企業の一言説明
太洋基礎工業は特殊土木工事と住宅関連地盤改良を主力事業として展開する建設業界の中堅企業です。
投資判断のための3つのキーポイント
- 極めて強固な財務基盤と豊富な現金資産: 自己資本比率76.7%、流動比率3.20倍と財務健全性が非常に高く、49.2億円もの現金及び預金を保有しています。PBRも0.59倍と資産価値に対して割安感があります。
- インフラ需要と住宅関連の安定事業: 下水道や電力線などのインフラ整備を支える特殊土木工事は安定的な需要が期待でき、積水ハウス向け地盤改良との両輪で事業基盤が強固です。直近の第3四半期決算では特殊土木が大幅増収となり、受注高・受注残高も大きく増加しています。
- 収益性の課題と株価の変動性: 過去の業績は変動が大きく、近年は収益性指標(ROE5.52%、営業利益率2.19%)が低水準にあります。また、年間ボラティリティ36.00%と株価の変動が大きく、シャープレシオがマイナスである点には注意が必要です。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | C | やや不安 |
| 収益性 | C | やや不安 |
| 財務健全性 | S | 優良 |
| バリュエーション | B | 普通 |
※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 2,705.0円 | – |
| PER | 12.69倍 | 業界平均11.3倍 |
| PBR | 0.59倍 | 業界平均0.7倍 |
| 配当利回り | 2.22% | – |
| ROE | 5.52% | – |
1. 企業概要
太洋基礎工業は、1958年に創業し1967年に設立された愛知県名古屋市に本社を置く建設会社です。下水道や電力線などのライフラインを支える特殊土木工事業を主力とし、地中連続壁工法や地盤改良工事に強みを持っています。また、積水ハウス向けの地盤改良を含む住宅関連工事も主要事業です。その他、環境関連工事、建築事業、建設機械製造販売、再生可能エネルギー事業と多角的に展開しており、地盤改良技術や土壌汚染修復など高度な技術力を要する基礎工事に技術的独自性があります。
2. 業界ポジション
太洋基礎工業は日本国内の建設業界において、特に特殊土木工事分野で独自の専門性を有する中堅企業です。主要な競合と比べると事業規模は小さいものの、地盤改良やインフラ関連のニッチな分野で培った技術力と実績が強みです。大手住宅メーカーである積水ハウス向け地盤改良事業は、安定した収益源となっています。業界平均との財務指標比較では、PBRが0.59倍と業界平均の0.7倍を下回っており、純資産に対して株価が割安に評価されている可能性があります。一方、PERは12.69倍と業界平均の11.3倍をやや上回っています。
3. 経営戦略
太洋基礎工業の経営戦略は、コア事業である特殊土木工事業の強化と、多角的な事業展開による安定成長の実現に主眼を置いています。直近の2026年1月期第3四半期決算では、特殊土木工事等事業が前年同期比で38.6%増と大きく伸長し、総受注高も133億8,430万円(前年同期比+21.8%)、受注残高も80億8,650万円(前年同期比+31.7%)と顕著な伸びを見せています。これは、インフラ老朽化対策や都市再開発といった社会ニーズを背景としたものです。通期業績予想は据え置かれているものの、第3四半期までの高い進捗率から、会社側は保守的な見通しを示している可能性があります。今後のイベントとして、2026年1月29日に配当の権利落ち日(Ex-Dividend Date)が予定されています。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 5/9 | A: 良好(全体的に健全だが一部改善余地あり) |
| 収益性 | 2/3 | 純利益とROAがプラスで良好 |
| 財務健全性 | 3/3 | 流動比率とD/Eレシオが良好、株式希薄化なしで優良 |
| 効率性 | 0/3 | 営業利益率、ROE、売上成長率がいずれも基準未達 |
Piotroski F-Scoreは5/9点と「良好」な評価です。収益性については、過去12ヶ月の純利益が3億9,437万円と黒字であり、ROAも2.98%とプラスを維持しているため2点を獲得しています。財務健全性では、流動比率が3.20倍、有利子負債比率(Total Debt/Equity)が1.92%と極めて低く、株式の希薄化もなかったことから満点の3点を獲得しており、財務の安定性が際立っています。しかし、効率性については営業利益率2.19%、ROE5.52%がいずれも設定基準(10%)を下回り、四半期売上成長率も-2.00%とマイナスであったため、0点にとどまっています。この結果は、強固な財務基盤を持つ一方で、収益効率や成長性には改善の余地があることを示唆しています。なお、営業キャッシュフローの項目はデータ不足のため評価されていません。
