企業の一言説明

芝浦機械は、射出成形機、ダイカストマシン、工作機械、産業ロボット、制御システムなどを展開するグローバルな機械メーカーです。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 多様な産業機械ポートフォリオと高い財務健全性: 成形機、工作機械、ロボットなど幅広い製品群を持ち、グローバル展開も積極的です。自己資本比率や流動比率は極めて高く、強固な財務基盤を有しています。PBRが業界平均を下回っており、潜在的な企業価値に対する割安感が存在します。
  • 成長戦略と受注回復の兆し: EV(電気自動車)向け需要減速の影響を受けるも、M&Aやインド工場への投資を継続し、海外展開を強化しています。直近の受注高は前年同期比で+15.6%と回復基調にあり、将来の成長に向けた土台を築きつつあります。
  • 直近の業績悪化と高すぎる配当性向への注意: 2026年3月期第3四半期は減収減益で着地し、通期予想も大幅な減益を見込んでいます。特に、年間配当性向が100%を超過する見込みであり、配当の持続性には慎重な評価が必要です。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 D 業績悪化
収益性 D 低水準
財務健全性 A 良好
バリュエーション C やや割高

※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 3,895.0円
PER 27.90倍 業界平均16.6倍
PBR 0.77倍 業界平均1.4倍
配当利回り 3.59%
ROE 11.01%

1. 企業概要

芝浦機械は、主に射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機といった成形機械、大型工作機械、FA(ファクトリーオートメーション)用産業ロボット、電子制御システムなどを国内外で製造販売する機械メーカーです。かつて東芝グループの一員でしたが、現在は独立し、グローバル市場で事業を展開しています。主力製品は自動車部品や電子部品の生産に不可欠な成形機械、航空機部品加工などに使われる高精度な工作機械、生産ラインの自動化を支える産業ロボットです。長年にわたる精密機械製造で培われた高度な技術力と幅広い産業顧客基盤が強みであり、特に大型・高精度機械の分野では高い技術的ノウハウを有し、参入障壁を確立しています。

2. 業界ポジション

芝浦機械は、「Specialty Industrial Machinery」セクターにおいて、日本および国際的に通用する大手メーカーの一角を占めています。特に成形機械の分野では、グローバル主要サプライヤーの一つとしての地位を確立しています。競合に対する最大の強みは、成形機、工作機械、ロボット、制御システムと、多角的な製品ポートフォリオを有し、顧客の多様なニーズに総合的なソリューションとして応えられる点です。一方、弱みとしては、EV関連など特定の顧客産業の設備投資動向や、中国市場の需要変動に業績が大きく左右されるリスクが指摘されます。業界平均との比較では、PER(会社予想)が27.90倍と業界平均の16.6倍を大きく上回り割高と評価されます。これは直近の利益水準の低さに起因する可能性もあります。一方でPBR(実績)は0.77倍と業界平均の1.4倍を下回っており、純資産と比較して割安な水準にあります。

3. 経営戦略

芝浦機械は、直近の業績悪化を受けつつも、既存事業の受注回復を最重要課題とし、長期的な成長戦略を推進しています。具体的には、M&Aを通じて欧州やシステム事業の拡大を図り、事業領域の拡大と収益源の多様化を目指しています。また、インド工場などへの積極的な設備投資を通じて、海外展開を一層強化する方針です。R&D(研究開発)と設備投資を継続することで、技術力の向上と生産体制の整備を進め、世界的な競争力維持・強化を図ります。2026年3月期第3四半期決算短信では、受注高が前年比+15.6%と回復基調を示したものの、EV向け押出成形機(BSF)の中国向け需要減少が響き、大幅な減収減益となりました。会社は通期業績予想を据え置いており、今後の巻き返しに注力する姿勢を示しています。なお、2026年3月30日には配当の権利落ち日が予定されています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

F-Scoreは、企業の財務状況を収益性、財務健全性、効率性の3つの側面から評価する指標で、9点満点中、点数が高いほど財務品質が良好とされます。

項目 スコア 判定
総合スコア 5/9 A: 良好
収益性 2/3 純利益とROAがプラスである
財務健全性 3/3 極めて高い流動比率と低いD/Eレシオ、株式希薄化なし
効率性 0/3 営業利益率とROEが低く、四半期売上成長率がマイナス

