2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に修正は無し。中間実績は売上高の通期進捗は約49.6%で概ね計画通りだが、営業利益・純利益の進捗はそれぞれ約29.7%・31.0%と遅れ(市場コンセンサスとの比較:–)。
- 業績の方向性:増収減益(受注高は前年同期比+17.8%だが、売上高は△8.1%、営業利益は△44.9%、親会社株主に帰属する中間純利益は△40.5%)。
- 注目すべき変化:受注高が前年同期比で大幅増加(137,105百万円、+17.8%)し受注残高も増加。一方で売上は半導体関連の地域別投資反動等により減少し、営業利益が大幅減少。
- 今後の見通し:通期予想(売上250,000百万円、営業利益28,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益20,000百万円)に対し、中間期進捗は売上はほぼ順調だが利益面の進捗が遅い。会社は通期予想の修正を行っていないが、営業利益率回復が鍵。
- 投資家への示唆:受注環境は強く(Book-to-Bill >1)、将来の売上基盤は良好。ただし現時点で利益率低下が目立つため、利益率の回復シナリオ(製品ミックス、地域別引当/原価管理、為替等)が実現するか注目。ランサムウェア被害や希望退職の実施(影響未確定)も継続モニタが必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社アルバック(ULVAC, Inc.)
- 主要事業分野: 真空機器および真空応用機器の設計・製造・販売(半導体・電子部品製造装置、ディスプレイ・エネルギー関連装置、コンポーネント、材料等)
- 代表者名: 代表取締役社長 CEO 岩下 節生
- 上場市場/コード: 東証(6728)
- IR窓口: 管理本部 IR部長 原田 大地(TEL 0467-89-2033)
- 報告概要:
- 提出日: 2026年2月10日
- 対象会計期間: 2026年6月期 第2四半期(中間:2025年7月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料作成: 有、決算説明会: 有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- 真空機器事業: 半導体・電子部品製造装置、ディスプレイ・エネルギー関連装置、コンポーネント、一般産業用装置等
- 真空応用事業: 材料(ディスプレイ・半導体関連等)および表面分析機器・マスクブランクス等のその他
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む): 49,355,938株(2026年6月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期): 49,221,290株
- 時価総額: –(株価情報は資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2026年2月10日
- 株主総会/IRイベント: –(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は「通期予想」ベース。中間時点で当社は中間専用予想を公表していない。)
- 売上高: 123,893百万円(通期見通し250,000百万円に対する進捗率 約49.6%、概ね計画通り)
- 営業利益: 8,456百万円(通期見通し28,500百万円に対する進捗率 約29.7%、進捗遅れ)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 6,200百万円(通期見通し20,000百万円に対する進捗率 約31.0%、進捗遅れ)
- サプライズの要因:
- 受注高は増加(+17.8%)し将来売上の基盤は堅調(Book-to-Bill ≒ 137,105 / 123,893 ≈ 1.11)が、売上の品目・地域ミックスの変化(日本・中国のパワーデバイス投資の反動)やコスト構造で営業利益が大きく減少。
- 特別損失として減損損失221百万円を計上(利益押下げ要因の一つ)。
- 為替・資材費等の影響も示唆(資料内の事業環境説明)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正を行っていない。受注高増と受注残高の拡大は通期売上埋め合わせの根拠となるが、利益率回復が実現しないと営業利益・当期利益が計画に届かないリスクあり。ランサムウェア被害や希望退職関連費用の影響も未確定で、注視が必要。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産: 382,624百万円(前期末375,062百万円、+7,562百万円)
- 純資産: 232,771百万円(前期末231,080百万円、+1,691百万円)
- 自己資本比率: 59.0%(前期末59.6%)(自己資本225,758百万円)
- 主要損益(中間累計、百万円)
- 売上高: 123,893(前年比 △8.1%、金額差△10,979)
- 営業利益: 8,456(前年比 △44.9%)
- 経常利益: 9,154(前年比 △43.0%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 6,200(前年比 △40.5%)
- 1株当たり中間純利益(EPS): 125.95円(前年211.33円、△85.38円)
- 収益性指標(概算、年換算等は注記付き)
- 営業利益率: 8,456 / 123,893 = 約6.8%(前年は 15,344/134,872 ≈ 11.4% → 減少)
- ROE(概算・年換算): 中間純利益(親会社帰属)を年率化(6,200×2=12,400)で算出すると 12,400 / 自己資本225,758 ≈ 約5.5%(目安: 8%以上が良好 → 現状は低い)
- ROA(概算・年換算): 12,400 / 382,624 ≈ 約3.2%(目安: 5%以上が良好 → 現状は低い)
- 進捗率分析(通期会社予想比)
- 売上高進捗率: 約49.6%(通常ペース:概ね50%が目安 → 良好)
- 営業利益進捗率: 約29.7%(通常ペース:概ね50% → 遅れ)
- 純利益進捗率: 約31.0%(遅れ)
- 過去同期間との比較: 営業利益・純利益とも前年同期より大幅減(営業利益△44.9%、純利益△40.5%)
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF: +11,700(前年同期間 12,781)→ 営業活動で現金収入は継続
- 投資CF: △6,351(有形無形固定資産取得等、前年△5,303)
- 財務CF: △13,341(配当支払・借入金返済・自己株取得等、前年△8,534)
- フリーCF(営業CF−投資CF): 11,700 − 6,351 = +5,349百万円(正味の現金創出あり)
