2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収減益(売上高45,171百万円(+1.8%)、営業利益692百万円(△5.3%))。経常利益は受取配当金増等で1,020百万円(+43.4%)に回復。親会社株主に帰属する当期純利益は509百万円(△5.8%)。
- 注目すべき変化:公共ソリューション事業が大幅増(6,470百万円、+38.5%)で牽引。一方モビリティは前年の一過性売上の反動等で減少(11,145百万円、△12.2%)。受取配当金や投資有価証券売却益の増加が経常利益を押し上げた点も重要。
- 今後の見通し:通期業績予想は据え置き(売上高65,500百万円、営業利益4,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,000百万円)。同社は年度末に売上が集中する季節性と不確実性を理由に修正を行っていないため、下期に業績集中を見込む前提。
- 投資家への示唆:注視すべきは(1)第4四半期での売上集中(達成可否)、(2)モビリティ事業の回復度合い(前年の反動が継続するか)、(3)今回の経常利益押上げ要因(配当・有価証券売却益)が継続性のある収益かどうか、(4)配当性向が高めである点(将来の配当継続性に関する注視)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ゼンリン
- 主要事業分野:位置情報サービス関連事業(住宅地図データを中心に、公共・インフラ・モビリティ等の位置情報トータルソリューションを提供)
- 代表者名:代表取締役社長 竹川 道郎
- 上場取引所・コード:東証 9474
- コンタクト:取締役上席執行役員コーポレート本部長 戸島 由美子(TEL 093-882-9050)
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算補足説明資料:作成有(2026年1月30日掲載予定)
- 決算説明会:無
- 連結範囲の重要な変更:有(新規 2社:株式会社アーバンエックステクノロジーズ、ZFP企業共創投資事業有限責任組合)
- セグメント:
- 単一セグメント(位置情報サービス関連事業)だが、中長期経営計画(ZGP2030)に基づく事業区分別販売実績を公表:
- プロダクトソリューション事業(住宅地図データ等)
- マーケティングソリューション事業
- 公共ソリューション事業
- インフラソリューション事業
- モビリティソリューション事業
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:57,301,365株(普通株式、自己株式含む)
- 期末自己株式数:3,914,804株
- 期中平均株式数(四半期累計):53,383,067株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:今回(2026/01/30)実施済み
- 株主総会・IRイベント等:–(決算短信中の記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較、達成率は通期予想に対する第3四半期累計の進捗率として算出)
- 売上高:45,171百万円(通期予想65,500百万円に対する進捗率 69.0%) → 高めの進捗(年度末に売上集中)
- 営業利益:692百万円(通期予想4,300百万円に対する進捗率 16.1%) → 進捗低位(費用先行)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:509百万円(通期予想3,000百万円に対する進捗率 17.0%) → 進捗低位
- サプライズの要因:
- 営業面:モビリティ関連で前年の一過性売上の反動やカーナビ用データ販売減があり営業利益が減少。人件費や売上構成変化で売上原価・販管費が増加。
- 非営業面:受取配当金の増加(285百万円)や投資有価証券売却益(330百万円)などが増加し、経常利益・税前利益を押し上げている(経常利益は大幅増)。これらは一時的要因の可能性あり。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。売上は下期に集中する特性のため、売上は通期目標に到達し得る前提。ただし営業利益・純利益の通期達成は下期の収益性改善と一時要因の継続有無に依存。
財務指標
- 財務諸表(主要点)
- 資産合計:70,998百万円(前連結会計年度末 73,973百万円、△4.0%)
- 純資産:48,063百万円(前連結会計年度末 49,847百万円、△3.6%)
- 自己資本(参考):48,057百万円
- 収益性(第3四半期累計、金額は百万円)
- 売上高:45,171(前年同期比 +1.8% / +816)
- 営業利益:692(前年同期比 △5.3% / △38)→ 営業利益率 1.53%(前年同期 1.65%)
- 経常利益:1,020(前年同期比 +43.4% / +308)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:509(前年同期比 △5.8% / △31)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):9.55円(前年同期 10.14円)
- 収益性指標(参考)
- ROE(YTD):509 / 48,057 = 1.06%(低水準、目安8%以上に対して低い)
- ROA(YTD):509 / 70,998 = 0.72%(低水準、目安5%以上に対して低い)
- 想定通期ベース(会社予想3,000百万円)による参考値:ROE ≒ 6.25%、ROA ≒ 4.22%(いずれも目安を下回るか接近)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計)
