2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正はなし。第2四半期(中間)決算は概ね会社想定どおりで、特段の下方修正はなし。市場予想は不明のため比較不可(市場予想との差異:–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高375,696百万円、前年同期比+18.9%/事業利益15,369百万円、前年同期比+131.6%)。
- 注目すべき変化:親会社帰属中間利益が8,539百万円(前年同期2,009百万円)で+325.0%と大幅増。事業別では植物性油脂が売上・事業利益とも大幅増(売上+36.4%、事業利益+63.6%)。業務用チョコレートは売上増の一方でBlommerでの販売数量減少等によりセグメント損失はあるが、損失幅は縮小。
- 今後の見通し:通期予想(売上800,000百万円/事業利益29,500百万円/親会社帰属当期利益16,500百万円)は変更なし。中間実績の進捗(売上約47%、事業利益約52%、親会社帰属利益約52%)から見ると現時点で達成可能性は高いと判断できるが、原材料価格や為替の変動が鍵。
- 投資家への示唆:原材料(パーム油、カカオ豆)価格動向と為替が短期業績に大きく影響。買収によるのれん増(のれん33,989百万円)や有利子負債の増加(309,490百万円)を踏まえ、成長性と財務健全性(負債水準・金利負担)の両面を継続監視する必要あり。
基本情報
- 企業名:不二製油株式会社
- 主要事業分野:植物性油脂、業務用チョコレート、乳化・発酵素材、大豆加工素材の製造・販売(食品原材料メーカー)
- 代表者名:代表取締役社長 CEO 大森 達司
- 問合せ先:財務経理本部 副本部長 中西 政明 TEL 03-4477-5416
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日
- 対象会計期間:2025年4月1日~2025年9月30日(第2四半期・中間期、IFRS適用)
- 決算補足説明資料:作成有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント(報告セグメント):
- 植物性油脂事業:チョコ用油脂、フライ用油脂など
- 業務用チョコレート事業:Blommer等を含む
- 乳化・発酵素材事業:乳化剤、発酵関連素材
- 大豆加工素材事業:機能剤等
- 発行済株式等:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):87,569,383株
- 期中平均株式数(中間期):85,976,007株
- 自己株式数(期末):1,586,816株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出日:2025年11月11日
- 配当支払開始予定日:2025年12月10日
- その他IRイベント:決算説明会(機関投資家・アナリスト向け)開催
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期のみ提示。中間の会社想定との直接比較は無いが、通期予想に対する進捗を記載)
- 売上高:375,696百万円(通期予想800,000百万円に対する進捗率 46.96%)
- 事業利益:15,369百万円(通期予想29,500百万円に対する進捗率 52.12%)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:8,539百万円(通期予想16,500百万円に対する進捗率 51.75%)
- サプライズの要因:
- 増収の主因は原材料価格上昇に伴う販売価格の上昇(パーム油・カカオ豆高止まり)と需要回復。
- 事業利益の大幅改善は植物性油脂の堅調販売、Blommerでのカカオ豆関連費用の減少等による。
- 一方、支払利息の増加や投資(子会社取得)に伴う費用増がある。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。中間進捗は概ね通期予想の半分超であり、現時点では通期達成の可能性は高いと見られるが、原材料市況・為替・金利の変動がリスク要因。
財務指標(主要数値)
(単位:百万円、前年比は資料記載どおり)
- 損益(中間)
- 売上高:375,696(+59,739/+18.9%)
- 売上原価:323,385
- 売上総利益:52,310
- 販売費及び一般管理費:38,156
- 営業利益:13,886(前年5,971 → +132.5%)
- 事業利益(注社が定義):15,369(+131.6%)
- 税引前中間利益:11,179(+198.0%)
- 親会社の所有者に帰属する中間利益:8,539(+325.0%)
- 基本的1株当たり中間利益(EPS):99.32円(前年23.37円)
- 収益性指標
- 営業利益率:13,886 / 375,696 = 約3.70%(業種平均は業種により異なるため比較は留保)
- 事業利益率:15,369 / 375,696 = 約4.09%
- ROE(年率換算で概算):(8,539×2)/ 219,320 ≒ 7.8%(年率換算、目安8%未満)
- ROA(年率換算):(8,539×2)/ 650,437 ≒ 2.6%(目安5%未満)
- 財政状態(中間期末)
- 資産合計:650,437(+53,360)
- 資本合計:223,187(+12,260)
- 親会社の所有者に帰属する持分:219,320
- 親会社所有者帰属持分比率:33.7%(安定水準の目安40%以上には未達)
- キャッシュフロー(中間)
- 営業CF:△9,515(前年△25,794 → 改善)
- 投資CF:△33,123(前年△8,930 → 子会社取得等で支出増)
- フリーCF:△42,638(営業CF – 投資CF)
- 財務CF:17,374(前年42,899 → 借入増/返済の反動等で減少)
- 現金及び現金同等物期末残高:45,382(+10,464)
- 営業CF/純利益比率:営業CF(△9,515)/ 親会社利益8,539 = マイナス(1.0未満、参考目安1.0以上が健全)
- 四半期推移(QoQ):資料は中間累計中心のため詳細なQoQは–(個別四半期は資料に明示なし)
- 財務安全性
- 有利子負債:309,490(増加)
