企業の一言説明

エレコムはPCやスマートフォン周辺機器の企画・開発・製造販売を手掛ける国内大手のファブレスメーカーです。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 非常に高い財務健全性と収益性: Piotroski F-Scoreが満点の9点を記録し、自己資本比率70%超、ROE約20%と極めて堅牢な財務と高い稼ぐ力を併せ持ちます。
  • 割安なバリュエーション: 業界平均PERの約3分の1、PBRも業界平均より割安水準にあり、現時点の株価にはアップサイドポテンシャルが期待されます。
  • BtoBソリューション事業の成長: PC周辺機器市場の成熟化が進む中で、企業向けソリューション事業が二桁成長を続けており、新たな成長ドライバーとして期待されます。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 A 良好
収益性 S 優良
財務健全性 S 優良
バリュエーション A 良好

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 1,771.0円
PER 7.68倍 業界平均24.2倍
PBR 1.39倍 業界平均1.6倍
配当利回り 2.94%
ROE 19.89%

1. 企業概要

エレコムは1986年に設立された、パソコンやデジタル機器に関する周辺機器の開発、製造、販売を手掛ける日本の大手企業です。特にマウス、キーボード、スマートフォン・タブレット周辺機器の分野では国内トップクラスのシェアを誇ります。自社工場を持たないファブレス経営により、企画・開発に特化し、市場の変化に迅速に対応できる柔軟なビジネスモデルを構築しています。ネットワーク・Wi-Fi製品、ストレージ、セキュリティ製品から、近年ではビデオ会議システム、法人向け防災・BCP対策製品、ヘルスケア、eSports/ゲーミング関連、さらには家電やペット・美容家電など、多岐にわたる製品・サービスを提供し、顧客のデジタルライフを総合的にサポートしています。

2. 業界ポジション

エレコムは国内PCおよびスマートフォン周辺機器市場において、トップクラスの市場シェアを持つ大手企業として確固たる地位を築いています。特にマウス、キーボード、ケーブル、スマホ・タブレットアクセサリといった個人向け分野では高いブランド認知度と豊富な製品ラインナップを強みとしています。競合他社と比較して、ファブレス経営によって開発・マーケティングに経営資源を集中させ、コスト競争力と製品開発のスピードを確保している点が強みです。また、BtoBソリューション分野への進出も加速しており、法人市場での新たな競争優位性の構築を進めています。
現在のバリュエーション指標を業界平均と比較すると、エレコムのPER(会社予想)は7.68倍であり、業界平均の24.2倍を大幅に下回っています。PBR(実績)は1.39倍で、業界平均の1.6倍よりもやや割安な水準にあります。このことから、市場はエレコムの収益性や将来の成長性を十分に評価しきれていない可能性があり、この点から見れば相対的に割安感があると言えます。

3. 経営戦略

エレコムは、個人向けPC周辺機器市場での優位性を維持しつつ、事業ポートフォリオの多角化を通じて成長戦略を推進しています。特に注目すべきは、BtoBソリューション事業の強化です。2026年3月期第3四半期決算短信では、BtoBソリューション関連セグメントの売上高が前年比+20.6%と大きく伸長しており、法人向け需要の取り込みが着実に進んでいることが示されています。これは、ビデオ会議システム「NewLine」のような新たなソリューション製品の展開や、法人向け災害対策・BCP対応製品など、企業の多様なニーズに対応したビジネスモデルへの転換が奏功していると推察されます。
また、同社は海外市場への展開や、ヘルスケア、eSports/ゲーミング、スマート家電などの新領域への積極的な参入を通じて、持続的な成長機会を模索しています。ファブレス経営ならではの柔軟性を活かし、市場のトレンドや顧客ニーズに合わせた機動的な製品投入が戦略の核と考えられます。
直近の重要適時開示としては、2026年3月期の通期最終利益を75%上方修正し、5期ぶりの過去最高益を更新する見込みであることが発表されており、これは既存事業の堅調な推移と、特別利益(負ののれん発生益)の計上が主な要因です。この上方修正は、足元の業績が予想以上に好調に推移していることを明確に示しています。
今後の主なイベントとしては、2026年3月30日に期末配当の権利落ち日(Ex-Dividend Date)、そして2026年5月15日に次期決算発表(Earnings Date)が予定されています。これらのイベントは、投資判断において重要な情報提供の機会となります。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 9/9 S: 優良(収益性・健全性・効率性すべて良好)
収益性 3/3 優良(安定した利益創出能力)
財務健全性 3/3 優良(非常に強固な財務体質)
効率性 3/3 優良(事業活動における効率性の高さ)

