2025年12月期 第3四半期決算短信[日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を行っておらず(修正無)、第3四半期累計の実績は会社予想への明確な上振れ/下振れの発表はなし。実績は通期見通しに対し概ね順調な進捗(下記進捗率参照)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高:5,583百万円、前年同期比+19.0%/営業利益:346百万円、前年同期比+74.6%)。
- 注目すべき変化:子会社の新規連結(株式会社ズノー、フォーグローブ、ZMS等)による売上・利益増加と、のれん発生(のれん合計が大幅増)/資本増強(株式交付・新株予約権行使により資本金・資本剰余金が増加)。
- 今後の見通し:通期予想(売上 8,516百万円、営業利益 504百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 253百万円)に変更なし。現時点で会社は達成可能と見ているが、進捗率は「9か月での単純比率(75%)」よりやや低い水準(下記参照)。
- 投資家への示唆:通信(SMS)事業は依然主力で高い収益性を確保。中期計画に沿ったAI・セキュリティ領域へのM&A・提携・合弁(例:Forward Edge AI Japan設立)を積極展開しており、事業ポートフォリオの拡大が進む一方、買収によるのれんや負債の増加、ソリューション事業の赤字継続(現状)を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社アクリート
- 主要事業分野:法人向けメッセージング(SMS配信)を基盤とするコミュニケーション事業、AI/セキュリティ等のソリューション事業、投資・インキュベーション事業
- 代表者名:代表取締役社長 株本 幸二
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(第3四半期累計/日本基準・連結)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:無
- セグメント(報告セグメント):
- コミュニケーション事業:SMS等のメッセージングサービス(国内/海外配信、メール配信等)
- ソリューション事業:AI・セキュリティ製品(ANOTHER AI 等)、ダークウェブ診断、教育関連(スクーミー等)
- 投資・インキュベーション事業:グループ連携・子会社によるサービス(ズノー、ZMS、FG等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):7,530,158株(2025年12月期3Q)
- 期末自己株式数:280,274株
- 四半期累計平均株式数:6,405,718株
- 時価総額:–(資料上の記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無(補足資料はTDnet/会社HPで公開)
- 株主総会:–(期日記載なし)
- IRイベント:合弁会社設立等の重要事項あり(Forward Edge AI Japan 設立予定:2025年11月)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社が公表している通期予想との比較、単位:百万円)
- 売上高:実績 5,583 / 通期予想 8,516 → 達成率 65.6%
- 営業利益:実績 346 / 通期予想 504 → 達成率 68.7%
- 経常利益:実績 341 / 通期予想 488 → 達成率 69.9%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 163 / 通期予想 253 → 達成率 64.4%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:主力のコミュニケーション事業(国内SMS配信および海外アグリゲーター経由)が堅調で配信通数が前年同期比で増加(総配信通数は前年同期比131%)。加えて、ズノー社・ZMS社・FG社の連結化による寄与(売上・利益増)。
- 下振れ要因:ソリューション事業はセグメント損失(約△110.8百万円)が継続。通期に対する9か月時点の進捗率は売上・純利益とも75%ラインを下回っている点は留意。
- 通期への影響:会社は通期予想を維持。現状では達成可能性は示されているが、残り四半期での季節性やソリューション事業の改善、買収統合コスト等の動向に依存。
財務指標(要点)
(単位記載がある場合は資料に準拠、以下は百万円表記)
- 損益(第3四半期累計:2025/1/1–9/30)
- 売上高:5,583百万円(前年同期比+19.0%)
- 売上総利益:1,460百万円(前年同期比 +32.0%程度。売上総利益は1,460,135千円)
- 販管費:1,114百万円
- 営業利益:346百万円(前年同期比+74.6%)
- 経常利益:341百万円(前年同期比+75.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:163百万円(前年同期比+22.7%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):25.47円(前年同期 23.34円、+約9.2%)
- 収益性指標
- 営業利益率:6.20%(346 / 5,583、前年同期から+2.0ポイント改善)
- ROE(注:第3Q累計ベース、単純算出):約5.2%(163百万円 ÷ 親会社株主に帰属する株主資本 3,109.7百万円)→ 目安(8%以上が良好)を下回る(ただし通期ベースでは異なる)。
- ROA(単純算出):約2.7%(163百万円 ÷ 総資産 5,985.6百万円)→ 5%目安を下回る(同上で注意)。
- 進捗率分析(通期見通しに対する第3Q累計の比率)
- 売上高進捗率:65.6%
- 営業利益進捗率:68.7%
- 純利益進捗率:64.4%
- コメント:9か月での単純割合(75%)と比較するとやや未達感。ただし事業の季節性やM&Aタイミングに左右される。
- 貸借対照表(主要項目、第3Q末 2025/9/30)
- 総資産:5,985.6百万円(前期末 3,588.6百万円、増加)