解説:
芝浦機械のPiotroski F-Scoreは5/9点で、「A: 良好」という判定です。これは全体的に健全な財務状態にあるものの、一部に改善の余地があることを示します。

  • 収益性では、過去12ヶ月の純利益(Net Income Common Stockholders)が57億5,800万円とプラスであり、ROA(総資産利益率)も0.90%とプラスであるため、2点を獲得しました。これは、最終的な利益と資産を活用した一定の収益は確保していることを示します。
  • 財務健全性においては、流動比率が直近四半期で2.51倍と短期的な支払い能力が極めて高く、D/E(デット・エクイティ)レシオ(負債比率)も8.44%と非常に低い水準であり、さらに株式の希薄化も発生していなかったため、3点満点を獲得しています。これは、外部からの借入に過度に依存せず、自社の資金で安定的に事業を運営できる強固な財務体質を示しています。
  • 効率性に関しては、過去12ヶ月の営業利益率が-0.65%、ROE(自己資本利益率)が1.89%とそれぞれベンチマークを下回る低い水準にあり、直近四半期の売上成長率も-45.80%と大幅なマイナスを記録したため、このカテゴリでは0点でした。これは、企業が投下した資本や資産を効率的に活用して利益を生み出す能力や、売上を継続的に成長させる力に課題があることを示唆しています。

【収益性】

  • 営業利益率(過去12か月): -0.65%
    • 直近四半期累計で2.02%、通期予想で3.57%(50億円 ÷ 1,400億円)。一般的に優良とされる10%以上を大きく下回る水準で、本業での収益力には課題があります。特に過去12ヶ月ではマイナスを計上しており、費用構造や売上構成の見直しが求められます。
  • ROE(実績): 11.01%(過去12か月では1.89%
    • ROEは株主資本の利用効率を示す指標で、ベンチマークである10%以上の水準と比較すると、過去12ヶ月の1.89%は非常に低く、株主資本を効率的に活用して利益を生み出す力が著しく低下していることを示します。2025年3月期の実績11.01%からは大幅な悪化が見られます。
  • ROA(過去12か月): 0.90%
    • ROAは総資産に対する利益の割合で、資産全体をどれだけ効率的に活用しているかを示します。ベンチマークの5%と比較して非常に低い水準であり、全資産を有効活用して利益に結びつける力が弱い状態にあります。

【財務健全性】

  • 自己資本比率(実績): 58.7%(2026年3月期第3四半期末時点では65.4%
    • 自己資本比率は企業の財務安全性を測る主要指標で、40%以上が良好とされます。芝浦機械の自己資本比率は60%を超える極めて高い水準を維持しており、外部借入への依存度が低く、非常に安定した財務基盤を築いていることを示します。
  • 流動比率(直近四半期): 2.51倍
    • 流動比率は短期的な支払い能力を示す指標で、200%(2倍)以上が安全とされます。芝浦機械の流動比率は2.51倍と非常に高く、短期的な債務を十分にカバーできる流動資産を保有しており、資金繰りに余裕がある強固な財務体制が特徴です。
  • 総現金(直近四半期): 409億円総負債101億4,000万円
    • 潤沢な手元資金を保有しており、短期的な事業資金や予期せぬ支出への対応力があり、かつ負債水準も低く抑えられています。

【キャッシュフロー】

  • 営業CF(2025年3月期): 83億3,100万円
    • 本業で安定的に現金を創出していることを示します。しかし、直近の収益性悪化を考慮すると、今後の水準維持が注目されます。
  • FCF(2025年3月期): 92億4,100万円
    • 自由に使える現金も豊富にあり、成長投資や株主還元に回せる資金源が十分に確保されていることを示します。
  • 現金等残高(2025年3月期): 543億4,100万円
    • 豊富な手元資金は、今後の戦略的な投資や事業環境の変化に対応するための柔軟性をもたらします。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率(2025年3月期): 0.66倍(83億3,100万円 ÷ 125億9,700万円)
    • この比率は、純利益が実際の現金収入でどれだけ裏付けられているかを示します。1.0倍以上が健全とされる中で0.66倍は、純利益の一部が非現金項目や運転資金の変動によって現金を伴わないことを示唆します。利益の質には注意を払う必要があります。

