企業の一言説明
アソインターナショナルは、日本を拠点に歯科矯正用歯科技工物の製造・販売を展開する、デジタル技術と海外展開で成長を志向する企業です。
投資判断のための3つのキーポイント
- 高い財務健全性と収益性: 自己資本比率88.0%、ROE16.77%、営業利益率16.65%と非常に優れた財務基盤と収益力を有しています。Piotroski F-Scoreも8/9と高評価です。
- デジタル化と海外展開による成長戦略: デジタル技術を活用した製品開発(LuxClear, iLux Pro Dental)と製造の効率化、ならびに欧米・ユーロ圏への海外市場拡大を成長ドライバーと位置づけ、積極的に事業展開を進めています。
- 安定した株主還元: 配当性向が約47%と安定しており、配当利回りも3.64%と魅力的な水準で推移しており、株主還元意識の高い経営を行っています。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | A | 良好な成長 |
| 収益性 | S | 非常に優良 |
| 財務健全性 | S | 極めて優良 |
| バリュエーション | C | やや割高圏 |
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 714.0円 | – |
| PER | 13.87倍 | 業界平均15.0倍より低い |
| PBR | 2.38倍 | 業界平均1.2倍より高い |
| 配当利回り | 3.64% | – |
| ROE | 15.39% | – |
1. 企業概要
アソインターナショナル(9340)は、歯科矯正用歯科技工物の製造および販売を主要事業とする企業です。主力製品には、IDBシステム「SYMPHONY」、リンガル矯正システム「HARMONY」、マウスピース型矯正装置「AsoAligner」、さらに3Dプリンティング技術を用いた「SHU-lider」や「LuxClear」など、多岐にわたる矯正装置やデジタル製品を提供しています。同社は3Dプリンティング技術やAI自動補正機能WESCANなどを活用し、製造のデジタル化を進めることで技術的独自性を確立し、歯科医療分野において高い参入障壁を築いています。ハワイ、マニラにも営業・製造拠点を持ち、グローバル展開を視野に入れています。
2. 業界ポジション
同社は、歯科矯正用歯科技工物というニッチながらも専門性の高い分野で事業展開しており、国内市場における確固たる地位を築いています。デジタル化の進展やマウスピース型矯正の普及に伴い、市場は拡大傾向にあります。競合としては、国内外の歯科医療機器メーカーや、デジタル技工サービスのプロバイダーが挙げられます。アソインターナショナルは、高度な3Dプリンティング技術と製品ラインナップの多様性、そして製造のデジタル化によるコスト競争力で優位性を保っています。業界平均と比較すると、PERは13.87倍と業界平均15.0倍よりやや低い水準ですが、PBRは2.38倍と業界平均1.2倍を大きく上回っており、市場からの評価が高いことを示唆しています。
3. 経営戦略
アソインターナショナルの経営戦略は、デジタル化の推進と海外市場の拡大を二本の柱としています。中期経営計画の要点は、デジタル製品(LuxClear / iLux Pro Dental)と新規ローンチのリンガル装置AISを軸に、国内の堅調な需要に対応しつつ、欧米・ユーロ圏での海外事業を強化することで通期計画達成を目指すものです。製造プロセスのデジタル化と生産拠点の最適化を通じて、さらなる収益性改善に取り組む意向を示しています。
最近の重要な動きとしては、AIS(旧Incognito)の独占製造販売権取得により、ユーロ圏などでの新規開拓に注力している点が挙げられます。また、iLux Pro Dentalと材料レジンの販売拡大によりデジタル事業を強化しており、3Dプリンター用レジンの売上は前期同四半期比で7.6倍に急増しました。海外部門も上半期で前年同期比+28.4%と大幅な成長を見せています。製品値上げ(2026年3月1日受注分よりIDB/アプライアンス製品)も収益貢献に寄与すると見られます。
今後のイベントとしては、2026年6月29日に配当落ち日を控えています。この日は、配当を得るために株式を保有している必要がある最終日を指します。
4. 財務分析
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 8/9 | S: 財務優良(収益性・健全性・効率性すべて良好) |
| 収益性 | 3/3 | 良好 |
| 財務健全性 | 2/3 | 良好 |
| 効率性 | 3/3 | 良好 |
アソインターナショナルのPiotroski F-Scoreは8/9点と、非常に優れた財務品質を示しています。
