2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想に対する修正は無し(予想どおり)。市場予想との比較は資料に記載なしのため–。第3四半期累計は会社予想に対する進捗率で見ると、売上は通期計画に対して順調だが利益は大きく遅れている(下振れ懸念)。
- 業績の方向性:増収減益ではなく「減収減益」――第3四半期累計で売上高は前年同期比△30.3%、営業利益は△85.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益は△84.2%。
- 注目すべき変化:受注高は全体で前年同期比15.6%増(87,542百万円)、一方で売上高は同30.3%減(92,719百万円)と需給のタイミング差・製品構成変化が鮮明。中国向けのリチウムイオン電池用セパレータフィルム製造装置の販売減が売上減の主因。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上140,000百万円、営業利益5,000百万円、当期純利益3,300百万円)は未修正。ただし第3四半期累計の営業利益進捗率が37.5%(1,875/5,000)にとどまり、期末に向けて利益回復が必須で達成可能性は注視が必要。
- 投資家への示唆:受注は回復しているものの(特に成形機・工作機械で増加)、売上・利益の実現が追いついていない。利益率の回復、受注→売上へのシフト、及び中国のバッテリー関連需要動向と中計2026の「26年度緊急対応」施策の進捗を確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:芝浦機械株式会社
- 主要事業分野:成形機(射出成形機、ダイカスト等)、工作機械(大型機、超精密加工機等)、制御機械(産業ロボット、電子制御装置、システムエンジニアリング)
- 代表者名:取締役社長 坂元 繁友
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:無
- セグメント:
- 成形機事業:射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機等
- 工作機械事業:大型機、門形機、横中ぐり盤、立旋盤、超精密加工機等
- 制御機械事業:産業用ロボット、電子制御装置、システムエンジニアリング等
- その他:材料加工、環境測定等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):24,820,406株
- 期末自己株式数:1,173,352株
- 期中平均株式数(第3四半期累計):23,640,654株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:今回(第3四半期短信)公表済
- 株主総会/IRイベント:次回予定は資料に記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較、通期ベースに対する進捗率)
- 売上高:第3四半期累計 92,719百万円。通期予想140,000百万円に対する進捗率 66.2%(92,719/140,000)。
- 営業利益:第3四半期累計 1,875百万円。通期予想5,000百万円に対する進捗率 37.5%(1,875/5,000)。
- 当期純利益:第3四半期累計 1,944百万円。通期予想3,300百万円に対する進捗率 58.9%(1,944/3,300)。
- サプライズの要因:
- 売上減(前年同期比△30.3%)は主に中国でのリチウムイオン電池向けセパレータ製造装置の販売減。
- 利益大幅減(営業利益△85.7%)は売上規模の縮小に伴う固定費負担や、前年同期に計上した固定資産売却益(前期:4,043百万円)が反動で剥落したことが大きい。
- 一方、受注は増加(第3Q累計:87,542百万円、前年同期比+15.6%)しており注文は回復傾向。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。売上は通期計画に対して約66%まで到達しており大きな乖離はないが、利益面は進捗が遅れているため期末での利益回復が必要。現時点で予想未達のリスクが存在するため今後の受注→売上化とコスト制御を注視。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 資産合計:183,726百万円(前期末199,607百万円、△158, ~? 実数は資料に記載:減少158億8千万円)
- 負債合計:63,638百万円(前期末82,436百万円、減少)
- 純資産合計:120,088百万円(前期末117,171百万円、増加)
- 自己資本比率:65.4%(安定水準、前期 58.7%)
- 主要収益指標(第3四半期累計:百万円、前年同期比)
- 売上高:92,719(△30.3%、△40,359)
- 営業利益:1,875(△85.7%、△11,242) 営業利益率:2.02%(業種平均との比較は業種に依存だが低水準)
- 経常利益:2,812(△79.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,944(△84.2%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS, YTD):82.26円(前年 515.22円)。通期予想EPS:139.58円
- 収益性指標(参考)
- ROE(YTDベース)=当期純利益1,944 / 純資産120,088 ≒ 1.62%(目安:8%以上が良好 → 低い)
- ROA(YTDベース)=当期純利益1,944 / 総資産183,726 ≒ 1.06%(目安:5%以上が良好 → 低い)
- 営業利益率:2.02%(業種差はあるが低下)
- 進捗率分析(第3四半期累計)
- 売上高進捗率:66.2%
- 営業利益進捗率:37.5%
- 純利益進捗率:58.9%
- コメント:売上は通期計画に近い進捗だが利益は遅れており、期末での稼働改善・コスト改善が求められる。
- キャッシュフロー(注記)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない。参考として貸借対照表の主要項目変動:
- 現金及び預金:36,388 → 32,901百万円(△3,487)
- 受取手形・売掛金:27,381 → 23,410百万円(△3,971)
- 有価証券:18,000 → 8,000百万円(△10,000)
- 商品及び製品:35,790 → 21,087百万円(△14,703)
- 仕掛品:26,461 → 33,320百万円(+6,859)
- 投資その他の資産:13,332 → 20,347百万円(+7,015)
- 契約負債(流動):36,353 → 20,432百万円(△15,921)—売上計上等に伴う減少
