2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期見通し)に対する修正はなし。中間決算の着地は会社予想と整合的だが、中間純利益が前年同期比大幅増(+57.0%)と好転(主に持分法利益増と固定資産売却益による一時要因)。従って「実績は概ね会社予想どおり、ただし純利益は一時要因で上振れ」と整理できる。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+4.1%、営業利益+1.5%、経常利益+14.8%、親会社株主に帰属する中間純利益+57.0%)。
- 注目すべき変化:映像関連の売上・営業利益は前年同期比で減少(映像関連売上▲4.4%、営業利益▲6.4%)した一方、興行関連・建築内装が大幅増(興行売上+40.8%、営業利益+149.3%;建築内装売上+74.0%、営業利益+123.2%)。持分法投資損益が2,178百万円に拡大し経常利益を押し上げた点が大きい。
- 今後の見通し:通期予想は未修正(売上高177,400百万円、営業利益31,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益20,500百万円)。中間時点進捗率は売上高約51.5%、営業利益約63.2%、純利益約58.2%で、営業利益・純利益は通期達成に向け順調な進捗。ただし中間純利益の増加は一時要因寄与が大きく、2Hの作品ラインナップと上映興行収入が鍵。
- 投資家への示唆:中間は興行事業(T・ジョイの完全子会社化効果等)と建築内装が好調で全体を支えた。だが映像関連の反動減もあり、通期達成は下期の公開作品・配信販売・海外展開の稼働に依存。純利益の一時要因(固定資産売却益など)を除く実力値と2Hの作品スケジュールを確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:東映株式会社
- 主要事業分野:映像関連事業(映画配給・製作、テレビドラマ、コンテンツ配信・版権)、興行関連(シネマコンプレックス運営)、催事(展示・イベント)、観光不動産(施設賃貸・ホテル)、建築内装等
- 代表者名:代表取締役社長 吉村 文雄
- 上場コード:9605(東証)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日、連結・日本基準)
- 決算説明資料作成:有(機関投資家・アナリスト向け説明会あり)
- セグメント(報告セグメント)
- 映像関連事業:映画配給・製作、ドラマ制作、コンテンツ販売・版権(国内外)等
- 興行関連事業:映画館運営(T・ジョイ等)等
- 催事関連事業:展覧会、ライブ、キャラクターイベント等
- 観光不動産事業:商業施設・ホテル等の賃貸・運営
- 建築内装事業:商業施設、シネコン関連、集合住宅向け内装等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):73,844,545株(2026年3月期中間期)
- 期末自己株式数:11,357,308株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):62,148,803株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 中間報告書提出予定日:2025年11月14日(実行済)
- 配当支払開始予定日:2025年12月1日
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は「通期予想に修正なし」)
- 売上高:中間 91,336 百万円(前年同期比 +4.1%)。通期予想177,400百万円に対する進捗率:約51.5%(通常期の半分以上で順調)
- 営業利益:中間 19,713 百万円(前年同期比 +1.5%)。通期予想31,200百万円に対する進捗率:約63.2%(進捗良好)
- 純利益(親会社株主に帰属):中間 11,917 百万円(前年同期比 +57.0%)。通期予想20,500百万円に対する進捗率:約58.2%
- サプライズの要因:
- ポジティブ要因:持分法による投資利益の増加(2,178百万円、前年759百万円)や固定資産売却益(3,608百万円)の計上。興行関連の好調(大型映画のヒット)や建築内装の受注増。
- ネガティブ要因:映像関連の配給作品数・ヒット差により映像関連売上・営業利益は前年同期比で減少(反動減)。
- 通期への影響:通期予想は未修正。中間時点の営業利益・純利益進捗は概ね順調だが、純利益は一時要因が寄与しているため、下期の映像関連作品の動向と持分法投資の再現性が重要。
財務指標
(単位:百万円、%は前年同期比)
- 損益要点(中間:2025/4–9)
- 売上高:91,336(+4.1%、前中間87,764)
- 売上総利益:40,849(前年38,525)
- 営業利益:19,713(+1.5%)
- 経常利益:23,647(+14.8%)※営業外収益(持分法利益増等)寄与
- 親会社株主に帰属する中間純利益:11,917(+57.0%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):191.75円(前年122.64円)
- 収益性指標
- 営業利益率:19,713 / 91,336 = 21.6%(高め。業種特性上コンテンツ収益が利幅を押し上げ)
- ROE(中間実績を年率換算で簡易推計):(11,917×2) / 自己資本283,641 ≒ 8.4%(目安:8%以上は良好)
- ROA(年率換算):(11,917×2) / 総資産481,231 ≒ 5.0%(目安:5%以上で良好に接近)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:約51.5%
- 営業利益進捗率:約63.2%
- 純利益進捗率:約58.2%
- 過去同期間との比較:営業利益・純利益は前年同期から改善(特に純利益は一時要因で大幅増)
- 貸借対照表(当中間期 2025/9/30)
- 総資産:481,231(前期末463,639、増加)
- 純資産:370,986(前期末354,323、増加)
- 自己資本比率:58.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 現金及び預金:115,842
