.1%)、経常利益 600百円(△42.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益 60百円(△89.6%)、1株当たり当期純利益 8.59円
- 次期予想:開示なし(–)
- 会社予想の前提条件:為替等の前提詳細は別添資料(3頁)参照との記載
- 予想の信頼性:第3Q累計で営業・経常・純利益が通期予想を上回っているため、通期見通しは第4Qの結果次第で大きく変動し得る。過去の業績予想達成傾向の記載はなし(–)。
- リスク要因:米国の関税政策、中国需要の低迷、原材料価格・エネルギー高、為替変動、東アジアでの事業再構築に伴う追加費用等。
重要な注記
- 会計方針の変更:該当なし
- 連結範囲変更:該当なし
- 四半期連結財務諸表に特有の会計処理の適用:該当なし
- キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期連結累計期間については四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していない(注記あり)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6292 |
| 企業名 | カワタ |
| URL | http://www.kawata.cc/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。
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