収益性スコアが3/3点である根拠は、過去12か月の純利益が438,584千円と0を上回り、営業キャッシュフローも444,000千円と0を上回っている点、およびROA(過去12か月)が13.01%と0を上回っている点にあります。
財務健全性スコアが2/3点である根拠は、直近四半期の流動比率が4.97と1.5を大きく上回っており、株式の希薄化が見られない点にあります。ただし、D/Eレシオに関するデータは提供されていません。
効率性スコアが3/3点である根拠は、過去12か月の営業利益率が16.65%と10%を上回り、ROE(過去12か月)が16.77%と10%を上回っている点、そして四半期の売上高成長率が7.7%と0%を上回っている点です。
【収益性】
| 指標 | 値 | ベンチマーク | 評価 |
|---|---|---|---|
| 営業利益率(過去12か月) | 16.65% | 10%以上 | 優良 |
| ROE(過去12か月) | 16.77% | 10%以上 | 優良 |
| ROA(過去12か月) | 13.01% | 5%以上 | 優良 |
同社の収益性は非常に高く、営業利益率は16.65%、ROEは16.77%、ROAは13.01%と、いずれも一般的な優良企業のベンチマークを大きく上回っています。これは、本業で効率的に利益を生み出す能力が極めて高いことを示しており、株主資本および総資産を有効活用して利益を上げていると評価できます。
【財務健全性】
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 自己資本比率(実績) | 88.0% |
| 流動比率(直近四半期) | 4.97倍 |
自己資本比率は88.0%と非常に高く、流動比率も4.97倍と極めて優良な水準にあります。自己資本比率の高さは、借入金が少なく、返済不要な株主資本が大部分を占めることを意味し、財務基盤が盤石であることを示しています。流動比率の高さは、短期的な支払い能力が十分にあり、経営の安定性が非常に高いことを裏付けています。
【キャッシュフロー】
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 営業キャッシュフロー(過去12か月) | 444,000千円 |
| フリーキャッシュフロー(過去12か月) | 415,750千円 |
営業キャッシュフロー(営業CF)は4億4,400万円と潤沢であり、本業で現金を着実に稼ぎ出していることがわかります。営業CFから投資CFを差し引いたフリーキャッシュフロー(FCF)も4億1,575万円とプラスであり、企業が自由に使える資金が十分にあり、事業の成長投資や株主還元に充てる余力があることを示しています。
【利益の質】
| 指標 | 値 | 評価 |
|---|---|---|
| 営業CF/純利益比率 | 0.94 | 健全 |
営業キャッシュフローを純利益で割った比率は0.94です。この比率が1.0に近い、または1.0を上回っている場合、計上された利益の大部分が現金として裏付けられていることを示し、利益の質が健全であると評価されます。アソインターナショナルの0.94という値は、ほぼ全ての利益がキャッシュフローとして生成されており、利益の質は高いといえます。
【四半期進捗】
2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信によると、通期業績予想(修正なし)に対する進捗状況は以下の通りです。
| 項目 | 中間期実績 | 通期予想 | 進捗率 | 前年同期比 (中間期) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,021,538千円 | 4,013,000千円 | 50.4% | +8.5% |
| 営業利益 | 320,249千円 | 746,000千円 | 42.9% | +11.1% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 235,805千円 | 504,000千円 | 46.8% | +17.4% |
中間期において、売上高は前年同期比8.5%増、営業利益は11.1%増、純利益は17.4%増と好調に推移しています。通期予想に対する進捗率は売上高で約50.4%、営業利益で約42.9%、純利益で約46.8%です。売上高は順調な進捗ですが、営業利益と純利益は進捗率がやや低いものの、下期偏重の事業特性や今後のデジタル・海外事業の伸長、値上げ効果などが期待されるため、通期目標達成に向けては計画通りの進捗といえます。
5. 株価分析
【バリュエーション】
| 指標 | 値 | 業界平均 | 判定 |
|---|---|---|---|
| PER(会社予想) | 13.87倍 | 15.0倍 | やや割安 |
| PBR(実績) | 2.38倍 | 1.2倍 | 割高 |
