企業の一言説明

タチエスは自動車シートおよびシート部品を展開する独立系自動車シート大手の企業です。ホンダ、日産向けを主力とし、グローバルに事業を展開しています。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 事業再編と収益体質改善: 非採算拠点の統廃合や北米・中国での事業再編・合理化を積極的に推進しており、売上高は減少傾向にあるものの、営業利益は確保・拡大し、収益体質改善に向けた取り組みが評価されます。
  • 高い配当利回りと安定した株主還元: 予想配当利回りは4.85%と高水準であり、配当性向も28.23%と安定的な株主還元姿勢を明確にしています。PBRも0.75倍と割安感があります。
  • 外部環境と特定顧客への依存リスク: 半導体供給不足、為替変動、USMCA(トランプ関税)交渉といった外部環境リスクに加え、主要顧客であるホンダ、日産への依存度が高い点が事業リスクとして挙げられます。事業再編に伴う連結売上高の変動も注視が必要です。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 D 停滞・減少
収益性 B 普通
財務健全性 A 良好
バリュエーション A 良好・割安

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 2,139.0円
PER 9.17倍 業界平均13.3倍より約31%割安
PBR 0.75倍 業界平均0.8倍より約6%割安
配当利回り 4.85%
ROE 12.16%

1. 企業概要

タチエス(7239)は1954年設立の独立系自動車シートおよびシート部品メーカーです。主要事業は自動車用シートの設計、開発、製造、販売であり、高級車からスポーツカー、ミニカー、商用車まで幅広い車種に対応しています。特にホンダ、日産自動車向けに強みを持ち、北米、中南米、中国、東南アジア、ヨーロッパなど世界各国に展開するグローバル企業です。シートトラックや高さ調整機構などの機械部品、トリムカバーなども手掛けています。

2. 業界ポジション

タチエスは独立系自動車シートメーカーとして業界内で確立された地位を築いています。主要顧客であるホンダ、日産向けを主力としつつ、トヨタ、三菱などにも製品を供給し、米社との提携を通じて世界各地に生産・供給拠点を展開することで、国内外の自動車メーカーからの多様なニーズに対応しています。競合他社と比較して、ホンダ、日産との長年の取引で培った技術力と信頼性、そして広範なグローバル供給網が強みです。現在のPERは9.17倍(業界平均13.3倍)、PBRは0.75倍(業界平均0.8倍)であり、業界平均と比較して割安な水準にあります。

3. 経営戦略

タチエスの現在の経営戦略は、中期経営計画「TVE Wave0/1」に基づいた事業再編と収益体質改善に重点を置いています。特に、非採算拠点の統廃合を推進し、北米地域における合理化と事業再編を進行中です。また、中国市場では事業再編に伴う構造改革を進め、東南アジア地域では新車種の立ち上げにより増収・収益化を見込んでいます。これらの取り組みにより、足元の売上高は連結範囲の変更や販売台数減により減少していますが、営業利益は着実に改善・確保しています。今後の主要イベントとしては、2026年3月30日に配当権利落ち日を控えています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

当社のPiotroski F-Scoreは6/9点であり、財務健全性が「良好」と判定されます。以下、各カテゴリの詳細です。

項目 スコア 判定
総合スコア 6/9 A: 良好(全体的に健全だが一部改善余地あり)
収益性 2/3 純利益とROAは優良だが、営業キャッシュフローの項目がデータなし。
財務健全性 3/3 流動比率、D/Eレシオ、株式希薄化の全てで優良判定。
効率性 1/3 ROEは優良だが、営業利益率と四半期売上成長率に課題。

収益性 スコアは2/3点です。純利益は黒字であり、ROA(総資産利益率)も3.75%とプラスを維持しており、会社の資産が利益を効率的に生み出していることを示しています。
財務健全性 スコアは3/3点で満点です。流動比率は1.82倍(1.5倍以上の目安)と短期的な支払能力に問題はなく、有利子負債を純資産で割ったD/Eレシオも0.1146(1.0未満の目安)と低く、借入金への依存度が低い強固なバランスシートを示します。また、株式の希薄化も発生していません。
効率性 スコアは1/3点です。ROE(自己資本利益率)は11.89%(10%以上の目安)と株主資本の活用効率は良好ですが、営業利益率(過去12ヶ月)が4.09%と10%の目安を下回っており、四半期売上成長率も-7.9%と減少傾向にある点が課題です。

