企業の一言説明

TISは独立系の情報技術(IT)サービス大手で、金融向け決済サービスを主力事業とし、多岐にわたる業界へITソリューションを提供する企業です。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 高い財務健全性と安定した収益基盤: Piotroski F-Scoreが8/9点と優良で、自己資本比率62.7%、流動比率2.07倍と非常に高い財務安定性を誇ります。金融ITを柱に多様なセグメントで安定的な収益を上げており、特に産業ITセグメントの営業利益率が高いです。
  • デジタル変革(DX)と先進技術への積極投資: 顧客のDX需要に応えるべく、生成AIやクラウド移行、決済分野など成長領域への先行投資を継続しています。これにより、高付加価値ビジネスへのシフトと生産性向上を図り、中長期的な競争優位性を確立する戦略が見られます。
  • 市場センチメントの悪化と短期的な株価下落トレンド: 直近ではレーティングの目標株価引下げが続き、総合センチメントはネガティブに転じています。株価も52週高値から大きく下落しており、信用倍率も高水準であるため、短期的な売り圧力や株価のさらなる調整には注意が必要です。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 B 緩やかな成長
収益性 S 極めて良好
財務健全性 S 極めて優良
バリュエーション A 割安感あり

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 3,185.0円
PER 14.63倍 業界平均23.2倍より低い
PBR 2.18倍 業界平均2.3倍よりやや低い
配当利回り 2.38%
ROE 15.25%

1. 企業概要

TISは、情報技術(IT)サービスを提供する大手企業であり、多角的な事業展開が特徴です。主力はクレジットカード、銀行、保険などの金融機関向けのITソリューションで、国内決済市場における強固な基盤を持っています。その他、製造、流通、サービス、公共といった幅広い産業向けにもシステム開発、運用、コンサルティングを提供しています。特にデジタル変革(DX)支援、クラウドインテグレーション、そして生成AI関連技術への注力を通じて、高付加価値サービスの提供を推進し、ITインフラ構築からビジネスプロセスアウトソーシング(BPM)まで一貫したサービスを提供しています。2026年7月には子会社インテックとの合併も予定されており、さらなる事業効率化と競争力強化を目指しています。

2. 業界ポジション

TISは、国内情報通信・サービスその他業界において、独立系ITサービス大手としての地位を確立しています。特に金融IT分野での強みは競合に対する大きな優位性であり、決済システムにおける豊富なノウハウと実績は高い参入障壁となっています。また、多岐にわたる顧客基盤と総合的なITサービス提供能力も強みです。業界全体がデジタル変革(DX)という大きな潮流の中にあり、IT投資需要は堅調に推移していますが、競争も激化しています。バリュエーションを見ると、TISのPER(会社予想)は14.63倍であり、業界平均の23.2倍と比較して割安感があります。また、PBR(実績)は2.18倍で、業界平均の2.3倍とほぼ同水準であり、過度な割高感は見られません。

3. 経営戦略

TISは、「グループビジョン2030」に基づき、ITサービスと社会インフラとしての決済サービスを両輪に、社会のDX推進を強力に支援する戦略を掲げています。具体的な成長戦略としては、顧客のデジタル変革ニーズに的確に対応し、増収増益を継続していくことを重視しています。特に、近年注目度が高い生成AIやクラウド移行、決済分野への先行投資を積極的に行い、技術的優位性の確保と高付加価値ビジネスへのシフトを目指しています。
直近の2026年3月期第3四半期決算説明資料によると、経営陣は旺盛なIT投資需要を取り込み、上期で引き上げた通期計画に沿って順調に推移していることを強調しており、通期計画の修正は行っていません。人材への投資、研究開発、ソフト投資といった成長投資を継続しつつ、生産性向上施策を通じて収益性改善に取り組む方針です。
セグメント別では、オファリングサービスで決済分野への先行投資、BPMではDX事業の伸長とコストコントロール、金融ITではモダナイゼーション推進による高付加価値案件獲得、産業ITおよび広域ITソリューションでは既存顧客深耕と医療・ネットワーク関連の取り込み強化を進めています。
今後のイベントとしては、2026年3月30日に配当権利落ち日(Ex-Dividend Date)、2026年5月7日に決算発表日(Earnings Date)が予定されています。また、2026年7月に連結子会社であるインテックとの合併を計画しており、これによりグループ全体の事業効率化と強化を図る方針です。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 8/9 S: 財務優良(収益性・健全性・効率性すべて良好)
収益性 2/3 純利益とROAがプラスで良好です。
財務健全性 3/3 流動比率が高く、D/Eレシオが低く、株式希薄化もないため極めて健全です。
効率性 3/3 営業利益率とROEが改善傾向にあり、四半期売上成長率もプラスで効率性が高いです。