株価収益率(PER)は13.87倍と、業界平均の15.0倍と比較してやや割安な水準にあります。PERは株価が利益の何年分かを示す指標であり、業界平均より低ければ株価に織り込まれている将来の期待が比較的低い、あるいは割安である可能性を示唆します。
一方、株価純資産倍率(PBR)は2.38倍と、業界平均の1.2倍を大きく上回っています。PBRは株価が純資産の何倍かを示す指標であり、1倍未満は企業の解散価値を下回る状態とされます。同社のPBRが業界平均より高い水準であることは、同社の資産価値以上のブランド力や将来性、収益性に対する期待が市場によって評価されていることを示唆します。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD値: -2.22 / シグナル値: 0.28 | 短期トレンド方向を示す |
| RSI | 中立 | 45.3% | 70以上=過熱、30以下=売られすぎ |
| 5日線乖離率 | – | +0.11% | 直近のモメンタム |
| 25日線乖離率 | – | -1.46% | 短期トレンドからの乖離 |
| 75日線乖離率 | – | +0.21% | 中期トレンドからの乖離 |
| 200日線乖離率 | – | +7.31% | 長期トレンドからの乖離 |
現在のMACDは中立状態であり、明確なトレンド転換のシグナルは出ていません。RSIは45.3%と中立圏に位置しており、買われすぎでも売られすぎでもない状態を示唆しています。5日移動平均線からの乖離率は+0.11%とほぼ横ばいですが、25日移動平均線はわずかに下回っており、短期的な勢いはやや鈍化している可能性があります。一方、75日移動平均線と200日移動平均線を上回っており、中期・長期的な上昇トレンドは継続していると考えられます。
【テクニカル】
現在の株価714.0円は、52週高値762.0円に対して約81.6%の位置にあり、比較的高値圏で推移しています。これは、年初来で20.71%の上昇を見せており、市場全体(S&P 500の52週変化率15.48%)と比較しても良好なパフォーマンスです。また、50日移動平均線721.78円を下回っていますが、200日移動平均線666.07円は大きく上回っており、長期的な上昇トレンドは維持されています。1ヶ月レンジ707.00円~750.00円、3ヶ月レンジ674.00円~750.00円の中で、現在はレンジ下限に近い水準で推移していることから、短期的な調整局面にあると見ることができます。
【市場比較】
アソインターナショナルの株価は、短期から長期にわたり日経平均およびTOPIXといった主要市場指数に対してアンダーパフォームしています。
- 過去1ヶ月では日経平均を14.09%ポイント、TOPIXを12.22%ポイント下回っています。
- 過去3ヶ月では日経平均を12.14%ポイント、TOPIXを10.66%ポイント下回っています。
- 過去6ヶ月では日経平均を27.39%ポイント、TOPIXを25.68%ポイント下回っています。
- 過去1年では日経平均を32.98%ポイント、TOPIXを29.61%ポイント下回っています。
これは、日本市場全体が強い上昇トレンドにある中で、同社の株価は相対的に出遅れている状況を示しています。しかし、ベータ値が0.57と市場全体の変動に対し株価の変動が小さい特性を持つため、下落局面での耐性は比較的高いと考えられます。
6. リスク評価
【注意事項】
⚠️ 信用買残が438,600株と現在の出来高5,300株に対して多く、信用売残が0株であるため、信用倍率は0.00倍となっています。これは需給バランスが一方的である状態を示唆しており、将来的な株価の変動要因となる可能性があります。
【定量リスク】
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ベータ値(5年マンスリー) | 0.57 |
| 年間ボラティリティ | 45.73% |
| 最大ドローダウン(過去) | -51.70% |
| シャープレシオ | -0.57 |
| 年間平均リターン(過去) | -25.79% |
ベータ値0.57は、市場全体が1%変動した際に、この銘柄の株価が0.57%変動する傾向があることを示します。市場全体の動きと比較して、株価の変動が小さい「守りの銘柄」としての特徴を持ちます。
一方、年間ボラティリティは45.73%と高く、株価の変動幅が大きい銘柄であることを示します。これは、急激な上昇もあれば、急激な下落もありうることを意味します。
過去のデータに基づく最大ドローダウンは-51.70%であり、仮に100万円投資した場合、年間で最大約51万7千円程度の損失を過去に経験したことを示します。この程度の大きな下落が今後も起こりうるリスクがあることを理解しておく必要があります。
