2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想は「修正あり」と公表(今回の短信は修正後の見通しを提示)。第3四半期累計の実績は会社予想(修正後)に対して売上高は概ね想定の進捗、営業損失・経常損失は期中で既に通期想定の損失に近い水準(営業損失はほぼ想定どおり、純損失は若干上振れ=悪化)。
- 業績の方向性:増収もしくは大幅減収ではなく「減収(微減)・減益(損失拡大)」(売上高は前年同期比△1.1%、営業損失は前年同期から損失幅拡大)。
- 注目すべき変化(前年同期比):親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期の793百万円→△710百万円(前年同期比△189.5%)、繊維事業の営業損失拡大と減損損失156百万円の計上が影響。
- 今後の見通し:通期予想(売上22,200百万円、営業損失△700百万円、当期純損失△700百万円)に対する第3四半期累計の進捗率は売上約70.8%、営業損失は累計で通期想定損失の約97%に相当、純損失は既に通期予想をやや上回る(累計△710百万円)。残り第4四半期での立て直しが必要。
- 投資家への示唆:消費低迷・コスト高(円安・原材料・物流・人件費)という構造的逆風の下、D2C強化や新工場の自動化等で改善策を実行中。だが第3四半期までの実績は通期予想に対して余地が小さく、Q4での業績改善が実現できるかが当面の焦点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:アツギ株式会社
- 主要事業分野:繊維事業(レッグウェア、インナーウェアの製造・販売、OEM等)、不動産事業(保有資産の賃貸等)、その他(介護用品販売、グループホーム運営、太陽光発電による売電等)
- 代表者名:代表取締役社長 日光 信二
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月29日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料作成の有無:無
- 決算説明会開催の有無:無
- セグメント:
- 繊維事業:レッグウェア、インナーウェア等の製造販売およびOEM
- 不動産事業:保有資産の賃貸等
- その他:介護用品・グループホーム運営、太陽光発電による売電等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式を含む):17,319,568株
- 期末自己株式数:1,304,291株
- 期中平均株式数(四半期累計):16,016,145株
- 時価総額:–(記載無し)
- 今後の予定:
- 決算発表:本短信(第3四半期)公表済
- 株主総会:–(通期末に関連して別途)
- IRイベント:決算説明会は無(補足資料も作成なし)
- その他:通期連結業績予想の修正(当期中に公表)あり(詳細は別リリース参照)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(累計:2025/4/1–2025/12/31、単位:百万円)
- 売上高:実績15,712(前年同期比△1.1%)/通期予想22,200 → 達成率 約70.8%
- 営業利益:実績△681(前年同期 △595)/通期予想△700 → 年間見通しに対する累計は損失で約97.3%相当(通期損失水準に近い)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績△710(前年同期 793)/通期予想△700 → 累計で既に通期予想をやや下回る(損失拡大)
- サプライズの要因:
- 売上は消費者の生活防衛志向で微減(△1.1%)。D2CやOEMは伸長も全体を押し上げるには不十分。
- 為替差益の大幅減(前年345→27)や投資有価証券売却益の縮小(前年877→68)などで営業外収益が減少。
- 繊維事業での固定資産の減損156百万円を計上(特別損失)。
- 円安や原燃料・物流・人件費の上昇による調達原価の高止まり。
- 通期への影響:
- 第3四半期累計で既に通期想定の損失に近い状況のため、Q4での改善がなければ追加の業績下方修正リスクが高い。会社は既に業績予想の修正を行っており、今後の原価低減策や販売強化の効果が鍵。
財務指標(要点)
- 貸借対照表(主要項目、単位:百万円)
- 総資産:40,766(前期末 40,847、△80)
- 純資産:32,245(前期末 31,662、+582)
- 自己資本比率:79.1%(前期末 77.5%)(安定水準)
- 現金及び預金:3,460(前期末 5,406、△1,945、△36.0%)
- 商品及び製品(棚卸資産):4,984(前期末 4,229、+755、+17.9%)
- 投資有価証券:4,484(前期末 3,702、+782、+21.1%)
- 損益計算書(累計:2025/4/1–2025/12/31、単位:百万円)
- 売上高:15,712(前年同期 15,879、△1.1%、△167)
- 売上原価:10,745(前年 10,765)
- 売上総利益:4,966(前年 5,114、△148)
- 販管費:5,648(前年 5,709、△61)
- 営業損失:△681(前年 △595、損失幅は約14.5%拡大(※損失の絶対値比較))
- 経常損失:△577(前年 △47、悪化率約△1,127.7%)
- 特別損益:特別利益87、特別損失172(内減損156)
- 四半期純損失(親会社帰属):△710(前年 793、前年同期比△189.5%)
- 1株当たり四半期純利益(累計):△44.38円(前年 49.52円)
- 収益性指標(計算値)
- 営業利益率:△681/15,712 = △4.34%(前年は△595/15,879 = △3.75%、損失幅拡大)
- ROE(簡易):△710 / 32,245 = △2.20%(目安 8%以上が良好 → 低下)
- ROA(簡易):△710 / 40,766 = △1.74%(目安 5%以上が良好 → 低下)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:15,712 / 22,200 = 70.8%
- 営業利益進捗:累計損失△681は通期想定△700の約97.3%に相当(残りの4月〜3月最終四半期での改善が必須)
- 純利益進捗:累計△710は通期想定△700を既に上回る(約101.4%)
- コメント:売上進捗は通常ペースに近いが、利益面は期中でほぼ通期想定に到達しており、Q4での挽回余地が限定的
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておらず、営業CF・投資CF・財務CFの詳細は記載無し(注記あり)
