2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は第3四半期の実績を踏まえ通期業績予想を上方修正(=上振れ)。市場予想は提示されていないため比較不可(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+6.2%、営業利益+61.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益+261.6%)。
- 注目すべき変化:時計事業(CASIO WATCH、G-SHOCK)のグローバル好調で売上・利益貢献が拡大。多くの特別損失があった前期と比べ、一時的損失の減少で純利益が大幅改善。
- 今後の見通し:通期業績予想を上方修正(売上高274,000百万円、営業利益22,000百万円、当期純利益17,000百万円)。第3四半期累計での進捗率は売上約75.9%、営業利益約82.5%、当期純利益約90.7%と高い進捗。
- 投資家への示唆:事業面では「時計」事業のトレンド追い風と新製品が牽引。財務面では高い自己資本比率(67.2%)と余剰キャッシュ/有価証券保有で自社株買い(上限3,800千株、5,000百万円)・消却を決定しており株主還元を重視している点が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:カシオ計算機株式会社
- 主要事業分野:時計(CASIO WATCH、G-SHOCK等)、コンシューマ(電子辞書・関数電卓等)、その他(サウンド、システム等)※セグメント区分は「時計」「コンシューマ」「その他」に変更済
- 代表者名:代表取締役 社長 CEO 高野 晋
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月29日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算補足説明資料作成:有、決算説明会:有
- セグメント:
- 時計:CASIO WATCH、G-SHOCK 等(グローバル販売が中心)
- コンシューマ:電子辞書、関数電卓等
- その他:サウンド、システム(含むHR/SMB事業の整理に伴う区分変更)等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:237,720,914株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:9,618,895株
- 期中平均株式数(四半期累計):228,080,116株
- 時価総額:–(株価情報なしのため省略)
- 今後の予定:
- 自己株式取得期間:2026年1月30日~2026年3月24日(上限3,800千株、取得総額上限5,000百万円)
- 取得株式の消却予定日:2026年4月30日
- 決算説明会・補足資料はTDnetおよび同社HPで開示予定
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(通期予想に対する第3四半期累計の達成率)
- 売上高:208,005百万円/通期274,000百万円 → 進捗率 75.9%
- 営業利益:18,157百万円/通期22,000百万円 → 進捗率 82.5%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:15,415百万円/通期17,000百万円 → 進捗率 90.7%
- サプライズの要因:
- ポジティブ要因:時計事業の好調(若年層のレトロ/ヴィンテージ需要、G-SHOCKの新製品が年末商戦で伸長)、関数電卓の一部地域での駆け込み需要。
- ネガティブ/中立要因:サウンド事業は市況厳しく減収。前年に計上した大型の特別損失(特別退職金等)が今回少ないため純利益が大幅に改善。
- 通期への影響:会社は通期予想を上方修正(2025年8月発表予想から修正)。第3四半期までの進捗率から見て通期予想達成は十分可能と判断している旨。為替想定(1USD=145円、1EUR=170円)を前提。
財務指標
- 損益要点(第3四半期累計:2025/4/1~2025/12/31)
- 売上高:208,005百万円(前年同期比+6.2%/+12,232百万円)
- 売上総利益:91,261百万円(前年同期86,349百万円)
- 販売費及び一般管理費:73,104百万円(前年同期75,120百万円、▲2.7%)
- 給料手当及び賞与:25,663百万円(前年同期27,200百万円、▲5.7%)
- 営業利益:18,157百万円(前年同期11,229百万円、+61.7%)
- 営業利益率:8.73%(前年同期 5.74%;改善)
- 経常利益:20,281百万円(前年同期11,223百万円、+80.7%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:15,415百万円(前年同期4,263百万円、+261.6%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):67.59円(前年同期18.59円)
- 財政状態(2025年12月31日)
- 総資産:344,698百万円(前期末331,644百万円、+130億円)
- 純資産:231,572百万円(前期末218,927百万円、+126億円)
- 自己資本比率:67.2%(安定水準)
- 流動資産:244,878百万円、流動負債:68,905百万円 → 流動比率 ≒ 355.5%(非常に高い)
- 総負債比率:負債合計113,126百万円/資産合計344,698百万円 ≒ 32.8%(低水準)
- ROE / ROA(注:第3四半期累計ベース)
- ROE(簡易)=当期純利益15,415 / 自己資本231,533 ≒ 6.66%(目安: 8%以上で良好 → 今回は未満)※9ヶ月累計ベースの数値である点に注意
- ROA(簡易)=当期純利益15,415 / 総資産344,698 ≒ 4.47%(目安: 5%以上で良好 → やや未達)※同上