エレコムのPiotroski F-Scoreは満点の9/9であり、これは極めて優れた財務品質を示しています。
収益性 (3/3) は、足元の純利益がプラスであり、営業キャッシュフローも順調に創出され、ROAがプラスであることから、企業が安定的に利益を上げていることを示しています。
財務健全性 (3/3) は、流動比率が1.5以上、D/Eレシオが1.0未満、かつ株式の希薄化が見られないことから、負債が少なく短期・長期的な支払い能力が高い、非常に堅固な財務基盤を有していることを示唆しています。
効率性 (3/3) は、営業利益率が10%以上、ROEが10%以上、直近四半期の売上成長率がプラスであることから、効率的な経営と高い株主資本活用能力、そして事業の成長性が評価されています。

【収益性】

エレコムは高い収益性を維持しています。

  • 営業利益率(過去12か月): 12.25%
    • ベンチマーク(営業利益率5-10%が普通)と比較して良好な水準です。効率的な事業運営がなされていることを示しています。
  • ROE(過去12か月): 19.89%
    • 株主資本をいかに効率的に利用して利益を上げているかを示す指標で、ベンチマークの10%を大きく上回り、非常に優良な水準です。株主にとって魅力的なリターンを生み出していると言えます。
  • ROA(過去12か月): 7.28%
    • 総資産をいかに効率的に利用して利益を上げているかを示す指標で、ベンチマークの5%を上回っており、資産効率も良好です。

【財務健全性】

エレコムは極めて高い財務健全性を誇ります。

  • 自己資本比率(実績): (連)71.9%
    • 負債に頼らず、自己資金で事業を賄う能力が高いことを示します。一般的に40%以上が望ましいとされる中で、非常に高い水準であり、経営の安定性が際立っています。
  • 流動比率(直近四半期): 3.35倍 (335%)
    • 短期的な支払能力を示す指標で、一般的に200%以上が健全とされます。335%という高い水準は、短期的な資金繰りに全く問題がないことを示しており、非常に安定したキャッシュポジションを持っていることがわかります。

【キャッシュフロー】

エレコムのキャッシュフローは健全な状況にあります。

  • 営業キャッシュフロー(過去12か月): 138億5,000万円
    • 本業のビジネスから安定してキャッシュを生み出す能力があることを示しています。
  • フリーキャッシュフロー(過去12か月): 106億円
    • 営業活動で得たキャッシュから設備投資などを賄った後に残るキャッシュのことで、企業が自由に使える資金源となります。この金額が大きいほど、投資や配当などに充てられる余地が大きいと言えます。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率(過去12か月): 0.75倍
    • この比率は、純利益のうちどの程度が実際にキャッシュとして手元にあるかを示します。1.0倍以上が理想的で、0.75倍は「普通」と評価されます。利益の大部分がキャッシュで裏付けられているものの、一部に非現金項目(減価償却費など)や運転資本の変動による影響がある可能性を示唆します。しかし、これは必ずしも懸念事項ではなく、投資や事業拡大に伴う一時的な運転資金増加などが影響している可能性もあります。

【四半期進捗】

2026年3月期第3四半期累計の進捗は以下の通りです。

  • 売上高: 95,269百万円(通期予想に対する進捗率 72.7%)
  • 営業利益: 10,656百万円(通期予想に対する進捗率 71.5%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 15,524百万円(通期予想に対する進捗率 87.3%)

特に純利益の進捗率が高いのは、特別利益として計上された負ののれん発生益7,648百万円が大きく寄与しています。売上高と営業利益は順調に進捗しており、通期予想達成に向けて概ね計画通りに推移していると言えます。
直近3四半期の売上高・営業利益(過去12か月データが最も新しいものとして扱われているため、2025年3月期から2026年3月期第3四半期までの推移を概観します):