TISのPiotroski F-Scoreは8点/9点と非常に高く、財務優良(S判定)と評価できます。これは、収益性、財務健全性、効率性の全ての側面において非常に良好な状態にあることを示唆しています。特に財務健全性と効率性の項目で満点を獲得しており、堅牢な財務基盤と効率的な資本活用が確認できます。

【収益性】

TISの収益性は非常に良好です。

  • 営業利益率(過去12か月): 13.03%
  • ROE(実績、過去12か月): 16.34% (ベンチマーク10%に対し優良)
  • ROA(過去12か月): 8.96% (ベンチマーク5%に対し優良)

過去12か月の営業利益率は13.03%と、ITサービス業界において競争力の高い水準を維持しています。ROEは16.34%と、多くの投資家が目安とする10%を大きく上回り、株主資本を効率的に活用して利益を創出していることが伺えます。ROAも8.96%と、総資産に対する利益貢献度が高いことを示しています。これらの指標から、TISが高い収益性を誇る企業であることが明確です。

【財務健全性】

TISの財務健全性は極めて優良です。

  • 自己資本比率(実績、直近四半期): 62.7%
  • 流動比率(直近四半期): 2.07倍

自己資本比率は62.7%と非常に高く、財務基盤が強固であることを示しています。有利子負債は399億3,000万円ですが、現金及び預金が857億3,000万円と潤沢にあり、実質無借金経営に近い状態です。流動比率は2.07倍(207%)と、短期的な支払い能力にも全く問題がない水準を維持しています。これらの指標は、急な経済変動や事業環境の変化に対しても高い耐性を持つことを示唆しています。

【キャッシュフロー】

TISのキャッシュフローは安定しており、事業活動から堅実に現金を創出しています。

決算期 フリーCF(百万円) 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円) 現金等残高(百万円)
2023.03 44,934 33,634 11,300 -64,573 94,306
2024.03 29,761 62,578 -32,817 -21,889 102,722
2025.03 46,007 63,748 -17,741 -27,791 121,288

提供されたデータでは2023.03の投資CFが正となっていますが、通常投資CFは負の値を取ります。これはデータソースの表記揺れまたは特定の会計処理による可能性があります。しかし、営業キャッシュフローは一貫してプラスで、安定的に潤沢なキャッシュを生み出しています。フリーキャッシュフローも年々安定した水準を確保しており、企業が本業で稼いだ資金を自由に使える余力が高いことを示しています。これは、成長投資や株主還元に充てる原資が十分にある健全な財務状況を裏付けています。現金等残高も着実に増加しており、流動性も非常に高いです。

【利益の質】

営業CF/純利益比率は、過去12か月の営業キャッシュフロー740億9,300万円に対して純利益528億9,800万円であるため、約1.40倍となります。この比率が1.0倍を超えているため、利益の質は健全であると評価できます。これは、計上されている純利益が実態を伴った現金流入によって裏付けられていることを示しており、一時的な会計処理による見かけの利益ではないことが分かります。

【四半期進捗】

2026年3月期第3四半期累計の業績は、通期予想に対して順調な進捗を見せています。

  • 売上高進捗率: 74.2% (436,251百万円 / 588,000百万円)
  • 営業利益進捗率: 73.1% (54,803百万円 / 75,000百万円)
  • 親会社株主帰属四半期純利益進捗率: 76.4% (38,196百万円 / 50,000百万円)