シャープレシオが-0.57、年間平均リターンが-25.79%というデータは、過去の一定期間においてリスクに見合うリターンが得られていなかったことを示唆しており、特に過去1年の市場平均に対するアンダーパフォームの要因となっている可能性があります。
【事業リスク】
- 為替変動リスク: 海外からの原材料調達や海外展開における為替レートの変動は、材料費の上昇や海外売上の円換算額に影響を与え、収益性を悪化させる可能性があります。決算説明資料でも為替変動がリスク要因として挙げられています。
- 海外展開の商圏獲得遅延: 海外売上比率は5.4%と未だ低い水準にあり、欧米・ユーロ圏への拡大戦略を進める中で、競合他社との競争、文化・規制の違い、事業パートナーとの連携不全などにより、計画通りの商圏獲得や成長が遅延するリスクがあります。
- 労務費・供給網の問題: 国内外の労務費上昇はコスト増加要因となり、収益を圧迫する可能性があります。また、材料供給網や外注先の問題が発生した場合、製品の供給遅延やコスト増につながるリスクがあります。
7. 市場センチメント
信用取引状況を見ると、信用買残が438,600株と比較的多く、信用売残は0株となっており、信用倍率は0.00倍です。これは、株価が上昇した際に利益確定売りが、下落した際には追加の投げ売りが発生する可能性があり、需給面での注意が必要です。
主要株主構成では、筆頭株主の(株)ASOが57.14%、代表者の阿曽敏正氏が8.16%を保有しており、創業家および関連会社による高い保有割合を示しています。インサイダー保有比率が73.97%と極めて高く、経営陣が会社の長期的な成長に対し強いコミットメントを持っていると推測できます。一方、流通株式比率(Float)が211万株(発行済株式数約980万株の約21%)と低い水準であり、市場での取引量が限定される可能性があります。
8. 株主還元
アソインターナショナルは、配当による株主還元に積極的です。
- 配当利回り(会社予想)は3.64%であり、投資家にとって魅力的な水準です。
- 1株配当(会社予想)は26.00円です。
- 配当性向は47.73%(2025年6月期実績は46.8%)であり、利益の半分近くを配当に回す安定した方針を示しています。これは、企業の成長投資と株主還元のバランスを考慮した健全な水準と言えます。
- 2026年6月期も中間配当13円、期末予想13円の合計26円を予定しており、安定的な配当が継続する見込みです。
- 自社株買いの状況に関するデータは提供されていません。
SWOT分析
強み
- 高い財務健全性: 自己資本比率88.0%、流動比率4.97倍と極めて安定した財務基盤と高い Piotroski F-Score (8/9) を有しています。
- 優れた収益性: 営業利益率16.65%、ROE16.77%と高水準を維持し、本業で高い収益力を発揮しています。
- 技術的独自性と製品競争力: 3Dプリンティング技術やAIを活用したデジタル製品は、歯科矯正市場において高い競争優位性をもたらしています。
- 安定した株主還元: 3.64%の配当利回りと47.73%の配当性向は、株主への還元意識の高さを示しています。
弱み
- 市場指数へのアンダーパフォーム: 過去1年間にわたり日経平均やTOPIXを大きく下回るパフォーマンスであり、市場の注目度が低い可能性があります。
- 相対的な高PBR: 業界平均と比較してPBRが約2倍と高く、バリュエーション面での割高感が指摘される可能性があります。
- 海外事業比率の低さ: 海外売上比率が5.4%とまだ小さく、リスク分散や成長機会を十分に活かしきれていない側面があります。
機会
- 歯科矯正市場の拡大: 美意識の向上や健康志向の高まりにより、国内外で歯科矯正治療の需要が増加しています。
- デジタル化の進展: 医療分野におけるデジタル技術の導入(3Dプリンティング、AI診断など)は、製品開発や製造プロセスの効率化に貢献し、新たなビジネス機会を創出します。
- 海外市場開拓: 欧米などの高成長が見込まれる海外市場への展開は、新たな収益源となり、企業の成長を加速させる可能性があります。
脅威
- 為替変動リスク: 材料調達コストの上昇や海外事業の収益に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 競合激化: デジタル化の進展に伴い、新規参入企業や大手企業による競争が激化し、価格競争や市場シェアの低下を招く恐れがあります。
- 労務費高騰: 国内外での人件費の上昇は、製造コストを押し上げ、収益性を圧迫する可能性があります。
この銘柄が向いている投資家
- 安定した財務基盤と配当を重視する中長期投資家: 高い自己資本比率と収益性、安定的な配当実績は、リスクを抑えつつ長期的な資産形成を目指す投資家にとって魅力的です。