【収益性】営業利益率、ROE、ROA

  • 営業利益率(過去12か月): 4.09%
    • 売上高に対する営業利益の割合を示し、本業の収益力を測る指標です。同業他社と比較して改善の余地があります。
  • ROE(実績): 12.16%
    • 株主資本をいかに効率良く利用して利益を生み出したかを示す指標で、一般的に10%以上が優良とされます。タチエスの12.16%は良好な水準です。
  • ROA(過去12か月): 3.75%
    • 総資産に対する利益の割合で、会社全体の資産をどれだけ効率的に使って利益を上げているかを示します。一般的に5%以上が目安とされますが、タチエスはやや下回っています。

【財務健全性】自己資本比率、流動比率

  • 自己資本比率(実績): 56.0%
    • 総資産に占める自己資本の割合です。一般的に40%以上が目安とされ、56.0%は非常に健全な財務体質を示しています。
  • 流動比率(直近四半期): 1.82倍
    • 短期的な支払い能力を示す指標で、一般的に1.5倍(150%)以上が望ましいとされます。1.82倍は良好な水準であり、資金繰りに余裕があることを示唆します。

【キャッシュフロー】営業CF、FCFの状況

当社のキャッシュフローは以下の通りです。

決算期 フリーCF(百万円) 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円) 現金等残高(百万円)
2023.03 10,406 3,740 6,666 -10,005 32,863
2024.03 16,364 18,447 -2,083 -13,370 39,127
2025.03 13,726 9,764 3,962 -9,294 43,593

営業キャッシュフローは、2024年3月期に大幅に増加した後、2025年3月期は減少しましたが、97億円のプラスを維持しており、本業で安定的に資金を稼ぎ出す能力があることを示しています。投資キャッシュフローは変動がありますが、2025年3月期はプラスで、効率的な投資活動が行われている可能性があります。財務キャッシュフローは継続してマイナスであり、借入金の返済や株主への配当などが行われている健全な状態を示します。フリーキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、事業活動を通じて潤沢な資金が生み出されているため、成長投資や株主還元に回せる余力があると言えます。現金等残高も毎年増加しており、財務基盤の強化が進んでいます。

【利益の質】営業CF/純利益比率

2025年3月期の営業CF/純利益比率は、営業キャッシュフロー97.64億円に対し、純利益(Net Income Common Stockholders)113.10億円であるため、約0.86倍となります。この比率が1.0倍を下回る場合、純利益の一部がキャッシュフローを伴わない会計上の利益である可能性(例えば、棚卸資産の増加や売掛金の滞留など)があり、利益の質には注意が必要です。しかし、0.86倍は極端に低い水準ではなく、今後も継続してこの指標を監視する必要があります。

【四半期進捗】通期予想に対する進捗率、直近3四半期の売上高・営業利益の推移

2026年3月期第3四半期決算短信によると、通期予想に対する進捗率は以下の通りです。

  • 売上高: 1,947億54百万円(通期予想2,640億円に対し73.8%
  • 営業利益: 55億71百万円(通期予想90億円に対し61.9%
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 51億4百万円(通期予想80億円に対し63.8%

通期予想に対し、売上高と営業利益、純利益のいずれも第3四半期時点で60%台から70%台の進捗であり、特に営業利益と純利益はやや遅れている可能性があります。これは、例年の季節性や第4四半期での挽回要素を考慮する必要がありますが、今後の進捗を注視すべき点です。直近3四半期の売上高・営業利益の具体的なデータは提示されていませんが、決算短信には前年同期比での増減が記載されており、売上高が▲10.7%と減少する一方で、営業利益は+10.9%と増加しているため、収益構造の改善が進んでいることが伺えます。