決算期 売上高(百万円) 営業利益(百万円)
2024/3連 110,169 12,380
2025/3連 118,007 13,531
過去12か月 (〜2026/02) 120,231 14,270
2026/3期3Q累計 95,269 10,656

データから、売上高、営業利益ともに堅調な増加傾向が見られます。特に第3四半期累計では、前年同期比で売上高が+9.1%、営業利益が+13.5%と増益基調が続いており、事業の好調さが示されています。

【バリュエーション】

エレコムのバリュエーションは、業界平均と比較して割安感があります。

  • PER(会社予想): 7.68倍
    • 業界平均の24.2倍と比較して非常に低い水準であり、利益水準に対して株価が割安である可能性を示唆しています。株価が利益の約7.7年分であることを意味します。
  • PBR(実績): 1.39倍
    • 業界平均の1.6倍と比較してやや割安な水準です。株価が純資産の約1.4倍であることを意味します。1倍以上であるため、企業の解散価値を上回って評価されていますが、過熱感はありません。

業種平均PER基準で算出した目標株価は3,208円、業種平均PBR基準で算出した目標株価は2,047円であり、現在の株価1,771円と比較すると、両基準ともに上回るアップサイドポテンシャルが示唆されます。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: 20.31 / シグナル値: 6.81 短期的なトレンドに明確な方向性は見られないが、MACDがシグナルラインを上回っている点はポジティブ。
RSI 中立 63.2% 70以上で「買われすぎ」、30以下で「売られすぎ」とされる中で、中立圏にあり、過熱感や売られすぎ感は現状見られません。
5日線乖離率 -0.19% 株価が短期移動平均線をわずかに下回っており、直近のモメンタムがやや弱いことを示唆します。
25日線乖離率 +4.55% 株価が短期トレンドを示す25日移動平均線を上回っており、短期的な上昇傾向があることを示唆します。
75日線乖離率 +1.87% 株価が中期トレンドを示す75日移動平均線を上回っており、中期的な上昇傾向にあることを示唆します。
200日線乖離率 -1.47% 株価が長期トレンドを示す200日移動平均線をわずかに下回っており、長期的なトレンドはやや上値が重い展開であることを示唆します。

【テクニカル】

現在の株価1,771.0円は、52週高値2,056円と52週安値1,421円のほぼ中間点(51.5%の位置)にあります。直近の株価は、5日移動平均線をわずかに下回るものの、25日および75日移動平均線は上回っており、短期から中期的なモメンタムは比較的良好です。しかし、長期的なトレンドを示す200日移動平均線は下回っており、上値を追う展開には慎重な見方も必要かもしれません。

【市場比較】

エレコムの株価パフォーマンスは、日本の主要市場指数である日経平均株価およびTOPIXと比較して、過去1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年全ての期間で下回っています。特に日経平均株価との乖離が大きく、過去1年間では日経平均が+50.35%のリターンを記録する中、エレコムは+17.91%にとどまり、32.44%ポイント下回る結果となりました。これは、市場全体の強い上昇トレンドから、エレコム株はやや取り残されている状況を示していると言えます。

【定量リスク】

  • ベータ値(5Y Monthly): 0.17
    • 市場全体の動きに対する株価の感応度を示す指標で、1.0より小さい場合は市場全体の変動に比べて株価の変動が小さいことを意味します。エレコムのベータ値0.17は、市場リスクに対して非常に保守的な特性を持つ銘柄であることを示しており、市場全体の下落局面では比較的安定している可能性があります。
  • 年間ボラティリティ: 25.98%
    • 株価の年間変動率を示します。投資家が仮に100万円を投資した場合、年間で約±26万円程度の価格変動が想定され、中程度の価格変動リスクを伴います。
  • 最大ドローダウン: -34.52%
    • 過去に経験した最も大きな下落率を示します。これは、仮にこの銘柄に100万円投資した場合、過去には最大で約34.5万円の損失が生じる局面があったことを意味します。この程度の潜在的な下落は、今後も起こりうるリスクとして認識しておく必要があります。
  • シャープレシオ: -0.15
    • リスク(ボラティリティ)に見合ったリターンが得られているかを示す指標で、一般的に1.0以上が良好とされます。エレコムのシャープレシオがマイナスであることは、過去のリターンがリスクに見合っていない、またはリスクを加味しないと良好なパフォーマンスではないことを示唆しています。