【四半期進捗】

  • 2026年3月期第3四半期累計の通期予想に対する進捗率:
    • 売上高進捗率: 66.2%(92,719百万円 ÷ 140,000百万円)
    • 営業利益進捗率: 37.5%(1,875百万円 ÷ 5,000百万円)
    • 純利益進捗率: 58.9%(1,944百万円 ÷ 3,300百万円)
  • 直近3四半期の売上高・営業利益の推移(2026年3月期第3四半期累計):
    • 売上高は通期予想1,400億円に対し、第3四半期累計で927億1,900万円、残り第4四半期で約473億円の計上が必要です。
    • 営業利益は通期予想50億円に対し、第3四半期累計で18億7,500万円、残り第4四半期で約31億2,500万円の計上が必要です。特に営業利益の進捗率が低く、第4四半期に大幅な業績回復を見込んでいるため、目標達成の実現性には注視が必要です。

【バリュエーション】

  • PER(会社予想): 27.90倍
    • 業界平均PERが16.6倍であるのに対し、芝浦機械のPERは27.90倍と約1.7倍の水準にあります。これは、現状の利益水準から見ると株価が割高に評価されている可能性を示唆します。特に、通期予想EPSが前年比で大幅に減少しているため、数値が高く算出されている側面もあります。
  • PBR(実績): 0.77倍
    • 業界平均PBRが1.4倍であるのに対し、芝浦機械のPBRは0.77倍割安な水準にあります。PBRが1倍を下回る状況は、株価が企業の解散価値(純資産)を下回っていることを示唆するため、潜在的な企業価値と株価の間に乖離があると考えられ、バリュー投資家にとっては注目されるポイントです。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: -109.16 / シグナルライン: -44.4 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 35.4% 売られすぎに近い水準だが、まだ「売られすぎ」ではない
5日線乖離率 -0.99% 直近のモメンタムはやや弱い
25日線乖離率 -8.92% 短期トレンドからの下方向への乖離が進む
75日線乖離率 -9.41% 中期トレンドからの下方向への乖離が進む
200日線乖離率 -2.84% 長期トレンドからの下方向への乖離が小さい

解説:
MACDは中立状態ですが、RSIは35.4%と売られすぎとされる30%に接近しており、株価の調整が進んでいる可能性を示唆します。移動平均線を見ると、現在の株価3,895円は、5日、25日、75日、200日の全ての移動平均線を下回っています。特に25日線、75日線に対してそれぞれ-8.92%-9.41%乖離しており、短期から中期にかけて下降トレンドが継続していることが読み取れます。

【テクニカル】

  • 52週高値・安値との位置: 現在株価3,895円は、52週高値4,620円と安値2,944円のレンジ内で56.7%の位置(安値から高値までの間の中間やや高値寄り)にあります。
  • 移動平均線との関係: 現在株価は、全ての移動平均線(5日、25日、75日、200日)を下回っており、短期、中期、長期的に株価は下落基調にあることを示唆しています。特に、過去10日間の株価履歴をみると、4,620円から3,895円まで下落しており、明確な下落トレンドが確認できます。

【市場比較】日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス

芝浦機械の株価は、直近1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年のいずれの期間においても、日経平均株価およびTOPIXといった主要市場指数を下回るパフォーマンスとなっています。

  • 1ヶ月リターン: 株式-8.14% vs 日経-3.39%4.75%ポイント下回る
  • 1年リターン: 株式+7.75% vs 日経+46.55%38.81%ポイント下回る

この結果は、市場全体の強い上昇トレンドの中で、芝浦機械の株価が相対的に出遅れていることを示しています。これは、直近の業績悪化や中国EV市場の動向といった個別要因が株価に影響を与えている可能性が高いと考えられます。