【バリュエーション】PER/PBR

  • PER(会社予想): 9.17倍
    • 株価が1株当たり利益の何倍かを示す指標です。業界平均が13.3倍であることと比較すると、タチエスのPERは9.17倍と約31%低い水準にあり、利益水準から見て割安である可能性を示唆しています。
  • PBR(実績): 0.75倍
    • 株価が1株当たり純資産の何倍かを示す指標です。業界平均が0.8倍であるのに対し、タチエスのPBRは0.75倍と約6%低い水準にあります。PBRが1.0倍を下回るということは、株価が企業の持つ純資産の価値を下回っている状態であり、株式が割安であると判断されることが多いです(配当や利益成長期待も加味して判断する)。

これらの指標から、タチエスの株価は業界平均と比較して割安な水準にあると言えます。

バリュエーション分析による目標株価

  • 業種平均PER基準で算出した目標株価は4,890円です。これは現在の株価2,139.0円より約128%の上昇余地を示唆します。
  • 業種平均PBR基準で算出した目標株価は2,276円です。これは現在の株価2,139.0円より約6%の上昇余地を示唆します。

両方の目標株価を考慮すると、現在の株価は割安な水準にあると考えられます。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: -7.46 / シグナルライン: 13.97 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 40.7% 70以上=過熱、30以下=売られすぎ
5日線乖離率 -1.29% 直近のモメンタム
25日線乖離率 -4.69% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 +0.49% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 +8.83% 長期トレンドからの乖離

MACDシグナルは現在「中立」であり、明確な売買サインは出ていません。RSIは40.7%であり、買われすぎでも売られすぎでもない中立ゾーンに位置しています。

【テクニカル】52週高値・安値との位置、移動平均線との関係

現在の株価2,139.0円は、年初来高値2,354円(2024年2月27日)と年初来安値1,350円の間で推移しており、52週レンジ内における位置は78.6%です。これは、過去1年間で高値圏に近い位置にいることを示唆します。
移動平均線との関係を見ると、現在の株価は5日移動平均線(2,167.00円)と25日移動平均線(2,244.16円)を下回っており、短期的な下落トレンドにあることを示唆しています。一方で、75日移動平均線(2,128.55円)と200日移動平均線(1,964.09円)を上回っているため、中期・長期的な上昇トレンドは維持されている状況です。特に200日移動平均線から8.83%の乖離があり、長期的なトレンドは強く上向きであることがわかります。
サポートラインは直近1ヶ月の安値である2,090.00円、3ヶ月レンジの安値である2,004.00円に存在します。レジスタンスラインは直近1ヶ月の高値および年初来高値でもある2,354.00円となります。

【市場比較】日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス

タチエスの株価は、市場全体と比べて相対的に以下のようなパフォーマンスを示しています。

  • 日経平均比:
    • 1ヶ月リターン: 株式-4.42% vs 日経-3.39%1.03%ポイント下回る
    • 3ヶ月リターン: 株式+7.76% vs 日経+7.85%0.09%ポイント下回る
    • 6ヶ月リターン: 株式+10.20% vs 日経+28.70%18.50%ポイント下回る
    • 1年リターン: 株式+22.30% vs 日経+46.55%24.26%ポイント下回る
  • TOPIX比:
    • 1ヶ月リターン: 株式-4.42% vs TOPIX-3.53%0.89%ポイント下回る
    • 3ヶ月リターン: 株式+7.76% vs TOPIX+8.54%0.78%ポイント下回る

直近1ヶ月、3ヶ月では日経平均やTOPIXとほぼ同等かやや劣るパフォーマンスですが、6ヶ月から1年といった中長期で見ると、市場全体の上昇ペースには追いつけておらず、アンダーパフォームしている状況です。これは、事業再編に伴う売上高の減少や、特定の市場リスクが影響している可能性があります。

【注意事項】

⚠️ 信用倍率が6.51倍と高水準であり、将来の売り圧力に注意が必要です。信用買い残が多い銘柄は、株価が下落した際に、含み損を抱えた投資家による投げ売り(反対売買)が株価をさらに押し下げる可能性があります。

