2024年5月期 決算説明会資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 売上・各利益は前期並みで着地したが、計画にはやや未達。地域密着営業・物流体制強化(東京営業所兼物流センター竣工)や、FTTH・5G・防災行政無線等の「イベント需要」獲得により成長を目指す。安定的な配当政策を継続。
- 業績ハイライト: 2024年5月期は売上高17,222百万円(前期比+0.4%)、営業利益885百万円(前期比−3.1%)とほぼ横ばい。計画比では売上95.4%、営業利益89.5%でやや未達。
- 戦略の方向性: 地域密着での新規開拓、既存大型案件を日常取引に転化、物流ハブ(東京物流センター)による配送効率化・営業基盤強化、デジタル田園都市関連インフラ(光ファイバ/5G/データセンター)需要の取り込み。
- 注目材料: 東京営業所・東京物流センター新築(2024/5/1営業開始、投資額約7億円)、NTT西日本の情報機器特約店契約(西日本ブロック10営業所)、2025年5月期業績予想は増収増益(売上19,000百万円、前期比+10.3%)。
- 一言評価: 安定基盤の上で地域拡大とインフラ系イベント需要を取り込み成長を目指す、堅実な中小型安定株。
基本情報
- 企業概要
- 企業名: ダイコー通産株式会社(証券コード:7673)
- 主要事業分野: CATVおよび情報通信ネットワーク向けケーブル・材料・機器等の仕入・販売(顧客に合わせたトータルソリューション提供)
- 代表者: 代表取締役社長 河田 晃(その他代表取締役専務 河田 正春、代表取締役専務 西村 晃)
- 説明会情報
- 開催日時: 2024年7月24日(資料日付)
- 説明者
- 発表者(役職): –(代表者メッセージ等を資料で提示)
- 発言概要: 全体的に「堅実に推移」「設備投資で基盤強化」「イベント需要やデジタル田園都市構想に対応」などを強調
- 報告期間
- 対象会計期間: 2024年5月期(通期)
- セグメント
- 事業区分(関連分野): CATV関連分野(主にCATV・屋外通信工事向け)、情報通信関連分野(主に屋内通信工事向け)
- エリア(事業区分): 東日本ブロック/西日本ブロック/四国・九州ブロック/東海・北陸ブロック
業績サマリー
- 主要指標(2024年5月期 実績/前期比)
- 売上高: 17,222百万円、前期比 +0.4%(ほぼ横ばい=良)
- 売上総利益: 2,612百万円、前期比 −0.7%(99.3%)/売上総利益率 15.2%(前期 15.3%)
- 営業利益: 885百万円、前期比 −3.1%(96.9%)/営業利益率 5.1%(前期 5.3%)(やや減益=注意)
- 経常利益: 896百万円、前期比 −2.5%(97.5%)
- 当期純利益: 602百万円、前期比 −2.1%(97.9%)
- 1株当たり利益(EPS): –(資料未記載)
- 予想との比較
- 会社予想に対する達成率(2024年計画比/資料記載)
- 売上高達成率: 95.4%(計画比未達)
- 売上総利益達成率: 94.3%(計画比未達)
- 営業利益達成率: 89.5%(計画比未達)
- 経常利益達成率: 89.6%(計画比未達)
- 当期純利益達成率: 91.1%(計画比未達)
- サプライズの有無: 計画比でやや下振れ。要因は地域別案件の規模差・期ズレ(東日本・西日本等でFTTHや屋外通信設備の期ズレ・案件規模変動)。
- 進捗状況
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率: –(中期KPIは「インフラ整備案件」関連の外部KPIと整合)
- 過去同時期との進捗率比較: 売上は経年でほぼ横ばい〜緩やかに上振れ傾向(特需年は変動あり)。2021年のGIGA案件等の特需を除くと安定推移。
- セグメント別状況(構成比・差異)
- 関連分野別売上構成(2024年): CATV 50%、情報通信 50%(前期:CATV 53%/情報通信 47% → CATV比率やや低下)
- エリア別売上構成(2024年): 東日本 34%、西日本 31%、四国・九州 23%、東海・北陸 12%