- デジタルヘルスケア分野の成長を期待する投資家: 歯科矯正市場のデジタル化と海外展開を成長ドライバーとする同社の戦略に共感し、その実現に期待を寄せる投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- バリュエーションの慎重な評価: PERは業界平均より低いものの、PBRは業界平均を大きく上回っています。高い収益性や将来の成長期待がすでに織り込まれている可能性があり、割安性を判断する際には多角的な視点が必要です。
- 海外展開の進捗状況: 経営戦略の重要な柱である海外展開が計画通りに進むか否かは、今後の成長性を左右する重要な要素です。海外での競争環境や市場獲得の進捗を注視する必要があります。
今後ウォッチすべき指標
- 海外売上高比率の推移: 海外事業の成長戦略の成否を測る上で最も重要な指標です。
- デジタル製品売上高の成長率: LuxClearやiLux Pro Dentalなどのデジタル製品が、今後の収益拡大にどれだけ貢献するかを判断する基準となります。
- 営業利益率の安定性: 値上げ効果や製造のデジタル化によるコスト削減が進み、高い営業利益率が維持できるかを継続的に確認する必要があります。
10. 企業スコア
成長性: A (良好な成長)
過去12か月の売上高成長率は7.7%、通期予想でも前年比+5.7%の増収を見込んでおり、安定した成長軌道に乗っています。特に海外部門の成長が著しく、今後もデジタル製品を軸とした市場拡大が期待されます。
収益性: S (非常に優良)
自己資本利益率(ROE)は16.77%(ベンチマーク15%以上でS)、営業利益率も16.65%(ベンチマーク15%以上でS)と、いずれも非常に高い水準を達成しています。これは、株主資本および売上高から効率良く利益を生み出す能力が極めて優れていることを示しています。
財務健全性: S (極めて優良)
自己資本比率は88.0%(ベンチマーク60%以上でS)、流動比率も4.97倍(ベンチマーク200%以上でS)と極めて高く、Piotroski F-Scoreも8/9点(7点以上でS)と優良評価です。これは、非常に強固な財務体質を持ち、外部環境の変化や不測の事態にも十分耐えうる盤石な基盤を有していることを意味します。
バリュエーション: C (やや割高圏)
PERは13.87倍と業界平均15.0倍を下回りやや割安に見えますが、PBRは2.38倍と業界平均1.2倍の約2倍であり、純資産価値から見ると割高な水準にあります。これは、同社の高い収益性や成長性に対する市場からの期待が株価に織り込まれているためと考えられますが、投資する際には慎重な検討が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 9340 |
| 企業名 | アソインターナショナル |
| URL | https://www.aso-inter.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 714円 |
| EPS(1株利益) | 51.48円 |
| 年間配当 | 3.64円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 4.1% | 16.0倍 | 1,004円 | 7.5% |
| 標準 | 3.2% | 13.9倍 | 834円 | 3.6% |
| 悲観 | 1.9% | 11.8倍 | 667円 | -0.8% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 714円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 425円 | △ 68%割高 |
| 10% | 530円 | △ 35%割高 |
| 5% | 669円 | △ 7%割高 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
競合他社
| 企業名 | コード | 現在値(円) | 時価総額(億円) | PER(倍) | PBR(倍) | ROE(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ナカニシ | 7716 | 2,664 | 2,456 | 22.53 | 1.94 | 9.5 | 2.25 |
| マニー | 7730 | 1,638 | 1,752 | 27.16 | 2.95 | 12.0 | 2.50 |
| 松風 | 7979 | 1,842 | 659 | 14.02 | 1.44 | 11.0 | 2.87 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.26)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。