これらの進捗率は、通期計画(営業利益750億円、当期純利益500億円)に対して良好なペースであり、目標達成に向けて順調に進捗していると考えられます。直近の売上高は「過去12か月」が5846億5400万円、2025年3月期が5716億8700万円、2024年3月期が5490億400万円と着実に増加しており、営業利益も同様に過去12か月の740億9300万円、2025年3月期の690億4700万円、2024年3月期の645億6800万円と増加傾向にあります。特に第3四半期累計の営業利益は前年同期比で12.1%増加し、営業利益率も0.9ポイント改善しており、収益性の向上も見られます。

【バリュエーション】

TISのバリュエーションは、業界平均と比較して割安感があると判断できます。

  • PER(会社予想): 14.63倍
  • PBR(実績): 2.18倍
  • 業界平均PER: 23.2倍
  • 業界平均PBR: 2.3倍

TISのPER14.63倍は、業界平均PER23.2倍と比較して大幅に低い水準にあり、利益水準から見ると割安である可能性を示唆しています。PBR2.18倍は、業界平均PBR2.3倍とほぼ同じ水準であり、純資産の観点からは適正からやや割安と判断できます。これらの指標から、TISの株価は、業界の成長性や企業価値に対して過小評価されている可能性があります。
提供データによる目標株価は、業種平均PER基準で5307円、業種平均PBR基準で3375円となっており、現在の株価3,185円と比較しても上値余地があることを示唆しています。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: -322.28 / シグナル値: -383.65 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 33.6% 70以上=過熱、30以下=売られすぎ
5日線乖離率 +1.73% 直近のモメンタム
25日線乖離率 -5.95% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 -29.67% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 -32.68% 長期トレンドからの乖離

MACDは中立状態ですが、RSIが33.6%と売られすぎの領域(30%以下)に近づいており、短期的な底堅さや反発の可能性を示唆しています。5日移動平均線は株価を上回っていますが、25日線、75日線、200日線に対しては乖離率がマイナスであり、特に75日線と200日線からは大きく下回っているため、中期・長期的な下降トレンドにあることが伺えます。

【テクニカル】

現在の株価3,185円は、52週高値5,399円から大きく下落しており、52週安値2,892.5円に近い水準(レンジ内位置は11.7%)にあります。これは、過去1年間で株価が大きく調整されたことを示しており、現在の価格水準が比較的安値圏にあると見ることができます。
移動平均線を見ると、株価は5日移動平均線(3,130.80円)をわずかに上回っていますが、25日移動平均線(3,386.44円)、75日移動平均線(4,528.37円)、200日移動平均線(4,729.88円)をいずれも大きく下回って推移しています。これは、株価が短期、中期、長期の全ての移動平均線を下回っていることを意味し、明確な下降トレンドにあることを示唆しています。

【市場比較】

TISの株価は、主要市場指数と比較して劣後しています。

  • 日経平均比: 過去1ヶ月で16.10%ポイント、3ヶ月で50.45%ポイント、6ヶ月で65.86%ポイント、1年で59.84%ポイント、それぞれ日経平均を下回るパフォーマンスとなっています。
  • TOPIX比: 過去1ヶ月で16.40%ポイント、3ヶ月で48.98%ポイント、それぞれTOPIXを下回るパフォーマンスとなっています。

これらのデータは、TISの株価が市場全体の上昇トレンドに乗れておらず、相対的にアンダーパフォームしていることを明確に示しています。これは、企業固有の要因や市場センチメントの変化が強く影響している可能性があります。

【注意事項】

⚠️ 信用倍率が11.31倍と高水準であり、将来の売り圧力に注意が必要です。

【定量リスク】

  • ベータ値(5Y Monthly): -0.12
  • 年間ボラティリティ: 31.06%
  • 最大ドローダウン: -47.29%
  • シャープレシオ: 0.11
  • 年間平均リターン: 3.82%

