2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期業績予想を修正(有)。第3四半期累計は会社予想(修正後)に対し、売上はおおむね順調、純利益は通期予想を既にほぼ達成(上振れ寄与は特別利益の有無に依存)。市場予想との比較データは記載なし。
- 業績の方向性:増収(売上高+4.8%)・増益(営業利益:前年同期の営業損失65百万円 → 当期営業利益11百万円)
- 注目すべき変化:前年同期に計上した投資有価証券売却益(約406百万円)が当期には無かったため、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で大幅減(△294百万円、△74.5%)。一方でDX等による費用抑制で営業段階の収益性は改善。
- 今後の見通し:2026年3月期通期予想(2026/2/9公表)では、通期売上6,650百万円(+6.3%)、営業利益250百万円(+32.0%)、当期純利益100百万円(△81.5%)。第3四半期の純利益(約100.7百万円)が通期予想(100百万円)にほぼ到達しており、通期純利益の達成は現時点で概ね可能(ただし特別損益の発生次第で上下)。
- 投資家への示唆(コメントではなく、着目点):(1)営業利益は構造改善で黒字化した点、(2)通期純利益は前年の一時益の反動で大幅減予想だが、第3四半期で通期予想をほぼ達成している点、(3)デジタル領域強化(BEASTAR子会社化)とDX効果が今後の収益改善の鍵、の3点に着目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社昭文社ホールディングス(証券コード 9475)
- 主要事業分野:旅行・観光関連の市販出版物(ガイド・地図)および電子書籍・アプリ販売、地図・ガイドデータベースや関連ソリューションの提供、販売代理、不動産賃貸等
- 代表者名:代表取締役社長 黒田 茂夫
- その他:グループのデジタル強化とM&A(BEASTARの子会社化、SNS・デジタル領域強化)を推進
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月9日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結)
- セグメント:
- メディア事業:市販出版物、電子売上、広告等(旅行ガイド、地図、雑誌等)
- ソリューション事業:地図・ガイドデータベース販売、業務用ナビ・ソフト、B2Bソリューション等
- 販売代理事業:官公庁等からの業務委託に伴う窓口・手数料事業
- 不動産事業:グループ保有土地・建物の譲渡・貸与(報告セグメントに追加)
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):18,178,173株
- 期中平均株式数(四半期累計):18,148,513株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 通期業績予想修正公表日:2026年2月9日(実施済)
- 決算説明会・IRイベント:本決算短信では決算説明会なし(補足資料作成なし)。株主総会等の予定は本資料で未記載(–)。
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期、以下は第3四半期累計実績との比較)
- 売上高:第3Q累計 4,369百万円。通期予想 6,650百万円に対する進捗率 65.7%(達成率)。(会社は通期予想を修正)
- 営業利益:第3Q累計 11百万円。通期予想 250百万円に対する進捗率 4.4%(達成率)。営業段階は黒字化したが通期目標達成には後続期間の利益確保が必要。
- 経常利益:第3Q累計 139百万円。通期予想 270百万円に対する進捗率 51.5%。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:第3Q累計 100.7百万円。通期予想 100百万円に対する進捗率 約100.7%(既にほぼ到達)。
- サプライズの要因:
- 営業利益改善:事業所移転統合等による販売費及び一般管理費の増加抑制、DX施策等の費用削減効果で営業段階が改善。
- 純利益減少(前年同期比):前年同期は投資有価証券売却益(約406百万円)の特別利益を計上しており、当期に同規模の特別利益がなかったため前年同期比で大幅減。
- のれん計上等:BEASTAR子会社化によりのれん63,042千円を計上(5年均等償却)。取得関連費用約12,857千円。
- 通期への影響:会社は通期予想を修正(2026/2/9公表)。DX等の費用抑制効果と執行見直しを踏まえ、営業利益等の見直しを実施。第3Qで純利益が通期見込みをほぼ達成しているため、通期純利益は現時点で達成可能だが、特別損益や下期の販売動向に左右される。
財務指標(注:単位は原則として百万円/%表示は対前年同期)
- 貸借対照表要点(2025/12/31時点)
- 総資産:18,425百万円(前期末 18,417百万円、+0.0%)
- 純資産:13,133百万円(前期末 13,021百万円、+0.9%)
- 自己資本(参考):13,096百万円