【注意事項】

データが示す信用倍率1.04倍は高くなく、将来の大きな売り圧力の懸念は限定的です。ただし、PBRが0.77倍と低水準ですが、直近の連結決算は赤字ではないため、現状ではバリュートラップの可能性は低いと判断されます。

【定量リスク】

  • ベータ値(5Y Monthly): 0.08
    • ベータ値が1.0未満であることから、市場全体の動き(日経平均やTOPIX)と比較して株価の変動が小さい、市場との連動性が低い銘柄であることを示します。これは、市場全体が大きく変動する局面において、芝浦機械の株価は比較的に安定しやすい特性を持つことを意味します。
  • 年間ボラティリティ: 32.39%
    • この数値は株価の変動の激しさを示します。年間ボラティリティ32.39%は、比較的高い水準であり、比較的株価変動が大きい銘柄であることを示します。
  • 最大ドローダウン: -34.52%
    • 最大ドローダウンは過去の一定期間における最大の下落率を示し、過去の投資で経験しうる最悪の損失幅を測る目安となります。これは、仮に100万円を投資した場合、年間で±32.39万円程度の変動が想定され、過去には最大で34.52万円の損失が発生する可能性があったことを意味します。投資にあたっては、この程度の損失を許容できるかを検討する必要があります。
  • シャープレシオ: 0.00
    • シャープレシオが0.00であることは、リスクを取ったことによる超過リターン(リスク調整後リターン)がほとんど得られていないことを示唆します。年間平均リターンが0.56%と低水準であることも影響しています。

【事業リスク】

  • 中国市場およびEV向け需要の変動: 主要な顧客産業である自動車・EV産業、特に中国市場におけるEV向け押出成形機(BSF)の需要減速は、芝浦機械の売上高と利益に大きな影響を及ぼします。中国経済の減速やEV市場の競争激化は、今後も業績への不確実性をもたらす可能性があります。
  • 為替変動リスク: 芝浦機械はグローバルに事業を展開しているため、為替レートの変動が業績に与える影響が大きいです。決算説明資料でも、為替が営業利益で1円の変動が年間約1億円の影響を与えることが言及されており、急激な為替変動は収益を圧迫するリスクがあります。
  • 原材料価格の高騰とサプライチェーンの途絶: 機械製造に必要な原材料価格の高騰や、世界的なサプライチェーンの混乱は、コスト増となり利益を圧化する可能性があります。安定した生産体制を維持するためのリスク管理が重要となります。

7. 市場センチメント

信用取引状況を見ると、信用買残が41,800株、信用売残が40,300株で、信用倍率は1.04倍と低い水準にあります。これは、信用取引による将来の大きな買い圧力や売り圧力が限定的であり、需給による相場への影響は現時点では小さいことを示唆します。主要株主構成では、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が16.02%、日本カストディ銀行(信託口)が4.78%、自社(自己株口)が4.73%と、機関投資家や信託銀行が主要な地位を占めており、安定株主が多い構造です。ニュース動向分析では、「26年3月期経常予想が前週比4.3%減」というネガティブな情報が注目されており、市場センチメントはネガティブと評価されています。

8. 株主還元

芝浦機械の配当利回り(会社予想)は3.59%であり、比較的高い水準です。1株配当(会社予想)は140.00円を見込んでいます。ただし、2026年3月期の通期予想EPSが139.59円であることから、配当性向は約100.3%に達する見込みです(決算説明資料での言及)。これは、当期純利益の全てを配当に回すか、利益を上回る配当を行うことを意味し、配当の持続可能性については警戒が必要です。過去には2024年3月期に18.9%、2025年3月期に26.4%と健全な範囲での配当性向を維持していました。自己株買いについては、提供データに該当する情報はありません。

SWOT分析

強み

  • 射出成形機、工作機械、産業用ロボットなど多岐にわたる産業機械ポートフォリオとグローバルな顧客基盤。
  • 自己資本比率65.4%、流動比率2.51倍極めて強固な財務健全性

