2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正なし。四半期実績は会社予想との直接比較(四半期予想提示なし)では「ほぼ想定内」と判断。ただし、当期の四半期純利益は固定資産売却益等の特別利益(3,832百万円)を含むため、実質的な業績評価は留意が必要。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+80.6%、営業利益+14.7%、経常利益+90.2%)だが、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比△58.1%(前年同期に大額の負ののれん発生益があった影響)。
- 注目すべき変化:情報通信・計測機器セグメントの売上増は、岩崎通信機およびナカヨの連結化による寄与が大きい(情報通信:6,951百万円、計測機器:1,138百万円)。カード機器・情報機器は需要や製品サイクルの影響で減収。
- 今後の見通し:通期予想(売上高90,000百万円・営業利益10,700百万円)に対する第1四半期進捗は売上高22.5%、営業利益19.1%、親会社株主純利益39.9%(数値は単純比較)。特別利益の反映や買収効果等を勘案すると通期達成可能性は開示方針どおり現時点で修正なし。
- 投資家への示唆:四半期純利益は特別利益の影響が大きく、コア事業の収益力(営業利益・営業利益率)と買収の統合効果・シナジー持続性を確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:あい ホールディングス株式会社
- 主要事業分野:セキュリティ機器、カード機器・事務用機器、情報機器、計測機器、情報通信、設計事業、その他(節電・省エネシステム、保守サービス、リース等)
- 代表者名:代表取締役会長 佐々木 秀吉
- URL:https://www.aiholdings.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年6月期 第1四半期連結(2025年7月1日~2025年9月30日)
- セグメント(主な区分と概要):
- セキュリティ機器:マンション・法人向けセキュリティ製品販売・更新
- カード機器及びその他事務用機器:病院等向けカード機器、鉄骨CAD等
- 情報機器:カッティングマシン等(業務用・個人向け)
- 計測機器:グラフテック+岩崎通信機の電子計測事業
- 情報通信:岩崎通信機、ナカヨ等のビジネスホン・通信機器事業
- 設計事業:構造設計等
- その他:節電システム、保守、リース、コールセンター、不動産等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):56,590,410 株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:3,316,715 株
- 期中平均株式数(第1四半期累計):53,273,707 株
- 今後の予定:
- IRイベント(決算説明会等):決算補足説明資料・説明会の有無は開示欄で未記載(当四半期の記載なし)
- 備考:通期業績予想は2025年8月19日公表のものから修正なし(開示)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高:実績20,270百万円、通期予想90,000百万円に対する進捗率22.5%
- 営業利益:実績2,039百万円、通期予想10,700百万円に対する進捗率19.1%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績4,109百万円、通期予想10,300百万円に対する進捗率39.9%
- サプライズの要因:
- 売上大幅増(+80.6%)は主に岩崎通信機・ナカヨの連結化による寄与および既存のセキュリティ機器・設計事業の堅調さ。
- 四半期純利益は固定資産売却益(3,810百万円)など特別利益が計上されており、純利益の進捗が高いが継続性は限定的。
- 前年同期は企業結合に係る「負ののれん発生益」14,296百万円(前期確定により14,296→14,296-437の修正が反映)を計上しており、前年比較は特別項目の影響を大きく受ける。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正を行っておらず、現時点では「予想維持」。ただし、今後の業績評価は特別利益を除いた本業の推移(情報通信・計測の統合効果、カード・情報機器の回復)に依存。
財務指標
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:138,706百万円(前期末140,906百万円 → △1,199百万円)
- 純資産:111,389百万円(前期末112,065百万円 → △676百万円)
- 自己資本比率:80.0%(前期末77.7%)(80.0%(安定水準))
- 現金及び預金:48,498百万円(前期末45,055百万円、+3,443百万円)
- 損益(第1四半期累計)
- 売上高:20,270百万円(前年同期比 +80.6%、前年11,222百万円)
- 営業利益:2,039百万円(前年同期比 +14.7%、前年1,778百万円)
- 営業利益率:10.06%(2,039/20,270)。参考:業種平均は本資料に記載なし(要比較)。
- 経常利益:2,279百万円(前年同期比 +90.2%、前年1,198百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:4,109百万円(前年同期比 △58.1%、前年9,818百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):77.13円(前年199.20円)
- 収益性指標(第1四半期ベース)
- ROE(期末純資産に対する当四半期純利益比):約3.69%(四半期分)。単純年換算すると約14.8%(注:四半期の単純年換算は季節性等無視の概算)
- 目安:ROE 8%以上良好、10%以上優良 → 四半期ベース年換算では優良水準に相当(ただし一時項目の影響あり)
- ROA(総資産に対する当四半期純利益比):約2.96%(四半期分)、年換算で約11.8%(概算)
- 営業利益率:10.06%(上記)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:22.5%(通期90,000百万円に対して)
- 営業利益進捗率:19.1%(通期10,700百万円に対して)
- 純利益進捗率:39.9%(通期10,300百万円に対して)→ 高いが一時利益の影響
- コメント:第1四半期で売上の22.5%は四半期ごとの均等配分(四半期あたり25%)よりやや低いが、純利益進捗は特別利益により高め。
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。よって営業CF・投資CF・財務CF等の金額は記載なし(–)。