- 自己資本比率:71.1%(0.4ポイント改善、安定水準)
- 現金及び預金:6,329百万円(前期末 6,461百万円、減少約131百万円)
- 有形固定資産合計:3,488百万円、無形固定資産は増加(のれん63百万円計上含む)→ 固定資産合計 8,559百万円
- 損益(第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
- 売上高:4,369百万円(+4.8%:前年同期 4,170百万円、増加額+199百万円)
- 売上総利益:1,639百万円(前年同期 1,553百万円)
- 販売費及び一般管理費:1,627百万円(前年同期 1,619百万円)
- 営業利益:11百万円(前年同期 △65百万円、改善額+77百万円)
- 経常利益:139百万円(+232.1%:前年同期 41百万円、増加額+97百万円)
- 四半期純利益(親会社株主帰属):101百万円(△74.5%:前年同期 395百万円、減少額△294百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):5.55円(前年同期 21.72円)
- 収益性指標(第3Q累計ベース)
- ROE(目安8%以上良好):通期見込みベースで低水準。目安算出(通期予想当期純利益100百万円 ÷ 純資産13,133百万円) ≒ 0.76%(非常に低い)
- ROA(目安5%以上良好):(通期当期純利益100百万円 ÷ 総資産18,425百万円) ≒ 0.54%(低い)
- 営業利益率:営業利益11百万円/売上4,369百万円 ≒ 0.25%(低い、業種平均と比較して注意)
- 進捗率分析(第3Q累計→通期予想)
- 売上高進捗率:65.7%(通常期ではやや進捗良好)
- 営業利益進捗率:4.4%(通期目標達成には下期の利益確保が必要)
- 純利益進捗率:約100.7%(第3Qで通期見込みに到達)
- 過去同期間との比較:売上は増加、営業段階は改善、純利益は前年の一時益不在で減少
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付されていない(作成していない旨)。
- 現金及び預金残高の推移:前期末 6,460.8百万円 → 第3Q 6,329.1百万円(減少約131.7百万円)
- 営業CF/投資CF/財務CFの明細:–(未作成につき非提示)
- 減価償却費(第3Q累計):134,077千円(前年同期 99,476千円、増加)
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期ごとの詳細QoQは本短信で非開示(四半期累計のみ)。季節性として上期に書籍発売・観光シーズン等の影響あり。
- 財務安全性
- 自己資本比率:71.1%(安定水準)
- 短期借入金:371.5百万円(前期末 640.0百万円、減少)
- 長期借入金:120.3百万円(期中計上)
- 流動比率(概算):流動資産9,866.8百万円 ÷ 流動負債3,907.9百万円 ≒ 252%(良好)
- 効率性
- 総資産回転率等の開示数値は限定的。営業利益率は低水準で改善の余地あり。
- セグメント別(第3Q累計:売上/セグメント利益)
- メディア事業:売上 3,035百万円(+)、営業損失13百万円(前年は営業利益65百万円→大幅悪化→ただし本文では営業損失13百万円→前年は営業利益65百万円) ※注:本文で「メディア事業の営業損失は13百万」
- ソリューション事業:売上 1,154百万円、営業損失109百万円(前年同期は営業損失221百万円→改善)
- 販売代理事業:売上 74百万円、営業利益52百万円(ほぼ横ばい)
- 不動産事業:売上 104百万円、営業利益45百万円(拡張で増収)
- 財務の解説:売上は回復基調(旅行・観光の回復やヒット商品寄与)。営業費用の抑制(事業所統合、DX効果)で営業損益は改善。前年の特別利益(投資有価証券売却益)が無い点が純利益減の主因。
特別損益・一時的要因
- 特別利益(当期):投資有価証券売却益ほぼゼロ(当期は17千円の特別利益)、前年同期は投資有価証券売却益約406,366千円(約406百万円)。
- 特別損失(当期):投資有価証券評価損 11,406千円(約11.4百万円)等。
- 一時的要因の影響:前年の大きな特別利益が比較ベースに強く影響しているため、単純な前年比較での純利益低下は一時要因による部分が大きい。営業段階の実力は改善傾向。
- 継続性の判断:投資有価証券売却益は一時的要因で継続性は期待できない。DX効果やコスト抑制は継続施策だが執行と効果の確度が重要。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(前期):年間配当 5.00円(中間5.00円/期末0.00円表記からの合計)
- 2026年3月期:第2四半期末時点中間配当 0.00円(表記)、期末配当は未定(会社は期末配当額を「未定」としている)
- 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向:通期見通し(純利益100百万円)に対する配当は未定のため算出不可(–)
- 特別配当の有無:なし(今回の短信に特別配当の記載なし)