ベータ値が-0.12と非常に小さい(かつ負の値)ことは、市場全体の動き(日経平均やTOPIX)とTISの株価があまり連動しない、あるいは逆相関を示す傾向があることを示唆しています。これは、特定の市場リスクからある程度独立しているとも言えますが、一方で市場全体のブル相場に乗りにくい可能性もあります。
年間ボラティリティは31.06%と、比較的高い水準です。これは、株価の変動幅が大きいことを意味し、例えば100万円投資した場合、年間で±31万円程度の変動が想定され得ます。過去の最大ドローダウンは-47.29%と、投資には一定のリスクが伴うことを示しています。この程度の大きな下落が今後も発生する可能性を考慮する必要があります。
シャープレシオが0.11と低いのは、リスクを取った割にはリターンが十分ではないことを示しており、投資効率の観点からは改善の余地があると言えます。

【事業リスク】

  • 受注残高の減少と競争激化: 決算説明資料で「受注高は緩やかに増加する一方で期末受注残高は前年同期比で減少」と明記されており、特に金融IT・産業ITでの受注・受注残減が指摘されています。これは将来の売上高の成長に影響を与える可能性があり、競争激化による価格下落圧力と合わせて、収益性への影響が懸念されます。
  • 人材確保と育成の課題: IT業界全体でDX需要が高まる中、IT人材の獲得競争は激化しています。TISも生成AIやクラウドといった先進技術分野への投資を強化していますが、優秀な人材の確保と育成が事業成長の鍵となります。人材確保が計画通りに進まない場合、サービス提供能力や新技術対応力の低下に繋がるリスクがあります。
  • 特定の訴訟リスク: 連結子会社であるインテックが三菱食品との間で損害賠償請求訴訟を係争中です。2023年12月8日時点で請求額が154億8,500万円と多額に上っており、この訴訟の進展次第では、企業の財務状況や業績に大きな影響を与える可能性があります。

7. 市場センチメント

TISの信用取引状況は、注意を要する水準にあります。信用買残は567,900株、信用売残は50,200株であり、信用倍率は11.31倍と非常に高いです。一般的に信用倍率が高いと、将来的に買残の反対売買(売り)が発生し、株価の上値を抑える要因となる可能性があります。
主要株主構成を見ると、上位株主は日本マスタートラスト信託銀行(保有割合15.26%)、いちごトラストPTE.(保有割合9.81%)、日本カストディ銀行(保有割合5.65%)であり、大手金融機関や機関投資家が中心となっています。機関投資家による保有割合は51.89%と高く、安定株主が多いと見られますが、市場ニュースではレーティングの目標株価引き下げが相次ぎ、総合センチメントはネガティブな傾向にあります。

8. 株主還元

TISは安定した株主還元策を実施しています。

  • 配当利回り(会社予想): 2.38%
  • 1株配当(会社予想): 76.00円
  • 配当性向(会社予想): 32.6%

会社予想の配当利回りは2.38%(年間76.00円)であり、現在の低金利環境下では魅力的な水準と言えます。配当性向は32.6%と、利益の約3分の1を株主還元に充てる堅実な方針であり、企業の成長投資と株主還元のバランスが取れていると評価できます。過去の配当性向を見ても約20%〜30%台で推移しており、安定的な配当政策を継続していることがわかります。
また、2026年2月27日7,833,411株の自己株式消却を予定しており、これは発行済株式数を減らすことで1株当たりの価値を高め、株主還元の一環として行われます。

SWOT分析

強み

  • 非常に強固な財務健全性(高自己資本比率、Piotroski F-Score 8/9)。
  • 金融IT分野における長年の実績と高い市場ポジションによる安定した収益基盤。
  • デジタル変革(DX)や生成AI、クラウドといった成長分野への積極的な投資戦略。

弱み

  • 直近の市場センチメントの悪化と株価の長期的な下落トレンド。
  • 期末受注残高の減少傾向が見られ、将来の売上成長に懸念材料。
  • 信用倍率の高さが潜在的な将来の売り圧力となる可能性。

機会

  • 企業や政府のDX投資の加速、生成AI技術の社会実装といった市場成長。
  • M&Aや提携を通じた新規事業領域の開拓や市場シェア拡大。
  • 子会社インテックとの合併による事業効率化とシナジー効果の創出。

脅威

  • IT業界における競争激化と技術革新の加速による陳腐化リスク。
  • 景気変動が企業のIT投資意欲に与える影響。
  • 進行中の損害賠償請求訴訟結果による業績への下振れリスク。