【収益性】営業利益率、ROE、ROA
太洋基礎工業の収益性は、近年低調な傾向にあります。過去12ヶ月の営業利益率は2.19%と、一般的な目安である5%を大きく下回っています。ROE(株主資本利益率)は5.52%、ROA(総資産利益率)は2.98%であり、ROEの一般的なベンチマークである10%やROAのベンチマークである5%には達していません。株主資本を効率的に活用して利益を生み出す力が課題となっています。
しかし、直近の2026年1月期第3四半期決算では、営業利益が4億1,170万円と前年同期の1,200万円から大幅に改善しており、通期予想の達成に向けて収益性が回復しつつある兆しが見られます。
【財務健全性】自己資本比率、流動比率
太洋基礎工業の財務健全性はきわめて優良です。自己資本比率は76.7%と非常に高く、同業他社と比較しても圧倒的な安定感を誇ります。これは事業活動に必要な資金の大部分を自己資金で賄っており、外部からの借入依存度が低いことを示しています。また、短期的な支払能力を示す流動比率も3.20倍(320%)と、安全性の目安とされる200%を大きく上回っており、潤沢な流動資産によって短期債務を十分にカバーできる体制が整っています。直近四半期の現金及び預金は49億2,000万円に達する一方で、総負債は1億7,700万円に過ぎず、実質無借金経営に近い状態です。この高い財務安定性は、景気変動や予期せぬ事態に対する耐性を高めています。
【キャッシュフロー】営業CF、FCFの状況
提供されたデータによると、太洋基礎工業のキャッシュフローは以下の通りです(単位: 百万円)。
| 決算期 | 営業CF | 投資CF | フリーCF | 財務CF | 現金等残高 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023.01 | 191 | -275 | -84 | 338 | 3,236 |
| 2024.01 | 858 | -343 | 515 | -497 | 3,254 |
| 2025.01 | 371 | -437 | -66 | -217 | 2,970 |
営業キャッシュフローは年度によって変動が見られますが、本業で現金を創出する力はあります。しかし、設備投資などの投資キャッシュフローも高水準で推移しており、フリーキャッシュフロー(FCF)は2023年1月期と2025年1月期にはマイナスとなっています。これは、成長のための投資を積極的に行っている、または一時的な収入・支出のバランスによるものと考えられます。なお、決算短信には四半期キャッシュフロー計算書は作成していない旨の注記があります。2024年1月期の営業CFが大きく増加している点は注目されます。
【利益の質】営業CF/純利益比率
「過去12か月」の営業キャッシュフローの具体的な数値がF-Score上では「データなし」とされているため、この比率を正確に算出することはできません。一般的に、本業の儲けを示す営業キャッシュフローが、会計上の純利益を上回る(比率1.0以上)ことが利益の質の健全性を示すとされます。
【四半期進捗】通期予想に対する進捗率、直近3四半期の売上高・営業利益の推移
2026年1月期第3四半期決算時点での通期予想に対する進捗率は以下の通りです。
- 売上高: 75.4%(通期予想140億円に対し実績105億6,000万円)
- 営業利益: 73.5%(通期予想5億6,000万円に対し実績4億1,170万円)
- 純利益: 76.2%(通期予想4億2,500万円に対し実績3億2,390万円)
これらの進捗率は、例年の第4四半期の業績配分にもよりますが、現時点で順調な達成ペースを示しており、通期予想の達成、あるいは上方修正の可能性も視野に入ります。
直近3四半期の主要セグメントごとの売上高と利益の推移(2026年1月期第3四半期累計)は以下の通りです。
- 特殊土木工事等事業: 売上高49億8,690万円(前年同期比+38.6%)、利益3億1,210万円
- 住宅関連工事事業: 売上高33億1,040万円(前年同期比-5.7%)、利益1億180万円
- 環境関連工事事業: 売上高4億5,870万円(前年同期比-50.8%)、利益4,520万円
- 建築事業: 売上高17億6,220万円(前年同期比+9.4%)、損失-7,230万円
- 機械製造販売等事業: 売上高730万円(前年同期比+182.7%)、利益270万円