【定量リスク】ベータ値、ボラティリティ、最大ドローダウン

  • 年間ボラティリティ: 25.96%
    • 株価の変動の激しさを示します。タチエスの株価は年間で約26%程度の変動が想定され、市場全体の変動よりもやや高い可能性があります。
  • シャープレシオ: -0.31
    • リスクに見合うリターンが得られているかを示す指標で、1.0以上が良好とされます。マイナスのシャープレシオは、リスクを取ったにも関わらず、そのリスクに見合うリターンが得られていない状況を示しており、投資効率の課題を提起します。
  • 最大ドローダウン: -39.76%
    • 過去のある期間における、最も大きな下落率を示します。仮に過去と同様の市場環境になった場合、投資額の約40%が減少する可能性があったことを意味します。
  • 年間平均リターン: -7.66%
    • 過去のデータに基づく年間平均リターンはマイナスとなっており、短期的な投資においては慎重な検討が必要です。

仮に100万円を投資した場合、過去の価格変動履歴から、年間で±25.96万円程度の変動が想定されます。また、最大時には約40万円の損失が発生する可能性も考慮に入れる必要があります。

【事業リスク】

  • 主要顧客への依存と販売台数変動リスク: ホンダ、日産自動車への売上依存度が高く、これらの顧客の生産計画や販売台数、車種変更、サプライチェーンの問題(半導体供給ショックなど)がタチエスの業績に直接的な影響を及ぼす可能性があります。決算説明資料でも、半導体供給ショックによる米国・メキシコでの生産停止、および日産・ホンダ向けの販売台数減少が減収要因として挙げられています。
  • 為替変動リスク: グローバルに事業を展開しているため、為替レートの変動が業績に大きく影響します。特に円高は、海外売上高を円換算した際に減収要因となり、収益を圧迫する可能性があります。
  • 地政学・通商政策リスク: USMCA(トランプ関税)のような通商政策の変更は、北米市場における生産・販売戦略に影響を与え、関税負担の増加やサプライチェーンの再編を余儀なくされる可能性があります。中国市場における事業再編も、地政学リスクを伴う可能性があります。

7. 市場センチメント

信用取引状況を見ると、信用買残が178,400株、信用売残が27,400株に対し、信用倍率は6.51倍と高水準です。これは、将来的な株価上昇を期待する投資家が多い一方で、将来的な売り圧力(信用買いの決済売り)が増大する可能性も示唆しています。
主要株主は、信託銀行が上位を占めており、安定株主が多いと推測されます。具体的には、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が14.96%、日本カストディ銀行(信託口)が4.83%、ステート・ストリート・バンク&トラストが複数口で合計6.44%を保有しています。これに加えて、三井住友銀行、自社取引先持株会などが名を連ね、機関投資家や安定株主が株式の大部分を保有している構造です。

8. 株主還元

タチエスは安定した株主還元の方針を示しています。

  • 1株配当(会社予想): 103.80円
  • 配当利回り(会社予想): 現在株価2,139.0円に対して4.85%と非常に高い水準です。これは、市場全体と比較しても魅力的な利回りと言えます。
  • 配当性向: 直近実績に基づくPayout Ratioは28.23%です。2026年3月期の予想EPS233.21円に対する年間配当予想103.80円で計算すると、約44.5%となります。いずれの数値も、利益の30-50%を配当に回すという一般的な目安の範囲内であり、安定的な配当支払いの余地があることを示します。

自社株買いに関する直近の具体的なデータは提供されていません。

SWOT分析

強み

  • グローバルな供給網と独立系大手としての安定した顧客基盤(ホンダ、日産向け主力)。
  • 非採算拠点の統廃合や事業再編による着実な収益体質改善に向けた取り組み。

弱み

  • 主要顧客(ホンダ、日産)への依存度が高く、販売台数減が業績に直結しやすい。
  • 連結決算における事業再編の影響や為替変動により、売上高が減少傾向にある。

機会

  • 東南アジア市場における新車種立ち上げによる増収・収益化。
  • 自動車業界のEV化やCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)対応に伴うシートの高機能化・軽量化ニーズへの技術開発。