- 進捗率分析(通期見通しに対する第3四半期累計)
- 売上高進捗率:75.9%(通常ペースより高め。時計の需要ピークが寄与)
- 営業利益進捗率:82.5%(高い進捗)
- 純利益進捗率:90.7%(非常に高い進捗)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておらず開示なし(注記あり)
- 現預金:70,163百万円(前期末72,174百万円、やや減少)
- 有価証券:77,968百万円(増加)
- 営業CF/純利益比率:–(CF未開示のため算出不可)
- 減価償却費(第3Q累計):7,460百万円(前年7,865百万円)
- のれん償却額:129百万円(前年86百万円)
- 四半期(QoQ)推移:四半期別の詳細数値は資料に四半期毎の分解なし。季節性として時計は年末商戦が寄与。
- 財務安全性:自己資本比率67.2%(安定水準)、流動比率高く短期支払能力に余裕。長期借入金は34,000百万円、一年内返済予定の長期借入金8,000百万円が計上されるが手元現金と有価証券が潤沢。
特別損益・一時的要因
- 当第3四半期累計の特別損益(主な項目)
- 特別利益合計:3,765百万円(固定資産売却益2,198百万円、関係会社株式売却益1,567百万円)
- 特別損失合計:1,720百万円(減損損失1,345百万円、投資有価証券評価損332百万円 等)
- 前年同期との比較:前年は特別損失9,844百万円(特別退職金7,619百万円等)を計上しており、前年に比べ一時的損失が大幅に減少したことが純利益押上げの主要因の一つ。
- 継続性の判断:一部(売却益など)は非継続性。営業利益の改善は時計事業などの継続的要因が主であり、特別損益を除いた実質業績も改善している。
配当
- 配当実績・予想:
- 第2四半期末(中間)配当:22.50円(2026年3月期も同額実施)
- 期末配当(予想):未定(2026年3月期通期の配当予想は未定)
- 直近公表配当予想の修正:無し(ただし通期配当は未定)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得(上限3,800千株、5,000百万円)およびその取得株式の消却を取締役会で決議済。株主還元を積極化。
設備投資・研究開発
- 減価償却費:7,460百万円(前年同期7,865百万円)
受注・在庫状況(該当情報)
- 在庫(製品・仕掛品・原材料)
- 製品:42,746百万円(前期末44,511百万円、△3.9%)
- 仕掛品:5,229百万円(前期末4,590百万円、+13.9%)
- 原材料及び貯蔵品:10,226百万円(前期末9,934百万円、+2.9%)
セグメント別情報
(第3四半期累計:2025/4/1~2025/12/31)
- 売上高(外部顧客)
- 時計:138,994百万円(前年124,984百万円、+11.2%)
- コンシューマ:62,055百万円(前年61,066百万円、+1.6%)
- その他:6,956百万円(前年9,723百万円、△28.5%)
- セグメント利益(損失)
- 時計:21,121百万円(前年15,984百万円、+32.1%)
- コンシューマ:2,756百万円(前年1,838百万円、+49.9%)
- その他:△1,121百万円(前年△2,077百万円、赤字幅縮小)
- 解説:時計部門が収益の牽引役。その他はシステム事業区分の変更やサウンド不振が影響。セグメント区分は第1四半期から「システム」を「その他」に統合する変更あり(背景:CHS関連の事業承継・株式譲渡)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の記載は今回資料に詳細なし → 進捗評価は通期予想との整合性ベース:時計の好調で通期計画の確度が向上。
競合状況や市場動向
- 市場動向:米国は個人消費が底堅く、中国は内需回復の鈍化で不透明感。為替や地政学リスクを注視する必要あり。
今後の見通し
- 業績予想(通期:2025/4/1~2026/3/31、会社公表)
- 売上高:274,000百万円(前期比+4.7%)
- 営業利益:22,000百万円(前期比+54.5%)
- 経常利益:24,000百万円(前期比+69.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:17,000百万円(前期比+110.8%)
- 1株当たり当期純利益:74.53円
- 想定為替:1USD=145円、1EUR=170円(業績見通しの前提)
- 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗は高く、会社は上方修正しているため現時点では達成可能性は高いと判断。ただし為替や地政学リスク、主要製品の需要動向が不確定要素。
- リスク要因:為替変動、主要市場(特に中国)の需要鈍化、原材料やサプライチェーンの変動、製品価格の大幅変動等。
重要な注記
- 会計方針の変更:該当なし
- セグメント変更:第1四半期より「システム」を「その他」に含める区分変更(CHS関連の事業承継・株式譲渡による)
- キャッシュ・フロー計算書:第3四半期累計の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- 自己株式取得・消却:資本効率向上・株主還元のため、自己株式取得(上限3,800千株、5,000百万円)を実施し、取得株式は消却予定
(注)本まとめは開示資料(2026年3月期 第3四半期決算短信)に基づく整理であり、投資助言を目的とするものではありません。数値は百万円未満四捨五入のため合計に端数が生じる場合があります。不明な項目は“–”と記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6952 |
| 企業名 | カシオ計算機 |
| URL | http://casio.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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