2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期業績予想に修正はなし(想定どおり)。四半期累計(第3四半期累計)は会社予想との比較で目立った修正要因は開示されていないため「ほぼ予想どおり」と判断できる。
  • 業績の方向性:売上高は減収(124,254百万円、△6.4%)だが、営業利益は増益(3,851百万円、+2.4%)。経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は減少(経常△12.8%、当期純△43.8%)。
  • 注目すべき変化:セグメント別ではコンデンサ事業が増収増益(売上75,824百万円、+2.0%/営業利益2,447百万円、+124.6%)と大きく改善。一方でNECST事業は減収減益(売上48,430百万円、△17.1%/営業利益1,405百万円、△47.3%)と不振。
  • 今後の見通し:通期業績予想(通期売上180,000百万円、営業利益6,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6,000百万円)は据え置き。第3四半期累計の進捗率は売上約69%、営業利益約64%、当期純利益約67%で、現時点では通期予想達成の可能性は「想定範囲内」との示唆(ただし下期の需要動向やコスト変動が要因)。
  • 投資家への示唆:コンデンサ(情報通信/車載)での需要回復・拡大が利益改善の主因。NECST(蓄電関連・スイッチング電源等)の回復や事業構造改革費用・一時損失の影響を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ニチコン株式会社
    • 主要事業分野:コンデンサ等電子部品事業(コンデンサ事業)、蓄電・電力ソリューション等のNECST事業
    • 代表者名:代表取締役社長 森 克彦
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月6日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
  • セグメント:
    • コンデンサ事業:導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ、ハイブリッドアルミ電解コンデンサ、大形アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ等(情報通信・車載・白物家電等向け)
    • NECST事業:家庭用蓄電システム、急速充電器、V2H、スイッチング電源、大型特殊電源等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):70,000,000株
    • 期中平均株式数(四半期累計):67,159,065株(当第3四半期)
    • 自己株式数(期末):2,841,179株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:該当四半期は「無」
    • 株主総会・IRイベント等:–(別途公表があれば追記)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社が公表している通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
    • 売上高:124,254百万円/通期予想180,000百万円 ⇒ 進捗率 約69.0%
    • 営業利益:3,851百万円/通期予想6,000百万円 ⇒ 進捗率 約64.2%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:4,019百万円/通期予想6,000百万円 ⇒ 進捗率 約67.0%
  • サプライズの要因:
    • コンデンサ事業の利益改善(情報通信向け・車載向け需要拡大)が営業利益増の主因。
    • NECST事業の売上低下や、事業構造改革費用(固定資産の減損等)による特別損失計上(413百万円の減損を含む)で経常・純利益が圧迫。
    • 特別利益(投資有価証券売却益)が前年より減少(前年2,645百万円→当期744百万円)したことも利益を押し下げ。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想の修正を行っていない。第3四半期累計の進捗からは通期達成は可能と見込まれるが、下期の需要、為替・原材料・エネルギーコスト、NECSTの回復ペースに依存。

