2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期業績予想を修正(上方修正)。通期売上高を6,180億円→6,245億円、営業利益を410億円→420億円、当期純利益を295億円→300億円に修正(いずれも2025年5月公表値からの修正)。中間決算そのものはほぼ想定内の範囲。
- 業績の方向性:増収増益(中間:売上高315,539百万円、前年同期比+5.5%;営業利益20,559百万円、前年同期比+2.6%)。
- 注目すべき変化:機工事業は売上高が大幅増(+11.3%)も、セグメント利益は▲2.6%(米国のEV関連工事増だが、一部で貸倒引当金計上・国内SDMの工事量減少が影響)。北米売上が大幅増(13,734百万円←7,074百万円、+94.1%)と地域構成に変化。
- 今後の見通し:通期進捗は売上で約50.5%、営業利益で約49.0%、当期純利益で約45.0%。売上・営業利益は概ね通期予想のペースだが、純利益の進捗はやや遅く、通期達成には後半の収益性確保が重要。
- 投資家への示唆:配当を修正(中間配当118円→通期236円)と自己株式取得の継続(中間期に1,242,600株取得)を考慮すると株主還元策は積極的。注視点は(1)機工事業の採算回復、(2)海外(特に北米)事業の収益性、(3)営業CFとフリーCFの確保による資本政策継続性。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:山九株式会社
- 主要事業分野:物流事業(港湾・国際輸送・3PL等)、機工事業(設備工事・メンテナンス等)、その他(機材賃貸・人材派遣等)
- 代表者名:代表取締役社長 CEO 中村 公大
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結/2025年4月1日~2025年9月30日
- 決算説明資料:作成・説明会あり(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- 物流事業:港湾・国際物流、国内3PL等
- 機工事業:設備工事(国内外の建設・更新工事)、メンテナンス(定期修理等)
- その他:機材賃貸、情報システム、人材派遣、土木・建築関連サービス等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):55,470,257株
- 期末自己株式数:4,150,280株
- 期中平均株式数(中間期):52,002,794株
- 時価総額:–(資料に無し)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- 配当支払開始予定日:2025年12月8日
- 決算説明会:開催済み/予定あり(機関投資家向け)
- その他IRイベント:詳細は会社発表参照
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は「通期予想に対する進捗率」で示す。四半期ごとの会社予想(単独四半期目標)は非公開のため「前回発表予想(5月)」との比較は通期ベースで記載)
- 売上高:中間実績315,539百万円。通期予想624,500百万円に対する進捗率50.5%(通期のほぼ半分)。前回通期予想618,000百万円から修正後(624,500)へは上方修正。
- 営業利益:中間実績20,559百万円。通期予想42,000百万円に対する進捗率48.9%。
- 親会社株主に帰属する中間純利益:13,507百万円。通期予想30,000百万円に対する進捗率45.0%。
- サプライズの要因:
- 上方修正要因:中間実績を踏まえ、売上が堅調(特に機工の売上増、北米の増収)、一部セグメントでの単価引上げ・コスト改善。これらを反映し通期値を小幅修正(上方)。
- セグメント差:機工は売上増ながら利益率低下(貸倒引当金計上や国内SDMの工事減)があり、利益面での懸念あり。
- 通期への影響:通期は小幅上方修正されたが、純利益進捗がやや鈍い(45%)ため後半の採算改善が必要。会社は修正を行っており現状では達成可能性は示唆されているが、海外収益性と国内メンテナンスの回復が鍵。
財務指標
(単位:百万円、%は前年同期比)
- 損益/主要数値(中間:2025/4–9)
- 売上高:315,539(+5.5%/前年中間 299,098)
- 売上総利益:36,708(前年34,359)
- 営業利益:20,559(+2.6%/前年20,038)→ 営業利益率 6.52%(20,559/315,539)
- 経常利益:20,317(+0.3%/前年20,259)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:13,507(+2.1%/前年13,231)
- 1株当たり中間純利益(EPS):259.75円(前年241.67円、+7.5%)
- 財政状態(期末 2025/9/30)
- 総資産:533,284(前期末545,189)
- 純資産:293,062(前期末297,063)
- 自己資本(参考):289,482百万円(会社注記)
- 自己資本比率:54.3%(前期末53.8%)(安定水準:目安40%以上)
- 収益性指標(中間実績ベース・注釈付き)
- ROE(当中間期間の中間純利益/平均自己資本)
- 平均自己資本 ≒ (293,211 + 289,482) / 2 = 291,347百万円
- 中間ROE(期間率) = 13,507 / 291,347 = 4.63%(半期ベース)
- 年率換算 ≒ 9.26%(年換算、目安:8%以上で良好 → 年換算だと良好水準)
- ROA(当中間期間の中間純利益/平均総資産)
- 平均総資産 ≒ (545,189 + 533,284) / 2 = 539,236百万円
- 中間ROA(期間率) = 13,507 / 539,236 = 2.50%(半期ベース)
- 年率換算 ≒ 5.01%(目安:5%以上で良好 → 年換算だと良好水準)
- 営業利益率:6.52%(業種平均は業種により差異大きいが、物流・建設関連では許容範囲)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:315,539 / 624,500 = 50.5%(概ね半期で想定通り)
- 営業利益進捗率:20,559 / 42,000 = 48.9%
- 当期純利益進捗率:13,507 / 30,000 = 45.0%(やや遅れ)
- 過去同期間進捗との比較:通常上期比率は概ね50%前後。純利益はやや進捗不足。
- キャッシュフロー(中間)