- 現金及び預金残高:3,460百万円(前期末5,406百万円、減少)
- 営業CF/純利益比率:–(CF明細なし)
- 四半期推移(QoQ):四半期別の明細数値は短信に分解無し(累計比較)
- 財務安全性
- 自己資本比率:79.1%(安定水準)
- 流動比率(参考):流動資産15,593 / 流動負債4,132 ≒ 3.77(良好)
- 短期借入金:223(前期末 617、減少)
- 有利子負債全体:短期借入・1年内返済予定の長期借入金等は低位(短期負債減少)→財務余力は比較的確保
- 効率性・セグメント別
- 繊維事業(主要)
- 売上高:14,725(前年同期比△1.5%)
- セグメント営業損失:△1,036(前年△940、損失拡大)
- レッグウェア:8,412(前年同4比△2.6%)
- インナーウェア:6,313(前年同4比△0.1%)
- 不動産事業
- 売上高:528(前年同比+15.0%)
- 営業利益:412(前年同比+18.2%)→ 賃貸収入の拡大が貢献
- その他
- 売上高:457(前年同比△1.1%)、営業利益62(前年同比+2.8%)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 68百万円、固定資産売却益 18百万円 等(合計87百万円)
- 特別損失:減損損失156百万円(繊維事業の固定資産に係る)、固定資産売却損15百万円 等(合計172百万円)
- 一時的要因の影響:減損処理により特別損失が発生しており、これを除くと営業外収益の減少(為替差益の縮小等)と売上減少が業績悪化の主要因
- 継続性の判断:減損は特定資産に対する一時的計上だが、為替・原材料コスト高は継続的リスク
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:0.00円(継続)
- 期末配当(予想):0.00円
- 年間配当予想:0.00円(直近公表配当予想からの修正は無し)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向:–(純利益が赤字のため特定不可)
- 株主還元方針:特別配当や自社株買いの記載無し
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 中国新工場:2024年12月に竣工・稼働開始。自動化推進のための設備投資を実施し、原価低減を目指す旨の記載あり(具体的投資額は記載なし → –)
- 減価償却費:第3四半期累計 430百万円(前年同期 442百万円)
- 研究開発:
- R&D費用:明示記載なし(→ –)
- 主なテーマ:商品企画(D2C向け)、ヘルスケア・メディカル用途への拡大(記述あり)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:具体的受注高・受注残は記載なし(→ –)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品及び製品):4,984百万円(前期末 4,229、増加+755、+17.9%)
- 在庫回転日数等:記載なし(→ –)
- 在庫の構成:仕掛品も増加(仕掛品 1,134百万円、前期 995百万円)
セグメント別情報(要点)
- 繊維事業:売上14,725百万円(前年同期比△1.5%)、営業損失△1,036百万円(損失幅拡大)。OEMは回復傾向だが量販店の売場減少等で苦戦。
- 不動産事業:売上528百万円(+15.0%)、営業利益412百万円(+18.2%) — 所有土地の賃貸開始等で貢献。
- その他:売上457百万円(△1.1%)、営業利益62百万円(+2.8%) — 介護事業・売電の天候影響等が混在。
- セグメント戦略:D2C強化、ヘルスケア・メディカル用途展開、海外(アセアン)での生産・供給体制強化、自動化投資による原価低減を実行中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:『アツギグループ 中期経営計画 2025-2027』(実行期間 2026~2028年3月)を掲げ、基本方針5点とともに「連結営業利益10億円(=1,000百万円)を2028年3月期までに実現」目標を設定。
- KPI達成状況:現状は損益面で課題(第3四半期累計で営業損失)。自動化・生産拠点再編・D2C強化等で改善を目指すが、現行の進捗では追加施策の実効性が重要。
競合状況や市場動向
- 市場動向:消費者の生活防衛志向・節約志向の高まり、物価上昇の長期化が需要抑制。円安や原材料高でコスト面の逆風継続。
- 競合比較:同業他社情報は短信に記載なし(→ 比較は資料外)。繊維業界全体では需要構造の縮小局面が続いている旨を想定。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(修正後)業績予想:売上高22,200百万円(+1.5% vs 前期)、営業損失△700百万円、経常損失△500百万円、親会社株主に帰属する当期純損失△700百万円、1株当たり当期純利益△43.71円
- 次期予想:–(特記事項なし)
- 会社予想の前提条件:為替・原材料等の前提詳細は別添資料参照(短信内に明確数値記載無し)
- 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗状況から見ると、通期予想達成にはQ4での利益改善(販管費抑制・売上増・原価低減)が必要。過去の業績推移(2018年以降の需要低下)も踏まえ、中・短期での改善余地を注視する必要あり。
- リスク要因:為替(円安)、原材料・エネルギー・物流コスト、消費の先細り、天候(売電収入)等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期累計期間に係るCF計算書は作成していない(注記あり)
- 監査レビュー:四半期財務諸表に対する監査法人のレビューは無し(注記)
- 継続企業の前提:会社は「継続企業の前提に重要な不確実性は認められない」と判断。ただし業績回復が実現しない場合は継続性に影響するリスクを明記
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3529 |
| 企業名 | アツギ |
| URL | https://www.atsugi.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 繊維製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。
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