- ネット有利子負債(概算)=309,490 − 45,382 = 264,108(百万円)
- 負債/自己資本(gearing)概算:309,490 / 219,320 ≒ 1.41(141%)
- 流動比率:流動資産383,585 / 流動負債293,805 ≒ 130.6%(流動比率100%以上は短期支払能力の目安)
- 自己資本比率:33.7%(目安:40%以上で安定)
- 効率性:総資産回転率等は開示値不足により算出割愛(売上/資産 = 375,696/650,437 ≒ 0.58 回/年)
- セグメント別(中間、百万円/前年同期比)
- 植物性油脂:売上131,905(+35,174/+36.4%)、事業利益18,650(+7,251/+63.6%)
- 業務用チョコレート:売上180,341(+24,432/+15.7%)、事業利益△3,537(損失だが改善)
- 乳化・発酵素材:売上46,932(+1,619/+3.6%)、事業利益421(△583/△58.1%)
- 大豆加工素材:売上16,515(△1,487/△8.3%)、事業利益35(△142/△80.0%)
特別損益・一時的要因
- 減損損失:686百万円(当中間期に計上)→ 事業利益→営業利益への調整に影響
- 子会社取得:子会社の取得に係る支出16,726百万円(投資CFに計上)→ のれん33,989百万円が増加
- 為替やヘッジ損益:中間包括利益に為替換算差額等が寄与(当中間期はその他の包括利益でプラス寄与)
- 一時的要因を除いた実質業績:事業利益の伸長は基礎収益改善によるため、一定の継続性がある一方、減損や買収関連費用は一時要因として注視
- 継続性の判断:原材料高・為替等は継続的リスク。買収効果やコスト低減の定着状況を確認する必要あり
配当
- 中間配当:26.00円(支払予定日 2025/12/10)
- 期末配当(予想):26.00円(通期合計 52.00円、前回予想から変更なし)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース・概算):年間配当総額 ≒ 52円 × 85,976,007株 ≒ 4,471百万円(概算) → 予想当期利益16,500百万円に対する配当性向 ≒ 27.1%(参考)
- 特別配当:無
- 自社株買い:当中間期に自己株式の取得等あり(自己株式残高変動あり)。大規模な自社株買いは今回の資料では示されていない
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動支出の内訳):有形固定資産取得による支出13,482百万円(前年同期13,482?→資料に13,482は当期投資CF内に記載)、子会社取得支出16,726百万円(投資CF増加の主因)
- 減価償却費(中間):10,144百万円
- 研究開発費:資料に明記なし(R&D費用:–)
- 主な投資内容:新規連結会社の株式取得、設備投資の実施(詳細はIR資料参照)
受注・在庫状況(当該業種関連で開示がある項目)
- 棚卸資産(中間期末):183,813百万円(前期160,718 → +23,095/+14.4%)。原材料価格上昇や繁忙期を前にした在庫増、及び新規連結会社の影響。
- 在庫回転日数:資料に記載なし(–)
- 受注高・受注残高:資料に記載なし(–)
セグメント別情報
- 植物性油脂:売上・収益ともに好調。チョコレート用油脂やフライ用油脂の堅調販売が寄与。
- 業務用チョコレート:売上は増加するもBlommerで販売数量が減少。カカオ豆関連費用の低下で損失幅は改善。
- 乳化・発酵素材:売上は原材料高による価格転嫁で増収、採算は原材料高で悪化。
- 大豆加工素材:機能剤の販売数量減少により減収減益。
- セグメント注記:当中間期より、従来「調整額」に含めていた全社費用を各報告セグメントに配分する会計処理へ変更(比較数値は遡及配分済み)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料には中期計画進捗の詳細は記載なし(KPI状況:–)
- M&A方針:積極的な連結範囲の拡大(新規連結会社取得)が見られ、のれん増加と資産構成の変化が発生
競合状況や市場動向
- 市場動向:原材料(パーム油、カカオ豆)価格の高止まりが収益に影響。需要面では一部製品で堅調。
- 競合比較:同業他社との相対比較データは資料に無し(–)。ただし原材料に左右される構造は業界共通。
今後の見通し(会社発表)
- 通期業績予想(修正なし)
- 売上高:800,000百万円(前期比+19.2%)
- 事業利益:29,500百万円(前期比+122.5%)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:16,500百万円(前期比+327.0%)
- 予想の信頼性:第2四半期時点での進捗は売上で約47%、利益で約52%と順調。ただし原料価格・為替・金利上昇等の外部要因が業績を左右するため変動リスクあり。
- リスク要因(主なもの)
- 原材料価格(パーム油、カカオ豆)の高騰・変動
- 為替変動(ブラジルレアル・ユーロ等の円安・円高)
- 金利上昇による支払利息負担増(有利子負債増加)
- M&Aの統合リスク・のれんの減損リスク
- 規制・環境関連(サステナビリティ、輸入規制等)
重要な注記
- 会計方針:当社グループは2026年3月期第1四半期よりIFRSを任意適用。前期数値はIFRSベースに組替済み。これに伴う表示・認識・測定の変更(のれんの償却停止→減損テスト、棚卸資産表示の変更、退職給付・リース会計・金融商品等の処理差異)により前期比較に留意が必要。
- 連結範囲の変更:新規連結2社(例:PROVENCE HUILES S.A.S 他1社)、除外1社あり。これが資産・負債・利益に影響。
- 監査・レビュー:第2四半期決算短信は公認会計士または監査法人のレビューの対象外(資料に明記)
- 表示単位:百万円未満切捨て
- 不明項目は“–”で記載
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2607 |
| 企業名 | 不二製油 |
| URL | https://www.fujioil.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。
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