令和8年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想の修正は無し。四半期実績は通期予想に対して上振れの進捗(売上進捗率28.3%、営業利益進捗率49.9%、親会社株主帰属四半期純利益進捗率48.7%)。市場コンセンサスとの比較は情報なし(–)。
- 業績の方向性:増収増益(連結第1四半期:売上高24,190百万円、前期比+38.0%/営業利益8,288百万円、前期比+111.2%)。
- 注目すべき変化:地方公共団体事業部門が標準準拠システム移行(92団体分)に伴うコンサルティング収入の大幅増で売上・利益を押し上げた点(事業部門売上+124.9%、営業利益+599.9%)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上85,500百万円、営業利益16,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益12,150百万円)は修正なし。第1四半期の利益進捗は高く、通期達成可能性は高いが、公共移行などの収益は時期偏重(ラグ)や一時性の影響を受けやすい点に留意。
- 投資家への示唆:第1四半期は「地方公共団体向け移行案件」の実行成功により大幅増益。一方、会計事務所事業はハード寄与増で増収だが利益率は横ばい〜低下。成長ドライバー(クラウド移行、公共クラウド案件、MIS等の採用拡大)は継続的な収益源になる可能性があるが、収益の時期偏重やハード販売の低マージン化に注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社TKC(コード 9746)
- 主要事業分野:会計事務所向けクラウド/ソフトウェア・サービス、地方公共団体向け行政クラウド・公会計システム、印刷事業(グループ)
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 飯塚 真規
- URL:https://www.tkc.jp/
- 報告概要:
- 提出日:令和8年2月13日
- 対象会計期間:令和8年9月期 第1四半期連結累計(令和7年10月1日~令和7年12月31日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:無
- セグメント:
- 会計事務所事業部門:会計ソフト(FXクラウド等)、OMSクラウド、関連コンサル/ハード販売等
- 地方公共団体事業部門:TASKクラウド等の公会計・行政クラウド、標準準拠システム移行支援、デジタル窓口等
- 印刷事業部門:DPS(データプリントサービス)、ビジネスフォーム、商業印刷(子会社:株式会社TLP)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):51,741,466株(8年9月期1Q)
- 期末自己株式数:448,511株(8年9月期1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):51,290,937株(8年9月期1Q)
- 時価総額:–(情報なし)
- 今後の予定:
- 株主総会/IRイベント:–(本資料に特定日程は記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較=達成率は通期予想に対する進捗率で示す)
- 売上高:24,190百万円、通期予想85,500百円に対する進捗率28.3%
- 営業利益:8,288百万円、通期予想16,600百万円に対する進捗率49.9%
- 純利益(親会社株主帰属):5,916百万円、通期予想12,150百万円に対する進捗率48.7%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:地方公共団体事業部門での標準準拠システム・ガバメントクラウドへの移行完了(92団体分)がコンサルティング収入を大幅に押し上げたこと。
- 会計事務所部門はクラウド移行・新規会員増で売上増だが、ハード比率増による低マージン化や販管費増で営業利益は微減。
- 印刷部門は選挙関連などの需要減で減収・赤字拡大。
- 通期への影響:
- 第1四半期の利益進捗は高く、通期予想達成の可否は概ね良好に見える(利益で約50%進捗)。ただし公共移行案件は期内での実行時期に偏りが生じやすく、今後の案件進捗・追加受注・コスト動向に依存するため注意。
財務指標
- 損益(連結・第1四半期累計)
- 売上高:24,190百万円(前年同期17,535百万円、+38.0%)
- 売上総利益:17,669百万円(前年12,711百万円)
- 営業利益:8,288百万円(前年3,924百万円、+111.2%)
- 経常利益:8,536百万円(前年4,121百万円、+107.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:5,916百万円(前年2,810百万円、+110.5%)
- 四半期EPS:115.34円(前年53.88円)
- 収益性指標(主要)
- 営業利益率:8,288/24,190 = 34.3%(高水準。ソフト/サービス比率・公共移行収益の寄与)
- ROE(通期予想ベース概算):12,150 / 111,544 = 約10.9%(目安: 10%以上で優良)
- ROA(通期予想ベース概算):12,150 / 129,525 = 約9.4%(目安: 5%以上で良好)
- 備考:上記ROE/ROAは期末純資産・総資産を分母とした概算。
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:28.3%(通常の進捗か否かは業種・同社の季節性に依存)
- 営業利益進捗率:49.9%(利益の先行)
- 純利益進捗率:48.7%
- コメント:利益進捗が売上進捗を大きく上回っており、第1四半期に利益性の高い案件が集中した影響。
- 貸借対照表(主要)
- 総資産:129,525百万円(前期末129,817百万円、△292百万円)
- 純資産:111,544百万円(前期末108,497百万円、+3,047百万円)
- 自己資本比率:86.1%(前期末83.6%)(安定水準、非常に高い)
- 現金及び預金:35,724百万円(流動資産合計52,963百万円)
- 受取手形・売掛金及び契約資産:13,816百万円(増加)
- 棚卸資産:829百万円(増加)
- キャッシュフロー
- 四半期CF計算書は作成していない旨(注記)。第1四半期の減価償却費:1,067百万円(前年同期876百万円、増加)。
- フリーCFや営業CFの金額は未開示(四半期CF未作成のため詳細は–)。
- 財務安全性
- 自己資本比率86.1%(安定水準:目安40%以上を大きく上回る)