- 再生可能エネルギー等事業: 売上高3,470万円(前年同期比+9.4%)、利益2,210万円
特に特殊土木工事事業が売上高・利益ともに大きく貢献しており、全体の収益を牽引しています。環境関連工事事業の売上高は大幅に減少しているものの、利益は確保されています。建築事業は売上増加にもかかわらず損失を計上しており、今後の課題となる可能性があります。
【バリュエーション】PER/PBR
現在の株価2,705.0円に対し、PER(株価収益率)は(会社予想に基づく)12.69倍です。これは業界平均の11.3倍と比較してやや割高な水準です。「株価が利益の何年分か」を示すPERが業界平均を上回ることは、市場がこの企業の将来性に一定の期待を抱いていることを示唆しますが、一方で割安感は薄いかもしれません。
一方、PBR(株価純資産倍率)は実績で0.59倍です。「株価が純資産の何倍か」を示すPBRが業界平均の0.7倍を下回るだけでなく、1倍未満であることから、企業の純資産価値と比較して株価が割安に評価されている状態です。これは、企業が解散した場合に株主に還元されるであろう資産価値よりも株価が低い可能性を示し、バリュー投資家にとって魅力的な水準に見えるかもしれません。しかし、低PBRが必ずしもすぐに株価上昇に繋がるわけではなく、収益性の低さや市場からの評価不足が背景にあることも考慮すべきです。目標株価(業種平均PER基準)2,238円、目標株価(業種平均PBR基準)3,227円と、指標により評価が分かれています。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | ゴールデンクロス | MACD:4.65 / S-Line:1.41 | 短期的な上昇トレンド転換の可能性を示す |
| RSI | 中立 | 55.2% | 買われすぎでも売られすぎでもない |
| 5日線乖離率 | – | +3.08% | 直近のモメンタムは強め |
| 25日線乖離率 | – | +2.69% | 短期トレンドからの乖離は軽微な上昇 |
| 75日線乖離率 | – | +6.38% | 中期トレンドからの乖離はやや上昇 |
| 200日線乖離率 | – | +20.55% | 長期トレンドに対し大幅な上昇 |
MACDがゴールデンクロスを示しており、短期的な上昇トレンドへの転換の可能性を示唆しています。RSIは55.2%と中立圏にあり、買われすぎでも売られすぎでもない状態です。各移動平均線からの乖離率は全てプラスであり、特に200日移動平均線に対しては+20.55%と大幅に上回っており、株価が中期から長期にかけて強い上昇トレンドにあることを示唆しています。
【テクニカル】52週高値・安値との位置、移動平均線との関係
現在の株価2,705.0円は、52週高値2,805.0円に近い92.3%の位置にあり、年間レンジの上限に迫っています。年初来安値1,503.0円からは大きく上昇しています。
株価は5日移動平均線(2,624.20円)、25日移動平均線(2,634.04円)、75日移動平均線(2,539.08円)、200日移動平均線(2,240.33円)の全てを上回っており、特に200日移動平均線から20.74%も上方にあることから、強い上昇トレンドが長期にわたって継続していることを示しています。これにより、市場からの関心が高まっている可能性があり、上値追いの勢いが継続するかどうかが今後の焦点となります。
【市場比較】日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス
太洋基礎工業の株価パフォーマンスは、日本の主要株価指数と比較して、いくつかの期間で優位性を示しています。
- 1ヶ月リターン: 株式+4.00% vs 日経平均-3.39% → 7.39%ポイント上回る
- 3ヶ月リターン: 株式+14.47% vs 日経平均+7.85% → 6.63%ポイント上回る
- 6ヶ月リターン: 株式+23.74% vs 日経平均+28.70% → 4.96%ポイント下回る
- 1年リターン: 株式+53.61% vs 日経平均+46.55% → 7.05%ポイント上回る
またTOPIXとの比較では、1ヶ月で7.53%ポイント、3ヶ月で5.93%ポイントそれぞれ上回っています。短期および長期では日経平均やTOPIXを上回るパフォーマンスを示していますが、中期(6ヶ月)ではわずかに後れを取っている時期もありました。全体としては市場平均を上回る動きを見せており、その事業内容が投資家の関心を集めていると考えられます。
【注意事項】