- 減価償却費(第3Q累計):2,445百万円(前年 1,993百万円)
- 四半期推移(QoQ等)
- QoQ明細は資料に非掲載。季節性として第4四半期への受注→売上化が重要。
- 財務安全性
- 自己資本比率:65.4%(安定水準:目安40%以上)
- 流動比率(概算):流動資産128,681 / 流動負債51,361 ≒ 2.50(良好)
- 有利子負債:短期借入金 10,137百万円(長期借入金は目立たず) → 負債依存は低め
- 効率性
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 当第3四半期累計:負ののれん発生益 118百万円(株式会社ファンクショナル・フルイッドの株式取得に伴う負ののれん)
- 特別損失:
- 当第3四半期累計:固定資産処分損 62百万円 等
- 一時的要因の影響:
- 前年同期は固定資産売却益4,043百万円が計上されており、比較上の利益減少要因となっている。負ののれん118百万円は一時益。
- 継続性の判断:
- 固定資産売却益は反動で継続性なし。負ののれんは買収に伴う一時的効果。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(第2四半期末):70.00円(2026年3月期も70円)
- 期末配当(予想):70.00円(据置)
- 年間配当予想:140.00円(修正無し)
- 配当利回り:–(株価が資料にないため算出不能)
- 配当性向:通期予想ベースの配当性向 = (年間配当額×発行済株式数ベースの総額)/当期純利益…資料の株価・時価総額が無いため厳密算出は省略。通期予想純利益3,300百万円に対する総配当(1株140円×発行済株式数24,820,406 ≒ 3,474百万円)→ 配当総額約3,474百万円/利益3,300百万円 ≒ 105%(注:自己株式を含む発行数で算出した概算、会社が正式に用いる分母は当期純利益・発行済株式数の取り扱いで差が出るため参考値)。このため配当性向は高めに見える(会社は配当予想を据え置き)。
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株取得の記載は当該資料に無い(–)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:当第3四半期累計の設備投資額等の明細は資料に記載なし(–)
- 減価償却費:第3四半期累計 2,445百万円(前年 1,993百万円)
- 研究開発:R&D費等明細は資料に記載なし(–)
受注・在庫状況
- 受注高(第3Q累計)
- 合計:87,542百万円(前年同期比 +15.6%、海外比率66.1%)
- セグメント別:成形機 58,854(+13.3%)、工作機械 22,174(+23.7%)、制御機械 5,004(+4.9%)
- 受注残高:104,287百万円(前期112,996百万円 → △7.7%)
- セグメント別:成形機 74,397(△14.3%)、工作機械 26,068(+17.6%)
- 在庫(棚卸資産等)
- 商品及び製品:35,790 → 21,087百万円(△14,703)
- 仕掛品:26,461 → 33,320百万円(+6,859)
- 在庫変動は製品出荷や工程進捗の影響を示唆。
セグメント別情報
- 成形機事業:
- 売上高:68,649百万円(前年同期111,295、△38.3%)
- 受注高:58,854百万円(+13.3%)、受注残高減少(△14.3%)
- 営業利益:1,106百万円(前年同期は大幅な利益)
- コメント:成形機は受注は増えているが売上実現は減少。中国向け押出成形(電池セパレータ)販売の減少が効いている。
- 工作機械事業:
- 売上高:17,740百万円(+21.7%)、受注高:22,174百万円(+23.7%)
- 営業利益:1,196百万円(前年同期比大幅改善)
- コメント:エネルギー、サーバー需要(AI関連)等で好調。
- 制御機械事業:
- 売上高:4,696百万円(△23.6%)、受注高:5,004百万円(+4.9%)
- 営業損失:△419百万円(前年は営業利益)
- コメント:電子制御装置の販売減が影響。
- その他:
- 売上高:1,633百万円(+54.7%)、営業損失縮小
中長期計画との整合性
- 中期経営計画「中計2026」(2025年3月期~2027年3月期)については、事業環境の大幅な変化により2027年3月期の目標は未達見込みと会社が公表済。「26年度緊急対応」を策定して施策を推進中。
- KPI等の進捗:受注の改善は見られるが収益目標(営業利益等)の回復は遅れており、中計達成は現時点で不確実。
競合状況や市場動向
- 市場動向:米国の通商政策、中国の景気低迷、地政学リスク等が設備投資の抑制要因。中国の電池関連市場の低迷が成形機(押出成形)の販売に影響。
- 競合比較:同業他社比較データは資料に無し(–)。ただし工作機械分野は需要追い風、成形機は地域・用途差で明暗。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想:売上高 140,000百万円(△16.8%)、営業利益 5,000百万円(△64.5%)、当期純利益 3,300百万円(△73.8%)――修正なし。
- 会社の前提条件等の詳細は添付資料(3ページ)参照(為替等の前提は資料で言及)。
- 予想の信頼性:第3四半期累計時点で営業利益の進捗が低いため、期末に向けた利益改善(粗利改善、コスト削減、特損の有無)が不可欠。過去の予想達成傾向は資料に明示なし(–)。
- 主なリスク要因:中国市場の回復遅延、為替変動、原材料費の上昇、地政学リスク、自動車市場の設備投資凍結。
重要な注記
- 会計方針の変更:無
- 連結範囲の変更:有(新規連結3社:株式会社ファンクショナル・フルイッド、PT. SHIBAURA MACHINE INDONESIA、SHIBAURA MACHINE VIETNAM COMPANY LIMITED)
- 四半期連結キャッシュフロー計算書:当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない。
- その他特記事項:当第3四半期における負ののれん発生益118百万円(買収関連、特別利益)を計上。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6104 |
| 企業名 | 芝浦機械 |
| URL | https://www.shibaura-machine.co.jp/jp/index.html |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。
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