- 主な変動(計画比の増減要因)
- 四国・九州: 防災無線案件増で売上 +53百万円(好材料)
- 東日本: 防災無線案件縮小 −243百万円、FTTHの期ズレ −129百万円等(不利)
- 西日本: 加入者宅内引込案件・監視カメラ等で案件縮小が複数(売上減)
- 東海・北陸: 震災による延期でFTTH等の期ズレあり(売上減)
業績の背景分析
- 業績概要: 大型防災行政無線案件などの獲得努力により下押し要因を抑制。仕入(銅)価格上昇の影響は顧客への価格転嫁で縮小幅を限定。
- 増減要因
- 増収要因: 四国・九州での防災無線大型案件の獲得、既存営業所からの営業強化、東京物流センター稼働(物流効率化)等。
- 減収要因: 東日本・西日本等でFTTHや屋外通信・監視カメラ案件の期ズレ・規模減。CATV加入者宅内引込案件の縮小や端末機器販売の減少。
- 増益/減益要因: 仕入価格上昇(銅等)による原価増だが、顧客理解による価格転嫁で利益圧迫を限定。一時的要因として案件期ズレが利益に影響。
- 競争環境: 資料上の詳細比較は無し。デジタルインフラ整備(光ファイバ、5G、データセンター)需要は拡大傾向で、地域密着営業と物流網が強みとなり得る。
- リスク要因: 銅等資源価格変動、案件の受注・履行のタイミング(期ズレリスク)、為替(海外仕入あり)、自然災害による工期遅延、顧客の価格転嫁限界。
戦略と施策
- 現在の戦略: 地域密着による新規顧客開拓、既存大型案件から日常的な高収益取引への転換、物流ハブ強化(東京営業所・東京物流センターの新築・稼働)、イベント需要(FTTH・光伝送路・防災無線)獲得の積極展開、NTT西日本との特約店契約活用。
- 進行中の施策
- 東京営業所・東京物流センター新築移転(竣工・営業開始 2024/5/1、投資約7億円、資金は自己資金+借入)→東日本ブロックのハブ化・配送効率向上。
- 鹿児島営業所新設(2022/6)、広島等拠点強化の継続。
- 展示会・技術展への出展(BICSI、ケーブル技術ショー等)で認知向上。
- セグメント別施策: CATV・屋外通信領域は大型案件獲得で実績を積み、情報通信(日常売上)を増やすことで収益安定化を図る。
- 新たな取り組み: 人的資本重視(2024年度平均賃上げ約5.0%実施)、ESG施策(労働環境改善、環境保全、ガバナンス強化)。
将来予測と見通し
- 次期業績予想(2025年5月期 通期予想)
- 売上高: 19,000百万円(前期比 +10.3%)(増収=良)
- 売上総利益: 2,820百万円(前期比 +7.9%)/売上総利益率 14.8%(若干低下)
- 営業利益: 983百万円(前期比 +11.0%)/営業利益率 5.2%(ほぼ維持)
- 経常利益: 1,002百万円(前期比 +11.8%)
- 当期純利益: 660百万円(前期比 +9.8%)
- 予想の前提条件: 顧客基盤・取扱商品数の拡充、FTTH・光伝送路、移動体通信系基地局間の光伝送路、防災行政無線のデジタル化・リプレース需要等を想定。為替前提等の詳細は未提示(→前提不明)。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 中長期のインフラ需要(デジタル田園都市構想等)を背景に増収計画。資料からは「安定的に推移」との表現で比較的自信ありと読み取れるが、案件依存のため達成には受注状況が鍵。
- 予想修正: 通期予想の修正有無: 2024年は計画との差異ありだが、通期予想(2025年)に修正はなし(新予想提示)。修正理由は主に案件期ズレ・地域別受注差。
- 中長期計画とKPI進捗
- 中期的にはデジタル田園都市国家構想の関連需要を追い風に、光ファイバ・5G・データセンター等の取り込みを想定(外部KPI参照:光ファイバ全国カバー等は政府目標)。社内KPIの定量目標は開示限定的。
- 予想の信頼性: 過去は特需(GIGAスクール等)に左右されるため年による変動あり。近年は特需を除けば安定した推移。
- マクロ経済の影響: 銅相場上昇や為替変動が原価に影響。政府のインフラ政策は追い風、自然災害や世界的需給の変化はリスク。