- 営業CF/親会社帰属中間純利益比率: 11,700 / 6,200 ≈ 1.89(目安1.0以上で健全 → 健全)
- 現金及び現金同等物残高: 86,734百万円(前期末 92,609、△5,874)
- 四半期推移(QoQ): 四半期別詳細記載なしのため –(資料は累計表示)
- 財務安全性:
- 自己資本比率59.0%(安定水準:40%以上で安定)
- 長短借入金合計は減少傾向(長期借入金29,113百万円)
- 流動負債109,620、流動資産272,181 → 流動比率良好(流動資産>流動負債)
- 効率性:
- 売上高営業利益率は前年から低下(約11.4% → 約6.8%)。
- セグメント別(中間連結計)
- 真空機器事業: 売上高 95,870百万円(前年同期比 87.8%)、営業利益 6,833百万円(前年 13,402 百万円、△49.0%)
- 真空応用事業: 売上高 28,023百万円(前年同期比 109.2%)、営業利益 1,550百万円(前年 1,877 百万円、△17.4%)
- 影響説明: 真空機器事業の売上減は日本・中国のパワーデバイス投資の反動等が要因。真空応用事業は材料・その他で増収。
特別損益・一時的要因
- 特別損失: 減損損失 221百万円(当期計上)
- 特別利益: 該当なし
- 一時的要因の影響: 減損は限定的(金額は小さい)が営業利益圧迫要因の一つ。加えて、韓国子会社でのランサムウェア被害(Pure Surface Technology, Ltd.)が発生しており、影響は現在調査中。必要があれば追って開示予定。
- 継続性の判断: ランサムウェアや希望退職(約170名対象、費用未確定)は一時的だが費用影響は今後の開示待ち。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当: なし
- 期末配当(予想): 164.00円
- 年間配当予想: 164.00円(前回予想から修正なし)
- 配当支払額(参考計算): 年間配当総額は概算で約8,094百万円(49,355,938株×164円)
- 配当性向(会社予想ベース): 約8,094 / 20,000 ≈ 40.5%(やや高めの配当性向)
- 配当利回り: –(株価情報が資料にないため計算不可)
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 自社株取得の実績あり(当中間期に自己株式取得支出487百万円)、継続方針は状況次第。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形及び無形固定資産の取得による支出(中間累計): 6,250百万円
- 減価償却費: 5,273百万円(中間累計)
- 研究開発:
- R&D費用: –(明示的記載なし)
- 主なテーマ: 半導体・ディスプレイ・高機能材料関連等(事業説明より推定)
受注・在庫状況
- 受注状況:
- 受注高(中間): 137,105百万円(前年116,378百万円、+17.8%)
- 受注残高: 114,634百万円(資料記載: 1,146億34百万円)
- Book-to-Bill(受注/売上): 約1.11(受注が売上を上回り好調)
- 在庫状況:
- 棚卸資産: 50,356百万円(前期45,650百万円、増加)
- 在庫回転日数: –(記載なし)
セグメント別情報
- 真空機器事業(主力)
- 売上高: 95,870百万円(前年同期比 87.8%)
- 品目内訳(当中間期)
- 半導体及び電子部品製造装置: 37,423百万円(39.0%)
- ディスプレイ・エネルギー関連製造装置: 30,749百万円(32.1%)
- コンポーネント: 17,170百万円(17.9%)
- 一般産業用装置: 10,529百万円(11.0%)
- 営業利益大幅減(6,833百万円、△49.0%)
- 真空応用事業
- 売上高: 28,023百万円(前年同期比 109.2%)
- 品目内訳(当中間期)
- 材料: 13,539百万円(48.3%)
- その他: 14,484百万円(51.7%)
- 営業利益は減少(1,550百万円、△17.4%)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 「バリューアッププラン」に基づく経営資源最適化・事業ポートフォリオ見直しを実施中。希望退職の募集はこの計画の一環。
- KPI達成状況: 受注高増加は成長シナリオに合致。ただし利益率改善の進捗が課題。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 生成AI等の影響で先端ロジック・次世代メモリ分野が好調、世界各地で半導体ファブの新増設が継続。パワーデバイスは短期調整局面。ただし有機EL大型化などFPD投資は活発。
- 競合比較: 同業他社との定量比較データは資料に記載なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想に修正なし(公表値:売上250,000百万円、営業利益28,500百万円、経常利益28,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益20,000百万円、EPS 406.33円)
- 会社予想の前提: 半導体・FPD等の設備投資動向、為替等(詳細条件は別添資料参照)
- 予想の信頼性: 中間時点で受注は良好だが、利益面の進捗遅れとランサムウェア被害、希望退職の費用不確定性があるため、通期達成には利益率回復が必要。
- リスク要因:
- 地政学リスク・世界経済の下振れ
- 半導体・FPD等顧客の設備投資の地域差・タイミング
- 為替変動、原材料価格変動
- ランサムウェア被害の影響(韓国子会社)
- 希望退職関連のコスト
重要な注記
- 会計方針の変更・特有処理: なし
- 追加情報:
- 2026年1月10日、韓国連結子会社 Pure Surface Technology, Ltd. がランサムウェア被害を確認。影響調査・復旧対応中。今後業績への影響が大きい場合は速やかに開示予定。
- 希望退職者募集の実施(対象: 東北工場・九州工場・熊本加工センターの従業員のうち当社が定める対象者、約170名)。費用・業績影響は未確定。
(注記)
- 不明項目・市場コンセンサス・株価等は資料に記載がないため「–」で示しています。
- 数値は原資料の単位(百万円)に基づく。ROE・ROA等は中間実績を年換算した概算値。投資助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6728 |
| 企業名 | アルバック |
| URL | http://www.ulvac.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。
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