- 株主還元方針:自社株買いは期中に実施(自己株式数の増加あり)、配当は利益水準等に応じて検討との記載(詳細は –)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:四半期累計の設備投資額の明細は開示なし(–)。ただし無形固定資産やのれんの増加(BEASTAR取得)が発生(のれん63,042千円)。
- 減価償却費:第3Q累計 134,077千円(前年同期 99,476千円、増加)—のれん償却・無形資産償却等を含む。
- 研究開発:R&D費用の明細記載なし(–)。
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:明示的な受注高・受注残は記載なし(–)。ソリューション事業は警察・消防等官公庁向けの契約更新に注力。
- 在庫状況:商品及び製品 1,020,599千円(前期 1,142,914千円、減少約122,315千円)。在庫回転日数は非開示(–)。
セグメント別情報(要点)
- メディア事業:売上 3,035百万円(前年同期 2,947百万円程度)、市販出版物・電子売上が寄与。ヒット商品『まっぷる 刀剣乱舞トラベラーズガイド』等が貢献。営業損失13百万円。
- ソリューション事業:売上 1,154百万円(前年同期 1,078百万円)、営業損失109百万円(前年同期の営業損失221百万円から改善)。カーナビ・業務用製品、新サービス「デジタル観光マップ」等。BEASTARの子会社化により無形資産・のれん増。
- 販売代理事業:売上 74百万円、営業利益52百万円(概ね安定)。
- 不動産事業:売上 104百万円、営業利益45百万円(外部への貸与エリア拡張で増収)。
- セグメント戦略:デジタル領域強化(SNS・動画)、DX・AI活用、M&Aによる事業ポートフォリオ拡大(BEASTAR取得)を継続。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「経営アクションプラン2025」を公表(初年度は当期)。目標:2035年3月期に売上高100億円。5本柱(M&A・DX・収益性向上・財務強化・資本市場との対話)で実行。
- KPI達成状況:当期はDX効果による費用抑制で営業改善を確認。中長期目標に向けデジタルM&A(BEASTAR)を実行。
競合状況や市場動向
- 市場動向:旅行・観光市場は回復基調。ただし円安継続・地政学リスク・中国からの訪日自粛リスク等が存在。インバウンドは堅調(2025年通年訪日客約4200万人)だが不確実性あり。アウトバウンドは円安等で回復限定的。
- 競合比較:同業他社との具体的比較は本資料に記載なし(–)。ただし地図・ガイド領域でのブランドとデジタル化が競争優位性のカギ。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025/4/1–2026/3/31、会社修正値):売上高 6,650百万円(+6.3%)、営業利益 250百万円(+32.0%)、経常利益 270百万円(△9.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 100百万円(△81.5%)、1株当たり当期純利益 5.51円。
- 修正理由:DX施策等の費用抑制効果、執行の見直しにより段階利益を再評価し一部費用を見直したため。
- 予想の信頼性:会社は現時点で合理的な前提に基づくとしつつも、外部要因(為替、資源価格、渡航制限等)で実績が変動する旨を注記。過去は一時的な有価証券売却益が業績を押し上げたケースがあるため、特別利益に依存しないベースでの利益確保が鍵。
- リスク要因:為替変動(円安影響はインバウンド追い風だが輸入物価上昇等の逆風も)、地政学リスク(中国の渡航自粛等)、原材料・印刷費の物価上昇、特別利益の有無、下期の出版・販売動向。
重要な注記
- 会計方針:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等について注記あり(詳細は短信本文参照)。
- 企業結合:BEASTAR株式会社を取得(取得日2025/10/31、取得価額 102,000千円、のれん 63,042千円、取得議決権比率 51.0%)。のれんは5年で均等償却。取得関連費用 12,857千円計上。 四半期損益計算書には被取得企業(BEASTAR)の業績は含まれていない期間あり。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(第3四半期累計に関するCF明細は未開示)。
(注)資料に記載のない項目・数値は「–」で示しています。上記は開示資料に基づく要約であり、投資助言ではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9475 |
| 企業名 | 昭文社ホールディングス |
| URL | https://www.mapple.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。
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