- 流動資産:3,661.5百万円(内 現金及び預金 1,659.4百万円)
- 固定資産:2,324.1百万円(のれん 675.1百万円、ソフトウエア等 1,717.2百万円の無形資産が増加)
- 総負債:2,331.7百万円(前期末 1,497.3百万円、増加)
- 純資産:3,653.9百万円(自己資本比率 52.3%(安定水準))
- 自己資本(親会社株主に帰属):約3,109.7百万円
- 財務安全性・効率性
- 自己資本比率:52.3%(安定水準)
- 流動比率:約246%(流動資産 3,661 ÷ 流動負債 1,489、流動性は良好)
- 有利子負債:長期借入金684.6百万円+1年内返済予定長期借入金160.5百万円=約845.2百万円
- 有利子負債/自己資本比(簡易):約27.2%(845 ÷ 3,110、過度なレバレッジとは言えない水準)
- キャッシュフロー:当四半期累計の連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料記載)。フリーCFの詳細は不明。
- 減価償却等
- 減価償却費:98,472千円(前年同期 84,336千円)
- のれん償却額:46,951千円(前年同期 18,264千円)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:貸倒引当金戻入 2,800千円
- 特別損失:段階取得に係る差損 6,060千円(少額)
- のれん増加:ズノー社・FG社取得に伴うのれん(暫定額)増加(ズノー 112,858千円、FG 550,132千円)
- 一時的要因の影響:今回の業績は新規連結効果が大きく寄与しているため、連結範囲の変化分(M&A)が除かれると業績構造は変わる点に注意。のれんは将来の業績悪化時に減損リスク。
配当
- 配当実績/予想:
- 第2四半期(中間)配当:5.00円(2025年)
- 期末配当(予想):未定(会社は現時点で期末配当の予想額を未定と表明)
- 通期(予想):未確定(会社は配当予想の修正なし)
- 配当性向/利回り:–(株価依存のため資料に数値なし)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの開示なし(現時点)
設備投資・研究開発
- 設備投資額:明示なし(個別投資項目は注記でのれん・ソフトウェア増加を確認)
- 減価償却費:98,472千円(第3Q累計)
- 研究開発費(R&D):金額の明示なし(資料はAI・セキュリティ開発の取り組みを記載)
- コメント:ソフトウェア・無形資産が大幅増(ソフトウエア等 319,249千円)しており、ソリューション開発・買収関連の投資が進行中。
受注・在庫状況
- 受注情報:詳細数値の記載なし
- 在庫(棚卸資産):商品 97,025千円、仕掛品 136,207千円(2025/9/30時点)
- 在庫回転日数等:記載なし
セグメント別情報
(第3四半期累計/2025年1–9月)
- コミュニケーション事業
- 売上高:4,890.6百万円(前年同期比+16.1%)
- セグメント利益:882.7百万円(前年同期比+171.0%)
- 備考:国内SMS/海外配信とも通数増。LINE連携やナンバールックアップ等で差別化。
- ソリューション事業
- 売上高:15.6百万円
- セグメント損失:△110.8百万円
- 備考:AI・セキュリティ関連の立ち上げ期で投資先行。スクーミー事業計上など段階的展開。
- 投資・インキュベーション事業
- 売上高:961.2百万円(前年同期比+1,349.3%、連結化効果大)
- セグメント利益:39.3百万円(前年同期比+29.3%)
- 備考:ズノー、ZMS、FG等の連結化が大きく寄与。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2025–2027):「SMS単一事業からの脱却」を掲げ、AI・セキュリティを重点分野に事業転換を推進中。今回のM&A・資本提携・合弁は計画に沿った動き(Forward Edge AIとの合弁等)。
- KPI達成状況:通信事業の主力性は維持しつつ、ソリューション/投資領域の売上寄与を拡大中。ソリューション事業の黒字化・投資回収が今後の鍵。
競合状況や市場動向
- SMS市場は堅調で年間成長率7–10%のレンジを想定、金融・EC等で需要堅調。
- 競合要素としては価格競争の局面も観測されるが、品質・多チャネル展開で差別化を図る戦略。
今後の見通し(会社見解)
- 業績予想:通期見通しの修正なし(売上 8,516百万円、営業利益 504百万円、経常利益 488百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 253百万円、EPS 38.23円)。
- 会社想定の前提条件:詳細記載は添付資料参照(為替等の数値前提は資料に明記なし)。
- リスク要因:M&A統合リスク、のれん減損リスク、ソリューション事業の収益化遅延、為替・物価上昇、競争激化等。
重要な注記
- 会計方針の変更:「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」の適用(期首から適用)、四半期財務諸表への影響はないと記載。
- 連結範囲の変更:ズノー、ZMS、FGの新規連結(のれん発生)。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(CF詳細は未提示)。
まとめ(投資家が着目すべきポイント)
- プラス面:主力のコミュニケーション事業が堅調で高い営業利益改善。新規連結が売上・利益に寄与。AI/セキュリティ分野への提携・合弁(Forward Edge AI Japan)など成長戦略を具体化。
- 注視点:ソリューション事業は赤字継続(投資先行)、のれん拡大と負債増加による財務リスク、残る四半期での通期達成可能性はM&Aの統合状況・ソリューションの収益化に依存。
- 不明点・要確認:キャッシュフロー明細、R&D・設備投資の年間見通し、セグメント別の今後の損益改善計画。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4395 |
| 企業名 | アクリート |
| URL | https://www.accrete-inc.com/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。