- 記載有形:減価償却費(のれん除く無形含む)は630百万円(前年310百万円、増加)
- 営業CF/純利益比率:–(CF未提示のため算出不可)
- 現金同等物残高の推移:現金及び預金は増加(45,055→48,498百万円)
- 四半期推移(QoQ)
- 財務安全性
- 自己資本比率80.0%(安定水準)
- 負債合計:27,316百万円(前期末28,840百万円、減少)
- 流動比率:流動資産84,383 / 流動負債16,505 = 約511%(流動比率高く短期支払余力は高い)
- 効率性
- 総資産回転率(四半期ベース):売上20,270 / 総資産138,706 ≒ 0.146(年換算すると約0.58回/年、概算)
- 売上高営業利益率(営業利益率)10.06%
特別損益・一時的要因
- 当期(第1四半期)の特別利益:合計3,832百万円(固定資産売却益3,810百万円、投資有価証券売却益19百万円等)
- 当期の特別損失:合計74百万円(棚卸資産除却損65百万円等)
- 前年同期の特別利益:負ののれん発生益14,296百万円(企業結合に係るもの、前年に計上)
- 一時的要因の影響:当期純利益は固定資産売却益により押し上げられており、継続性は限定的。前年同期比較でも負ののれんの影響で比較が歪んでいるため、特別損益を除いたコアの業績での評価が必要。
- 継続性の判断:固定資産売却益は非継続性の可能性が高いため、今後の利益予測においては除外して考えるべき。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年6月期(実績):年間100.00円(第1四半期末 45.00円/中間 55.00円等表示は期別)
- 2026年6月期(予想):年間110.00円(中間 55.00円、期末 55.00)
- 配当利回り:–(株価データ未提示のため計算不可)
- 配当性向:通期予想ベースでの配当性向は資料に明示なし(–)。第1四半期単独での配当性向は参考外。
- 自社株買い等:今回開示なし(–)
設備投資・研究開発
- 設備投資額:四半期キャッシュフロー計算書未作成のため明示なし(–)
- 減価償却費:当第1四半期 630百万円(前年310百万円、増加)
- 研究開発費(R&D):資料内に個別金額表記なし(–)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注高・受注残高:開示なし(–)
- 在庫(棚卸資産):期末商品及び製品 9,779百万円(前年9,729百万円、ほぼ横ばい)、原材料及び貯蔵品 5,338百万円(前年5,786百万円)
- 在庫回転日数等:開示なし(–)
セグメント別情報
(第1四半期:2025/7/1–2025/9/30)
- セキュリティ機器:売上高3,958百万円(前年3,604百万円、+9.8%)、セグメント利益1,686百万円(前年1,476百万円、+14.3%)
- カード機器及びその他事務用機器:売上高563百万円(前年712百万円、△20.9%)、セグメント利益69百万円(前年192百万円、△64.1%)
- 情報機器:売上高3,026百万円(前年3,427百万円、△11.7%)、セグメント損失△38百万円(前年△35百万円)
- 計測機器:売上高1,138百万円(前年413百万円、+175.5%)、セグメント利益103百万円(前年128百万円、△19.3%)
- 情報通信:売上高6,951百万円(前年0ないし小額→連結化により大幅増)、セグメント利益165百万円
- 設計事業:売上高1,474百万円(前年1,274百万円、+15.7%)、セグメント利益105百万円(前年97百万円、+7.9%)
- その他:売上高3,158百万円(前年1,791百万円、+76.3%)、セグメント損失4百万円(前年は利益)
- セグメント戦略・要点:情報通信・計測の増収は買収・連結化の効果。カード・情報機器は需要・製品切替の影響で減収。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中に中期数値目標は明示されていない(–)
- KPI達成状況:開示なし(–)
- 備考:企業買収(岩崎通信機、ナカヨ等)による事業ポートフォリオ拡大が進展しており、中長期での収益寄与と統合効果の実現がKPIとなる想定。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との定量比較データは本資料に無く、相対評価は要別途確認(–)
- 市場動向:国内の緩やかな回復基調の下で一部分野(欧米ホビー市場等)の弱含みや、病院向け設備投資の減少など業界別に差異あり(資料中の記述)。
今後の見通し
- 業績予想:通期(2026年6月期)見通しは変更なし(2025年8月19日公表分を維持)
- 通期予想(ハイライト):売上高90,000百万円(+36.0%)、営業利益10,700百万円(+20.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益10,300百万円(+51.6%)、1株当たり当期純利益193.34円
- 会社予想の前提:為替等の明確前提は別添資料に記載(本四半期短信では要確認)
- 予想の信頼性:会社は現時点で修正なしと表明。ただし第1四半期は特別利益の影響があり、本業ベース(営業利益)の推移を引き続き確認する必要あり。
- リスク要因(開示からの抽出):為替・原材料価格、海外市場の減速リスク、買収統合の進捗、主要顧客の設備投資動向(例:病院向けの減少)
重要な注記
- 会計方針・企業結合:
- 前連結会計年度における岩崎通信機との企業結合について、前第1四半期に暫定処理を行っていた取得原価配分を前連結会計年度末で確定。暫定の負ののれん発生益14,733百万円→確定後14,296百万円(差額437百万円)に調整が反映され、比較情報に影響。
- 株式会社ナカヨの企業結合については、当第1四半期末時点で取得原価配分が暫定処理のまま。
- キャッシュ・フロー計算書:当第1四半期累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 四半期決算に特有の会計処理等:のれん償却額や減価償却費の開示あり(のれん償却29百万円、減価償却630百万円)。
(注)本資料は提供された決算短信に基づく要約・整理です。投資判断に関する助言は行っておりません。不明項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3076 |
| 企業名 | あい ホールディングス |
| URL | http://www.aiholdings.co.jp |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.2)」によって自動生成されました。
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