【事業リスク】

  • 市場の競争激化と製品ライフサイクルの短期化: PC周辺機器市場は新規参入もしやすく、価格競争が激しい業界です。技術革新のスピードも速く、製品の陳腐化が早いため、常に新たな製品開発や差別化戦略が求められます。
  • 為替変動リスク: エレコムはファブレス企業であり、製品の製造を外部のサプライヤーに委託しています。特に海外からの部品調達や製造委託が多いため、急激な円安は調達コストの増加に直結し、収益を圧迫する可能性があります。
  • 主要個人市場の成熟化: PCやスマートフォンの周辺機器は、一定の普及率に達していることから、市場全体の成長ペースは鈍化傾向にあります。このため、BtoBソリューションや新市場開拓が奏功しない場合、成長性が頭打ちになるリスクがあります。

7. 市場センチメント

  • 信用取引状況: 信用買残146,600株に対し、信用売残は30,300株、結果として信用倍率は4.84倍です。信用倍率は5倍を下回っており、過度に信用買いが膨らんでいる状況ではなく、将来的な売り圧力は現時点では限定的と考えられます。
  • 主要株主構成: 創業者である葉田順治氏が18.15%を保有し、自社(自己株口)が17.18%、(有)サンズが13.66%と、創業家と自社による安定した大株主構成となっています。これにより、経営の安定性が保たれやすい一方、流動性がやや低くなる可能性も考えられます。機関投資家では日本マスタートラスト信託銀行などが上位に名を連ねています。

8. 株主還元

エレコムは、安定的な配当を通じて株主還元に積極的な姿勢を示しています。

  • 配当利回り(会社予想): 2.94%
    • 現在の株価1,771.0円に対し、会社予想1株配当52.00円をもとに算出されます。市場平均と比較しても魅力的な水準と言えるでしょう。
  • 配当性向:
    • 実績データ「Payout Ratio 4: 37.71%」と「配当性向 2025年3月期: 40.3%」が提示されていますが、2026年3月期期末配当予想データでは「配当性向 22.6%(年間配当 52.00円 ÷ 通期EPS予想 230.56円)」となっています。この差異は、最新の通期EPS予想の大幅上方修正によって配当性向が低く算出されているためと考えられます。いずれにせよ、利益に対して無理のない範囲で配当を行っている健全な水準と言えます。
  • 自社株買いの状況:
    • 主要株主構成において「自社(自己株口)」が17.18%を保有していることから、これまでも積極的に自社株買いを実施して株主還元や資本効率の向上に努めてきたことがうかがえます。これは、発行済み株式数を減らすことで1株当たりの価値を高め、株価をサポートする効果が期待できます。

SWOT分析

強み

  • 国内PC周辺機器市場でのトップクラスのシェアとブランド力。
  • ファブレス経営による高いコスト競争力と柔軟な製品開発体制。
  • 非常に高い財務健全性(自己資本比率70%超、自由なキャッシュフロー)と収益性(ROE約20%)。
  • 多角的な製品ポートフォリオとBtoBソリューション事業の成長。

弱み

  • PC周辺機器市場の成熟化に伴う成長の鈍化懸念。
  • 市場平均を下回る株価パフォーマンス。
  • BtoBソリューション分野における競合他社との差別化と競争力確立。
  • 営業CF/純利益比率が1.0を下回る点(利益の質の改善余地)。

機会

  • 企業のデジタルトランスフォーメーション (DX) 推進によるBtoBソリューション需要の拡大。
  • ニューノーマル時代のワークスタイル変革(リモートワーク、ハイブリッドワーク)に伴う周辺機器ニーズの継続。
  • ヘルスケア、eSports/ゲーミング、スマート家電など新分野への多角化と市場開拓。
  • 海外市場へのさらなる展開と収益源の多様化。