- 売上高進捗率:69.0%(年度末に売上が集中する傾向を考慮すると想定内)
- 営業利益進捗率:16.1%(低い。固定費・先行投資等の影響で費用先行)
- 純利益進捗率:17.0%
- 過去同期間との比較:前年と比べ売上は増加・営業利益は減少の構図(上期で費用が先行)
- キャッシュフロー
- 四半期推移(QoQ等)
- 四半期別詳細は記載なし。ただし売上は年度末集中の季節性あり。
- 財務安全性
- 自己資本比率:67.7%(前連結会計年度末比 +0.3ポイント、安定水準)
- 流動負債合計 20,108百万円、固定負債 2,825百万円。短期借入金は1,930百万円とやや増加。
- 効率性
- 減価償却費(第3Q累計):4,137百万円(前年4,096百万)/のれん償却129百万円
- セグメント別(ZGP2030による販売実績、第3Q累計)
- プロダクト:10,414百万円(+6.0%)
- マーケティング:4,615百万円(△4.6%)
- 公共:6,470百万円(+38.5%) ← 最大の増加要因
- インフラ:12,525百万円(+1.6%)
- モビリティ:11,145百万円(△12.2%) ← 主要減少要因
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 330百万円(前年49百万円)等が計上されている(当期の経常・税前利益を押上げ)。
- 特別損失:小幅(計43百万円)。
- 一時的要因の影響:投資有価証券売却益や受取配当金の増加は一時的/期次変動要因の色合いが強く、恒常的収益に含めるかは留意が必要。実質的な営業力は営業利益動向(モビリティの減少、販管費の増加)で見る必要あり。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(実績):21.00円(2026年3月期)
- 期末配当(予想):21.00円
- 年間配当(予想):42.00円(前期実績 35.00円)
- 直近公表の配当予想から修正:無
- 配当性向・利回り等:
- 会社予想EPS(通期):56.20円に対して年間配当42円 → 配当性向(EPSベース)=42 / 56.20 ≒ 74.8%(高水準)
- 配当性向(純利益ベースの概算):年間配当総額推定 ≒ 2,400百万円程度(株式数・計算基準により差異あり) / 会社予想当期純利益3,000百万円 → ≒80% 前後(高水準)
- 配当利回り:株価情報がないため算出不可(–)。
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載なし。配当は引き続き実施中だが、配当性向は高め。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:明細の記載無し(–)。
- 減価償却費:4,137百万円(第3Q累計、前年4,096百万円)
- 研究開発費:明確な開示なし(R&D費は–)。
受注・在庫状況
- 受注状況:受注高・受注残高の記載なし(–)。
- 在庫状況:
- 仕掛品:1,035百万円(前期255)と増加(年度内の受託案件等の進捗を反映)
- 商品及び製品:806百万円(微減)
- 在庫回転日数等:記載なし(–)
セグメント別情報(要点)
- 公共ソリューション事業が大幅増(+38.5%)で全社増収を牽引。
- モビリティは前年に計上した一過性売上の反動やカーナビ用データ販売の減少で減収(△12.2%)。
- インフラやプロダクトは堅調、マーケティングはやや減少。
- セグメント間で成長のバラつきあり。公共向け需要の強さが目立つ。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(ZGP2030)に基づく事業区分で実績を開示。公共事業の伸長は中期目標の一部と整合。モビリティの回復が中期計画の重要論点。
競合状況や市場動向
- 競合比較・市場シェア:決算短信に詳細記載なし(–)。
- 市場動向:国内の雇用・所得改善に伴う回復基調。だが物価上昇や国際通商・資本市場の不確実性は継続リスク。
今後の見通し
- 業績予想:通期予想の修正なし(売上65,500百万円、営業利益4,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,000百万円)。
- 会社予想前提:年度末に売上集中する季節性、外部環境の不確実性を考慮。為替・原材料等の具体前提は別添資料参照(短信内では概要のみ)。
- 予想の信頼性:第3四半期累計の営業利益進捗が低い点、かつ一時的利益の寄与がある点を踏まえると、下期の営業利益改善と一時益の継続性に依存する。過去の予想達成傾向についての記載はなし(–)。
- 主なリスク要因:売上の季節性、モビリティ市場の変動、投資有価証券の評価変動、公共・自動車セクター向けの需要変動等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 継続企業の前提:該当事項無し
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(CFの詳細は未開示)
- 注記:第1四半期より中期経営計画(ZGP2030)に基づく事業区分の見直しを行っている
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9474 |
| 企業名 | ゼンリン |
| URL | http://www.zenrin.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。
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