弱み

  • 直近の決算は大幅な減収減益で着地し、収益性が著しく低迷している。
  • 2026年3月期予想の配当性向が100%を超過しており、配当の持続可能性に懸念がある。

機会

  • M&Aを通じた欧州・システム事業拡大やインド工場への投資による海外市場での成長機会。
  • 製造業における自動化・省力化需要の継続的な高まり。

脅威

  • 中国EV市場の競争激化や需要減速が業績に直接的な影響を与えている点。
  • 為替変動や原材料価格の高騰など、外部環境の変化によるコスト増リスク。

この銘柄が向いている投資家

  • PBR割安株に注目するバリュー投資家: 業界平均を大きく下回るPBRに関心を持つ投資家。
  • 財務健全性を重視する長期投資家: 高い自己資本比率と流動比率から、企業の安定性を重視する投資家。
  • グローバルな事業展開と構造改革に期待する投資家: M&Aや海外投資による事業再編と成長戦略に中長期的な視点で期待する投資家。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 直近の業績悪化と通期予想の達成状況: 2026年3月期第3四半期は大幅な減益であり、通期予想の達成には第4四半期での大幅な回復が必要です。今後の業績発表には特に注意が必要です。
  • 高すぎる配当性向の持続可能性: 予想配当性向が100%を超過しているため、企業が将来的に配当を維持できるか、または減配のリスクがないかを慎重に評価する必要があります。

今後ウォッチすべき指標

  • 受注残高の推移とセグメント別の受注状況: 特に成形機事業の需要回復ペースと海外受注の動向。
  • 各四半期の営業利益率: 本業の収益性が改善に向かっているかを確認するための最重要指標。
  • ** 為替レートの動向と業績への影響**: 為替変動が業績に与える具体的な影響について、会社からの説明を注視。

10. 企業スコア

以下の4観点でS, A, B, C, Dの5段階評価を行い、根拠を説明します。

  • 成長性: D
    • 2026年3月期第3四半期累計の売上高は前年比△30.3%、営業利益は同△85.7%と大幅な減収減益で着地しました。通期予想も前年比で減収減益を見込んでおり、直近の四半期売上成長率も-45.8%と大きくマイナスとなっています。これらの実績と見通しから、成長性は極めて低いと評価されます。
  • 収益性: D
    • 過去12ヶ月のROEは1.89%、営業利益率は-0.65%と、ベンチマーク(ROE 10%以上かつ営業利益率10%以上)を大幅に下回っています。第3四半期累計の営業利益率も2.02%、通期予想の営業利益率も3.57%と非常に低く、収益性の面で大きな課題を抱えているため、D評価とします。
  • 財務健全性: A
    • 自己資本比率は58.7%(第3四半期末65.4%)と40-60%の良好な範囲にあり、流動比率も2.51倍と200%以上を大きく上回る極めて高い水準です。Piotroski F-Scoreも5/9点で「良好」と判定されており、非常に健全な財務体質を有しているため、A評価とします。
  • バリュエーション: C
    • PER(会社予想)が27.90倍と業界平均の16.6倍を大きく上回っており、利益水準から見て株価はやや割高であると判断されます。一方で、PBR(実績)は0.77倍と業界平均の1.4倍を下回っており割安感もあります。PERの割高感が強いため、全体としてはC評価とします。

企業情報

銘柄コード 6104
企業名 芝浦機械
URL https://www.shibaura-machine.co.jp/jp/index.html
市場区分 プライム市場
業種 機械 – 機械

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 3,895円
EPS(1株利益) 139.59円
年間配当 3.59円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 3.1% 30.1倍 4,902円 4.8%
標準 2.4% 26.2倍 4,116円 1.2%
悲観 1.4% 22.3倍 3,339円 -2.9%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 3,895円

目標年率 理論株価 判定
15% 2,056円 △ 89%割高
10% 2,568円 △ 52%割高
5% 3,240円 △ 20%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
オークマ 6103 3,985 2,690 22.41 1.00 5.2 2.50
日精樹脂工業 6293 880 174 0.43 0.0 4.20
TOYOイノベックス 6210 674 139 0.85 -1.8 5.19

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.31)」によって自動生成されました。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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