- 営業CF:15,403(前年同期 5,923 → 大幅改善)
- 投資CF:△8,191(前年同期 △8,314)
- フリーCF(営業CF-投資CF):+7,212(改善)
- 財務CF:△8,233(前年同期 △466)※自己株式取得や借入の変動影響
- 現金及び現金同等物期末残高:38,867(前中間 47,250 → 減少約2,516百万円)
- 営業CF / 中間純利益比率:15,403 / 13,536 = 1.14(目安1.0以上で健全)
- 四半期推移(QoQ):四半期別詳細は原資料参照。中間累計での季節性は限定的で、上期に比べ下期での工事収益の偏在が影響する可能性。
- 財務安全性:
- 流動資産 263,461 / 流動負債 138,485 → 流動比率 ≒ 190%(健全)
- 自己資本比率 54.3%(安定水準)
- 有利子負債(期末概算):短期借入金 38,414 + 長期借入金 29,969 + 社債 15,000 = 83,383(現金との差でネット有利子負債約42,376百万円)
- 効率性:
- 総資産回転率(中間期間):売上高/平均総資産 = 315,539 / 539,236 = 0.585(年率換算だと約1.17回/年)
- セグメント別収益貢献(中間)
- 物流事業:売上146,635(+0.1%)、セグメント利益4,653(+15.4%)→ 利益率改善
- 機工事業:売上154,530(+11.3%)、セグメント利益14,674(△2.6%)→ 売上拡大だが採算性低下
- その他:売上14,372(+4.0%)、利益1,123(+26.5%)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:当期は受取補償金339百万円(前年同期は投資有価証券売却益556百万円)
- 特別損失:減損損失145百万円(前年169百万円)
- 一時的要因の影響:当期の特別項目は小額で業績の主因は事業収益。前年に比べ投資有価証券売却益がない点が差分。
- 継続性:特別利益・損失はいずれも一時的要因と判断され、中長期の業績トレンド評価は除外して検討すべき。
配当
- 配当実績・予想:
- 2025年3月期:中間102.00円、期末130.00円、年間232.00円
- 2026年3月期:中間118.00円(支払予定)、通期予想合計236.00円(期末118円想定)
- 直近公表から配当予想の修正あり(増配)
- 配当性向:通期予想当期純利益300,000百万円に対して年間配当合計236円×発行済株式数(参考)で算出可能だが、資料に配当性向明示なし → 配当性向は–(計算には市場株数/自己株式調整が必要)
- 特別配当:なし
- 自社株買い:中間期に自己株式取得(1,242,600株、約9,736百万円)。株主還元は積極的。
設備投資・研究開発
- 設備投資(中間の有形固定資産取得):10,732百万円(前年中間 8,610百万円)※キャッシュフロー明細より
- 減価償却費:9,977百万円(前年9,592百万円)
受注・在庫状況
- 在庫状況:
- 棚卸資産(その他棚卸資産等合計):当中間 2,717百万円(前期 2,572百万円)→ 小幅増
セグメント別情報(要点)
- 物流事業:売上横ばいだが、海外のプロジェクト輸送増や単価引上げで利益改善(セグメント利益+15.4%)。
- 機工事業:売上は増加(国内設備更新・脱炭素投資、米国EV関連が拡大)する一方、利益率は低下(貸倒引当金計上、国内大型定期修理(SDM)工事量の季節・年次変動影響)。
- その他:機材賃貸や資材コスト低下により利益改善。
- 地域別:日本 260,178百万円(+4.5%)、アジア 41,625百万円(△3.4%)、北・南米 13,734百万円(+94.1%)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画との進捗:資料に中期計画の数値目標は記載無し(→ 進捗評価は情報不足のため–)。ただし、設備投資・北米拡大は中長期戦略の一環と推察される。
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社コメント):世界経済の減速・通商問題や中国の内需低迷、東南アジアの地域差が事業環境に影響。国内は設備更新・環境関連投資は堅調。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想:売上高 624,500百万円(+2.9%)、営業利益 42,000百万円(△4.4%)、経常利益 41,000百万円(△8.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益 30,000百万円(△2.4%)。(注:前年比は通期での比較)
- 直近公表値からの修正:前回(5月発表)比で小幅上方修正(売上+6,500百万円、営業利益+1,000百万円、当期純利益+500百万円)
- 会社予想の前提:為替・原材料等に関する詳細前提は別資料参照(本資料に細目記載なし)
- 予想の信頼性:会社は中間実績を踏まえ修正を実施。過去の予想達成傾向は本資料では不明のため評価は保留(–)。
- リスク要因:為替変動、原材料・燃料費の変動、地域別景気悪化、貸倒リスク、工事採算の変動、労働力不足によるコスト増等。
重要な注記
- 連結範囲:当中間期より連結対象の重要な変更あり(新規2社:SANKYU-SBI M&A1号投資事業有限責任組合、SANKYU-SBIイノベーションファンド1号投資事業有限責任組合を連結範囲に含める)。
- 会計処理:中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理適用あり。会計方針の変更・見積り変更は無し。
- 監査等:第2四半期決算短信は監査法人のレビュー対象外。
(注)数値は会社提出の決算短信(百万円未満切捨て)を基に算出。ROE/ROAは中間期間の純利益を基に算出した期間率と年率換算値を併記。時価総額・市場予想との比較等は資料に情報がないため「–」で表記。投資助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9065 |
| 企業名 | 山九 |
| URL | http://www.sankyu.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 陸運業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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