配当と株主還元
- 配当方針: 安定的かつ継続的な配当を基本方針。業績と内部留保のバランスを重視。
- 配当実績
- 2023年5月期: 年間配当 49円(配当性向 42.5%)
- 2024年5月期: 年間配当 49円(配当性向 43.4%) → 維持(安定)
- 2025年5月期(予想): 年間配当 50円(配当性向 40.3%) → 1円増配想定(好材料)
- 配当利回り: –(株価情報未提供)
- 特別配当: なし
- その他株主還元: 自社株買い・株式分割に関する記載なし(–)
製品やサービス
- 主要製品: ケーブル、材料、機器(架空幹線材料、LAN材料、無線通信機器、周辺機器等)。CATV用端末機器や屋外/屋内通信設備部材を取扱い。
- サービス: 仕入・販売に加え、顧客ニーズに応じたトータルソリューション提供、物流・配送サービス(自社物流網)。
- 協業・提携: NTT西日本との情報機器特約店契約(2022/7~、西日本ブロック登録拠点10営業所)。展示会・技術展などでの協業・出展(BICSI等)。
- 成長ドライバー: デジタル田園都市国家構想に基づく光ファイバ整備、5G基地局整備、データセンター整備、防災行政無線のデジタル化・更新需要、既設大型案件からの日常売上化。
Q&Aハイライト
- 経営陣の姿勢(資料からの示唆): 透明性を持ちつつ堅実に成長機会を取りに行く姿勢。案件ベースの変動については説明責任を果たす姿勢が示唆される。
- 未回答事項: 為替前提、EPS、詳細な地域別受注見込みや契約状況の時系列などは開示なし。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 中立〜やや強気。全体メッセージは「安定的に推移」「成長機会を取り込む」といった前向き表現が多い。計画未達については要因説明を行い、対策(営業・物流強化)を提示。
- 表現の変化: 前回資料との直接比較は資料単体のため明確に不可。だが、物流投資や賃上げなど「中長期基盤強化」の表現を強めている印象。
- 重視している話題: 地域密着の営業拡大、物流網強化、イベント需要(FTTH/防災/5G)獲得、ESG/人的資本(賃上げ・働き方整備)。
- 回避している話題: 為替・詳細の受注残高やEPSといった数値の前提詳細は限定的。
投資判断のポイント(事実整理)
- ポジティブ要因
- 売上は横ばい〜増加傾向(2025計画は+10.3%)で成長シナリオあり
- 東京物流センター等の設備投資で東日本ハブを強化(効率化・営業力向上)
- NTT西日本との特約店契約などの流通チャネル強化
- 財務:自己資本比率49.0%、現預金増(期末現金等 933百万円)で比較的安定
- ネガティブ要因
- 案件依存・地域別の受注バラつき(期ズレで計画未達)
- 原材料(銅)高や為替変動による原価上昇リスク(顧客転嫁に限界あり)
- 中小〜中堅向けビジネスで受注競争や単価圧力の可能性
- 不確実性
- 公的インフラ投資スケジュール(光ファイバ・5G・データセンター等)の実需化タイミング
- 主要大型案件の受注・履行のタイミングと規模
- 注目すべきカタリスト
- 大型防災無線・FTTH等の案件受注発表(業績に直結)
- 東京物流センターの稼働効果(収益性改善)や新拠点の展開発表
- 四半期ごとの受注・売上の地域別トレンド変化
- 配当増(2025予想50円)や資本政策の変更
重要な注記
- リスク要因: 資料末尾に外部リスク(経済動向、業界競争、為替、税制、制度等)に関する注意喚起あり。
- その他: 資料は将来見通しを含む旨の免責記載。EPSや一部前提の明示はなく、詳細な受注残や為替前提は未開示。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7673 |
| 企業名 | ダイコー通産 |
| URL | http://www.daiko-tsusan.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。
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