⚠️ 信用買残が107,800株に対し、直近の1日平均出来高が3,900株と非常に少ないため、将来の売り圧力になる可能性に注意が必要です。信用倍率は信用売残が0株のため0.00倍と表示されていますが、実質的には買い残過多の状況であり、需給バランスが悪化するリスクがあります。
【定量リスク】ベータ値、ボラティリティ、最大ドローダウン
- ベータ値(5年月次): 0.27
これは、市場全体の変動と比較して太洋基礎工業の株価が低ボラティリティであることを示しています。市場が1%変動した場合、太洋基礎工業の株価は約0.27%変動する傾向にあることを意味します。 - 年間ボラティリティ: 36.00%
年間で株価が平均的に±36.00%変動する可能性があることを示します。仮に100万円投資した場合、年間で±36万円程度の変動が想定されます。 - シャープレシオ: -0.26
シャープレシオがマイナスであることは、リスクを取って得られるリターンが、無リスク資産のリターンを下回っている状態を示すため、効率的な投資とは言えません。 - 最大ドローダウン: -46.39%
過去の一定期間で、株価がピークから46.39%下落した期間があることを示します。このような大幅な下落が今後も起こりうるリスクがあることを認識しておく必要があります。 - 年間平均リターン: -8.94%
データで示されている年間平均リターンはマイナスとなっており、これまでのところ長期的なキャピタルゲインは期待しにくい状況です。
【事業リスク】
- 建設業界特有のリスク: 景気変動、人件費高騰、資材価格の変動(特に建設資材)、天候不順や自然災害による工事遅延や損害、および関連法規制の変更などが事業に影響を与える可能性があります。
- 収益性の変動と特定の事業への依存: 過去の業績は、売上高や利益が年度によって大きく変動する傾向にあり、収益構造の安定性が課題です。特に住宅関連工事事業では積水ハウスへの依存度が高いことから、主要取引先の方針変更が業績に影響を及ぼすリスクがあります。
- 労働力不足と技術承継の課題: 建設業界全体で高齢化と若年層の入職者不足による労働力不足が深刻化しており、熟練技術者の確保や育成、技術承継が事業継続のための重要なリスク要因となります。
7. 市場センチメント
信用取引状況を見ると、信用買残が107,800株である一方で、信用売残は0株です。この結果、信用倍率は0.00倍と表示されていますが、これは信用買いが積み上がっている状態を示しており、将来的な売り圧力となる可能性があります。特に日々の出来高が3,900株と少ないため、まとまった売りが出た場合には株価に大きな影響を与える可能性があります。
主要株主構成では、筆頭株主が個人の豊住清氏で23.1%、次いで自社(自己株口)が18.82%、自社取引先持株会が5.25%と、特定の個人や自社関連組織が大株主となっています。インサイダー保有比率が46.37%と高い水準にあることも特徴的です。
8. 株主還元
太洋基礎工業は、安定的な株主還元を目指しています。会社予想に基づく配当金は1株あたり60.00円であり、現在の株価に対する配当利回りは2.22%です。これは、銀行預金金利を大きく上回る水準です。配当性向は2026年1月期予想で43.3%となっており、利益の約4割を配当に充てる方針を示しています。過去の配当性向の推移を見ると、2025年1月期は43.3%、2024年1月期は32.8%、2023年1月期は11.5%と、近年増加傾向にあり、株主還元への意識が高まっていることが伺えます。自社株買いに関する情報はありませんでした。
SWOT分析
強み
- 強固な財務健全性: 自己資本比率76.7%、流動比率3.20倍、実質無借金経営に近い財務体質。
- 特殊土木技術と安定した受注基盤: インフラ整備や住宅地盤改良における専門技術と、積水ハウスとの取引関係による安定的な事業。
弱み
- 低い収益効率: ROE5.52%、営業利益率2.19%と、資本・売上を効率的に利益に結びつける力が課題。
- 業績の変動性と特定の顧客・事業への依存: 過去の業績は不安定で、一部事業や主要顧客への依存度が高い。
機会
- インフラ老朽化対策の需要拡大: 日本各地でインフラの老朽化が進んでおり、特殊土木工事の需要が継続的に増加する見込み。
- 都市再開発・環境関連ニーズ: 耐震化や省エネ化、土壌汚染対策など、都市再開発や環境関連の建設ニーズの高まり。
脅威
- 建設業界の人手不足と資材高騰: 少子高齢化による労働力不足の深刻化や、原材料価格の高騰が収益を圧迫するリスク。
- 景気変動と金利上昇リスク: 景気後退や金利上昇は、建設投資の抑制や資金調達コスト増加に繋がる可能性。
この銘柄が向いている投資家
- 財務安定性を重視する長期投資家: 極めて高い自己資本比率と潤沢な手元資金を持つ企業を求める投資家。