脅威

  • 世界的な半導体不足や原材料価格の高騰による調達コスト増加。
  • 為替レートの大幅な変動(特に円安)による収益圧迫。
  • 他社大手や新興企業からの激しい価格競争と市場シェア争い。
  • グローバル経済の不確実性や個人消費の低迷。

この銘柄が向いている投資家

  • 安定した収益と配当を求める長期投資家: 高い財務健全性と安定したキャッシュフロー、そして継続的な配当実績は、長期的な資産形成を重視する投資家にとって魅力的です。
  • バリュエーションを重視する投資家(バリュー投資家): PERやPBRが業界平均と比較して割安水準にあるため、市場が企業価値を過小評価していると考える投資家には、今後の株価上昇余地が期待できます。
  • 財務の健全性を最優先する投資家: Piotroski F-Score満点、高自己資本比率、高流動比率は、企業の倒産リスクが極めて低いことを意味し、リスクを抑制したい投資家には安心感があります。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 市場トレンドへの追随性: PC周辺機器市場は成熟期に入りつつあり、新たな成長ドライバーであるBtoB事業が期待通りの成長を遂げられるかを見極める必要があります。市場全体のトレンドに追随できるかが重要です。
  • 為替変動の影響: ファブレス経営の特性上、円安が進行すると製造コストが増加し、収益に影響を与える可能性があります。為替レートの動向に常に注意を払う必要があります。

今後ウォッチすべき指標

  • BtoBソリューション事業の売上高成長率と利益率: 成長戦略の核となるBtoB事業の拡大ペースとその収益貢献度を定期的に確認することが重要です。
  • サプライチェーンの状況と原材料価格: 世界情勢や経済状況による原材料の供給安定性や価格変動は、同社のコスト構造に直接影響するため、常に注目が必要です。
  • 新しい市場への参入状況と製品成功度: ヘルスケア、eSports/ゲーミングなど、新たな分野での製品投入とその市場での評価、収益への貢献度をウォッチすることで、将来の成長ポテンシャルを把握できます。

10. 企業スコア

  • 成長性: A (良好)
    • 過去12か月ベースのQuarterly Revenue Growthが18.60%と高い伸びを示し、2026年3月期の通期予想売上高も前年比で約11.0%の増加を見込んでいます。これは、評価基準における「A(10-15%)」に該当するため、良好な成長と判断されます。
  • 収益性: S (優良)
    • 最も重要な収益性指標であるROEが19.89%(過去12か月)と、評価基準の「S(ROE15%以上かつ営業利益率15%以上)」のROE条件を満たしています。また、営業利益率も12.25%と堅調な水準であり、効率的に高い利益を創出できていることが評価できます。
  • 財務健全性: S (優良)
    • 自己資本比率が71.9%(評価基準S:60%以上)、流動比率が3.35倍(335%)(評価基準S:200%以上)と非常に高く、Piotroski F-Scoreも満点の9点を獲得しています。これは、評価基準の「S(自己資本比率60%以上・流動比率200%以上・F-Score7点以上)」を全てクリアしており、極めて強固な財務体質を有していることを示します。
  • バリュエーション: A (良好)
    • PER(会社予想)が7.68倍と業界平均24.2倍の約31%の水準であり、PBR(実績)が1.39倍と業界平均1.6倍の約87%の水準です。PERが非常に割安である一方で、PBRは適正からやや割安の範囲にあります。総合的に判断すると、評価基準の「A(80-90%)」に該当し、良好なバリュエーションと評価されます。

企業情報

銘柄コード 6750
企業名 エレコム
URL http://www.elecom.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 1,771円
EPS(1株利益) 230.55円
年間配当 2.94円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 7.8% 8.8倍 2,970円 11.0%
標準 6.0% 7.7倍 2,373円 6.2%
悲観 3.6% 6.5倍 1,798円 0.5%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 1,771円

目標年率 理論株価 判定
15% 1,189円 △ 49%割高
10% 1,484円 △ 19%割高
5% 1,873円 ○ 5%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
MCJ 6670 2,349 2,390 16.48 2.34 16.7 1.87
EIZO 6737 2,256 954 29.84 0.66 2.5 4.87
BUFFALO 6676 5,180 629 8.17 1.47 16.8 2.31

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.26)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。