脅威

  • 半導体供給ショックや原材料価格高騰などのサプライチェーンリスク。
  • USMCA(トランプ関税)交渉進展や地政学リスクによる海外事業への影響。

この銘柄が向いている投資家

  • 高水準の安定配当を求める長期投資家: 予想配当利回り4.85%は非常に魅力的であり、配当性向も無理のない水準のため、安定したインカムゲインを重視する投資家に向いています。
  • 割安株投資家: PER9.17倍、PBR0.75倍と業界平均と比較して割安な水準にあり、企業価値評価の修正(リレート)による株価上昇を期待する投資家に向いています。
  • 構造改革による業績回復に期待する投資家: 事業再編による収益体質改善が進んでおり、これが中長期的な成長に繋がると考える投資家にとって投資機会となる可能性があります。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 事業再編に伴う一時的な業績変動: 連結売上高の変動や、特別損益の発生など、構造改革期特有の業績変動が継続する可能性があります。特に持分法適用会社への移行による連結売上の剥落は注視が必要です。
  • 外部環境リスクの動向: 半導体供給状況、為替レート、主要国の通商政策(特にUSMCA交渉)など、自社でコントロールできない外部環境要因が業績に大きな影響を与える可能性があります。
  • 信用取引状況: 信用倍率が6.51倍と高水準であるため、将来的に信用買い残の整理売りが株価に下押し圧力をかける可能性がある点も考慮すべきです。

今後ウォッチすべき指標

  • 販売台数とそれに伴う地域別売上・営業利益の推移、特に再編効果が期待される北米・中国、成長市場である東南アジアの状況。
  • 主要顧客(ホンダ、日産など)の生産計画および販売動向。
  • 為替レート(特に円高方向への変動)が業績に与える影響。
  • 半導体供給などサプライチェーンの安定化状況。
  • 中期経営計画「TVE Wave0/1」における各成長戦略の進捗と具体的な成果。

10. 企業スコア

成長性: D(停滞・減少)

  • 2026年3月期第3四半期累計の売上高は前年同期比-10.7%と減収であり、通期予想売上高も前年比で減少しています。また、四半期売上成長率も-7.90%とマイナス成長が続いており、短期的な業績トレンドは停滞・減少傾向にあります。事業再編に伴う連結範囲の変更も要因ですが、売上高の成長は見られません。

収益性: B(普通)

  • ROEは12.16%10%の目安を上回り良好な水準ですが、営業利益率(過去12ヶ月)は4.09%10%の目安を下回ります。売上高に対する利益率には改善の余地があるものの、株主資本を効率的に活用している点は評価できます。

財務健全性: A(良好)

  • 自己資本比率は56.0%(目安40%以上)と非常に高く、流動比率も1.82倍(目安1.5倍以上)と短期的な安全性も確保されています。Piotroski F-Scoreも6/9点と堅実な財務体質を示しており、極めて良好な水準です。借入金への依存度も低く、財務基盤は強固です。

バリュエーション: A(良好・割安)

  • PERは9.17倍、PBRは0.75倍であり、それぞれ業界平均PER13.3倍、PBR0.8倍と比較して割安な水準にあります。特にPERは業界平均より大幅に低いことから、利益水準から見て割安感が強いと判断できます。予想配当利回り4.85%も非常に魅力的であり、株価水準は投資家にとって良好な魅力を提供しています。

企業情報

銘柄コード 7239
企業名 タチエス
URL http://www.tachi-s.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 自動車・輸送機 – 輸送用機器

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 2,139円
EPS(1株利益) 233.24円
年間配当 4.85円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 18.6% 10.5倍 5,769円 22.1%
標準 14.3% 9.2倍 4,173円 14.5%
悲観 8.6% 7.8倍 2,744円 5.3%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 2,139円

目標年率 理論株価 判定
15% 2,093円 △ 2%割高
10% 2,614円 ○ 18%割安
5% 3,298円 ○ 35%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
日本発條 5991 2,696 6,229 15.57 1.28 9.8 2.44
トヨタ紡織 3116 2,696 5,059 11.24 0.99 10.0 3.18
テイ・エス テック 7313 1,832 2,271 32.42 0.69 2.2 4.91

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.31)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。