- PBRの低さを評価するバリュー投資家: 企業の純資産価値と比較して割安な銘柄を探している投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- 収益性改善への具体的な進捗: 低ROEや低営業利益率からの脱却に向けた経営戦略の実行状況を慎重に評価する必要があります。
- 流動性の低さと信用倍率: 出来高が少ないため、売買が成立しにくい可能性があります。また、信用買い残が積み上がっていることによる将来的な需給悪化リスクにも留意が必要です。
今後ウォッチすべき指標
- 営業利益率とROE: 収益効率の改善を示す具体的な数値目標と、その達成状況。
- 受注残高の推移とセグメント別の収益貢献度: 特殊土木工事を中心に、受注残高が持続的に増加しているか、また各事業セグメントが計画通りに収益を上げているか。
成長性 | C: やや不安
過去12ヶ月の四半期売上成長率は-2.00%とマイナスであり、通期予想も大きな成長を示すものではありません。過去5年間の売上高推移を見ても、年によって変動が大きく、安定的かつ高水準な成長を実現しているとは言えないため、「C」と評価します。ただし、直近の第3四半期決算では売上高が前年同期比で9.0%増となっており、短期的には回復の兆しが見られます。
収益性 | C: やや不安
過去12ヶ月のROEは5.52%、営業利益率は2.19%であり、ROEのベンチマークである10%や営業利益率のベンチマークである10%を大きく下回っています。これらは株主資本や売上を効率的に利益に転換できていないことを示しており、収益性において課題を抱えているため、「C」と評価します。
財務健全性 | S: 優良
自己資本比率は76.7%、流動比率は3.20倍(320%)と、一般的な安全水準を大幅に上回る極めて高い水準にあります。Piotroski F-Scoreの財務健全性カテゴリでも満点の3/3点を獲得しており、負債依存度が極めて低い強固なバランスシートを持つため、「S」と評価します。
バリュエーション | B: 普通
PER(会社予想)は12.69倍で業界平均の11.3倍をやや上回る(約112%)一方、PBR(実績)は0.59倍で業界平均の0.7倍を下回っています(約84%)。PERはやや割高感があるものの、PBRの割安感がそれを補っており、総合的に見て「B」と評価します。純資産に対しては割安な評価を受けていると言えます。
企業情報
| 銘柄コード | 1758 |
| 企業名 | 太洋基礎工業 |
| URL | http://www.taiyoukiso.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 2,705円 |
| EPS(1株利益) | 213.22円 |
| 年間配当 | 2.22円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 0.0% | 14.6倍 | 3,112円 | 2.9% |
| 標準 | 0.0% | 12.7倍 | 2,706円 | 0.1% |
| 悲観 | 1.0% | 10.8倍 | 2,417円 | -2.1% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 2,705円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 1,351円 | △ 100%割高 |
| 10% | 1,687円 | △ 60%割高 |
| 5% | 2,129円 | △ 27%割高 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
競合他社
| 企業名 | コード | 現在値(円) | 時価総額(億円) | PER(倍) | PBR(倍) | ROE(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日特建設 | 1929 | 1,274 | 532 | 14.46 | 1.47 | 10.7 | 3.84 |
| テノックス | 1905 | 1,470 | 108 | 13.49 | 0.72 | 6.1 | 3.53 |
| 三東工業社 | 1788 | 5,370 | 36 | 13.15 | 0.93 | 8.2 | 1.30 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.31)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。