- 負債合計:17,980百万円(前期21,320百万円、減少)。流動負債が主に減少(賞与引当金や未払法人税等の減少)。
- 流動比率:流動資産52,963 / 流動負債14,803 = 約358%(高い、健全)
- 効率性
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産売却益ほか合計0百万円(当第1四半期)
- 特別損失:固定資産売却損・除却損 等 合計27百万円(小額)
- 一時的要因の影響:第1四半期の大幅増益は公共移行案件の進行という事業実行(時期偏重)に起因するため、特別損益ではなく営業収益の一時性(期偏重性)が大きい。
- 継続性の判断:公共移行支援は短期で収益が偏在しやすいが、TASKクラウド等の稼働後は継続的な利用料収入が見込まれるため、一部は継続的要因。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(予想):55円(令和8年9月期)
- 期末配当(予想):55円
- 年間配当予想:110円(前期も110円。直近公表の配当予想から修正無し)
- 配当性向(通期予想ベース):年間配当110円 / 1株当たり当期純利益235.37円(通期予想EPS) = 約46.7%
- 配当利回り:株価情報不在のため算出不可(–)
- 特別配当:今期は無し(直近修正の有無:無)
- 株主還元方針:自社株買い等の開示は当四半期に特記無し(自己株式は減少しているが、方針は–)。
設備投資・研究開発
- 減価償却費(注記):第1四半期で1,067百万円(前年同期876百万円、増加)
- 設備投資額:当該四半期に関する具体的投資額は開示無し(–)
- R&D費用:明示なし(–)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注高・受注残高:記載無し(–)
- 在庫状況:
- 連結棚卸資産:829百万円(前期684百万円、+145百万円、増加)
- 印刷・DPS在庫等が含まれる想定。棚卸資産増は一部ハード在庫や印刷関連の影響の可能性。
セグメント別情報
- セグメント概況(第1四半期連結累計)
- 会計事務所事業部門:売上高12,666百万円(+5.5%)、営業利益3,269百万円(△0.5%)
- 主因:FXクラウド等クラウド移行、新規会員増、ハード売上(PCリプレース)増(ハードは低マージンで営業利益を圧迫)
- 地方公共団体事業部門:売上高10,871百万円(+124.9%)、営業利益5,158百万円(+599.9%)
- 主因:標準準拠システム及びガバメントクラウドへの移行作業の完了(92団体分)に伴うコンサルティング収入増、関連ハード導入増
- 印刷事業部門:売上高652百万円(△5.7%)、営業損失140百万円(前期は△101百万円)
- 主因:衆議院選関連印刷の反動減、DPS需要減で減収。値上げの浸透は進むが需要構造は縮小傾向。
- 地域別売上:国内/海外の比率は開示無し(ただし事業内容から国内中心)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画・KPI:
- クラウドシフト(FXシリーズのクラウド化)を推進中でクラウド比率が50%超と記載。スタンドアロン版のサポート期限を令和12年末に設定し、今後5年間でクラウド移行を推進。
- 地方公共団体向けTASKクラウドの採用拡大(公会計システムは400団体超)で中長期的な安定収入基盤を構築中。
- 進捗:第1四半期時点で公共移行計画はほぼ当初計画通り(164団体中160団体移行完了見込み)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との定量比較データは開示無し(–)。ただし上場企業向け連結/電子申告分野で高シェア(グループ通算利用企業グループ数約6,000、上場企業市場シェア44%等)を保有。
- 市場動向:
- 行政の標準化・ガバメントクラウド移行、電子申告・電子納税、デジタルインボイス等の制度動向が追い風。
- 一方でハード需要はOSサポート期限など一過性の要因で変動し、低マージン要因になり得る。
今後の見通し
- 業績予想(会社予想・修正無し)
- 通期(令和8年9月期):売上高85,500百万円(+2.4%)、営業利益16,600百万円(+2.8%)、経常利益17,100百万円(+3.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益12,150百万円(+0.5%)、1株当たり当期純利益235.37円。
- 予想の信頼性:第1四半期の利益進捗は高いが、公共案件の進捗やハードの収益性、コスト増(販管費等)に左右されるため、通期達成は可能だが慎重なモニタリングが必要。
- 主なリスク要因:
- 地方公共団体の移行スケジュール遅延や追加受注の有無
- 原材料/外注費、人件費、金利等のコスト増
- ハード売上の一時的変動と低マージン化
- 制度変更(電子申告・デジタルインボイス等)の導入スピードや競合の動向
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の重要な変更:無し
- 四半期連結財務諸表に対する監査(レビュー):無し
- その他:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり。
補足(データ参照)
- 第1四半期連結業績(百万円):
- 売上高 24,190(+38.0%)、営業利益 8,288(+111.2%)、経常利益 8,536(+107.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益 5,916(+110.5%)
- セグメント(第1四半期連結累計、百万円):
- 会計事務所事業:売上 12,666(+5.5%)、営業利益 3,269(△0.5%)
- 地方公共団体事業:売上 10,871(+124.9%)、営業利益 5,158(+599.9%)
- 印刷事業:売上 652(△5.7%)、営業損失 140(悪化)
- 財務(貸借対照表主要項目、百万円):
- 総資産 129,525、純資産 111,544、自己資本比率 86.1%
- 現金及び預金 35,724、受取手形・売掛金及び契約資産 13,816、棚卸資産 829
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9746 |
| 企業名 | TKC |
| URL | http://www.tkc.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.0)」によって自動生成されました。
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