- 有利子負債(短期借入金+1年内返済長期借入+長期借入金):475 + 5,549 + 11,507 = 17,531
- ネットキャッシュ(概算):115,842 − 17,531 = 98,311(ネットキャッシュ:健全)
- キャッシュフロー(中間)
- 営業CF:14,527(前年20,003、減少)
- 投資CF:△330(前年△8,252。前年は定期預金差入等の大きな影響)
- 財務CF:△6,818(前年△4,404。主に配当、非支配株主配当、子会社自己株式取得等)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):約14,857(安定的にプラス)
- 現金及び現金同等物期末残高:96,488(前年中間83,923、増加)
- その他の安全性・効率性
- 流動負債合計:59,711、固定負債合計:50,533
- 自己資本比率58.9%(安定水準)
- 在庫(仕掛品)増加:16,413(前期末11,711、増加分は制作中コンテンツ等が想定)
- 債権関連:受取手形・売掛金・契約資産は38,584(減少)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産売却益 3,608百万円(当中間期)
- 特別損失:減損損失95百万円、固定資産除却損31百万円 等(合計157百万円)
- 一時的要因の影響:中間純利益の押上げに固定資産売却益と持分法利益の増加が大きく寄与しているため、これらを除いた実質的な業績を見る必要がある。
- 継続性判断:固定資産売却益は一時的。持分法利益はパートナー企業の業績次第で変動するため継続性は不確定。
配当
- 中間配当:6.00円(予定どおり)
- 期末配当(予想):6.00円(通期合計 12.00円、直近予想から修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報の記載なしのため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースでの単純計算は(20,500百万円)に対する年間配当総額(株数に依存)で算出可能だが、資料上は明示なし → 表示不可(–)
- 特別配当:直近(2025年3月期)には期末に特別配当6円が含まれていた(当期は特別配当なし)
- 株主還元方針:特別表記なし。自社株買い等は当中間期は子会社の自己株式取得(支出あり)を確認。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CF内訳):有形固定資産取得による支出 3,532百万円(当中間期)
- 減価償却費:2,086百万円(当中間期)
- 研究開発費:–(個別記載なし)
受注・在庫状況(該当する業種)
- 受注高・受注残高:–(資料に明示なし)
- 在庫(棚卸資産・仕掛品):仕掛品 16,413百万円(前期末11,711百万円、前年同期比増加。制作中コンテンツ等との関連を示唆)
- 在庫回転日数:–(記載なし)
セグメント別情報(中間:2025/4–9、単位:百万円)
- 映像関連事業:売上高 61,619(前年同期比▲4.4%)、営業利益 17,051(▲6.4%)
- 映画配給で前年ヒット作の反動減がありつつも一部作品や配信権販売は堅調
- 興行関連事業:売上高 13,998(+40.8%)、営業利益 1,788(+149.3%)
- 直営館閉館を補ってT・ジョイの完全子会社化によるシネコン運営が好調、大作の興行が牽引
- 催事関連事業:売上高 6,454(▲1.8%)、営業利益 905(▲4.6%)
- 展覧会・ライブ等は概ね堅調だが東映太秦映画村はリニューアル工事の影響で動員伸び悩み
- 観光不動産事業:売上高 3,100(▲4.4%)、営業利益 1,268(+8.1%)
- 商業施設賃貸は堅調、ホテルは団体利用減と光熱費高で影響もコスト管理で改善
- 建築内装事業:売上高 6,162(+74.0%)、営業利益 706(+123.2%)
- 受注拡大・案件精査や業務効率化で増収増益
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:–(本資料内に中期数値目標の詳細記載なし)
- KPI達成状況:営業利益率やROEの年率換算での目安は達成に向ける進捗だが、映像関連の安定化が課題。
競合状況や市場動向
- 映画・コンテンツ市場は大型作品のヒットに業績が左右されやすい構造。インバウンドや個人消費動向が回復傾向も、物価上昇・海外市場の不確実性は継続的リスク。
- 競合比較:同業他社との相対評価は本資料に比較データなし(–)。
今後の見通し
- 業績予想:通期予想(修正なし)
- 売上高 177,400 百万円(▲1.4%)
- 営業利益 31,200 百万円(▲11.3%)
- 経常利益 36,400 百万円(▲9.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益 20,500 百万円(+30.4%)
- 会社予想の前提:詳細前提(作品公開スケジュール、為替等)は添付資料参照(本短信に注記がある旨)。資料上の詳細数値は別紙(添付資料)を参照。
- 予想の信頼性:中間進捗は良好だが、純利益は一時的要因寄与が大きい点と、映像関連の季節変動があるため下期の作品動向が予想達成の鍵。
- リスク要因:公開作品の興行成否、配信権販売の採算、海外展開の不確実性、制作コスト・労務費・光熱費等の上昇、為替変動など。
重要な注記
- 会計方針の変更:当中間期における会計方針の変更等はなし。
- 第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。
- 参考:当期の自己資本 283,641百万円(2026年3月期中間期)、自己資本比率58.9%(安定水準)。
(不明な項目は「–」と表記しました。数値は資料記載の百万円単位をそのまま使用しています。本要約は投資助言を目的とするものではありません。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9605 |
| 企業名 | 東映 |
| URL | http://www.toei.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。
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