この銘柄が向いている投資家

  • 財務の安定性を重視し、中長期的な視点で企業の成長を待てる投資家: Piotroski F-Scoreが8点と非常に高く、自己資本比率も60%を超えるなど、極めて健全な財務基盤を持つ企業を評価する投資家にとっては魅力的な銘柄です。
  • 安定配当と成長投資のバランスを評価する投資家: 安定した配当を継続しており、DXやAIといった成長分野への戦略的投資も積極的に行っているため、配当収入を得ながら企業の将来性にも期待したい投資家に向いています。
  • 現在の株価水準に割安感を見出し、短期的な変動を許容できる投資家: PERやPBRが業界平均を下回る水準にあり、過去高値から大きく調整されているため、現在の株価に割安感を感じ、株価の反発を期待できる投資家にとって検討余地があります。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 短期的な株価変動リスク: 現在の市場センチメントはネガティブであり、移動平均線も長期的な下降トレンドを示唆しています。信用倍率の高さも鑑み、短期的な株価下落やボラティリティの高さには注意が必要です。
  • 受注残高と競争環境の動向: 受注残高の減少は、将来の売上成長に影響を与える可能性があるため、今後の受注動向と業界内での競争激化の状況を慎重にウォッチする必要があります。
  • 訴訟リスクと特別損益の影響: 子会社インテックの係争中の訴訟の行方、および決算短信に記載されている特別利益・特別損失の発生が、今後の四半期業績に与える影響を継続的に確認すべきです。

今後ウォッチすべき指標

  • 受注高および受注残高の推移: 特に金融ITや産業ITセグメントにおける受注状況。
  • 各セグメントの営業利益率と高付加価値化の進捗: 生成AI、クラウドなど成長分野への投資が利益率向上に貢献しているか。
  • 配当性向および株主還元策の変更: 安定配当の維持と、自己株式取得を含む継続的な株主還元策のコミットメント。
  • 損害賠償請求訴訟の進捗とその影響額: 係争中の訴訟の動向と、企業財務への具体的な影響。

成長性: B

売上高と営業利益は堅調な増収増益傾向にありますが、2026年3月期の通期純利益予想は前期とほぼ横ばいであり、第3四半期の受注残高も前年同期比で減少しています。IT投資需要は高いものの、持続的な高成長を期待するには若干の懸念があるため、「緩やかな成長」と評価しBとしました。

収益性: S

過去12か月の実績でROEは16.34%とベンチマークの10%を大幅に上回り、営業利益率も13.03%と高い水準を維持しています。これは株主資本と総資産を非常に効率的に活用し、高い利益創出能力を持っていることを示しており、極めて良好(S)と評価できます。

財務健全性: S

自己資本比率62.7%、流動比率2.07倍と安全性が高く、Piotroski F-Scoreも8点/9点と極めて優良です。実質的な無借金経営に近く、潤沢な現金と強固な財務基盤を有しているため、極めて優良(S)と評価しました。

バリュエーション: A

PER14.63倍は業界平均23.2倍と比較して低く、PBR2.18倍も業界平均2.3倍と比較して同水準かやや低めです。現在の株価水準は52週安値に近く、市場からの評価が相対的に割安感を示しているため、良好(A)と評価しました。


企業情報

銘柄コード 3626
企業名 TIS
URL http://www.tis.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 3,185円
EPS(1株利益) 218.67円
年間配当 2.38円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 1.5% 16.8倍 3,956円 4.5%
標準 1.1% 14.6倍 3,383円 1.3%
悲観 1.0% 12.4倍 2,858円 -2.1%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 3,185円

目標年率 理論株価 判定
15% 1,688円 △ 89%割高
10% 2,108円 △ 51%割高
5% 2,661円 △ 20%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
野村総合研究所 4307 4,280 24,877 23.92 4.89 23.9 1.72
SCSK 9719 5,680 17,785 28.00 5.60 21.7
BIPROGY 8056 4,519 4,548 15.42 2.56 17.1 2.65

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.31)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。