財務指標

  • 損益概況(当第3四半期累計:2025/04–12、単位:百万円)
    • 売上高:124,254(前年同期132,745、△6.4%)
    • 売上総利益:21,371(前年21,332、+0.2%)
    • 販管費:17,520(前年17,569、ほぼ横ばい)
    • 営業利益:3,851(前年3,762、+2.4%)→ 営業利益率 約3.10%(3,851/124,254)
    • 経常利益:5,465(前年6,271、△12.8%)
    • 四半期純利益(親会社株主):4,019(前年7,157、△43.8%)
    • 1株当たり四半期純利益(累計):59.85円(前年104.62円)
  • 主要財政数(当第3四半期末、2025/12/31、単位:百万円)
    • 総資産:197,391(前期末192,582、+4,809)
    • 純資産:119,132(前期末113,814、+5,318)
    • 自己資本比率:58.4%(安定水準)
    • 現金及び預金:27,493(前期末25,519、+1,973)
    • 有価証券:29,346(前期末26,688、+2,658)
    • 商品及び製品(在庫):16,467(前期末14,766、+1,701)
    • 短期借入金:8,400(前期末6,700、+1,700)
    • 長期借入金:13,875(前期末15,750、△1,875)
    • 総借入金(短期+長期):22,275 ⇒ 現金等を上回る(純有利子負債は概ねマイナス、ネットキャッシュ約5,218百万円)
  • 収益性指標(注:ROE/ROAは資料に明示なし)
    • 営業利益率:約3.10%(業種平均との比較は業種別データ参照のこと)
    • ROE:–(資料に記載なし)
    • ROA:–(資料に記載なし)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計)
    • 売上高進捗率:約69.0%(通常は通期で100%→第3四半期で約75%を目安とする業種もあり、若干下期偏重か)
    • 営業利益進捗率:約64.2%
    • 純利益進捗率:約67.0%
    • 過去同期間比:前年同期に比べ売上が減少している点は留意(前年132,745→当期124,254)
  • キャッシュフロー(累計、単位:百万円)
    • 営業CF:9,480(前年15,328、△5,848)— 税引前利益減少や棚卸資産増加が要因
    • 投資CF:△5,272(前年△6,618)— 有形固定資産取得支出5,162等
    • 財務CF:△3,128(前年△9,975)— 配当支払2,417、長期借入金返済1,875等(一方、短期借入金純増1,700)
    • フリーCF(概算):9,480 − 5,272 = 約4,208百万円(営業CFがプラスで健全)
    • 営業CF/純利益比率:約2.36(9,480 / 4,019)(目安1.0以上で健全)
    • 現金及び現金同等物残高:27,443(前期末25,519、+1,923)
  • 四半期推移(QoQ):詳細な四半期別数値は開示ページ参照だが、在庫増や投資支出の減少が見られる。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率:58.4%(安定水準)
    • 負債合計:78,258百万円(前期78,768→ほぼ横ばい)
    • 流動比率:流動資産111,726 / 流動負債51,878 ≒ 215%(流動性は良好)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益 744百万円(前年2,645百万円)
  • 特別損失:事業構造改革費用 703百万円、固定資産処分損 8百万円、合計特損712百万円
  • 一時的要因の影響:事業構造改革費用(主にコンデンサ事業の製造に係る固定資産減損413百万円を含む)が利益を圧迫。特別利益の減少も純利益を押下げ。
  • 継続性の判断:減損は一時的費用だが、製造設備の回収可能性見直しが示唆されており、同様の見直しリスクは継続的に注視が必要。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 第2四半期末(中間配当):18.00円(支払済)
    • 期末(予想):18.00円(据え置き)
    • 年間合計(予想):36.00円(前期35.00→+1.00円)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため省略)
  • 配当性向(予想):年間配当36.00円/通期EPS予想89.34円 ≒ 約40.3%(概算)
  • 株主還元方針:配当を継続。自己株式取得は当期累計で支出なし。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資活動による支出の内訳):
    • 有形固定資産取得支出:5,162百万円(当第3四半期累計)
    • 減価償却費:5,962百万円(累計)
  • 研究開発:R&D費用の明細は資料に明記なし(–)
  • 主な投資内容:生産能力増強や技術開発体制強化(特にコンデンサ事業のxEV向けフィルム等)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注状況:受注高・受注残高の記載なし(–)
  • 在庫状況:
    • 商品及び製品:16,467百万円(前年同期比+1,701百万円、在庫増)
    • 在庫回転日数:記載なし(–)

セグメント別情報

  • コンデンサ事業:
    • 売上高:75,824百万円(+2.0%)
    • セグメント営業利益:2,447百万円(+124.6%)
    • コメント:生成AIサーバー・データセンター向け、車載(ADAS・電動化)向け需要が拡大。xEV向けフィルムコンデンサは下期より回復。
  • NECST事業:
    • 売上高:48,430百万円(△17.1%)
    • セグメント営業利益:1,405百万円(△47.3%)
    • コメント:家庭用蓄電・急速充電等で新製品展開(ESS-T5/T6等)するも、住宅市場やドキュメント市場での影響(関税や中国市場低迷)により減収。
  • セグメント戦略:コンデンサは情報通信・車載を重点成長市場に位置付け、量産体制や製品ラインアップ拡充を推進。NECSTは製品ライン拡張と販路拡大を継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内の中期計画進捗の明示はなし(–)。ただしコンデンサの重点分野強化は中期成長戦略と整合。
  • KPI達成状況:–(特定KPIの開示なし)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:情報通信分野(生成AIサーバー/データセンター)や車載(ADAS、電動化)で需要が拡大。中国の景気低迷や関税問題がNECST等に影響。
  • 競合比較:同業他社との比較データは資料に記載なし(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(据え置き):売上180,000百万円(+2.4%)、営業利益6,000百万円(+15.3%)、経常利益7,000百万円(△6.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益6,000百万円(+2.1%)、EPS 89.34円
    • 次期予想:–(未開示)
    • 会社予想の前提条件:為替等の前提は添付資料(P.3)参照との注記あり(本文には詳細記載なし)
  • 予想の信頼性:会社は今回も修正せず。過去の予想達成傾向は資料に記載なし(–)。
  • リスク要因:為替、原材料・エネルギー価格、世界経済(特に中国)、関税政策、NECST関連需要の回復遅れ。

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし
  • その他重要事項:
    • コンデンサ事業の製造固定資産の減損(回収可能性の見直し)により減額処理413百万円を事業構造改革費用に計上。
    • 添付資料(P.3)に業績予想の前提や留意事項の記載あり。
    • 四半期連結財務諸表は公認会計士等によるレビューは無(注記)。

(注)本資料はニチコン株式会社が公表した決算短信に基づく整理・要約であり、投資助言を目的とするものではありません。数字は資料記載値(単位:百万円)を使用。資料に記載がない項目は「–」で示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6996
企業名 ニチコン
URL http://www.nichicon.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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